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第49話:俺、実家に帰らせていただきます。(その6)(完結)
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その日の夜。松葉家の地下室にて・・・。
黒川は全裸で姉妹の前に跪いていた。
「文月、この一週間、いい子にしていましたか?」
そう問いながら、結衣が黒川の頬を撫でる。
「はい、結衣様・・・。」
(あぁ・・・『文月』と呼ばれるのも随分久しぶりな気がする。)
久々の従属名に黒川はうっとりとした表情で答える。
「ふふ、素直でかわいいですのねお前は」
友麻はそう言って黒川の頭を撫でた。
「ご褒美に今日はたくさん可愛がってあげますわ」と結衣。
そして、黒川のあごを掴むとぐいと持ち上げた。
「・・・っ!」
(あ、ありがとうございます!)
黒川は自分の身体がゾクゾクとうずくのを感じていた。
「では始めましょう♪」と結衣が言う。
かちゃり・・・
黒川の首に首輪が掛けられる。
いつものものとはデザインが異なるものだ。
「これは・・・」
「最初のご褒美ですわ」
と結衣が微笑む。
首輪にはネームプレートがついており、そこには『文月』という文字。
(これは・・・)
「ふふ、私達の奴隷だと分かるように、 名前が彫ってありますのよ」
と友麻が説明してくれる。
「わざわざ特注して作らせた、1点ものですわ」
と結衣が自慢げに話す。
(俺のために・・・?)黒川は心の中でそう思う。
「さあ、文月・・・」そう言って姉妹は首輪をぐいっと引っ張る。
「うぐ!」首輪が締まり、黒川は少し苦しげな声を出す。
そして二人は彼のの腕を後ろ手に拘束すると
その身体をくすぐり始めた。
「ひっひひ・・・や、やめ・・・!」
黒川は身体をくねらせながら悶える。
「ほら、文月」と結衣がくすぐる手を緩めると、
今度は友麻が彼の脇の下をこちょこちょとくすぐってくる。
「あひぃぃいぃいい!!」
あまりのくすぐったさに黒川は悶絶する。
「ふふ、可愛いですわね」と結衣が微笑む。
(うぅ・・・苦しい!顔は真っ赤だ。
そんな黒川の様子を見て二人はさらに激しく責め立てるのだった。
「ふふ、久々だから苛め甲斐がありますわ」
と結衣が黒川の脇の下をくすぐる。
「ひゃっ!ひゃう、ひひぃうぅ・・・!ゆ、許してくださいぃ!」
(くすぐったいぃぃいいい!!)
「ふふ、まだまだ序の口ですわよ」
友麻はそう言いながら彼のわき腹をなぞり上げる。
「はひっひゃうっ!?」
黒川は身体を大きく仰け反らせる。
「あら、くすぐったいのは辛いですか?」
「ふふ、文月は昔からくすぐりに弱いですものね」
と姉妹が黒川の耳元で囁く。
(うぅ・・・)黒川は羞恥で顔が熱くなるのを感じた。
「では、こういうのはいかがですか?」
結衣は微笑みながら、黒川の脇腹をつねり上げる。
「ぎゃうっ!」
突然の痛みに黒川は声をあげる。
「あら、いい声で鳴きますわね」と結衣。
「ふふ、もっと聞かせてくださいな」
友麻も無邪気に笑う。
「は、はいぃ・・・お、仰せのままに」
黒川は息を荒げながら返事をする。
「あらあら、いいお返事ですこと。」
「ふふ、よっぽど苛められたいのですね。」
姉妹たちがからかうように笑う。
「この1週間・・・あなた方の事を考えない日は・・・
ありませんでした」
黒川は息を切らしながらそう言った。
「ふふ、嬉しいですわ」と結衣が笑う。
(あぁ・・・幸せだ)黒川は思った。
「ということは、私たちからこんな風にされる事を、
ずっと心待ちにして過ごしていましたのね。」
友麻がそう言って黒川の乳首をぎゅっとつまんだ。
「ひゃうっ!?そ、それはぁ・・・あぁあ!」
黒川はビクッと反応する。
「あらあら、卑しいペットですこと」
と結衣が笑う。
「ほんと、最低のペットですわ」と友麻が怒る振りをする。
そして二人は同時に黒川の乳首を爪で弾いた。
「ぐぁ・・・っ!」黒川は身体を痙攣させる。
