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第6章―運命の選択―

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戦線から離脱するとケイニッフィは、第6エリアの補給所へと向かった。その途中で彼は運悪く、敵のフェニックスに遭遇した。

 6機の機体は彼の方へと向かって来ると攻撃を仕掛けて来た。ブライザーミサイルを数発撃ち込まれると、ケイニッフィはミサイルの雨を全力で交わした。

「クソッ、こんな時に鳥の群れに襲われるとは! こっちは燃料がそろそろ尽きるってーのに…!」

彼は攻撃を回避しながらも、フェニックスを1機撃墜に成功させた。しかし、そこでEBPがついに尽きた。ビュウトリング・ビームが使えなくなると舌打ちして苛立った。

「ええい、くそぉっ! お前ら邪魔だぁっ!!」

 戦闘機をヒューマノイドに変形させると、怒濤の一撃を敵にお見舞いした。残りのフェニックスは4機。だが、機体もそろそろ持たない。

 彼はそこでギリギリの戦いを余儀なくされた。2機のフェニックスはスペクトラムソードで攻撃してきた。攻撃を避けると、真上と下から残りの2機がレーザーガンを浴びせてきた。彼は四方を囲まれながら敵に徐々に追い詰められた。

「こんなところで死んでたまるかっ!! 俺は、まだやることが沢山あるんだ! こんなところで貴様らなんかに…――!」

 敵に追い詰められながらも、そこで決して諦めなかった。それは戦士としての誇りだった。最後まで戦い抜く、その強い思いこそが彼のポリシーそのものだった。

 過剰攻撃を受けると機体はその攻撃にもたなくなった。もうこれまでかと鬼気迫るものを感じた時、突如誰かが無線で話しかけてきた。

『援護しますっ!!』

「なにっ!?」

突然、誰かに無線で話しかけられると咄嗟に辺りを見渡した。すると目の前から何かが物凄い速さで向かって来た。

その戦闘機は黒のカラーに金色のカラーが入っていた。みたこともない戦闘機が向かって来ると、彼は咄嗟に身構えた。その戦闘機はフェニックス4機に向かって同時に攻撃を仕掛けた。

強力なキャノンが放たれると、四方にいる敵だけを一瞬にして蹴散らした。あまりにも速い動きと突然の出来事にケイニッフィは呆気にとられた。

敵を一瞬にして排除すると、その戦闘機は彼の前に立ちはだかった。ただならぬ出来事に困惑していると、目の前にいる戦闘機が無線で話しかけてきた。ケイニッフィは慎重な判断をしながら無線に応答した。
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