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第9話 ジューススタンドとモンスターとクマ
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「ジューススタンド……」
「はい!」
目の前の木々は、どれもカラフルな実を成らせている。
色は様々だけど、不思議なことに全て実の形は同じだ。
「これは“ジュースのみ”っていうんです」
「ずいぶんとストレートな名前だな」
「みててください」
ミルは器用にするすると木を登ると、黄色の実をひとつもぎ取った。
地上に戻ってきてから、ストロー状の木の棒を取り出す。
「ジュースのみは、へたのところからこれをさして……」
外側はかなり固そうだけど、へたの部分はそうでもないらしい。
決して力が強いとはいえないミルでも、ぶすっとストローを差し込めた。
「じつはこれ、かにくがないんです。なかにはいってるのはぜんぶ、かじゅうなんです」
「それでジュースの実か……。なんて都合の良い実なんだ」
「いろによって、あじがちがうんです」
赤、オレンジ、黄色、紫、緑などなど……。
赤にも濃い赤や薄い赤、くすんだ赤や毒々しいまでの赤など、バリエーションが非常に豊富だ。
俺は試しに、紫色の実をもぎ取ってみた。
ミルが渡してくれたストローを差し込み、中の果汁を吸い上げてみる。
まあ紫でフルーツジュースといえば、もう想像はつくよな。
「ずずず……んあっ!?」
「どどどどうしました!?」
「い、いや、ちょっと想像してた味と違って」
何だこれ。ぶどうじゃないぞ。
甘味が強いけど、酸味もそれなりに感じる。
ぶどう独特のちょっとしたえぐみが一切感じられない。
そしてほのかにつぶつぶざらざらとした細かい感触……
「ブルーベリーか」
いわゆるブルーベリー味のジュースやお菓子とは違う。
人工的に造られた味じゃなくて、本当にブルーベリーをそのままジュースにしましたという感じ。
すごく美味しい。
「面白いな、このジュースの実」
「おもしろいですよね! わたしはこのきいろがおきにいりなんです!」
「それはちょっと試したくなるな」
俺は黄色の実を取って、ストローを差し替える。
子供が好きな黄色のフルーツといったら、それはもうバナナしか考えられな……
「うおっ! すっぱぁ!」
思いっきり吸い込んだらむせちゃうんじゃないかというくらい、とんでもなく酸っぱい。
これはレモンだ。
レモン果汁の原液をそのまま飲んでいるに等しい。
「え……酸っぱすぎないか……?」
「おいしくないですか? すっぱくて」
「まじかよ……」
ミルは平然とした顔で飲んでいるから、まさかレモンとは想像もしなかった。
これもいわゆるレモン味のジュースと違い、レモン絞ってそのまんまだから甘味が薄い。
炭酸で割って砂糖を入れたら、美味しく飲めそうだけど。
「うーん、おねえちゃんもすきじゃないんですよね……。おいしいのに」
「胃が壊れるぞ」
まさかミルにこんな変な一面があったとは。
ちょっとほっとするような、心配になるような。
でもこれはさすがに、俺は飲みきれない。
「のめないなら、わたしがいただきます」
ミルは平然と、2つ目のレモンジュースを飲み始めた。
もう見ているだけで酸っぱい。
唾液が湧き出してくる。
俺はさっさとあの味を忘れようと、ブルーベリージュースを口に含むのだった。
※ ※ ※ ※
「そろそろかえりますか」
「だな」
お互いにジュースを飲み干し、再び森の中を歩き始める。
今度は畑じゃなく、村に戻ればいい。
村に戻ったら戻ったで、何かしら仕事があるんだろうけど。