「は、はいぃ・・・わ、私は卑しくて最低なペットですぅ・・・」
黒川は身体の奥底から熱いものが込み上げてくるのを感じた。
「ふふ、いい子ですわね」
結衣が黒川の頭を優しく撫でる。
(あぁ・・・幸せだ)
黒川は自分の股間が熱くなっていくのを感じる。
「あら、これだけでもうこんなに大きくしてますわ」
「まったく・・・はしたない子」
姉妹が黒川のペニスを見て言う。
「は、はいぃ・・・すみませぇん・・・」
恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら、
それでも興奮してしまう黒川だった。
「ふふ、素直で可愛い子ですわね」と結衣が微笑む。
(うぅ・・・恥ずかしい)
「1週間も開いたのですから、相当溜まってるはずですものね」
友麻がそう言って黒川に優しく微笑んだ。
「ゆま・・・さま」
黒川は熱っぽい目で彼女を見つめる。
「でも、出すのはもう少し待ってもらいますわ」
そう言いながら結衣は針金状の器具を取り出す。
「な・・・なにを?!」
黒川は嫌な予感がしつつも恐る恐る尋ねた。
「こうしますわ」
結衣が手に持ったそれを彼の尿道に差し込んでいく・・・。
「ぐ・・・ぐぅっ!」黒川は苦しそうな声を上げた。
「痛いですか?でも下手に動くとケガをして、ますます痛いですのよ」
友麻が意地悪そうな笑みを浮かべて言った。
「ふふ、いい声で鳴きますわね」と結衣が微笑む。
そして彼女は容赦なく奥まで押し込むのだった・・・。
ずぷん!
「うぎゃぁああああああ!!!」
黒川は痛さのあまり絶叫する。
「ふふふ、これでしばらく出すことは出来ませんわ」
と結衣。
「良かったですわね、文月」と友麻が微笑む。
(うぅ・・・痛いよぉ)
黒川は目に涙を浮かべながら歯を食いしばった。
「うくぅぅぅ・・・!」
(今の俺は自由に射精する事すら許されない・・・!)
黒川は絶望的な気持ちになる。
(こんなの生殺しじゃないか!)
「ふふ、いい顔ですわね」と結衣が微笑む。
「さぁ、あなたは誰ですか?」
結衣が黒川のきれいに剃られた頭を撫でながらそう尋ねる。
「わ、私は・・・文月です。あなた方の所有物です・・・」
と黒川は答えた。
(あぁ・・・気持ちいい)
「ふふ、いい子ですわね」
結衣が微笑む。(あぁ・・・俺は・・・)
「ふふ、では私からも。文月、お前は私たちの何ですか?」
次は友麻が黒川の乳首をクリクリといじりながら聞く。
「私はぁ!あなた方の所有物でぇ!最低なペットですぅぅう!!」
黒川はガクガク震えながら答える。
(ああっ!気持ちいぃぃ!!)
彼の頭の中で何かが弾けようとしていた。
「あらあらこんなに気持ちよさそうな顔をして・・・」
結衣は、黒川の前にしゃがみ込むと、
先ほど尿道入れた器具の先端に触れる。
「ひぎっ!!」
黒川はビクンと身体をのけぞらせた。
「ふふ、可愛い声」
結衣はそう言って微笑むが、手を緩めない。
更に器具ぐりぐりと動かし、奥に刺激を与えていく・・・。
「あぎぃっ!ひぐぅぅ!や・・・やべで・・・」
痛みとも快感ともつかない刺激に、黒川は再び絶叫した。
「ふふ、やはりお前は辱めるといい顔をしますわね」
と結衣が微笑む。
「ね?どうですの?この刺激は?」と友麻が聞いてくる。
(き、気持ちよすぎりゅぅうう!!)
黒川は気が狂いそうになる。
「この刺激、身に覚えはございませんの?」
「え・・・?」
黒川は快感でぼーっとした頭で考える。
(これって・・・まさか!)
「ふふ、気付いたようですね」と結衣が微笑む。
(この感じ・・・前に後ろを責められた時に・・・)
「そう、前立腺を刺激しておりますのよ。」
と友麻はクスクス笑う。
「えっ・・・?」
(前立腺!?)
黒川は自分の下半身の方を見る。
そこには自らの勃起したペニスがあった。
「知りませんでした?前立腺はこちらからも刺激できますわよ。」
と結衣が呟く。
そして器具の先端をさらに奥へと押し込んだ。
ずぷっ!ぐりぐりぃいい!!
