4 / 51
4.黒龍襲来
しおりを挟む
テリーside
昨日散歩の途中に拾い食いしたお弁当が悪かったみたいで調子が悪くて今日の散歩は連れて行ってもらえなかった。
でももう体調は完璧!!
テツが帰って来たら遊ぼう!
暇だな・・・
ガチャ!!
あっ帰ってきた!
「ギャンギャン!!」
「テリーちょっと静かにしてくれ!」
相変わらずテツが居ないと僕には直樹が何を言って いるのか分からない。
あれ??
テツが居ない?
何か直樹もウロウロして落ち着きがない。
「テリー!どうしよう、テツ異世界に行っちゃった」
何か悲しそうに話しかけてくるけどよく分からない。
良し!!
取り敢えず噛もう!!
「痛テテェーー」
「何やってんだお前は!!」
やっぱり直樹は面白い。
まぁテツが帰ってくるまで寝てよう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真っ暗な部屋で目を覚ました。
隣のゲージを見るけどテツは居ない。
テツが居ないと不安だ。
だってテツは僕の頼りになる面白いお兄ちゃんだから
色々な思い出が浮かんでくる。
「テツー!あの大きなシェパードとかいう奴やっつけてよう」
「いやいや無理だから」
「じゃあ僕が先に行くねー!」
「無理無理無理無理!!」
そう言いながら首を咥えて引っ張ってくれたり。
「テツー!あの大きな車とか言うのやっつけてよう」
「無理無理無理無理!!」
そう言いながら首を咥えて引っ張ってくれたり。
テツは無理無理無理無理が口癖だ。
本当に頼りになるお兄ちゃんだ!
あれ?
何かあの地面グニャグニャしてる。
一瞬テツかと思ったけどテツはあんなにグニャグニャしていない
でもあの地面の向こうからテツの匂いが薄っすらする
良し行ってみよう!!
そう言えば直樹が良くやってたゲームとかいうやつに似てるなぁ
僕はあのゲームとかいうやつのドラゴンとか言うのが大好きだっ た。
カッコいいし空を飛べるのが良い!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
テツside
朝目を覚まし昨日の相談をしようと夜中に練習した紙と墨を持ってムーサ王の部屋に向かう。
少し慣れてきたのかすれ違うメイドさんが普通に挨拶してくれる。
ムーサ王の部屋の前に着きノックをする。
中から返事が聞こえたので中に入る。
ムーサ王以外にも家臣の人達が数人居た。
「ゆ、勇者殿、お、おはようございます」
「ガルァ!」
「ひっ!!」
いやいやお前は慣れろよ!
まぁ良いかと背中に乗せていた紙と墨を降ろし爪に軽く着け文字を書く。
かなり書きづらいが何とか読めるだろう。
「ひ、と、が、た、に、な、れるかも」
それを読んだムーサ王に頷く。
「そ、それは本当ですか?勇者殿!」
横から大臣と呼ばれる年配の男性が言う。
正直分からないがやってみる価値がある事を何とか伝える。
それに昨日の会話を聞いてしまった事も伝えた。
「駄目で元々やってみましょう!」
大臣がそう言うので進化に必要なモンスターが何処に居るか聞くとそれに関する書籍と案内人を用意してくれる手筈になった。
何とか伝わって良かったが疲れた。
話せる様に進化したいものだよ。
ホッとした瞬間!
!?
とてつもない音と共に城が揺れた。
外から慌てた兵士が入ってくる。
「ま、ま、街に黒龍が現れましたーー!!」
「何だと!!」
ムーサ王達も慌てた様子で狼狽えている。
うん???
今様子を探ろうと嗅覚に意識を持って行くと
何でテリーの匂い??
俺は急いで城を飛び出し匂いの元へ向かう。
昨日散歩の途中に拾い食いしたお弁当が悪かったみたいで調子が悪くて今日の散歩は連れて行ってもらえなかった。
でももう体調は完璧!!
テツが帰って来たら遊ぼう!
暇だな・・・
ガチャ!!
あっ帰ってきた!
「ギャンギャン!!」
「テリーちょっと静かにしてくれ!」
相変わらずテツが居ないと僕には直樹が何を言って いるのか分からない。
あれ??
テツが居ない?
何か直樹もウロウロして落ち着きがない。
「テリー!どうしよう、テツ異世界に行っちゃった」
何か悲しそうに話しかけてくるけどよく分からない。
良し!!
取り敢えず噛もう!!
「痛テテェーー」
「何やってんだお前は!!」
やっぱり直樹は面白い。
まぁテツが帰ってくるまで寝てよう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真っ暗な部屋で目を覚ました。
隣のゲージを見るけどテツは居ない。
テツが居ないと不安だ。
だってテツは僕の頼りになる面白いお兄ちゃんだから
色々な思い出が浮かんでくる。
「テツー!あの大きなシェパードとかいう奴やっつけてよう」
「いやいや無理だから」
「じゃあ僕が先に行くねー!」
「無理無理無理無理!!」
そう言いながら首を咥えて引っ張ってくれたり。
「テツー!あの大きな車とか言うのやっつけてよう」
「無理無理無理無理!!」
そう言いながら首を咥えて引っ張ってくれたり。
テツは無理無理無理無理が口癖だ。
本当に頼りになるお兄ちゃんだ!
あれ?
何かあの地面グニャグニャしてる。
一瞬テツかと思ったけどテツはあんなにグニャグニャしていない
でもあの地面の向こうからテツの匂いが薄っすらする
良し行ってみよう!!
そう言えば直樹が良くやってたゲームとかいうやつに似てるなぁ
僕はあのゲームとかいうやつのドラゴンとか言うのが大好きだっ た。
カッコいいし空を飛べるのが良い!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
テツside
朝目を覚まし昨日の相談をしようと夜中に練習した紙と墨を持ってムーサ王の部屋に向かう。
少し慣れてきたのかすれ違うメイドさんが普通に挨拶してくれる。
ムーサ王の部屋の前に着きノックをする。
中から返事が聞こえたので中に入る。
ムーサ王以外にも家臣の人達が数人居た。
「ゆ、勇者殿、お、おはようございます」
「ガルァ!」
「ひっ!!」
いやいやお前は慣れろよ!
まぁ良いかと背中に乗せていた紙と墨を降ろし爪に軽く着け文字を書く。
かなり書きづらいが何とか読めるだろう。
「ひ、と、が、た、に、な、れるかも」
それを読んだムーサ王に頷く。
「そ、それは本当ですか?勇者殿!」
横から大臣と呼ばれる年配の男性が言う。
正直分からないがやってみる価値がある事を何とか伝える。
それに昨日の会話を聞いてしまった事も伝えた。
「駄目で元々やってみましょう!」
大臣がそう言うので進化に必要なモンスターが何処に居るか聞くとそれに関する書籍と案内人を用意してくれる手筈になった。
何とか伝わって良かったが疲れた。
話せる様に進化したいものだよ。
ホッとした瞬間!
!?
とてつもない音と共に城が揺れた。
外から慌てた兵士が入ってくる。
「ま、ま、街に黒龍が現れましたーー!!」
「何だと!!」
ムーサ王達も慌てた様子で狼狽えている。
うん???
今様子を探ろうと嗅覚に意識を持って行くと
何でテリーの匂い??
俺は急いで城を飛び出し匂いの元へ向かう。
0
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
性欲排泄欲処理系メイド 〜三大欲求、全部満たします〜
mm
ファンタジー
私はメイドのさおり。今日からある男性のメイドをすることになったんだけど…業務内容は「全般のお世話」。トイレもお風呂も、性欲も!?
※スカトロ表現多数あり
※作者が描きたいことを書いてるだけなので同じような内容が続くことがあります
『王家の面汚し』と呼ばれ帝国へ売られた王女ですが、普通に歓迎されました……
Ryo-k
ファンタジー
王宮で開かれた側妃主催のパーティーで婚約破棄を告げられたのは、アシュリー・クローネ第一王女。
優秀と言われているラビニア・クローネ第二王女と常に比較され続け、彼女は貴族たちからは『王家の面汚し』と呼ばれ疎まれていた。
そんな彼女は、帝国との交易の条件として、帝国に送られることになる。
しかしこの時は誰も予想していなかった。
この出来事が、王国の滅亡へのカウントダウンの始まりであることを……
アシュリーが帝国で、秘められていた才能を開花するのを……
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる