親友のブラジャー姿が最強過ぎる件！

目覚める衝動

1

弦が階段から滑り落ちそうになった時。俺は慌てて親友をとっさに庇った｡
 
普通は男が女を庇う時にするのだが、俺は何故か本能的にそれが働いてしまった｡ 
 
弦を庇って一緒に階段から落ちると、
俺は床下の上で目がまわった｡
 
ついでに体もあちこち痛くて、
なかなか起き上がれなかった｡
 
でも、庇った甲斐はあったのか。
弦はケガをせずに俺の上に倒れていた｡
 
　ホッと一息すると俺は弦の顔を近くで見て、心臓が勝手にドキッとした｡
 
 近くで見ると弦は結構、男の割りには
 可愛い分類のタイプだった｡
 
 　俗に言う男の娘みたいな感じの可愛さはあったが、口が悪くて性格も男っぽかった｡
 
　でもわりと小柄で華奢な体をしているので､弦はよく、女の子と間違われた事もある｡
 
　そんな可愛い親友(？)が今、俺の目の前に…――！
 
 
 ゴックン。
 
 
 俺は思わず生唾を飲み込んだ。