「ひぎいぃいいっ!ぎぃぃっ!」
強烈な刺激に黒川は悲鳴をあげる。
(痛い・・・痛くてたまらない筈なのに・・・)
「ふふ、いい声で鳴きますわね」と結衣が言う。
(あぁ・・・俺、こんな事されて気持ちよくなってるんだ)
黒川は自分のペニスが更に刺激を求めて勃起している事に気付いた。
「あらあら・・・もう出したくてたまらないようですわ」
「やはりここの刺激に耐えられる男はいませんのね」
と結衣と友麻が笑う。
「イ・・・イきたいですぅぅ・・・」
黒川は素直に願望を口にした。
「ふふ、それはダメですわ。今のあなたは
出さなくても気持ちいいでしょう?」
結衣はそう言って尿道にいれた栓を外そうとはしない。
「そ、そんな・・・」
黒川は泣きそうな声で訴える。
(このままじゃおかしくなる!)
「ふふ、そんなにイキたくてしょうがないのですか?」と結衣。
「お、おねがい・・・でずぅ・・わ、私にイカせて下さい!!」
黒川は恥も外聞もなくそう懇願した。
「あらら、私たちのペットのくせに、
私たちにそのような口をきけますの?」
「本当に生意気ですこと。」
と結衣と友麻が笑いながら言う。
「うぅ・・・ごめんなざいぃ・・・」
黒川は泣きそうな声で謝った。
「ふふ、そんな悪い子にはお仕置きが必要ですわね」
と結衣が言う。
(あぁ・・・許してくれないのか)黒川は絶望した。
すると結衣が尿道に刺した器具をぐりっと回す。
ずぷっ!ぐりゅん!ごりぃいい!!
「ひぎゃあああ!!」あまりの激痛に黒川は絶叫する。
(痛い痛い!いたいぃぃ・・・!!)
「・・・やっぱりまだ慣れていないようですわね」
「慣れればもっと気持ちよくなりますのにね」
と結衣と友麻が笑う。
(うぅ・・・もう嫌だ)黒川は泣きそうになる。
「ふふ、そんな顔をしないでくださいな」
「大丈夫ですわ、すぐに慣れますわよ」
と結衣が笑う。
(うぅ・・・早く終わってくれ)黒川はそう願うしかなかった・・・。
「ふふ、でも仕方ありませんわね」と友麻が言う。
「そろそろやめてあげましょう」
そう言うと二人は黒川の尿道に刺した器具を引き抜いた。
ずぷっ!にゅるん!!ぐりゅん!!
「ひぎっ!やべでぇぇ!!」
あまりの衝撃に黒川はのけぞり絶叫する。
「・・・痛がってる割にはビンビンになっていますわよ」
と結衣が黒川のペニスをつつく。
(うぅ・・・気持ちいぃ!)
黒川は快感に身を委ねそうになる自分を必死に押しとどめた。
「ふふ、またそんな顔をして・・・」
と友麻は苦笑する。
「本当ですわね」と結衣も笑って答える。
(・・・痛くてたまらない筈なのに・・・)
「ほら、出したいのならさっさと出しておしまいなさい!」
結衣が黒川の玉の部分を絞るように握りしめる。
「ぎゃふっ!!」黒川は身体をのけぞらせ、
そのまま仰向けに倒れこむと、ピクピクと痙攣する。
「ふふ、こんなに膨らませて恥ずかしい子ですわね」
と友麻が笑う。
「全くですわ、変態な男ですこと」と結衣も笑った。
「うぅ・・・」
(痛いはずなのに・・・気持ちいい)黒川は涙目でそう考えた。
「まったく、私たちがいなければお射精も出来ないのですか?」
友麻が彼のペニスを靴のつま先で優しく擦り上げた・・・。
その瞬間・・・
「あ・・・あぁぁぁ!だ、ダメぇ・・・!」
それが決定的な刺激になってしまったのか、
まるでダムが決壊するように
黒川のペニスから大量の精液があふれ出た。
しかしいつものように飛び散らず、ドロドロとした精液が
彼の腹の上にぼたぼたと垂れて溜まっていくだけであった。
「あぁ、う・・・うくぅぅ・・・」
黒川は 涙とよだれを流しながら呻いた。
「ふふ、こんな惨めな射精のしかたは初めてですわね」
結衣がクスリと笑いながら言う。
「・・・こんなドロドロに濃くなるまで溜めていたなんて、
一体どれだけ我慢していましたの?」
「う・・・うぅ」友麻の言葉に黒川は情けない声を出す。
「い・・・1週間ほど・・・」
黒川は恍惚とした表情で答える。
「1週間・・・その間に自分でしようとも思いませんでしたか?」
「・・・はい」
「つまりは私たちと会わない間ずっとですか・・・。
貞操具もないのによく我慢できましたね」
「本当に一人でお射精できなくなってしまったのですね・・・。」
黒川の言葉に二人とも驚きと呆れを隠せない。
「本当にお前は見下げ果てた変態ですわ。」
結衣が呆れつつもどこか愛おし気に黒川の頭を撫でながらそう言った。
黒川は嬉しさのあまり泣きだしそうになった。
「うぅ・・・あぅ・・・」
「あら?泣くほど嬉しかったんですの?」
結衣にくすくすと笑われる。
「そ、そんなことは・・・」
黒川は顔を背けながら言った。
「まぁいいですわ、この程度で嬉し泣きをする男が、
本物の変態になったらどれほど乱れてくれるのでしょうかね」
と結衣がクスクス笑う。
(うぅ・・・)黒川は恥ずかしさに顔を赤くした。
「ふふ、楽しみですわね」と友麻も笑った・・・。
***
更に暫くして、黒川のスマホに茜から連絡が入った。
あの後、高志とよく話し合い、二人の関係については
復縁とまではいかなくまだ『保留』という状態だそうだ。
(あの姉さんでも、こういう事はすぐに切り替えるの難しいのかな?)
