12 / 75
第11話:双子の女王様(その4)(完結)
しおりを挟む
―――その日の夜。
「今日は色々ご苦労様でした。ユキちゃん」
すみれがベッドでユキヤを労っていた。
勿論身体は拘束されている。「全くだよ・・・」
ユキヤは疲れ切った表情で答える。
「ふふ、ごめんね。つい可愛くていじめたくなっちゃった」
すみれがユキヤを抱きしめた。
「縄・・ちょっと跡になっちゃったね」
その身体には昼間縛られた縄の後がまだ残っていた。
「大丈夫。すぐに消えるよ」
「うん、そうだといいけど。でも店員さんキレイに縛ってたよね・・・」
すみれは以前自分が縛ろうとして上手くできなかったことを思い出す。
「・・・そこは多分プロだからだろうけど。」
でもすみれにはまだ拘束具の段階で踏みとどまってほしい・・・
とユキヤは願っていた。
「でも今日は危うく髪が無くなるところだったね~」
すみれはユキヤの髪を撫でながらからかうように言う。
「正直あそこであの子たちから譲ってくれって話が出た時は
さすがにキモが冷えたぞ・・・」
思い出すとまた汗が出てくる。
「怖かった?」
「そりゃ怖かったけど・・・でもまあお前の事は信じてたし」
ユキヤはちょっと照れながら答える。
「そっか、ありがと。」
すみれはユキヤを優しく抱きしめる。
「だって俺を手放す気なんてサラサラなかったんだろ?」
「当然♪」
「ならいいさ。お前がいれば俺はそれで。」
「ユキちゃん・・・」
すみれはユキヤの頭を優しく撫でた。
「あ・・・」
ユキヤは気持ち良さに目を細める。
「ふふ、やっぱりかわいい・・・」すみれはユキヤの耳元で囁いた。
「じゃあこっちはもっと気持ちいいかな?」
すみれはそう言ってユキヤの両乳首を優しくつまむ。「あっ・・・」
「ユキちゃん、おっぱい弱いもんね・・・」
「んっ・・・」
「ここをこうするとすぐ声が出ちゃうし・・・」
すみれはユキヤの胸を揉みしだくようにして刺激する。
「ひぅっ・・・やめ・・・」
「だめ。ユキちゃんの身体、こんなにも可愛いのに。」
「あうっ・・・」
「それに、ユキちゃんのここはもうビンビンになっちゃってるし・・・」
すみれの手はユキヤの股間に伸びていた。
「や・・・そ、そっちは・・・」
「嫌なの?じゃあ乳首だけでイっちゃう?」
すみれは意地悪っぽく言って乳首を引っ張る。
「ああぁっ・・・」
「ふふ、冗談だよ。」
「うぅ・・・」
ユキヤは恥ずかしさと悔しさから顔を赤くした。
「じゃあ今日もいっぱい可愛がってあげるからね。」
「お、おう・・・」
「でもこのままだと本当に乳首だけでイケちゃうかもよ~」
「・・・」
「あらら、黙り込んじゃった。」
「・・・」
「そんなにいじめて欲しいの?」
「ち、違う!」
「でもユキちゃん、こういう風にされるの好きでしょ?」
すみれはユキヤの乳首を指ではじく。「あんっ」
「ほら、やっぱり好きなんだ。」
「好きじゃない!これはいきなり突かれたせいで・・・」
「そうなの?」
すみれはユキヤの乳首を軽くつねる。「痛っ!」
「あれ~下の方が元気になってきちゃったよ~」「ううっ・・・」
その気がなくとも条件反射的に、股間が大きくなってしまっていた。
「じゃあもっと強くしてあげないとね。」
すみれはユキヤの胸に吸い付く。「あぁっ・・・」
「先っぽの汁・・・すごいよ?」
すみれは舌でチロチロと舐め上げる。「ああっ・・・」
「ねえ、どうして欲しいか言ってみて?」
「い、言え ないってば・・・」
そう言いながらもユキヤの息は上がっている。
「言わなきゃわからないよ?」
「それは・・・」
「それとも私にいじわるされたくてわざとやってるのかな?」
