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第43話:据え膳食わぬは・・・(その4)(完結)
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すみれは圭太をベッドに押し倒す。
「え、ええ!?」
圭太は戸惑う。
「大丈夫だって、最後までしないから」
すみれは微笑むと、圭太の首筋を舐める。
「ひゃあっ!」
圭太はビクつく。
「くす、敏感なんだね」
すみれは圭太の服を脱がしていく。
「ちょ、ちょっと待ってください」
圭太は抵抗するが、すみれは構わず圭太の上半身を裸にしてしまう。
「まぁこっちは流石に男の子ね」すみれは圭太の胸板を見て言う。
「あんまり見ないで下さい・・・」
圭太は恥ずかしくなって顔を背ける。「可愛い反応」
すみれは圭太の乳首を指先で弄ぶように転がし始める。
「あ、ああ、だめです」
圭太は声を漏らしながら身を捩らせる。
沙由美たちに開発されているせいか、乳首はすっかり敏感になっている。
「ふふ、女の子みたいな声で鳴くわねぇ」
すみれは圭太の反応を楽しむかのように執拗に責め立てる。
「あぁ、あ、あ、あ・・・」
圭太はすみれの腕を掴み、必死に抵抗する。
「ほらほら、もっと気持ちよくなりなさい」
すみれは圭太のズボンに手をかけ、一気に脱がせてしまう。
「わっ、ちょっとそれは・・・」
圭太は反射的に脚を閉じる。
「ふふ、恥ずかしがらないで」
すみれは圭太の膝を掴むと強引に開かせる。
「あ・・・」
圭太は羞恥心で顔が真っ赤になる。
「あれ?毛は・・・」
すみれは圭太の下半身を見つめる。
「剃りました・・・」
圭太は消え入りそうな小さな声で答える。
「へぇ~、綺麗にしてもらって良かったじゃない」
すみれは圭太の股間を撫で始める。
「やめてください・・・」
圭太は弱々しく訴える。
「何?彼女にでも剃られたとか?」
「違います・・・自分でやりました」
「あら、自慰の時もそんな事してるの?」
「そ、そういうわけでは・・・」
圭太は言い淀む。
「ふーん、じゃあ今度見せてよ」
「い、嫌ですよ!絶対無理です!!」
圭太は激しく拒絶する。
「冗談よ、そこまでしなくていいから。それにしても本当にツルツルだわ。
触るとスベスベで気持ち良い」
すみれは圭太の股間をさすさすと撫でる。
「あうぅ・・・」
圭太はくすぐったくて身悶える。
(なんかこれ、変になりそうだ)
圭太は息遣いを荒げながら思う。
「じゃあそろそろいいわよね」
すみれは圭太の下着を脱がせる。
「ちょ、ちょっと待ってください」
「待たない」
すみれは圭太のモノを握り込むと上下にしごく。
「ひゃうう!」
圭太は思わず腰を引く。
「あらあら、随分敏感みたい」「さ、最後まではしないって・・・」
「最後までしないけど、最後までしたくなるくらい可愛がるだけ」
そう言うとすみれは圭太のペニスを口に含む。
「あああっ!?」
突然の刺激に圭太の身体が跳ね上がる。
「ちゅぱ、れろぉ・・・」
すみれの舌使いはとても巧みで、圭太はすぐに限界を迎えそうになる。
「ああ、ダメです、出ちゃいます」
圭太はすみれの頭を掴んで離そうとするが、力が入らない。
「出してもいいのよ。全部飲んであげる」
「そ、それは流石にまずいんじゃ・・・」
圭太はなんとか理性を保とうとする。
「大丈夫、気にしないで出しなさい」
すみれは更にストロークを早め、射精を促す。
「あ、あ、もう我慢できません」
圭太の意識が飛びそうになった瞬間、「はいおしまい」
すみれは口を放す。
しかし圭太の方はそうもいかなかった・・・「あぁ、あぁぁぁぁぁぁ!!!」
圭太は全身を痙攣させ、白濁液を吐き出してしまう。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