と黒川は姉にも複雑な女心があるのかもしれないと思った。
そして
『あんたもその彼女にきちんと告白できるように頑張りなさいよ。』
という黒川への励ましと共に、
『PS:あいつにあんたの事を話したら、
「俺でもそれぐらいできる」って言いだしたw』
と追伸が入っていた。
「?!」
それを見た黒川はすぐに姉に返事を打つ。
『何言ったんだよ?てか何出来るって言った?!』
するとすぐに返事が返ってきた。
『あんたと同じことwww』とだけ書かれている。
(まさか・・・?!)
黒川はしばらく考えて、ため息をつくしかなかった・・・。
自分の想像の通りなら、大変なことになってるはずだ。
『俺はまだ学生だからいいけど、あの人社会人でしょ!?』
黒川は姉にそう送る。
『あまりに張り切ってるから、止められなかったーw』
『思ったより似合ってたから、いいっしょw』
という返事が大笑いしてるスタンプとともに送られてくる。
(やっぱりか・・・!)
『言い出しちゃった手前、ウィッグは私が買ってあげたよwww』
(最悪だ・・・)
『まぁ、頑張ってね。応援してるよ!』
(何をだよ!)と黒川は心の中で毒づいた。
(ゴメン・・・高志さん。俺のせいで)
黒川は高志に同情を禁じ得なかった。
そして彼はため息をつきながら、スマホの画面を消した。
(姉さんの事だからそういう趣味に
目覚めたってわけじゃなさそうだけど・・・)
あの気まぐれな姉の事なので、軽く言ったことを
高志が間に受けてしまった・・・
と、おそらくこんな流れなんだなと黒川は考える。
(一時的なもんだよな・・・きっと)
「誰と話していましたの?」
そこに結衣たちがやってきて、黒川の後ろから声を掛けた。
「いや、何でもないです。」と黒川が答える。
「ひょっとして女性の方から?」
友麻がからかうように聞いてくる。
「違いますよ!家族からです」
黒川はついムキになってに答える。
「あら、そうでしたの」と友麻が笑う。
そして彼が姉妹の胸元を見ると、
先日黒川があげたブローチが光っている。
「ふふ、ありがとうございます。大切にしますわよ」
と結衣が笑う。
(喜んでくれてるみたいだ)
黒川はホッとするのであった。
(『告白』か・・・)
黒川は先ほどの姉からのメッセージを思い出す。
(と言っても俺の気持ちはとっくに伝えてるんだよな)
自分たちの関係はかなり特殊で、彼自身の立ち位置も複雑なところにいる。
姉妹たちを心から慕っている事は、毎回伝えているし
専用の首輪まで賜って、姉妹からの寵愛も十分に受けている。
しかしそれは決して『恋人』や『恋愛』と呼べるものではない。
『奴隷』や『ペット』や『所有物』に近いのだろう。
(でも、それは俺が望んだからだ・・・)
自分が彼女たちの寵愛を受け入れたのだ。
この関係は、姉妹が望む限りずっと続くのだろう。
(でも、いつ終わるかわからないんだよな・・・)
この関係が永遠に続く保証などどこにもない。
姉妹が飽きれば明日にでも捨てられるかもしれないのだ。
(それでも、今だけは・・・)
黒川は決意を新たにする。
「どうかなさいました?」と友麻が聞いてくる。
「いえ、何でもないです」と黒川は答えた。
おわり
黒川は全裸で姉妹の前に跪いていた。
「文月、この一週間、いい子にしていましたか?」
そう問いながら、結衣が黒川の頬を撫でる。
「はい、結衣様・・・。」
(あぁ・・・『文月』と呼ばれるのも随分久しぶりな気がする。)
久々の従属名に黒川はうっとりとした表情で答える。
「ふふ、素直でかわいいですのねお前は」
友麻はそう言って黒川の頭を撫でた。
「ご褒美に今日はたくさん可愛がってあげますわ」と結衣。
そして、黒川のあごを掴むとぐいと持ち上げた。
「・・・っ!」
(あ、ありがとうございます!)
