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いざ行かん、リットリオ
龍の咆哮 その3
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やがてその内集まったマフィアの一人がいやらしい笑みを浮かべて話し出した。
「そういやエルフ達もそうだがダークエルフ達も随分と上玉が多いらしいじゃねえか?なんなら体でも売った方がてっとりばやいんじゃねーか?」
「あんな女なら飼ってもいいってか?貴族の慰み者になれれば住む場所もあるだろうしな」
ゲラゲラと笑う二人の後ろからすうっと冷たい刃が首筋に当てられる。
「体を売るほど落ちぶれていない・・・その無礼な物言い、次は殺すぞ」
物音一つ立てず現れたアウロラに一同は思わず声を失った。護衛達も一歩も動くことも出来ずただ隙を窺うに留まっていたり、質の低い者は現れたアウロラに驚く始末であった。
「あ、暗殺者ギルドの・・・!一体何があった?」
先ほどの明るさとは打って変わり緊張した様子で一人が尋ねる。
「経費を払う契約になっていたと思うのだけれど・・・少し困ったことになって貴方達に相談にきたの」
「ま、まてよ・・・追跡にかかった経費は後払いのはずだろう?」
「そう、でも今回のあの男の追跡中に面白い物を手に入れたの。でも経費も随分と掛かってしまってね、今回はそれの換金で経費をまかなって貰おうと思って」
此処に装飾品の換金が出来る人はいる?と尋ねるとマフィアの中から一人の男が手を上げる。
「私が鑑定できる・・・宝飾店も傘下にしているからな」
そういうとアウロラはその男に部屋の中央に来るように指示する。
「それではこの場でおおよその査定をして貰いたい」
「しかし此処では現金の支払いはできないぞ?」
「皆が見ているこの場でやることが肝要なの、誤魔化して経費が払えなかったら貴方の首を貰うことになるからね」
軽い脅しをかけて男を座らせるとその前に包みを置く。訝しがる男に包みを解くように促すと男はしぶしぶ布を取り払う。
「おお・・・!」
布の下から現れたのは美しい緋色の宝玉。そして鑑定を行う男から感嘆の声が上がった。
「龍の宝玉・・・!」
その一言に部屋全体からどよめきが起こる。龍の宝玉は王室に献上しても恥ずかしくない至高の一品であり、色が透き通っているほど価値が高い。
そしてこの宝玉は曇り一つ無い透き通った一品であり、形もまるでカッティングしたかのような綺麗な球体である。
一体どれほどの価値がつくのだ・・・。
皆の頭の中にこの宝玉の価値がいかほどのものになるのか皆目検討がつかなかったがアウロラは皆が釘付けになっているのを満足そうに見渡すと鑑定をしている男に告げる。
「これがはした金で換金されることが無いのは皆知っているみたいだから経費はこれを売却した金額から補填して貰うことにするわ」
「・・・ああ、恐らくだが十分な金額を用意できるだろう」
そう言いつつも熱心に覗き込む男にアウロラは止めの一言を告げることにする。
「龍の宝玉は同じ色の魔法を近づけると輝くらしいわ」
そういうことはとどのつまり試せということである。男達もへーそうなのかと言いつつも早速試して見ようか?という声も上がり始める。
「売るときに違いましたじゃ困る、試して」
傷がつくのでは?と訝しむ声もあったがこれがあれば暗殺ギルドに支払ってもおつりがでるだろうという言葉に自身の意見を飲み込み、事の成り行きを見守ることにしたようだった。
「よし・・・じゃあ試すぞ」
護衛の一人が右手に火の魔法を出して言う。皆がそれを固唾を呑んで見つめる中アウロラは密かに鎧に魔力を流し、念話で俺に合図を送ってくれた。
『もうじき火を点けるよ』
「了解、騎士団の突入準備も完了してる。結界を張れ、誰も逃がすなよ」
『了解』
