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第7章―消えゆく命の残り火―
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「何かよくわからないけどこの戦艦には、そんな優れた機能があるんだぁ~。へぇ、すごいね」
「そうです、新型の戦艦ですから当然ですよ! それにエヴァリアは我が軍では最新の機能や兵器を搭載しているため、そう簡単には沈みません。それになんと言っても怒ると『宇宙一怖い艦長』も乗っていますしね!」
彼はそのことを口走ると、とっさに自分の口を慌てて押さえた。
「宇宙一怖い艦長ね。あとでアーバスに言っちゃお~」
「ちょ、冗談はやめて下さいよ……!」
雪矢が悪乗りして言い返すと彼は焦った顔色を浮かべた。
「――で、そのSPS機能とやらは直ぐに使用出来たりするの?」
「はい、艦長の許可が下りればいつでも使用可能です」
「わかった。じゃあ、それは万が一の為にとっておこう」
その事を思いつくと、少しだけ艦長らしく振る舞った。
「そうだ~! 敵がここに来た時の場合に備えて今から緊急配備した方が良いんじゃないの?」
「緊急配備ですか? それはレッドアラート発令の意味でしょうか? たしかに先ほど隼人隊長がエマージェンシーとか言ってました。ですが我が戦艦には……」
「ウダウダ言わずに、早く戦闘準備にとりかかりなよ!」
「ほら、第一なんとかだよ! 第一なんとかぁ~!」
雪矢はあくまでも冷静な彼らにその事を急かすとジノは一言伝えた。
「それを言うなら第一戦闘配備では?」
『うるさーいっ!!』
彼に言われると恥ずかしそうに怒りながら言い返した。
「――あの。ですが、我々の船には戦闘に出れるパイロットはいません」
「え? 嘘」
「本当です」
「またまた~冗談を」
「本当にいないんです」
雪矢は余りにも唐突な返事に困惑すると、再び聞き返した。しかし、彼は事実を伝えた。
『えぇっ!?』
そこで驚愕すると艦長椅子からずり落ちた。
「は? ちょ、戦闘に出れるパイロットがいないってマジで言ってるの!?」
「残念ながらいません…――! 現在この戦艦に乗組員として搭乗しているパイロットは以下の4名になります。桐會結人、東美岬、神宮寺隼人、それからイ・ヨルグです。他にはいませんよ!」
彼が唐突に事実を伝えると、雪矢は再び艦長の椅子から背中からずり落ちた。
「そうです、新型の戦艦ですから当然ですよ! それにエヴァリアは我が軍では最新の機能や兵器を搭載しているため、そう簡単には沈みません。それになんと言っても怒ると『宇宙一怖い艦長』も乗っていますしね!」
彼はそのことを口走ると、とっさに自分の口を慌てて押さえた。
「宇宙一怖い艦長ね。あとでアーバスに言っちゃお~」
「ちょ、冗談はやめて下さいよ……!」
雪矢が悪乗りして言い返すと彼は焦った顔色を浮かべた。
「――で、そのSPS機能とやらは直ぐに使用出来たりするの?」
「はい、艦長の許可が下りればいつでも使用可能です」
「わかった。じゃあ、それは万が一の為にとっておこう」
その事を思いつくと、少しだけ艦長らしく振る舞った。
「そうだ~! 敵がここに来た時の場合に備えて今から緊急配備した方が良いんじゃないの?」
「緊急配備ですか? それはレッドアラート発令の意味でしょうか? たしかに先ほど隼人隊長がエマージェンシーとか言ってました。ですが我が戦艦には……」
「ウダウダ言わずに、早く戦闘準備にとりかかりなよ!」
「ほら、第一なんとかだよ! 第一なんとかぁ~!」
雪矢はあくまでも冷静な彼らにその事を急かすとジノは一言伝えた。
「それを言うなら第一戦闘配備では?」
『うるさーいっ!!』
彼に言われると恥ずかしそうに怒りながら言い返した。
「――あの。ですが、我々の船には戦闘に出れるパイロットはいません」
「え? 嘘」
「本当です」
「またまた~冗談を」
「本当にいないんです」
雪矢は余りにも唐突な返事に困惑すると、再び聞き返した。しかし、彼は事実を伝えた。
『えぇっ!?』
そこで驚愕すると艦長椅子からずり落ちた。
「は? ちょ、戦闘に出れるパイロットがいないってマジで言ってるの!?」
「残念ながらいません…――! 現在この戦艦に乗組員として搭乗しているパイロットは以下の4名になります。桐會結人、東美岬、神宮寺隼人、それからイ・ヨルグです。他にはいませんよ!」
彼が唐突に事実を伝えると、雪矢は再び艦長の椅子から背中からずり落ちた。
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