黒川は自分の身体がゾクゾクとうずくのを感じていた。
「では始めましょう♪」と結衣が言う。
かちゃり・・・
黒川の首に首輪が掛けられる。
いつものものとはデザインが異なるものだ。
「これは・・・」
「最初のご褒美ですわ」
と結衣が微笑む。
首輪にはネームプレートがついており、そこには『文月』という文字。
(これは・・・)
「ふふ、私達の奴隷だと分かるように、 名前が彫ってありますのよ」
と友麻が説明してくれる。
「わざわざ特注して作らせた、1点ものですわ」
と結衣が自慢げに話す。
(俺のために・・・?)黒川は心の中でそう思う。
「さあ、文月・・・」そう言って姉妹は首輪をぐいっと引っ張る。
「うぐ!」首輪が締まり、黒川は少し苦しげな声を出す。
そして二人は彼のの腕を後ろ手に拘束すると
その身体をくすぐり始めた。
「ひっひひ・・・や、やめ・・・!」
黒川は身体をくねらせながら悶える。
「ほら、文月」と結衣がくすぐる手を緩めると、
今度は友麻が彼の脇の下をこちょこちょとくすぐってくる。
「あひぃぃいぃいい!!」
あまりのくすぐったさに黒川は悶絶する。
「ふふ、可愛いですわね」と結衣が微笑む。
(うぅ・・・苦しい!顔は真っ赤だ。
そんな黒川の様子を見て二人はさらに激しく責め立てるのだった。
「ふふ、久々だから苛め甲斐がありますわ」
と結衣が黒川の脇の下をくすぐる。
「ひゃっ!ひゃう、ひひぃうぅ・・・!ゆ、許してくださいぃ!」
(くすぐったいぃぃいいい!!)
「ふふ、まだまだ序の口ですわよ」
友麻はそう言いながら彼のわき腹をなぞり上げる。
「はひっひゃうっ!?」
黒川は身体を大きく仰け反らせる。
「あら、くすぐったいのは辛いですか?」
「ふふ、文月は昔からくすぐりに弱いですものね」
と姉妹が黒川の耳元で囁く。
(うぅ・・・)黒川は羞恥で顔が熱くなるのを感じた。
「では、こういうのはいかがですか?」
結衣は微笑みながら、黒川の脇腹をつねり上げる。
「ぎゃうっ!」
突然の痛みに黒川は声をあげる。
「あら、いい声で鳴きますわね」と結衣。
「ふふ、もっと聞かせてくださいな」
友麻も無邪気に笑う。
「は、はいぃ・・・お、仰せのままに」
黒川は息を荒げながら返事をする。
「あらあら、いいお返事ですこと。」
「ふふ、よっぽど苛められたいのですね。」
姉妹たちがからかうように笑う。
「この1週間・・・あなた方の事を考えない日は・・・
ありませんでした」
黒川は息を切らしながらそう言った。
「ふふ、嬉しいですわ」と結衣が笑う。
(あぁ・・・幸せだ)黒川は思った。
「ということは、私たちからこんな風にされる事を、
ずっと心待ちにして過ごしていましたのね。」
友麻がそう言って黒川の乳首をぎゅっとつまんだ。
「ひゃうっ!?そ、それはぁ・・・あぁあ!」
黒川はビクッと反応する。
「あらあら、卑しいペットですこと」
と結衣が笑う。
「ほんと、最低のペットですわ」と友麻が怒る振りをする。
そして二人は同時に黒川の乳首を爪で弾いた。
「ぐぁ・・・っ!」黒川は身体を痙攣させる。
「は、はいぃ・・・わ、私は卑しくて最低なペットですぅ・・・」
黒川は身体の奥底から熱いものが込み上げてくるのを感じた。
「ふふ、いい子ですわね」
結衣が黒川の頭を優しく撫でる。
(あぁ・・・幸せだ)
黒川は自分の股間が熱くなっていくのを感じる。
「あら、これだけでもうこんなに大きくしてますわ」
「まったく・・・はしたない子」
姉妹が黒川のペニスを見て言う。