ミルとコジロー、そしてグレイと一緒に進んでいると、不意に背後の茂みからがさがさと音がした。
振り返ってみると……オーマイガー。
ギラギラと赤い目を光らせたオオカミみたいなやつが、こちらに牙をむいている。
雰囲気は、明らかにただのオオカミじゃない。
「ひえっ!? モ、モンスター……!?」
俺と同時にオオカミに気付いたミルが、後ずさりして悲鳴を上げた。
やっぱりただの獣じゃないよな。
異世界の定番といえば定番、モンスターだ。
「えーっと! えーっと……!」
ミルは必死に持っていたカバンの中を漁る。
いろいろなものを引っ張り出しては放り投げ、周りが取っ散らかっていく。
まるでピンチになった時の某ネコ型ロボットみたいだ。
「あ、ありました!」
ミルが取り出したのは、ピンポン玉くらいの大きさのボール。
彼女はそれを握ると、モンスターの目の前の地面に叩きつけた。
次の瞬間、もうもうと白い煙が上がる。
こちらからモンスターの姿が見えないくらい濃い。
向こうからも、俺たちの様子は分からなくなっているだろう。
「おねえちゃんがつくってくれた、えんまくです! いまのうちに、にげましょう!」
「おう! 珍しくリルが役に立った!」
駆け出すミルの後ろを、ペースを合わせながら俺も追っていく。
振り返って見れば、煙が少しずつ晴れ始めていた。
このペースだと、モンスターに追いつかれてしまうかもしれない。
「悪いミル! こっちの方が速い!」
「ひあっ!?」
俺は目の前のミルを抱え上げると、そのまま森を疾走し始めた。
まだ子供の体では、体力も少ないし歩幅も小さい。
俺だって重さでトップスピードは出せないけど、それでもまだこっちの方が速かった。
案の定、煙が晴れてモンスターが猛追を始める。
「はっやぁぁぁ!!!!」
「ガウウウウ……!」
やべえ。予想以上に速い。
そりゃ、オオカミと追いかけっこしたって勝てるわけはない。
でもかなりの差がハンデとしてあり、なおかつ体力勝負に持ち込めばなどと甘い考えを抱いてはいた。
でも体力勝負うんぬん以前に、スピードが段違いすぎる。
逃げきれない……!
「……そうだ! 【ぬいぐるみテイム……」
イチかバチか。
正直、あのほわほわした見た目のぬいぐるみに戦闘能力があるとは思えない。
でも何もないよりはマシなはずだ……!
「クマ】!!」
頼むぞ……!
そんな願いと共にテイムしたクマのぬいぐるみが、俺たちとモンスターの間に堂々と仁王立ちで現れる。
でかい。めちゃくちゃでかい。
ヒグマの超BIG級くらいのサイズはある。
見た目は例によってずんぐり丸みがあり、ほわっとした感じでもふもふしているが。
「そいつをぶっ飛ばしてくれ!」
「がお~」
とても猛獣とは思えない気の抜けた声で答えるクマ。
大丈夫かこれ。
そんな不安を抱いたのも束の間、クマが右手を無造作に振り上げる。
「がお~」
相変わらず、力が抜けるような鳴き声。
しかし、それに似合わない強烈なビンタが、モンスターの横っ面を襲った。
何本か木をぶち抜いて、はるか遠くに吹っ飛ばされるモンスター。
うおぅ……まじかぁ……。
「おおおおおっ!!! クマさんすごい!!!」
「がお~」
ミルの完成に応えるように一鳴きすると、クマは四つん這いになってこちらへやってきた。
破壊力満点の右腕に触ってみれば、やっぱりふっかふか。
綿が入ってるとしか思えない。
え、どこから出てきたのあのパワーは。
助かったからいいけどさ。
「ありがとな」
「がお~」
ピンチだったから咄嗟に呼び出してしまったけど、こいつはめちゃくちゃ食べそうだよなぁ……。
助かった安堵と同時に、そんな心配を感じる。
「まあ、何はともあれミルが無事でよかった」
「はい! わたしも、ケントさんがぶじで、ほんとうによかったです!」