圭太は肩で大きく呼吸をする。
「どう?気持ちよかったでしょ」
すみれは圭太の耳元で囁く。
「は、はい・・・」
圭太は顔を真っ赤にしながら答える。「またしたい?」
すみれは意地悪そうな笑みを浮かべる。
「えっ、いやあの・・・」
「したいんでしょう?正直に言ってごらん」
すみれは再び圭太の股間に手を伸ばす。
「あ、その、したいかと言われれば、したかったりします・・・」
圭太は恥ずかしそうに答えた。
「ふふ、素直でよろしい」
すみれは圭太の額にキスをした。
「でもいいんですか・・・すみれ姉さんには・・・」
圭太は申し訳なさそうに尋ねる。
「いいのよ・・・てかこんな時に野暮な事言いっこなし!」
そう言って強引に口付けしてきた。「んん~!」
圭太は目を白黒させる。
「ぷは、さっきの続きをしましょう」
すみれは圭太を押し倒すと再び圭太の股間に手を伸ばしてきた。
「は、はい・・・」
圭太は抵抗することなく受け入れる。
「じゃあいくわね」
すみれは圭太のモノを握ると上下にしごく。
「あ、あ、あ」
先程出したばかりだというのに、圭太のソレは硬度を取り戻していた。
「今度は私の番だから」
すみれは圭太をベッドに寝かせる。そして圭太の上に跨った。「うわ、凄い」
圭太は自分の上に乗っかっているすみれのお尻を見て驚く。
「ちょっと、あんまりじろじろ見ないでよ」
すみれは少し頬を赤くする。
「すみません」
圭太は慌てて視線を外す。「まぁいいわ。さ、始めましょう」
すみれが圭太のペニスに手をかける。
「あ、あの、やっぱり僕が上になりますから」
圭太の申し出を、すみれは手で制した。
「ダメ。今日だけは私が攻めるんだから」
すみれはそのまま腰を落としていく。
「あ、ああ」
すみれの秘所が圭太を飲み込んでいく。「はぁぁぁ」
すみれは大きく息を吐いた。「全部入ったみたいだね」
そして挿入したままでぐるりと前に向き直った。
「はあぁん・・ああぁぁ!」
今までにない刺激に圭太はのけぞった。
「動くよぉ」
すみれがゆっくりと動き始める。「あっ、あぁっ、ひゃぅ」
圭太は声にならない悲鳴を上げる。「どう?気持ちいい?」
すみれは圭太の上で跳ねながら尋ねた。「き、気持ちいいです」
圭太は必死に言葉を紡ぐ。「もっと気持ちよくしてあげる」
すみれは圭
「もっと、もっとですか!?」「うん、もっとだよ」
すみれはさらに激しく動いた。「あ、あ、あ、あ」
圭太はなす術もなく翻弄される。「ほら、ここが良いんでしょう?」
すみれは圭太の弱点を探り当てるとそこを攻め立てた。「そ、そこは駄目ぇ!!」
圭太は涙目になって訴える
「私・・・こんな風な顔で感じてたんだ・・・」すみれが圭太の顔を見ながら感心したように言う。
「ち、違う!僕はそんなんじゃ・・・」
圭太は顔を真っ赤にして否定した。「嘘ばっかり。本当はこういうの好きなくせに」
すみれは圭太を責め続ける。「もう許してくださいぃ」
圭太は泣きそうな声で懇願した。「ダーメ」
すみれは圭太の乳首をつまむ。「ふあぁ」
圭太は体を震わせた。「可愛い♪」
すみれはおもむろにスマホを持つと。自撮りに切り替える。「はいチーズ」パシャリ。
シャッター音が響いた。「えへへ、撮っちゃった」
「消して下さいよ」
恥ずかしそうに抗議する圭太にすみれは笑いかけた。「やーだよ」
すみれは再び騎乗位に戻る。「今度は一緒にイこうね」
そしてラストスパートをかけた。「あ、あ、あ、あぁぁぁぁ」
圭太は限界を迎えようとしていた。「イクッ、イッちゃいますぅ」
「いいよ、出して」
すみれも絶頂が近いようだ。「ああああああああ!!!」
二人は同時に果てた。
「ほら・・・同じ顔して気持ちよくなっっちゃった・・・」
すみれはスマホの写真を見ながら、自分の体液と圭太の精液が混ざったものを指ですくって舐めた。
その仕草はとても淫靡だった。「うう・・・」