「は、はいぃ・・・すみませぇん・・・」
恥ずかしさに顔を真っ赤にしながら、
それでも興奮してしまう黒川だった。
「ふふ、素直で可愛い子ですわね」と結衣が微笑む。
(うぅ・・・恥ずかしい)
「1週間も開いたのですから、相当溜まってるはずですものね」
友麻がそう言って黒川に優しく微笑んだ。
「ゆま・・・さま」
黒川は熱っぽい目で彼女を見つめる。
「でも、出すのはもう少し待ってもらいますわ」
そう言いながら結衣は針金状の器具を取り出す。
「な・・・なにを?!」
黒川は嫌な予感がしつつも恐る恐る尋ねた。
「こうしますわ」
結衣が手に持ったそれを彼の尿道に差し込んでいく・・・。
「ぐ・・・ぐぅっ!」黒川は苦しそうな声を上げた。
「痛いですか?でも下手に動くとケガをして、ますます痛いですのよ」
友麻が意地悪そうな笑みを浮かべて言った。
「ふふ、いい声で鳴きますわね」と結衣が微笑む。
そして彼女は容赦なく奥まで押し込むのだった・・・。
ずぷん!
「うぎゃぁああああああ!!!」
黒川は痛さのあまり絶叫する。
「ふふふ、これでしばらく出すことは出来ませんわ」
と結衣。
「良かったですわね、文月」と友麻が微笑む。
(うぅ・・・痛いよぉ)
黒川は目に涙を浮かべながら歯を食いしばった。
「うくぅぅぅ・・・!」
(今の俺は自由に射精する事すら許されない・・・!)
黒川は絶望的な気持ちになる。
(こんなの生殺しじゃないか!)
「ふふ、いい顔ですわね」と結衣が微笑む。
「さぁ、あなたは誰ですか?」
結衣が黒川のきれいに剃られた頭を撫でながらそう尋ねる。
「わ、私は・・・文月です。あなた方の所有物です・・・」
と黒川は答えた。
(あぁ・・・気持ちいい)
「ふふ、いい子ですわね」
結衣が微笑む。(あぁ・・・俺は・・・)
「ふふ、では私からも。文月、お前は私たちの何ですか?」
次は友麻が黒川の乳首をクリクリといじりながら聞く。
「私はぁ!あなた方の所有物でぇ!最低なペットですぅぅう!!」
黒川はガクガク震えながら答える。
(ああっ!気持ちいぃぃ!!)
彼の頭の中で何かが弾けようとしていた。
「あらあらこんなに気持ちよさそうな顔をして・・・」
結衣は、黒川の前にしゃがみ込むと、
先ほど尿道入れた器具の先端に触れる。
「ひぎっ!!」
黒川はビクンと身体をのけぞらせた。
「ふふ、可愛い声」
結衣はそう言って微笑むが、手を緩めない。
更に器具ぐりぐりと動かし、奥に刺激を与えていく・・・。
「あぎぃっ!ひぐぅぅ!や・・・やべで・・・」
痛みとも快感ともつかない刺激に、黒川は再び絶叫した。
「ふふ、やはりお前は辱めるといい顔をしますわね」
と結衣が微笑む。
「ね?どうですの?この刺激は?」と友麻が聞いてくる。
(き、気持ちよすぎりゅぅうう!!)
黒川は気が狂いそうになる。
「この刺激、身に覚えはございませんの?」
「え・・・?」
黒川は快感でぼーっとした頭で考える。
(これって・・・まさか!)
「ふふ、気付いたようですね」と結衣が微笑む。
(この感じ・・・前に後ろを責められた時に・・・)
「そう、前立腺を刺激しておりますのよ。」
と友麻はクスクス笑う。
「えっ・・・?」
(前立腺!?)
黒川は自分の下半身の方を見る。
そこには自らの勃起したペニスがあった。
「知りませんでした?前立腺はこちらからも刺激できますわよ。」
と結衣が呟く。
そして器具の先端をさらに奥へと押し込んだ。
ずぷっ!ぐりぐりぃいい!!
