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第39話:即売会に行ってみた(その4)(完結)

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それから程なくしてイベント終了の挨拶が流れ、
それぞれの参加者たちが片づけを始めていた。「ふぅ~、何とかなりそうだね」
圭太と真由里はサークルスペースに戻ってきた。
「綺羅丸殿、圭太さんも、おかえりなさい!」梅千代が出迎える。
「ただいま戻りました。梅千代さん」
「あらあら、ずいぶん仲良しさんですわねぇ」
梅千代が意味ありげに見てくる。
「ふふ、ほかの子も着替えに行ってるからあなた方も着替えてらっしゃい。」
そう言われて二人は更衣室に向う。

その後、通常ならイベント後の打ち上げとなるのだが、
真由里の体調の事も気遣ってか今日はそのまま帰ることになった。
「残念だけど仕方ないですね。後日また集まって楽しくやりましょう。」
餡丸達の言葉に皆が賛同した。
「それでは皆さん、お疲れさまでした。」
締めの言葉で解散となった。

圭太は真由里を家まで送る。
「あの、圭太様。本当によろしいのでしょうか?ご自宅まで送っていただいたりして。」
「もちろんですよ。真由里さんの事心配ですから。」
「あ、ありがとうございます!圭太様のお気持ちとてもうれしいです。」
そんなことを話しているうちに真由里の家に着いた。
「あの・・・少しお茶でもいかがですか?」
真由里が遠慮がちに声をかけてきた。
「えぇ?いいんですか、ならぜひ」
圭太は笑顔で答えた。
「どうぞ、上がってください。」
「失礼します」
玄関で靴を脱ぎ、真由里の部屋に向かう。
「今日、ご両親は・・?」
「はい、今日は夫婦水入らずで旅行に出かけていて・・・明日まで帰らないです。」
真由里はそう言った。「そ、そうなんですか・・・」
(じゃぁ、この家に今いるのは僕と真由里さんだけなのか)
圭太は少し緊張していた。
「圭太様、何か飲みたいものはありますか?」
「いえ、特には。真由里さんは?」
「私は紅茶をいれます。」
「わかりました。僕はソファーに座って待っていますね」
圭太がリビングのソファに座って待っていると、しばらくして真由里がやってきた。
「お待たせしました。」
「ありがとうございます」

二人で静かに茶をすする。
「今日は即売会、ありがとうございました」
「はい。初めて参加させていただきましたけど、すごく楽しいイベントでした。」
「こちらこそ、無理を言ってしまってすいませんでした。」
「いえいえ、俺も楽しかったですから。」圭太は笑って言った。
「本当ですか!?よかった」
真由里はほっとしたような表情をする。
「最後の方はちょっと申し訳ありませんでしたけど。」
「あれはその・・・すみません」
圭太が苦笑いを浮かべながら謝った。「ふふ、冗談ですよ。」
「もう、真由里さんたら」
二人の間に和やかな空気が流れる。
「でもね、助けてくれたのは嬉しかったんですよ。」
そう言って真由里は少し頬を赤らめる。
「正直圭太様がいなかったら私はきっと・・・」
「・・・・」
二人ともその後のキスの事を思い出し黙ってしまう。しばらく沈黙の時間が流れた。
「その、圭太様は私にああいうことされて嫌ではなかったですか・・・?」
真由里は不安げに聞いてきた。