圭太は恥ずかしくて目をそらす。
「ううう…浮気の片棒を担いでしまった・・・」
圭太は頭を抱えて嘆いていた。
「大丈夫だって、バレなければ問題ないよ」
「・・・そう言う問題じゃなくて!」
圭太はため息をついた。
「ごめんね、調子に乗りすぎたわ。」
すみれが申し訳なさげに言う
「なんでこんなことを・・・」
圭太が呆れたように言うと、
「実を言うとね、私、彼氏と喧嘩してたんだ・・」
すみれは語り始めた。
「それでつい魔が差したっていうか、ストレス発散したかったというか」
すみれはバツの悪そうな表情を浮かべている。
「だからと言って僕を巻き込まないでください・・・」
圭太は疲れ切った様子で言った。
「まあまあ、そんなこと言わずにさ。また溜まったら付き合ってよね」
すみれはウインクしながら言う。
「勘弁してください・・・」
圭太はげんなりとした口調で答えた。
「でも圭ちゃん可愛かったな~あんなに乱れるなんて思わなかったもん」
すみれは思い出したように言う。
「わ!忘れて下さい!」
圭太は顔を赤くした。
「無理だよ、忘れられない」
すみれは意地の悪い笑みを浮かべながら答える。
「お願いですから、本当に・・・」
圭太は消え入りそうな声で訴えた。「仕方がないなぁ」
すみれは肩をすくめる。
「ね、ね、こんどもっとちゃんとメイクしてみない?服とかも・・・」
すみれは楽しげに提案する。
「嫌ですよそんなの」
圭太は即答した。
「絶対似合うと思うんだけどなー」
すみれはまだ諦めきれないらしい。
「お断りします!」
圭太の返答は変わらなかった。
(なんで僕の周りに集まる女の人はこんな人ばっかりなんだ・・・)
圭太は心の中でぼやいた。
****
(知られたら・・・やっぱりワサビ漬けなのかなぁ・・・)
翌日、圭太はどんよりとした表情で部室へ向かう。
以前沙由美から言われた『浮気したら生きたままワサビ漬けにする』を
頭の中で思い出していた。
(まさか本気でそんなことはしないと思う・・・思いたいけど)
もしされたらどうしようと不安になる。
(もう、沙由美先生に隠し事はできないよな・・・)
あの時の沙由美の目は本気だったと圭太は思った。
「あらどうしたの浮かない顔して?」
沙由美が声をかけてきた。
「えっと・・・その・・・」
圭太は言い淀む。
しかしそんな圭太の考えなど見透かしたように沙由美の口が開く。
「で、すみれさんとはどこまで行ったのかしら?」
沙由美の目が光る。
「な・・・なんでそれを!?」圭太は驚いて沙由美を見た。
沙由美は満足げに微笑んでいる。
「カマをかけただけなんだけどねぇ~」
沙由美は圭太の反応を見て楽しんでいるようだ。
「うぐっ・・・」
圭太は何も言えず黙り込んでしまう。
「・・・という事は浮気したのね?」
沙由美の笑顔が怖い。
「い、いえ、そういうわけでは・・・」
圭太は慌てて否定するが、
「じゃあどういう訳かしら?」
沙由美の追及は止まらない。
「そ、それは・・・」
圭太は言葉に詰まる。
「正直に話してくれないと困るわ」
「ごめんなさい、実は・・・」
圭太は観念したように告白した。
「ふぅん、なるほどねえ」
沙由美は圭太の話を聞いて納得したようだった。
「・・・やっぱりワサビ漬けですか?」
圭太の顔色は悪い。
「いいえ、今回は見逃してあげるわ」
沙由美はあっさりと言った。
「ほ、ほんとうですか!」圭太はホッとした様子だ。
「ただし条件があるわ」
「じょ、条件ですか・・・」
圭太は緊張した面持ちになった。
「そう、これはあなたにとっても重要なことよ」
沙由美は真面目な口調で言う。
「はい」圭太も真剣な眼差しで答えた。
「私の言うことを何でも聞くって約束してくれるなら許してあげてもいいわ」
「・・・・・・!」圭太が一瞬固まる。「ど、どんな事をすればいいんですか・・・?」
恐る恐る訊ねる。
「それは今度会った時に教えてあげるわ。