「ひぎいぃいいっ!ぎぃぃっ!」
強烈な刺激に黒川は悲鳴をあげる。
(痛い・・・痛くてたまらない筈なのに・・・)
「ふふ、いい声で鳴きますわね」と結衣が言う。
(あぁ・・・俺、こんな事されて気持ちよくなってるんだ)
黒川は自分のペニスが更に刺激を求めて勃起している事に気付いた。
「あらあら・・・もう出したくてたまらないようですわ」
「やはりここの刺激に耐えられる男はいませんのね」
と結衣と友麻が笑う。
「イ・・・イきたいですぅぅ・・・」
黒川は素直に願望を口にした。
「ふふ、それはダメですわ。今のあなたは
出さなくても気持ちいいでしょう?」
結衣はそう言って尿道にいれた栓を外そうとはしない。
「そ、そんな・・・」
黒川は泣きそうな声で訴える。
(このままじゃおかしくなる!)
「ふふ、そんなにイキたくてしょうがないのですか?」と結衣。
「お、おねがい・・・でずぅ・・わ、私にイカせて下さい!!」
黒川は恥も外聞もなくそう懇願した。
「あらら、私たちのペットのくせに、
私たちにそのような口をきけますの?」
「本当に生意気ですこと。」
と結衣と友麻が笑いながら言う。
「うぅ・・・ごめんなざいぃ・・・」
黒川は泣きそうな声で謝った。
「ふふ、そんな悪い子にはお仕置きが必要ですわね」
と結衣が言う。
(あぁ・・・許してくれないのか)黒川は絶望した。
すると結衣が尿道に刺した器具をぐりっと回す。
ずぷっ!ぐりゅん!ごりぃいい!!
「ひぎゃあああ!!」あまりの激痛に黒川は絶叫する。
(痛い痛い!いたいぃぃ・・・!!)
「・・・やっぱりまだ慣れていないようですわね」
「慣れればもっと気持ちよくなりますのにね」
と結衣と友麻が笑う。
(うぅ・・・もう嫌だ)黒川は泣きそうになる。
「ふふ、そんな顔をしないでくださいな」
「大丈夫ですわ、すぐに慣れますわよ」
と結衣が笑う。
(うぅ・・・早く終わってくれ)黒川はそう願うしかなかった・・・。
「ふふ、でも仕方ありませんわね」と友麻が言う。
「そろそろやめてあげましょう」
そう言うと二人は黒川の尿道に刺した器具を引き抜いた。
ずぷっ!にゅるん!!ぐりゅん!!
「ひぎっ!やべでぇぇ!!」
あまりの衝撃に黒川はのけぞり絶叫する。
「・・・痛がってる割にはビンビンになっていますわよ」
と結衣が黒川のペニスをつつく。
(うぅ・・・気持ちいぃ!)
黒川は快感に身を委ねそうになる自分を必死に押しとどめた。
「ふふ、またそんな顔をして・・・」
と友麻は苦笑する。
「本当ですわね」と結衣も笑って答える。
(・・・痛くてたまらない筈なのに・・・)
「ほら、出したいのならさっさと出しておしまいなさい!」
結衣が黒川の玉の部分を絞るように握りしめる。
「ぎゃふっ!!」黒川は身体をのけぞらせ、
そのまま仰向けに倒れこむと、ピクピクと痙攣する。
「ふふ、こんなに膨らませて恥ずかしい子ですわね」
と友麻が笑う。
「全くですわ、変態な男ですこと」と結衣も笑った。
「うぅ・・・」
(痛いはずなのに・・・気持ちいい)黒川は涙目でそう考えた。
「まったく、私たちがいなければお射精も出来ないのですか?」
友麻が彼のペニスを靴のつま先で優しく擦り上げた・・・。
その瞬間・・・
「あ・・・あぁぁぁ!だ、ダメぇ・・・!」
それが決定的な刺激になってしまったのか、
まるでダムが決壊するように
黒川のペニスから大量の精液があふれ出た。
しかしいつものように飛び散らず、ドロドロとした精液が
彼の腹の上にぼたぼたと垂れて溜まっていくだけであった。
「あぁ、う・・・うくぅぅ・・・」
黒川は 涙とよだれを流しながら呻いた。
「ふふ、こんな惨めな射精のしかたは初めてですわね」
結衣がクスリと笑いながら言う。
「・・・こんなドロドロに濃くなるまで溜めていたなんて、
一体どれだけ我慢していましたの?」
「う・・・うぅ」友麻の言葉に黒川は情けない声を出す。
「い・・・1週間ほど・・・」
黒川は恍惚とした表情で答える。
「1週間・・・その間に自分でしようとも思いませんでしたか?」
「・・・はい」
「つまりは私たちと会わない間ずっとですか・・・。
貞操具もないのによく我慢できましたね」
「本当に一人でお射精できなくなってしまったのですね・・・。」
黒川の言葉に二人とも驚きと呆れを隠せない。
「本当にお前は見下げ果てた変態ですわ。」
結衣が呆れつつもどこか愛おし気に黒川の頭を撫でながらそう言った。
黒川は嬉しさのあまり泣きだしそうになった。
「うぅ・・・あぅ・・・」
「あら?泣くほど嬉しかったんですの?」
結衣にくすくすと笑われる。
「そ、そんなことは・・・」
黒川は顔を背けながら言った。
「まぁいいですわ、この程度で嬉し泣きをする男が、
本物の変態になったらどれほど乱れてくれるのでしょうかね」
と結衣がクスクス笑う。
(うぅ・・・)黒川は恥ずかしさに顔を赤くした。
「ふふ、楽しみですわね」と友麻も笑った・・・。
***
更に暫くして、黒川のスマホに茜から連絡が入った。
あの後、高志とよく話し合い、二人の関係については
復縁とまではいかなくまだ『保留』という状態だそうだ。
(あの姉さんでも、こういう事はすぐに切り替えるの難しいのかな?)