すみれがますます意地悪い笑みを浮かべて言う。
「そ、そんなわけ・・・」
「じゃあどうして欲しいか言えるよね?」
「あ、ああっ・・・」
「ふふ、じゃあたっぷり焦らしてからイカせてあげる。」
すみれはユキヤの乳首を執拗に攻める。
「あ、ああっ・・・そこばっか・・・さ、さわらないで・・」
「続けたら乳首だけでイっちゃう?」
「いやっ・・・そ、それだけは・・・」
「ふふ、大丈夫。わかってるから。」
すみれはユキヤの下半身に手を伸ばした。
「ひぅっ・・・そこは・・・」
「耳まで真っ赤にして・・・ここもしっかり
可愛がってほしいんでしょ?」
すみれはユキヤの耳を甘噛みしながら言った。
「くっ・・・」
「ほら、正直に言ってごらん?」
「うぅ・・・」
「じゃあ今日はこれくらいにしとく?」
すみれはユキヤから離れてベッドから降りる。
「え・・・そんな・・・」ユキヤが明らかに動揺した顔をする。
「へぇ、じゃあどうして欲しいのか言ってくれる?」
「う・・・い、意地悪・・・しないで」
「何?聞こえないんだけど?はっきり喋ってくれる?」
「うう・・・俺の、こ、ここを触って欲しいです・・・」
「どこを触って欲しいの?具体的に言ってくれないとわからないよ。」
「ううっ・・・」
いつもと同じようなやり取りなのに、
いつになく恥ずかしい気分になる。
「それともやっぱり止めようかな~?」
「ううぅ・・・」
「ユキちゃんのここはもうこんなになってるのにね。」
「だ、だから触って下さい!」
「よくできました。」
すみれはユキヤのモノを握る。「ああぁっ・・・」
「相変わらず敏感ね。」
すみれはゆっくりと上下に手を動かす。
「んっ、くっ、あ、ああっ、ううっ、じ、焦らしたせいだし・・・」
「あ~私のせいにするんだ?」すみれは手の動きを速める。
「あ、ああっ、ち、違っ、あっ、ああっ、ま、待って、
い、いきなり激しすぎだってば!
あっ、ああっ、お、お願い、ちょっとだけ、
ゆ、ゆっくりして・・・ひゃんっ!」
「あ、ごめんね。ついユキちゃんが可愛いから
いじめたくなっちゃった。」
そう言いつつもすみれは手を緩めてくれない。
「あんっ・・・あぅぅ・・それ以上激しく・・・しないで・・・
で、出ちゃう!出ちゃうぅぅ・・・!」
「いいよ。出しちゃっても。」
「ダ、ダメだよ、また俺だけが・・・先に・・・」
また自分だけが気持ち良くなってないか・・・?
ユキヤは心配になる・・・。
「いいんだよ。ユキちゃんはもっと私に甘えてもいいのよ。」
「そ、そんなの・・・恥ずかしいし・・・」
「私を気にかけてくれるのは嬉しいけど、大丈夫。
ユキちゃんの全部を見せて、ね?」
「う、うん・・・あぁ・・・!」
ユキヤは顔を紅潮させながら、すみれの手の中で果てた。
「いっぱい出たねぇ。溜まってたの?」
「うぅ・・・そういうこと言わないでくれってば・・・」
「ふふ、じゃあそろそろいれるね?」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってってば!まだ心の準備が・・・」
「準備なんか要らないでしょ?」
「いや、でもその・・・」
「私に気持ち良くなってほしかったんじゃないの?」
すみれに色々見透かされてしまっていた。
「それはそうなんだけど・・・」
「じゃあいいでしょ?」
「う、うん・・・」
すみれに促されてユキヤは再び仰向けになった。
そしてすみれがその上に馬乗りになる。
「じゃあ、いくよ?」
「う、うん・・・」
ユキヤのモノを自分の秘所に挿入していくすみれ。
「くっ、ううっ、ああぁっ・・・」