でも一つ言えるのは、とても楽しい事だって事だけね」
沙由美は妖艶に笑った。
おわり
「え、ええ!?」
圭太は戸惑う。
「大丈夫だって、最後までしないから」
すみれは微笑むと、圭太の首筋を舐める。
「ひゃあっ!」
圭太はビクつく。
「くす、敏感なんだね」
すみれは圭太の服を脱がしていく。
「ちょ、ちょっと待ってください」
圭太は抵抗するが、すみれは構わず圭太の上半身を裸にしてしまう。
「まぁこっちは流石に男の子ね」すみれは圭太の胸板を見て言う。
「あんまり見ないで下さい・・・」
圭太は恥ずかしくなって顔を背ける。「可愛い反応」
すみれは圭太の乳首を指先で弄ぶように転がし始める。
「あ、ああ、だめです」
圭太は声を漏らしながら身を捩らせる。
沙由美たちに開発されているせいか、乳首はすっかり敏感になっている。
「ふふ、女の子みたいな声で鳴くわねぇ」
すみれは圭太の反応を楽しむかのように執拗に責め立てる。
「あぁ、あ、あ、あ・・・」
圭太はすみれの腕を掴み、必死に抵抗する。
「ほらほら、もっと気持ちよくなりなさい」
すみれは圭太のズボンに手をかけ、一気に脱がせてしまう。
「わっ、ちょっとそれは・・・」
圭太は反射的に脚を閉じる。
「ふふ、恥ずかしがらないで」
すみれは圭太の膝を掴むと強引に開かせる。
「あ・・・」
圭太は羞恥心で顔が真っ赤になる。
「あれ?毛は・・・」
すみれは圭太の下半身を見つめる。
「剃りました・・・」
圭太は消え入りそうな小さな声で答える。
「へぇ~、綺麗にしてもらって良かったじゃない」
すみれは圭太の股間を撫で始める。
「やめてください・・・」
圭太は弱々しく訴える。
「何?彼女にでも剃られたとか?」
「違います・・・自分でやりました」
「あら、自慰の時もそんな事してるの?」
「そ、そういうわけでは・・・」
圭太は言い淀む。
「ふーん、じゃあ今度見せてよ」
「い、嫌ですよ!絶対無理です!!」
圭太は激しく拒絶する。
「冗談よ、そこまでしなくていいから。それにしても本当にツルツルだわ。
触るとスベスベで気持ち良い」
すみれは圭太の股間をさすさすと撫でる。
「あうぅ・・・」
圭太はくすぐったくて身悶える。
(なんかこれ、変になりそうだ)
圭太は息遣いを荒げながら思う。
「じゃあそろそろいいわよね」
すみれは圭太の下着を脱がせる。
「ちょ、ちょっと待ってください」
「待たない」
すみれは圭太のモノを握り込むと上下にしごく。
「ひゃうう!」
圭太は思わず腰を引く。
「あらあら、随分敏感みたい」「さ、最後まではしないって・・・」
「最後までしないけど、最後までしたくなるくらい可愛がるだけ」
そう言うとすみれは圭太のペニスを口に含む。
「あああっ!?」
突然の刺激に圭太の身体が跳ね上がる。
「ちゅぱ、れろぉ・・・」
すみれの舌使いはとても巧みで、圭太はすぐに限界を迎えそうになる。
「ああ、ダメです、出ちゃいます」
圭太はすみれの頭を掴んで離そうとするが、力が入らない。
「出してもいいのよ。全部飲んであげる」
「そ、それは流石にまずいんじゃ・・・」
圭太はなんとか理性を保とうとする。
「大丈夫、気にしないで出しなさい」
すみれは更にストロークを早め、射精を促す。
「あ、あ、もう我慢できません」
圭太の意識が飛びそうになった瞬間、「はいおしまい」
すみれは口を放す。
しかし圭太の方はそうもいかなかった・・・「あぁ、あぁぁぁぁぁぁ!!!」
圭太は全身を痙攣させ、白濁液を吐き出してしまう。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
圭太は肩で大きく呼吸をする。
「どう?気持ちよかったでしょ」
すみれは圭太の耳元で囁く。
「は、はい・・・」
圭太は顔を真っ赤にしながら答える。「またしたい?」
すみれは意地悪そうな笑みを浮かべる。