アウロラは指示を確認すると宝玉に目を取られる一同から離れ、壁に触れると入り口と床にある抜け道を結界で塞ぐ。結界はドラゴンの加護を受けて強化されておりあらゆる魔法に強い耐性を持つものに強化されている。
鎧も持ち主をあらゆる衝撃と熱から守るべく魔力の循環を受けて微かに光り、これから起こる出来事を待っているようだった。
「おお!光ったぞ!」
皆から歓声があがる。それが処刑のカウントダウンと知らない面々は宝玉の売却額に宝玉に負けないくらい目を輝かせる。
「おい、いくらなんでも輝き過ぎじゃないか?」
一人がそう言った瞬間が早いか眩い光が部屋を包み、そして光りは業火の濁流となって部屋に居る全ての人間を飲み込み、建物の中で一番薄い天井を跡形も無く吹き飛ばした。
「団長!マウリッツ砦跡で爆発がありました!予告通りです」
「よし!全騎士団に通達!奴らは愚かにも我らに挑戦せんとしている!このような暴虐からあらゆる手段を行使して奴らを駆逐せねばならぬ!騎士団に正義ありと信ずる者は遅れるな!」
我に続け!と叫ぶ騎士団長アイノは愛馬を駆りマウリッツ砦へと突撃する。
「抵抗するものは処断せよ!奴らは人身売買に関わる重罪人である!」
言うが早いかナイフを構えた見張りを一刀の元に切り伏せ、団長が一番に切り込んでいく。その電光石火の一撃に直属の部下達は団長の復帰に歓喜し、新兵は団長の二つ名である『盗賊狩り』の異名を誇張では無い事を実感し震える。
「壮観だな・・・あれが本来の騎士団と言うわけか」
まるで鎖から放たれた猟犬のように獲物に飛び掛り、ある者は剣に掛かり、ある者は鎧を纏う太い腕に捕まり鎖につながれる。
あの砦には知られたくない情報を記した書類や売却と受呪がまだ済んでいない奴隷達が地下室に閉じ込められていることが解っている。そして頭目もあの爆発の中で生きているものは居まい。居たとしてアウロラがそれを見逃すはずも無い。
『頭目たちは炭になったよ』
「ご苦労様、後は騎士団を招きいれたら脱出していいぞ」
ガチガチに防御させたとはいえアウロラには危険な目にあわせてしまった。やけどとかしてないと良いが・・・。
「そういやエルフ達もそうだがダークエルフ達も随分と上玉が多いらしいじゃねえか?なんなら体でも売った方がてっとりばやいんじゃねーか?」
「あんな女なら飼ってもいいってか?貴族の慰み者になれれば住む場所もあるだろうしな」
ゲラゲラと笑う二人の後ろからすうっと冷たい刃が首筋に当てられる。
「体を売るほど落ちぶれていない・・・その無礼な物言い、次は殺すぞ」
物音一つ立てず現れたアウロラに一同は思わず声を失った。護衛達も一歩も動くことも出来ずただ隙を窺うに留まっていたり、質の低い者は現れたアウロラに驚く始末であった。
「あ、暗殺者ギルドの・・・!一体何があった?」
先ほどの明るさとは打って変わり緊張した様子で一人が尋ねる。
「経費を払う契約になっていたと思うのだけれど・・・少し困ったことになって貴方達に相談にきたの」
「ま、まてよ・・・追跡にかかった経費は後払いのはずだろう?」
「そう、でも今回のあの男の追跡中に面白い物を手に入れたの。でも経費も随分と掛かってしまってね、今回はそれの換金で経費をまかなって貰おうと思って」
此処に装飾品の換金が出来る人はいる?と尋ねるとマフィアの中から一人の男が手を上げる。
「私が鑑定できる・・・宝飾店も傘下にしているからな」
そういうとアウロラはその男に部屋の中央に来るように指示する。
「それではこの場でおおよその査定をして貰いたい」
「しかし此処では現金の支払いはできないぞ?」
「皆が見ているこの場でやることが肝要なの、誤魔化して経費が払えなかったら貴方の首を貰うことになるからね」
軽い脅しをかけて男を座らせるとその前に包みを置く。訝しがる男に包みを解くように促すと男はしぶしぶ布を取り払う。
「おお・・・!」