「はい。僕も驚きましたけど全然嫌ではありませんでしたよ。むしろ・・・」
そこまで言いかけて圭太は自分の言葉を止める。
自分で言ってて自分で照れ臭くなったからだ。
「そうですか。それなら良かったです。」
安心して真由里の顔がほころぶ。
「あの時・・・圭太様にキスされたとき、とても幸せでした。
ずっとこのまま時間が止まればいいなって思いました。」
「・・・・」
二人は見つめ合う。
「ねぇ、圭太様。」
「はい」
「もう一度、してもよろしいでしょうか?」
真由里は顔を赤くしながら圭太に問いかける。
「えぇっ?それは・・・」
戸惑う圭太。
しかし真由里の真剣なまなざしを見て覚悟を決めた。
そしてゆっくりと真由里に近づく。
「んぅ・・・」
真由里と唇を合わせる。
「ちゅ・・・」
「んむぅ・・・」
「ぷはぁ!」
二人の口から糸を引きつつ離れていく。
真由里が圭太を抱きしめた。
「お願いです・・・もう少しこのままで・・・」そしてうつむいたまま目を合わせない。
「押しに手を出してはいけないのは分かっています・・・でも・・それでも・・・今は・・」
「真由里さん」
圭太は真由里を優しく抱き返した。
「いいんですか?」真由里は顔を上げる。
「でも、今の俺は女装してないし・・・それでもいいですか?」
圭太は真剣に聞く。
「かまいません・・・それでも・・今だけは」さらに強く抱きしめる。
真由里は再び目を閉じ、圭太に身を委ねる。
「メガネ・・・外した方がいいですか?」
「いえ、そのままで大丈夫です」
「じゃあこのま・・・あっ」
圭太は何かに気付いたように声を上げた。
「どうされました?」
「俺、汗かいちゃってますよね・・・臭いとか・・・」
「・・・平気です、それぐらい」
「本当に?」
「本当ですよ」
「じゃあお願いします」
「はい・・・」再び真由里は圭太に口づけする。
今度は先ほどよりも激しく舌を絡ませてきた。
「じゅる、くちゅ、れる、はふ、ぴちゅ、ぢゅぱ」
「真由里さん、激しすぎ・・・」
「だって・・・我慢できなくて・・・」
「もうちょっとゆっくり・・・」
「ごめんなさい」
「謝らなくてもいいですけどね」
「次はもっとうまくやりますから」
「次もあるんだ・・・」
圭太の胸に頬ずりをしながら真由里は言う。「ダメですか・・・?」
「そんなことありませんよ」
(ひょっとして・・・僕がリードしなきゃダメなのかな・・・)
経験数なら決して少なくない圭太だったが、自分からリードするという事は殆どない。
(だって、いっつも向こうから襲われるとかそんなのばっかだったし・・・)
以前真由里にもそんなことをされているが、
あれはお互いが酒に酔っていたのが原因だった・・・
はずだ。
だからといって圭太が攻められるのが好きというわけではない。
むしろ圭太としては真由里を気持ちよくさせてあげたいと思っている。
だが今回は真由里も普通の状態だ。
(そうなると、僕が行くしかないのか・・・)
「真由里さん」
「何でしょう?」
「ベッドに行きましょう」
「えっ!?」
「ここだと狭いし、それに床だと体を痛めてしまいます。」
「は、はい・・・」二人は立ち上がり、真由里が先に部屋に入っていく。
圭太はその後をついていき、真由里の後に部屋に足を踏み入れた。
「あの、電気は消した方が・・・」
「そうですね」
圭太は部屋の照明を落とし、カーテンを開ける。
外から月明かりが入り込み、室内が少しだけ明るくなった。
真由里は後ろ手で扉を閉め、鍵をかける。
「これで安心ですね」
「そうですね」
二人とも緊張しているようだ。
圭太と真由里の心臓の鼓動が高まっていく。「真由里さん」
「は、はい!」
「さっきみたいに、その、キスしても、いいですか?」
「はい!喜んで!!」
勢い良く返事をする真由里。
「そ、それじゃあ失礼して・・・」
圭太は真由里の顔に手を当て、自分の方に引き寄せた。
そして、唇を重ねる。
「んっ・・・」
真由里は目を閉じ、受け入れている。
圭太の舌が真由里の口内に入ってくる。最初はゆっくりと優しく、少しずつ大胆になっていく。
圭太は真由里を抱きしめ、体を密着させる。
圭太の手が真由里のお尻へと伸びていき、服の上から触っていく。
「あんっ」真由里の口から吐息交じりの声が漏れる。
「ごめんなさい、痛かったですか?」
「いえ、大丈夫です」
「もう少し強くても平気ですか?」
「はい」
圭太は真由里の腰を強く抱き寄せ、お尻に回した手に力を入れて揉み始める。
同時にもう片方の手で真由里の胸を鷲掴むようにして愛撫していく。
そうして真由里の着ているシャツに手を突っ込んだ。
ブラジャーをずらし、直接触る。大きくも小さくもない形良い胸が手に触れた。
「あっ・・・」
「嫌でしたか?」
「いえ、ちょっとびっくりしただけです」
圭太の指先が真由里の乳首に触れる。
「ふぁっ」
「やっぱり、痛いですか?」
「違います。ちょっとくすぐったくて・・・」
「続けてもいいんですね?」
「はい、お願いします」
圭太の両手が真由里の乳房を包み込むように触れる。
そのまま円を描くように動かしながら真由里の反応を伺う。
「はぅ・・・」
どうやら問題なさそうだ。今度は親指と人差し指を使い
摘まんだり引っ張ったりする。
「んんっ・・・」
圭太は空いている方の胸に顔を寄せ、吸い付く。
軽く歯を立て、舌先で転がす様に舐める。
しばらくすると乳首が固くなってきた。
それを甘噛みしたり、吸ってみる。
その間も片手は休まず、乳房への刺激を続ける。
次第に呼吸が荒くなり、体が小刻みに震え始めた。
「真由里さん、可愛いですよ」
「ありがとうございます・・・」
「こっちも、いいですか?」
圭太の手が真由里のスカートの中へ入っていく。
下着越しに触れてみると、そこはもう十分すぎるほど濡れていた。
「ひゃうん!」
「凄いですね」
「だって、圭太さんに触られてると思うと、嬉しくて・・・」
「僕も同じ気持ちです」
「本当ですか?嬉しい・・・」
圭太は真由里のパンツに手を入れた。
「真由里さんのここ、こんなになってますよ」
「言わないでください」
圭太は真由里のショーツを脱がせ、直接触れた。
「んんっ」
「僕のも、見てください・・・」
圭太はズボンを下ろし、恥ずかしそうに真由里に自分のものを見せた。
相変わらず無毛だが既にそれは勃起している。
「わあ、すごい・・・」
「やっぱり・・・変ですよね」
「いえ、そんなことありません。素敵です」
真由里は圭太のモノを優しく撫でる。
「あんっ」
「感じてくれてるんですか?」
「えっと、その、はい」
「私も圭太さんのこと、もっと知りたいです」
「わかりました。じゃあ、脱ぎましょうか」
「そうですね」
二人は服を全て脱いだ。「綺麗なお体・・・」
「真由里さんこそ、とても魅力的だと思います」
「そ、それでは・・・失礼します」
「はい」
圭太のペニスを真由里の秘所へとあてがい、ゆっくりと挿入していく。
二人のものが擦れ合い、快感が生まれる。
「・・・・え?」
圭太がちょっとここで驚く。
真由里の身体があまりにすんなりと自分のモノを受け入れてしまったからだ。
本来ならばもっと抵抗があるはずなのだ。
「真由里さん・・・」
「ごめんなさい・・・やっぱり驚きましたよね」
真由里が圭太の顔から眼をそらす。
普段から『押しには手を出さない』と部員の中では
頑なに圭太との深い関係に及ばなかったのはこういう理由もあったのかもしれない。
「初めてじゃなくてがっかりしましたか?」真由里が悲しそうな声を出す。
「いえ・・・でも意外だとは思いました。」
更に何かを言おうとした圭太を真由里の言葉が遮る。
「お願いです。理由は・・・聞かないでください。」その声はとても苦しそうだった。
彼女にもきっと言いたくないことだってあるんだろう・・・圭太はそう思った。
「・・・・・」圭太は真由里の頭を優しく撫でた。
その手つきはとても優しいものだった。
「真由里さん、その・・・続きしても大丈夫なんですか?」
「はい・・・お願いします」
「わかりました・・・」
圭太は真由里の秘所を指先で弄った。
「あぅんんっ」真由里は短く叫ぶ。
それを見て圭太は再度ゆっくりと挿入していく。
「んっ」
「痛くありませんか?」
「はい、大丈夫・・・です」
圭太はゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ、あん、あぅ」
最初はゆっくりだった動きも徐々に速くなっていく。
「くぅ、んん、ああぁ!」それに合わせるように真由里の声も激しくなっていく。
「真由里さん・・ぼ、僕そろそろ・・・出そう・・・っ!」
圭太は汗だくになっていた。
「わ、私も、・・・です、だから一緒に・・・」
それを聞いて圭太の動きが激しくなる。
「真由里さん・・・出ます・・・っ!」
「はい、私の中に・・・いっぱい出してぇ・・・!」
圭太の射精と同時に真由里も絶頂を迎えた。
「はあ・・・はぁ・・・」「ふぅ・・・」
二人は激しく息を切らしながら、ベッドの上で横になっていた。