「くっ、きつっ、ううっ、ユキちゃんの熱いよ・・・」
「すみれの中も・・・すごいあったかい・・・」
「ふふっ、ひとつになっちゃったね。」
「う、うん・・・」
「動くね?」
「う、うん・・・」
すみれは腰を動かし始める。
「んっ、くっ、あ、ああっ、ううっ、ああっ!」
包まれるような感覚が上下する度に、溶けそうなほど気持ちがいい。
「ユキちゃんの声可愛い。」
「だ、だからっ、ううっ、恥ずかしいっ、てばぁっ、ああっ!」
「かわいいのに・・・」
すみれも顔を紅潮させながら言う。
「そ、そういう事言われると余計に、ああぁっ!」
「ふふっ、ユキちゃん顔真っ赤だよ?」
「だってぇ・・・すみれのおっぱい揺れてるし・・・」
これだけの大きさだと、いやでも視界に入ってきてしまう。
そして無意識に目で追ってしまっていた・・・。
「あら?私の身体で興奮してくれてるの?」
「ち、違うし!」
その言葉が事実でないのは分かり切っている。
しかしそれでも無駄な抵抗を試みてしまう。
「ほんとは嬉しいんでしょう?」
「ぐっ・・・ま、まあちょっとだけ・・・」
「こういう時は素直だね。」
すみれは腰の動きを速める。
「ああっ!す、すみれ、激しいっ、ああっ!イ、イクッ!!」
「わ、私ももう限界かも・・・!一緒にいこうねっ!」
「ああっ!すみれぃっ!!ああぁっ!!!」
「ユキちゃんっ!くっ、ああっ!」
2人は同時に果てた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
息を荒げながらも、2人の顔には笑みが浮かんでいた。
「すみれ・・・」
「なぁに?」
「すみれの身体・・・すごく綺麗だったよ。」
「ふふっ、ありがと。ユキちゃんも可愛かったよ。」
そう言ってすみれはユキヤをぎゅっと抱きしめる。「ユキちゃん、大好きだよ。」
「はぁ、はぁ・・・俺も・・好き・・・」ユキヤは弱弱しくしくも答えた。
(あの子たちの言っていた『私しか見えないようにする』は
とっくにもう、そうなってるんだよね・・・ユキちゃん)
ユキヤの頭を撫でつつ思う。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない。」
***
数日後、結衣と友麻はキャンパス内を歩いていた。
「それにしても・・・あの子は残念でしたわね」
「仕方ありませんわ。あれだけ懐いている子を
無理に引き離すことは出来ませんもの。」
「ですわね。無理に引き取っても私たちには
絶対に懐かなかったでしょうし。」
「・・・今回はすみれちゃんというお友達が出来ただけでも
良しとしましょうか。」
「そうですわね。」
そう言って二人は優雅に微笑み合った。
「ところで友麻」「何ですの?お姉さま」
「大学内でマーキングしてた子たちはどうなりまして?」
「ええと、あれは・・・」友麻がそう言いかけた時二人に
声をかける人物がいた。
「あの・・・」
「あら?あなたは・・・」
ーその日を境に学校内で坊主頭が増えることはなくなった・・・。
***
そしてそれからから1ヶ月ほど過ぎた。
あの日以降、髪が無くなっていた面々も髪を伸ばし始め、
学校内で坊主にしてるものは殆ど見なくなった。
真っ先に髪を剃られていたあの黒川ですら、
今では坊主頭をやめている。
「今度は何を企んでるんだ?」
学食で隣のテーブルに座ってきた友麻にユキヤが質問する。
「あら、何のことですの?」
すまし顔でそう返す友麻に向かって
「とぼけんじゃねぇよ。あんたらが学校で奴隷探し
やってたってのは聞いてるぜ」
ユキヤは目も合わせず言う。
「あらあら人聞きの悪い。前にも言ったでしょう?