と黒川は姉にも複雑な女心があるのかもしれないと思った。
そして
『あんたもその彼女にきちんと告白できるように頑張りなさいよ。』
という黒川への励ましと共に、
『PS:あいつにあんたの事を話したら、
「俺でもそれぐらいできる」って言いだしたw』
と追伸が入っていた。
「?!」
それを見た黒川はすぐに姉に返事を打つ。
『何言ったんだよ?てか何出来るって言った?!』
するとすぐに返事が返ってきた。
『あんたと同じことwww』とだけ書かれている。
(まさか・・・?!)
黒川はしばらく考えて、ため息をつくしかなかった・・・。
自分の想像の通りなら、大変なことになってるはずだ。
『俺はまだ学生だからいいけど、あの人社会人でしょ!?』
黒川は姉にそう送る。
『あまりに張り切ってるから、止められなかったーw』
『思ったより似合ってたから、いいっしょw』
という返事が大笑いしてるスタンプとともに送られてくる。
(やっぱりか・・・!)
『言い出しちゃった手前、ウィッグは私が買ってあげたよwww』
(最悪だ・・・)
『まぁ、頑張ってね。応援してるよ!』
(何をだよ!)と黒川は心の中で毒づいた。
(ゴメン・・・高志さん。俺のせいで)
黒川は高志に同情を禁じ得なかった。
そして彼はため息をつきながら、スマホの画面を消した。
(姉さんの事だからそういう趣味に
目覚めたってわけじゃなさそうだけど・・・)
あの気まぐれな姉の事なので、軽く言ったことを
高志が間に受けてしまった・・・
と、おそらくこんな流れなんだなと黒川は考える。
(一時的なもんだよな・・・きっと)
「誰と話していましたの?」
そこに結衣たちがやってきて、黒川の後ろから声を掛けた。
「いや、何でもないです。」と黒川が答える。
「ひょっとして女性の方から?」
友麻がからかうように聞いてくる。
「違いますよ!家族からです」
黒川はついムキになってに答える。
「あら、そうでしたの」と友麻が笑う。
そして彼が姉妹の胸元を見ると、
先日黒川があげたブローチが光っている。
「ふふ、ありがとうございます。大切にしますわよ」
と結衣が笑う。
(喜んでくれてるみたいだ)
黒川はホッとするのであった。
(『告白』か・・・)
黒川は先ほどの姉からのメッセージを思い出す。
(と言っても俺の気持ちはとっくに伝えてるんだよな)
自分たちの関係はかなり特殊で、彼自身の立ち位置も複雑なところにいる。
姉妹たちを心から慕っている事は、毎回伝えているし
専用の首輪まで賜って、姉妹からの寵愛も十分に受けている。
しかしそれは決して『恋人』や『恋愛』と呼べるものではない。
『奴隷』や『ペット』や『所有物』に近いのだろう。
(でも、それは俺が望んだからだ・・・)
自分が彼女たちの寵愛を受け入れたのだ。
この関係は、姉妹が望む限りずっと続くのだろう。
(でも、いつ終わるかわからないんだよな・・・)
この関係が永遠に続く保証などどこにもない。
姉妹が飽きれば明日にでも捨てられるかもしれないのだ。
(それでも、今だけは・・・)
黒川は決意を新たにする。
「どうかなさいました?」と友麻が聞いてくる。
「いえ、何でもないです」と黒川は答えた。
おわり
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