布の下から現れたのは美しい緋色の宝玉。そして鑑定を行う男から感嘆の声が上がった。
「龍の宝玉・・・!」
その一言に部屋全体からどよめきが起こる。龍の宝玉は王室に献上しても恥ずかしくない至高の一品であり、色が透き通っているほど価値が高い。
そしてこの宝玉は曇り一つ無い透き通った一品であり、形もまるでカッティングしたかのような綺麗な球体である。
一体どれほどの価値がつくのだ・・・。
皆の頭の中にこの宝玉の価値がいかほどのものになるのか皆目検討がつかなかったがアウロラは皆が釘付けになっているのを満足そうに見渡すと鑑定をしている男に告げる。
「これがはした金で換金されることが無いのは皆知っているみたいだから経費はこれを売却した金額から補填して貰うことにするわ」
「・・・ああ、恐らくだが十分な金額を用意できるだろう」
そう言いつつも熱心に覗き込む男にアウロラは止めの一言を告げることにする。
「龍の宝玉は同じ色の魔法を近づけると輝くらしいわ」
そういうことはとどのつまり試せということである。男達もへーそうなのかと言いつつも早速試して見ようか?という声も上がり始める。
「売るときに違いましたじゃ困る、試して」
傷がつくのでは?と訝しむ声もあったがこれがあれば暗殺ギルドに支払ってもおつりがでるだろうという言葉に自身の意見を飲み込み、事の成り行きを見守ることにしたようだった。
「よし・・・じゃあ試すぞ」
護衛の一人が右手に火の魔法を出して言う。皆がそれを固唾を呑んで見つめる中アウロラは密かに鎧に魔力を流し、念話で俺に合図を送ってくれた。
『もうじき火を点けるよ』
「了解、騎士団の突入準備も完了してる。結界を張れ、誰も逃がすなよ」
『了解』
アウロラは指示を確認すると宝玉に目を取られる一同から離れ、壁に触れると入り口と床にある抜け道を結界で塞ぐ。結界はドラゴンの加護を受けて強化されておりあらゆる魔法に強い耐性を持つものに強化されている。
鎧も持ち主をあらゆる衝撃と熱から守るべく魔力の循環を受けて微かに光り、これから起こる出来事を待っているようだった。
「おお!光ったぞ!」
皆から歓声があがる。それが処刑のカウントダウンと知らない面々は宝玉の売却額に宝玉に負けないくらい目を輝かせる。
「おい、いくらなんでも輝き過ぎじゃないか?」
一人がそう言った瞬間が早いか眩い光が部屋を包み、そして光りは業火の濁流となって部屋に居る全ての人間を飲み込み、建物の中で一番薄い天井を跡形も無く吹き飛ばした。
「団長!マウリッツ砦跡で爆発がありました!予告通りです」
「よし!全騎士団に通達!奴らは愚かにも我らに挑戦せんとしている!このような暴虐からあらゆる手段を行使して奴らを駆逐せねばならぬ!騎士団に正義ありと信ずる者は遅れるな!」
我に続け!と叫ぶ騎士団長アイノは愛馬を駆りマウリッツ砦へと突撃する。
「抵抗するものは処断せよ!奴らは人身売買に関わる重罪人である!」
言うが早いかナイフを構えた見張りを一刀の元に切り伏せ、団長が一番に切り込んでいく。その電光石火の一撃に直属の部下達は団長の復帰に歓喜し、新兵は団長の二つ名である『盗賊狩り』の異名を誇張では無い事を実感し震える。
「壮観だな・・・あれが本来の騎士団と言うわけか」
まるで鎖から放たれた猟犬のように獲物に飛び掛り、ある者は剣に掛かり、ある者は鎧を纏う太い腕に捕まり鎖につながれる。
あの砦には知られたくない情報を記した書類や売却と受呪がまだ済んでいない奴隷達が地下室に閉じ込められていることが解っている。そして頭目もあの爆発の中で生きているものは居まい。居たとしてアウロラがそれを見逃すはずも無い。
『頭目たちは炭になったよ』
「ご苦労様、後は騎士団を招きいれたら脱出していいぞ」
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