「えっ、いやあの・・・」
「したいんでしょう?正直に言ってごらん」
すみれは再び圭太の股間に手を伸ばす。
「あ、その、したいかと言われれば、したかったりします・・・」
圭太は恥ずかしそうに答えた。
「ふふ、素直でよろしい」
すみれは圭太の額にキスをした。
「でもいいんですか・・・すみれ姉さんには・・・」
圭太は申し訳なさそうに尋ねる。
「いいのよ・・・てかこんな時に野暮な事言いっこなし!」
そう言って強引に口付けしてきた。「んん~!」
圭太は目を白黒させる。
「ぷは、さっきの続きをしましょう」
すみれは圭太を押し倒すと再び圭太の股間に手を伸ばしてきた。
「は、はい・・・」
圭太は抵抗することなく受け入れる。
「じゃあいくわね」
すみれは圭太のモノを握ると上下にしごく。
「あ、あ、あ」
先程出したばかりだというのに、圭太のソレは硬度を取り戻していた。
「今度は私の番だから」
すみれは圭太をベッドに寝かせる。そして圭太の上に跨った。「うわ、凄い」
圭太は自分の上に乗っかっているすみれのお尻を見て驚く。
「ちょっと、あんまりじろじろ見ないでよ」
すみれは少し頬を赤くする。
「すみません」
圭太は慌てて視線を外す。「まぁいいわ。さ、始めましょう」
すみれが圭太のペニスに手をかける。
「あ、あの、やっぱり僕が上になりますから」
圭太の申し出を、すみれは手で制した。
「ダメ。今日だけは私が攻めるんだから」
すみれはそのまま腰を落としていく。
「あ、ああ」
すみれの秘所が圭太を飲み込んでいく。「はぁぁぁ」
すみれは大きく息を吐いた。「全部入ったみたいだね」
そして挿入したままでぐるりと前に向き直った。
「はあぁん・・ああぁぁ!」
今までにない刺激に圭太はのけぞった。
「動くよぉ」
すみれがゆっくりと動き始める。「あっ、あぁっ、ひゃぅ」
圭太は声にならない悲鳴を上げる。「どう?気持ちいい?」
すみれは圭太の上で跳ねながら尋ねた。「き、気持ちいいです」
圭太は必死に言葉を紡ぐ。「もっと気持ちよくしてあげる」
すみれは圭
「もっと、もっとですか!?」「うん、もっとだよ」
すみれはさらに激しく動いた。「あ、あ、あ、あ」
圭太はなす術もなく翻弄される。「ほら、ここが良いんでしょう?」
すみれは圭太の弱点を探り当てるとそこを攻め立てた。「そ、そこは駄目ぇ!!」
圭太は涙目になって訴える
「私・・・こんな風な顔で感じてたんだ・・・」すみれが圭太の顔を見ながら感心したように言う。
「ち、違う!僕はそんなんじゃ・・・」
圭太は顔を真っ赤にして否定した。「嘘ばっかり。本当はこういうの好きなくせに」
すみれは圭太を責め続ける。「もう許してくださいぃ」
圭太は泣きそうな声で懇願した。「ダーメ」
すみれは圭太の乳首をつまむ。「ふあぁ」
圭太は体を震わせた。「可愛い♪」
すみれはおもむろにスマホを持つと。自撮りに切り替える。「はいチーズ」パシャリ。
シャッター音が響いた。「えへへ、撮っちゃった」
「消して下さいよ」
恥ずかしそうに抗議する圭太にすみれは笑いかけた。「やーだよ」
すみれは再び騎乗位に戻る。「今度は一緒にイこうね」
そしてラストスパートをかけた。「あ、あ、あ、あぁぁぁぁ」
圭太は限界を迎えようとしていた。「イクッ、イッちゃいますぅ」
「いいよ、出して」
すみれも絶頂が近いようだ。「ああああああああ!!!」
二人は同時に果てた。
「ほら・・・同じ顔して気持ちよくなっっちゃった・・・」
すみれはスマホの写真を見ながら、自分の体液と圭太の精液が混ざったものを指ですくって舐めた。
その仕草はとても淫靡だった。「うう・・・」
圭太は恥ずかしくて目をそらす。
「ううう…浮気の片棒を担いでしまった・・・」
圭太は頭を抱えて嘆いていた。
「大丈夫だって、バレなければ問題ないよ」
「・・・そう言う問題じゃなくて!」
圭太はため息をついた。