安心して、満面の笑顔を浮かべるミル。
うん。この笑顔が守れてよかったな。
「はい!」
目の前の木々は、どれもカラフルな実を成らせている。
色は様々だけど、不思議なことに全て実の形は同じだ。
「これは“ジュースのみ”っていうんです」
「ずいぶんとストレートな名前だな」
「みててください」
ミルは器用にするすると木を登ると、黄色の実をひとつもぎ取った。
地上に戻ってきてから、ストロー状の木の棒を取り出す。
「ジュースのみは、へたのところからこれをさして……」
外側はかなり固そうだけど、へたの部分はそうでもないらしい。
決して力が強いとはいえないミルでも、ぶすっとストローを差し込めた。
「じつはこれ、かにくがないんです。なかにはいってるのはぜんぶ、かじゅうなんです」
「それでジュースの実か……。なんて都合の良い実なんだ」
「いろによって、あじがちがうんです」
赤、オレンジ、黄色、紫、緑などなど……。
赤にも濃い赤や薄い赤、くすんだ赤や毒々しいまでの赤など、バリエーションが非常に豊富だ。
俺は試しに、紫色の実をもぎ取ってみた。
ミルが渡してくれたストローを差し込み、中の果汁を吸い上げてみる。
まあ紫でフルーツジュースといえば、もう想像はつくよな。
「ずずず……んあっ!?」
「どどどどうしました!?」
「い、いや、ちょっと想像してた味と違って」
何だこれ。ぶどうじゃないぞ。
甘味が強いけど、酸味もそれなりに感じる。
ぶどう独特のちょっとしたえぐみが一切感じられない。
そしてほのかにつぶつぶざらざらとした細かい感触……
「ブルーベリーか」
いわゆるブルーベリー味のジュースやお菓子とは違う。
人工的に造られた味じゃなくて、本当にブルーベリーをそのままジュースにしましたという感じ。
すごく美味しい。
「面白いな、このジュースの実」
「おもしろいですよね! わたしはこのきいろがおきにいりなんです!」
「それはちょっと試したくなるな」
俺は黄色の実を取って、ストローを差し替える。
子供が好きな黄色のフルーツといったら、それはもうバナナしか考えられな……
「うおっ! すっぱぁ!」
思いっきり吸い込んだらむせちゃうんじゃないかというくらい、とんでもなく酸っぱい。
これはレモンだ。
レモン果汁の原液をそのまま飲んでいるに等しい。
「え……酸っぱすぎないか……?」
「おいしくないですか? すっぱくて」
「まじかよ……」
ミルは平然とした顔で飲んでいるから、まさかレモンとは想像もしなかった。
これもいわゆるレモン味のジュースと違い、レモン絞ってそのまんまだから甘味が薄い。
炭酸で割って砂糖を入れたら、美味しく飲めそうだけど。
「うーん、おねえちゃんもすきじゃないんですよね……。おいしいのに」
「胃が壊れるぞ」
まさかミルにこんな変な一面があったとは。
ちょっとほっとするような、心配になるような。
でもこれはさすがに、俺は飲みきれない。
「のめないなら、わたしがいただきます」
ミルは平然と、2つ目のレモンジュースを飲み始めた。
もう見ているだけで酸っぱい。
唾液が湧き出してくる。
俺はさっさとあの味を忘れようと、ブルーベリージュースを口に含むのだった。
※ ※ ※ ※
「そろそろかえりますか」
「だな」
お互いにジュースを飲み干し、再び森の中を歩き始める。
今度は畑じゃなく、村に戻ればいい。
村に戻ったら戻ったで、何かしら仕事があるんだろうけど。
ミルとコジロー、そしてグレイと一緒に進んでいると、不意に背後の茂みからがさがさと音がした。
振り返ってみると……オーマイガー。
ギラギラと赤い目を光らせたオオカミみたいなやつが、こちらに牙をむいている。
雰囲気は、明らかにただのオオカミじゃない。
「ひえっ!? モ、モンスター……!?」
俺と同時にオオカミに気付いたミルが、後ずさりして悲鳴を上げた。
やっぱりただの獣じゃないよな。
異世界の定番といえば定番、モンスターだ。
「えーっと! えーっと……!」
ミルは必死に持っていたカバンの中を漁る。
いろいろなものを引っ張り出しては放り投げ、周りが取っ散らかっていく。
まるでピンチになった時の某ネコ型ロボットみたいだ。
「あ、ありました!」
ミルが取り出したのは、ピンポン玉くらいの大きさのボール。
彼女はそれを握ると、モンスターの目の前の地面に叩きつけた。
次の瞬間、もうもうと白い煙が上がる。
こちらからモンスターの姿が見えないくらい濃い。
向こうからも、俺たちの様子は分からなくなっているだろう。
「おねえちゃんがつくってくれた、えんまくです! いまのうちに、にげましょう!」
「おう! 珍しくリルが役に立った!」
駆け出すミルの後ろを、ペースを合わせながら俺も追っていく。
振り返って見れば、煙が少しずつ晴れ始めていた。
このペースだと、モンスターに追いつかれてしまうかもしれない。
「悪いミル! こっちの方が速い!」
「ひあっ!?」
俺は目の前のミルを抱え上げると、そのまま森を疾走し始めた。
まだ子供の体では、体力も少ないし歩幅も小さい。
俺だって重さでトップスピードは出せないけど、それでもまだこっちの方が速かった。
案の定、煙が晴れてモンスターが猛追を始める。
「はっやぁぁぁ!!!!」
「ガウウウウ……!」
やべえ。予想以上に速い。
そりゃ、オオカミと追いかけっこしたって勝てるわけはない。
でもかなりの差がハンデとしてあり、なおかつ体力勝負に持ち込めばなどと甘い考えを抱いてはいた。
でも体力勝負うんぬん以前に、スピードが段違いすぎる。
逃げきれない……!
「……そうだ! 【ぬいぐるみテイム……」
イチかバチか。
正直、あのほわほわした見た目のぬいぐるみに戦闘能力があるとは思えない。
でも何もないよりはマシなはずだ……!
「クマ】!!」
頼むぞ……!
そんな願いと共にテイムしたクマのぬいぐるみが、俺たちとモンスターの間に堂々と仁王立ちで現れる。
でかい。めちゃくちゃでかい。
ヒグマの超BIG級くらいのサイズはある。
見た目は例によってずんぐり丸みがあり、ほわっとした感じでもふもふしているが。
「そいつをぶっ飛ばしてくれ!」
「がお~」
とても猛獣とは思えない気の抜けた声で答えるクマ。
大丈夫かこれ。
そんな不安を抱いたのも束の間、クマが右手を無造作に振り上げる。
「がお~」
相変わらず、力が抜けるような鳴き声。
しかし、それに似合わない強烈なビンタが、モンスターの横っ面を襲った。
何本か木をぶち抜いて、はるか遠くに吹っ飛ばされるモンスター。
うおぅ……まじかぁ……。
「おおおおおっ!!! クマさんすごい!!!」
「がお~」
ミルの完成に応えるように一鳴きすると、クマは四つん這いになってこちらへやってきた。
破壊力満点の右腕に触ってみれば、やっぱりふっかふか。
綿が入ってるとしか思えない。
え、どこから出てきたのあのパワーは。
助かったからいいけどさ。
「ありがとな」
「がお~」
ピンチだったから咄嗟に呼び出してしまったけど、こいつはめちゃくちゃ食べそうだよなぁ……。
助かった安堵と同時に、そんな心配を感じる。
「まあ、何はともあれミルが無事でよかった」
「はい! わたしも、ケントさんがぶじで、ほんとうによかったです!」
安心して、満面の笑顔を浮かべるミル。
うん。この笑顔が守れてよかったな。
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