髪と共に悩みを切り捨てた人たちは、
やがて新しい何かを見つけるって。
そしてその頃には新しい髪も生え始めていると。」
「・・・・。」
ちょっとはぐらかされた感じもするが、ユキヤは続ける。
「んで?新しいペットは見つかったのか?」
「さぁそれはどうでしょう?」
今度は本当にはぐらかされた。
(こりゃ、どこからかはともかく、新しいペットを見つけたな・・・)
ユキヤはそう思ったが、口には出さない。
「しかしなんであんたらは、調教するときハゲにしたがるんだ?」
ユキヤはちょっと疑問に思った事を聞いてみる。
「ふふ、何も隠せず、逃げることもできない絶望感と、
外見を大きく変えられる屈辱、そして私どもには逆らえないという、
絶対的な服従心を植え付けることが出来ますもの」
そう嬉しそうに答える友麻を見て(これがプロの女王様って奴か・・・)
とユキヤは身震いする。
「それにいい大人がそんな頭でみじめったらしく這いつくばって、
泣き叫ぶ様子がとてもかわいらしいものですよ。」
そこまで聞いてユキヤは(聞くんじゃなかったかも・・・)
と軽く後悔していた。
「そちらこそすみれちゃんとは上手くやっていますの?」
「・・・おかげさまでこれ以上はないほど仲良くやってるよ。」
ユキヤはニヤリとする。
「まぁ、お惚気ですのねぇ・・・」
「何とでも言え。」
ユキヤは友麻に背を向けた。
「もしすみれちゃんを泣かすような真似をしたら、その時は
貴方を無理やりにでも引き取って、徹底的に再教育してあげましてよ。」
「安心しろ、ハゲにされる気は全くねーから!」
そう言ってユキヤはその場を後にした。
その背中を見送りながら友麻はクスッと笑った。
***
その夜、
黒川がどこかに向かって歩いていた。
ニット帽をかぶったその頭からは短い前髪と後ろ髪が覗いている。
ある場所に着くと、黒川はどこかに電話を掛ける。
「俺です・・・今、家のお傍にいます。」
『あら、ようこそ。あなたはいつも時間通りに来ますわね。』
「はい・・・」
黒川が電話を切ると、目の前の扉が開いた。
彼が来ていたのは松葉家の屋敷の裏門だった・・・。
黒川は裏庭を通り、姉妹の待つ地下室へと移動した。
「ごきげんよう。今日も来てくださったのですね。」
友麻が優しく微笑む。
「ささ、早く支度なさい。」「はい。」
黒川はそういうと服を脱ぎだした。
そして最後にニット帽に手をかけるが・・・
その下には何もなかった。
ニット帽の端には前髪などを模したエクステが
張り付けられているだけだった。
「そろそろウィッグに変えてもよろしいかしら?」
「その頭が隠れてしまうのは残念ですけど
そのままでは目立ってしまいますものね。」
黒川は今もスキンヘッドのままだった。
「・・・しかしあの時、まさかお前の方から私たちのところに
来るとは思いませんでしたわ」
「自分で、考え抜いた上での決意ですから・・・」
黒川は俯く。
あの後、何度も姉妹と会っていたが、その度に自分の中に
これまでない気持ちが生まれていた。
(恋愛とも、尊敬とも違う・・・これは・・・)
黒川は、この気持ちが何なのか、まだわかっていなかった。
だが、それは決して悪いものではないという確信だけはあった。
そして気が付けば、姉妹に自ら声をかけ、
その身を捧げてしまっていた・・・。
「このひと月の間、いくつかの試験的なプレイをして、
考える猶予を与えましたが・・・本当によろしいのですか?
この先私たちがもしお前を気に入らなかったり、
飽きたりしたら、すぐに捨ててしまうのかもしれませんわよ?」
「それにここでは、お前を人間としては扱いませんのよ?」
姉妹が口々に問いかけた。
「はい・・・それでも・・・俺は」
「ふぅん、そこまで言うのであれば仕方ありませんわね。」
「では、こちらへどうぞ。」
友麻が手招きする。
「はい・・・」
黒川はゆっくりと結衣たちの前に立つ。
友麻は黒川の後ろに回り、黒川に首輪をはめる。
「さぁ、これでお前は正式に私たちのペットですのよ。」
「では、始めましょうか。」
結衣はそう言いながら黒川の頭を撫でる。
「うっ!」
黒川はビクッと身体を震わせる。
「ふふ、可愛い反応です事。でも、これからもっと可愛くなるのですよ。」
「はい・・・」