「ごめんね、調子に乗りすぎたわ。」
すみれが申し訳なさげに言う
「なんでこんなことを・・・」
圭太が呆れたように言うと、
「実を言うとね、私、彼氏と喧嘩してたんだ・・」
すみれは語り始めた。
「それでつい魔が差したっていうか、ストレス発散したかったというか」
すみれはバツの悪そうな表情を浮かべている。
「だからと言って僕を巻き込まないでください・・・」
圭太は疲れ切った様子で言った。
「まあまあ、そんなこと言わずにさ。また溜まったら付き合ってよね」
すみれはウインクしながら言う。
「勘弁してください・・・」
圭太はげんなりとした口調で答えた。
「でも圭ちゃん可愛かったな~あんなに乱れるなんて思わなかったもん」
すみれは思い出したように言う。
「わ!忘れて下さい!」
圭太は顔を赤くした。
「無理だよ、忘れられない」
すみれは意地の悪い笑みを浮かべながら答える。
「お願いですから、本当に・・・」
圭太は消え入りそうな声で訴えた。「仕方がないなぁ」
すみれは肩をすくめる。
「ね、ね、こんどもっとちゃんとメイクしてみない?服とかも・・・」
すみれは楽しげに提案する。
「嫌ですよそんなの」
圭太は即答した。
「絶対似合うと思うんだけどなー」
すみれはまだ諦めきれないらしい。
「お断りします!」
圭太の返答は変わらなかった。
(なんで僕の周りに集まる女の人はこんな人ばっかりなんだ・・・)
圭太は心の中でぼやいた。
****
(知られたら・・・やっぱりワサビ漬けなのかなぁ・・・)
翌日、圭太はどんよりとした表情で部室へ向かう。
以前沙由美から言われた『浮気したら生きたままワサビ漬けにする』を
頭の中で思い出していた。
(まさか本気でそんなことはしないと思う・・・思いたいけど)
もしされたらどうしようと不安になる。
(もう、沙由美先生に隠し事はできないよな・・・)
あの時の沙由美の目は本気だったと圭太は思った。
「あらどうしたの浮かない顔して?」
沙由美が声をかけてきた。
「えっと・・・その・・・」
圭太は言い淀む。
しかしそんな圭太の考えなど見透かしたように沙由美の口が開く。
「で、すみれさんとはどこまで行ったのかしら?」
沙由美の目が光る。
「な・・・なんでそれを!?」圭太は驚いて沙由美を見た。
沙由美は満足げに微笑んでいる。
「カマをかけただけなんだけどねぇ~」
沙由美は圭太の反応を見て楽しんでいるようだ。
「うぐっ・・・」
圭太は何も言えず黙り込んでしまう。
「・・・という事は浮気したのね?」
沙由美の笑顔が怖い。
「い、いえ、そういうわけでは・・・」
圭太は慌てて否定するが、
「じゃあどういう訳かしら?」
沙由美の追及は止まらない。
「そ、それは・・・」
圭太は言葉に詰まる。
「正直に話してくれないと困るわ」
「ごめんなさい、実は・・・」
圭太は観念したように告白した。
「ふぅん、なるほどねえ」
沙由美は圭太の話を聞いて納得したようだった。
「・・・やっぱりワサビ漬けですか?」
圭太の顔色は悪い。
「いいえ、今回は見逃してあげるわ」
沙由美はあっさりと言った。
「ほ、ほんとうですか!」圭太はホッとした様子だ。
「ただし条件があるわ」
「じょ、条件ですか・・・」
圭太は緊張した面持ちになった。
「そう、これはあなたにとっても重要なことよ」
沙由美は真面目な口調で言う。
「はい」圭太も真剣な眼差しで答えた。
「私の言うことを何でも聞くって約束してくれるなら許してあげてもいいわ」
「・・・・・・!」圭太が一瞬固まる。「ど、どんな事をすればいいんですか・・・?」
恐る恐る訊ねる。
「それは今度会った時に教えてあげるわ。
でも一つ言えるのは、とても楽しい事だって事だけね」
沙由美は妖艶に笑った。
おわり
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