「ごめんなさい・・・私の我が儘で・・・」
恥ずかしいのか後ろを見ながら真由里が謝る。
「いえ、僕の方こそ・・・夢中になって」
「ううん、私も気持ちよかったから」
「そ、そうですか・・・」
圭太が照れる。
「それに、こんなこと言ったらバチが当たるかもしれませんが、
私、とっても嬉しかったです。」
「え?それはどういう・・・」
「ははは・・・内緒です」
「えー教えてくださいよ~」
「嫌ですよ。でもね、私にとって圭太様は最高の押しです」
真由里はそういうと圭太をぎゅっと抱きしめた。

***

そしてしばらくして・・・
圭太は梅千代が経営するガールズバーに招待されていた。
「ガ、ガールズバーとは一体・・・」圭太はドン引きしていた。
「ほっほっほ、ごめんなさいねぇ、今日はうちのサークルの人間の貸し切りだから、
女の人は一人も来てないの。」
この日は「筋骨仮装団」の特別飲み会だった・・・。

「あの・・・俺は女装しなくてもいいんですか?」
「あら、別に女装しなくても構わないわよぉ、あなたはいつも通りで構いません」
「そうですか・・・」圭太は店のカウンターの隅でソフトドリンクを貰っていた。
店内は相変わらずものすごい迫力と存在感を持つメンツがそろっている。
その様子はとてもコスプレイヤーの集まりとは思えない。
そして梅千代は男性だが女性のような化粧をしている。

「でも俺みたいな部外者が来ちゃって良かったんですか?」
「ええ、サークルメンバーじゃないけど、
サークルメンバーと同じくらいの 信頼を寄せているわ。」
「へぇ・・・」
「だってあの日、あなたはあそこにいた誰よりも男らしかったもの」
梅千代は微笑みながら言う。
「そんなこと・・・」
「あるわよ。現に私、あなたの女装姿に惚れ込んでしまったの。」
その瞬間、圭太の身体が持ち上げられた。「え?!」
背後から筋骨仮装団の一人が圭太を担ぎ上げていた。
「そうだぞ坊主!女装ってもんは男にしかできない、
この世でもっとも男らしい行為だと何かで読んだことがあるぞ!」
「そうそう、お前は間違いなく漢の中の漢だ!」他の団員達が口々に褒め称える。
「ちょっ、ちょっと待っt―――」
そのまま店の中央へと運ばれていく圭太であった。

おわり
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