黒川は恍惚とした顔で頷いた。
「まずは四つん這いにおなりなさい」
「はい・・・」
黒川は言われるままに床に手を付き、尻を高く上げる。
「あら?もうこんなにしてますの?」
友麻が黒川の股間をツンと突く。
「あっ・・・」
恥ずかしさと期待で真っ赤になりながら、黒川は声を上げる。
「お前はなかなか見込みがありそうですわ。暫くは楽しめそうです。」
「あ、ありがとうございます。」
「ほら、こっちを向いてくださいな。」
友麻は黒川の顔を上げさせる。
「ふふ、いい子ですわ。」
そう言って二人は彼の頭を撫でる。
3人の夜の宴は、まだ始まったばかりであった。
おわり
「今日は色々ご苦労様でした。ユキちゃん」
すみれがベッドでユキヤを労っていた。
勿論身体は拘束されている。「全くだよ・・・」
ユキヤは疲れ切った表情で答える。
「ふふ、ごめんね。つい可愛くていじめたくなっちゃった」
すみれがユキヤを抱きしめた。
「縄・・ちょっと跡になっちゃったね」
その身体には昼間縛られた縄の後がまだ残っていた。
「大丈夫。すぐに消えるよ」
「うん、そうだといいけど。でも店員さんキレイに縛ってたよね・・・」
すみれは以前自分が縛ろうとして上手くできなかったことを思い出す。
「・・・そこは多分プロだからだろうけど。」
でもすみれにはまだ拘束具の段階で踏みとどまってほしい・・・
とユキヤは願っていた。
「でも今日は危うく髪が無くなるところだったね~」
すみれはユキヤの髪を撫でながらからかうように言う。
「正直あそこであの子たちから譲ってくれって話が出た時は
さすがにキモが冷えたぞ・・・」
思い出すとまた汗が出てくる。
「怖かった?」
「そりゃ怖かったけど・・・でもまあお前の事は信じてたし」
ユキヤはちょっと照れながら答える。
「そっか、ありがと。」
すみれはユキヤを優しく抱きしめる。
「だって俺を手放す気なんてサラサラなかったんだろ?」
「当然♪」
「ならいいさ。お前がいれば俺はそれで。」
「ユキちゃん・・・」
すみれはユキヤの頭を優しく撫でた。
「あ・・・」
ユキヤは気持ち良さに目を細める。
「ふふ、やっぱりかわいい・・・」すみれはユキヤの耳元で囁いた。
「じゃあこっちはもっと気持ちいいかな?」
すみれはそう言ってユキヤの両乳首を優しくつまむ。「あっ・・・」
「ユキちゃん、おっぱい弱いもんね・・・」
「んっ・・・」
「ここをこうするとすぐ声が出ちゃうし・・・」
すみれはユキヤの胸を揉みしだくようにして刺激する。
「ひぅっ・・・やめ・・・」
「だめ。ユキちゃんの身体、こんなにも可愛いのに。」
「あうっ・・・」
「それに、ユキちゃんのここはもうビンビンになっちゃってるし・・・」
すみれの手はユキヤの股間に伸びていた。
「や・・・そ、そっちは・・・」
「嫌なの?じゃあ乳首だけでイっちゃう?」
すみれは意地悪っぽく言って乳首を引っ張る。
「ああぁっ・・・」
「ふふ、冗談だよ。」
「うぅ・・・」
ユキヤは恥ずかしさと悔しさから顔を赤くした。
「じゃあ今日もいっぱい可愛がってあげるからね。」
「お、おう・・・」
「でもこのままだと本当に乳首だけでイケちゃうかもよ~」
「・・・」
「あらら、黙り込んじゃった。」
「・・・」
「そんなにいじめて欲しいの?」
「ち、違う!」
「でもユキちゃん、こういう風にされるの好きでしょ?」
すみれはユキヤの乳首を指ではじく。「あんっ」
「ほら、やっぱり好きなんだ。」
「好きじゃない!これはいきなり突かれたせいで・・・」
「そうなの?」
すみれはユキヤの乳首を軽くつねる。「痛っ!」
「あれ~下の方が元気になってきちゃったよ~」「ううっ・・・」
その気がなくとも条件反射的に、股間が大きくなってしまっていた。
「じゃあもっと強くしてあげないとね。」
すみれはユキヤの胸に吸い付く。「あぁっ・・・」
「先っぽの汁・・・すごいよ?」
すみれは舌でチロチロと舐め上げる。「ああっ・・・」
「ねえ、どうして欲しいか言ってみて?」
「い、言え ないってば・・・」
そう言いながらもユキヤの息は上がっている。
「言わなきゃわからないよ?」
「それは・・・」
「それとも私にいじわるされたくてわざとやってるのかな?」
すみれがますます意地悪い笑みを浮かべて言う。
「そ、そんなわけ・・・」
「じゃあどうして欲しいか言えるよね?」
「あ、ああっ・・・」
「ふふ、じゃあたっぷり焦らしてからイカせてあげる。」
すみれはユキヤの乳首を執拗に攻める。
「あ、ああっ・・・そこばっか・・・さ、さわらないで・・」
「続けたら乳首だけでイっちゃう?」
「いやっ・・・そ、それだけは・・・」
「ふふ、大丈夫。わかってるから。」
すみれはユキヤの下半身に手を伸ばした。
「ひぅっ・・・そこは・・・」
「耳まで真っ赤にして・・・ここもしっかり
可愛がってほしいんでしょ?」
すみれはユキヤの耳を甘噛みしながら言った。
「くっ・・・」
「ほら、正直に言ってごらん?」
「うぅ・・・」
「じゃあ今日はこれくらいにしとく?」
すみれはユキヤから離れてベッドから降りる。
「え・・・そんな・・・」ユキヤが明らかに動揺した顔をする。
「へぇ、じゃあどうして欲しいのか言ってくれる?」
「う・・・い、意地悪・・・しないで」
「何?聞こえないんだけど?はっきり喋ってくれる?」
「うう・・・俺の、こ、ここを触って欲しいです・・・」
「どこを触って欲しいの?具体的に言ってくれないとわからないよ。」
「ううっ・・・」
いつもと同じようなやり取りなのに、
いつになく恥ずかしい気分になる。
「それともやっぱり止めようかな~?」
「ううぅ・・・」
「ユキちゃんのここはもうこんなになってるのにね。」
「だ、だから触って下さい!」
「よくできました。」
すみれはユキヤのモノを握る。「ああぁっ・・・」
「相変わらず敏感ね。」
すみれはゆっくりと上下に手を動かす。
「んっ、くっ、あ、ああっ、ううっ、じ、焦らしたせいだし・・・」
「あ~私のせいにするんだ?」すみれは手の動きを速める。
「あ、ああっ、ち、違っ、あっ、ああっ、ま、待って、
い、いきなり激しすぎだってば!
あっ、ああっ、お、お願い、ちょっとだけ、
ゆ、ゆっくりして・・・ひゃんっ!」
「あ、ごめんね。ついユキちゃんが可愛いから
いじめたくなっちゃった。」
そう言いつつもすみれは手を緩めてくれない。
「あんっ・・・あぅぅ・・それ以上激しく・・・しないで・・・
で、出ちゃう!出ちゃうぅぅ・・・!」
「いいよ。出しちゃっても。」
「ダ、ダメだよ、また俺だけが・・・先に・・・」
また自分だけが気持ち良くなってないか・・・?
ユキヤは心配になる・・・。
「いいんだよ。ユキちゃんはもっと私に甘えてもいいのよ。」
「そ、そんなの・・・恥ずかしいし・・・」
「私を気にかけてくれるのは嬉しいけど、大丈夫。
ユキちゃんの全部を見せて、ね?」
「う、うん・・・あぁ・・・!」
ユキヤは顔を紅潮させながら、すみれの手の中で果てた。
「いっぱい出たねぇ。溜まってたの?」
「うぅ・・・そういうこと言わないでくれってば・・・」
「ふふ、じゃあそろそろいれるね?」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってってば!まだ心の準備が・・・」
「準備なんか要らないでしょ?」
「いや、でもその・・・」
「私に気持ち良くなってほしかったんじゃないの?」
すみれに色々見透かされてしまっていた。
「それはそうなんだけど・・・」
「じゃあいいでしょ?」
「う、うん・・・」
すみれに促されてユキヤは再び仰向けになった。
そしてすみれがその上に馬乗りになる。
「じゃあ、いくよ?」
「う、うん・・・」
ユキヤのモノを自分の秘所に挿入していくすみれ。
「くっ、ううっ、ああぁっ・・・」
「くっ、きつっ、ううっ、ユキちゃんの熱いよ・・・」
「すみれの中も・・・すごいあったかい・・・」
「ふふっ、ひとつになっちゃったね。」
「う、うん・・・」
「動くね?」
「う、うん・・・」
すみれは腰を動かし始める。
「んっ、くっ、あ、ああっ、ううっ、ああっ!」
包まれるような感覚が上下する度に、溶けそうなほど気持ちがいい。
「ユキちゃんの声可愛い。」
「だ、だからっ、ううっ、恥ずかしいっ、てばぁっ、ああっ!」
「かわいいのに・・・」
すみれも顔を紅潮させながら言う。
「そ、そういう事言われると余計に、ああぁっ!」
「ふふっ、ユキちゃん顔真っ赤だよ?」
「だってぇ・・・すみれのおっぱい揺れてるし・・・」
これだけの大きさだと、いやでも視界に入ってきてしまう。
そして無意識に目で追ってしまっていた・・・。
「あら?私の身体で興奮してくれてるの?」
「ち、違うし!」
その言葉が事実でないのは分かり切っている。
しかしそれでも無駄な抵抗を試みてしまう。
「ほんとは嬉しいんでしょう?」
「ぐっ・・・ま、まあちょっとだけ・・・」
「こういう時は素直だね。」
すみれは腰の動きを速める。
「ああっ!す、すみれ、激しいっ、ああっ!イ、イクッ!!」
「わ、私ももう限界かも・・・!一緒にいこうねっ!」
「ああっ!すみれぃっ!!ああぁっ!!!」
「ユキちゃんっ!くっ、ああっ!」
2人は同時に果てた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
息を荒げながらも、2人の顔には笑みが浮かんでいた。
「すみれ・・・」
「なぁに?」
「すみれの身体・・・すごく綺麗だったよ。」
「ふふっ、ありがと。ユキちゃんも可愛かったよ。」
そう言ってすみれはユキヤをぎゅっと抱きしめる。「ユキちゃん、大好きだよ。」
「はぁ、はぁ・・・俺も・・好き・・・」ユキヤは弱弱しくしくも答えた。
(あの子たちの言っていた『私しか見えないようにする』は
とっくにもう、そうなってるんだよね・・・ユキちゃん)
ユキヤの頭を撫でつつ思う。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない。」
***
数日後、結衣と友麻はキャンパス内を歩いていた。
「それにしても・・・あの子は残念でしたわね」
「仕方ありませんわ。あれだけ懐いている子を
無理に引き離すことは出来ませんもの。」
「ですわね。無理に引き取っても私たちには
絶対に懐かなかったでしょうし。」
「・・・今回はすみれちゃんというお友達が出来ただけでも
良しとしましょうか。」
「そうですわね。」
そう言って二人は優雅に微笑み合った。
「ところで友麻」「何ですの?お姉さま」
「大学内でマーキングしてた子たちはどうなりまして?」
「ええと、あれは・・・」友麻がそう言いかけた時二人に
声をかける人物がいた。
「あの・・・」
「あら?あなたは・・・」
ーその日を境に学校内で坊主頭が増えることはなくなった・・・。
***
そしてそれからから1ヶ月ほど過ぎた。
あの日以降、髪が無くなっていた面々も髪を伸ばし始め、
学校内で坊主にしてるものは殆ど見なくなった。
真っ先に髪を剃られていたあの黒川ですら、
今では坊主頭をやめている。
「今度は何を企んでるんだ?」
学食で隣のテーブルに座ってきた友麻にユキヤが質問する。
「あら、何のことですの?」
すまし顔でそう返す友麻に向かって
「とぼけんじゃねぇよ。あんたらが学校で奴隷探し
やってたってのは聞いてるぜ」
ユキヤは目も合わせず言う。
「あらあら人聞きの悪い。前にも言ったでしょう?
髪と共に悩みを切り捨てた人たちは、
やがて新しい何かを見つけるって。
そしてその頃には新しい髪も生え始めていると。」
「・・・・。」
ちょっとはぐらかされた感じもするが、ユキヤは続ける。
「んで?新しいペットは見つかったのか?」
「さぁそれはどうでしょう?」
今度は本当にはぐらかされた。
(こりゃ、どこからかはともかく、新しいペットを見つけたな・・・)
ユキヤはそう思ったが、口には出さない。
「しかしなんであんたらは、調教するときハゲにしたがるんだ?」
ユキヤはちょっと疑問に思った事を聞いてみる。
「ふふ、何も隠せず、逃げることもできない絶望感と、
外見を大きく変えられる屈辱、そして私どもには逆らえないという、
絶対的な服従心を植え付けることが出来ますもの」
そう嬉しそうに答える友麻を見て(これがプロの女王様って奴か・・・)
とユキヤは身震いする。
「それにいい大人がそんな頭でみじめったらしく這いつくばって、
泣き叫ぶ様子がとてもかわいらしいものですよ。」
そこまで聞いてユキヤは(聞くんじゃなかったかも・・・)
と軽く後悔していた。
「そちらこそすみれちゃんとは上手くやっていますの?」
「・・・おかげさまでこれ以上はないほど仲良くやってるよ。」
ユキヤはニヤリとする。
「まぁ、お惚気ですのねぇ・・・」
「何とでも言え。」
ユキヤは友麻に背を向けた。
「もしすみれちゃんを泣かすような真似をしたら、その時は
貴方を無理やりにでも引き取って、徹底的に再教育してあげましてよ。」
「安心しろ、ハゲにされる気は全くねーから!」
そう言ってユキヤはその場を後にした。
その背中を見送りながら友麻はクスッと笑った。
***
その夜、
黒川がどこかに向かって歩いていた。
ニット帽をかぶったその頭からは短い前髪と後ろ髪が覗いている。
ある場所に着くと、黒川はどこかに電話を掛ける。
「俺です・・・今、家のお傍にいます。」
『あら、ようこそ。あなたはいつも時間通りに来ますわね。』
「はい・・・」
黒川が電話を切ると、目の前の扉が開いた。
彼が来ていたのは松葉家の屋敷の裏門だった・・・。
黒川は裏庭を通り、姉妹の待つ地下室へと移動した。
「ごきげんよう。今日も来てくださったのですね。」
友麻が優しく微笑む。
「ささ、早く支度なさい。」「はい。」
黒川はそういうと服を脱ぎだした。
そして最後にニット帽に手をかけるが・・・
その下には何もなかった。
ニット帽の端には前髪などを模したエクステが
張り付けられているだけだった。
「そろそろウィッグに変えてもよろしいかしら?」
「その頭が隠れてしまうのは残念ですけど
そのままでは目立ってしまいますものね。」
黒川は今もスキンヘッドのままだった。
「・・・しかしあの時、まさかお前の方から私たちのところに
来るとは思いませんでしたわ」
「自分で、考え抜いた上での決意ですから・・・」
黒川は俯く。
あの後、何度も姉妹と会っていたが、その度に自分の中に
これまでない気持ちが生まれていた。
(恋愛とも、尊敬とも違う・・・これは・・・)
黒川は、この気持ちが何なのか、まだわかっていなかった。
だが、それは決して悪いものではないという確信だけはあった。
そして気が付けば、姉妹に自ら声をかけ、
その身を捧げてしまっていた・・・。
「このひと月の間、いくつかの試験的なプレイをして、
考える猶予を与えましたが・・・本当によろしいのですか?
この先私たちがもしお前を気に入らなかったり、
飽きたりしたら、すぐに捨ててしまうのかもしれませんわよ?」
「それにここでは、お前を人間としては扱いませんのよ?」
姉妹が口々に問いかけた。
「はい・・・それでも・・・俺は」
「ふぅん、そこまで言うのであれば仕方ありませんわね。」
「では、こちらへどうぞ。」
友麻が手招きする。
「はい・・・」
黒川はゆっくりと結衣たちの前に立つ。
友麻は黒川の後ろに回り、黒川に首輪をはめる。
「さぁ、これでお前は正式に私たちのペットですのよ。」
「では、始めましょうか。」
結衣はそう言いながら黒川の頭を撫でる。
「うっ!」
黒川はビクッと身体を震わせる。
「ふふ、可愛い反応です事。でも、これからもっと可愛くなるのですよ。」
「はい・・・」
黒川は恍惚とした顔で頷いた。
「まずは四つん這いにおなりなさい」
「はい・・・」
黒川は言われるままに床に手を付き、尻を高く上げる。
「あら?もうこんなにしてますの?」
友麻が黒川の股間をツンと突く。
「あっ・・・」
恥ずかしさと期待で真っ赤になりながら、黒川は声を上げる。
「お前はなかなか見込みがありそうですわ。暫くは楽しめそうです。」
「あ、ありがとうございます。」
「ほら、こっちを向いてくださいな。」
友麻は黒川の顔を上げさせる。
「ふふ、いい子ですわ。」
そう言って二人は彼の頭を撫でる。
3人の夜の宴は、まだ始まったばかりであった。
おわり
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
甘い誘惑
さつらぎ結雛
恋愛
幼馴染だった3人がある日突然イケナイ関係に…
どんどん深まっていく。
こんなにも身近に甘い罠があったなんて
あの日まで思いもしなかった。
3人の関係にライバルも続出。
どんどん甘い誘惑の罠にハマっていく胡桃。
一体この罠から抜け出せる事は出来るのか。
※だいぶ性描写、R18、R15要素入ります。
自己責任でお願い致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる