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第1話 ぬいぐるみと転生とぬいぐるみ
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「あ、危ない!!」
道路の真ん中に落っこちたぬいぐるみ。
それを拾いに行こうとする幼稚園児くらいの女の子。
そこに突っ込んでくる明らかにスピード違反のスポーツカー。
平凡な高校生の俺――布川健斗は後先考えずに駆け出すと、ちょうどぬいぐるみを拾った女の子をソフトに突き飛ばした。
多少すりむいたりはするかもだけど、スポーツカーに吹き飛ばされるよりはましだよな! 許してくれ!
そんなことを考えたのも束の間。
えげつないブレーキ音を響かせながら、スポーツカーが俺へと突っ込んでくる。
まったくもって減速が足りない。
激しい衝撃が襲い、俺の体が宙に舞う。
そして地面へと叩きつけられ、意識が真っ暗になった。
※ ※ ※ ※
「ぬぁ~」
気の抜けた声を上げながら目を覚ます。
いやいや。何で俺、意識復活させられてるだよ。
あんな事故、普通は即死もんでしょ。
「あの~」
幼く小さな声に体を起こして見れば、俺がいるのは路上でも病院でもなく真っ白な空間。
そして声の正体は、少し年季の入ったクマのぬいぐるみを抱えた女の子。
見慣れない空間で、女の子と2人。その直前には交通事故。
少しばかり異世界ものの知識があった俺は、すぐさま状況を理解した。
「なるほど。死んだかぁ」
「はじめまして、健斗さん。私はリンナといいま……って、ずいぶん飲み込みが早いですね!? そしてあっさりしてますね!?」
「逆にあの状況から生還できたら、俺は自分が人間かどうか疑わなきゃいけなくなる」
俺の返答に、目の前の女の子はため息をついて頭を抱えた。
何だろう。思ったことを言ってるだけなんだけどな。
「もう少し……死んでしまったことへの悲しみとかないんですか?」
「う~ん、まあ悲しむ人もいなしな。身寄りないし。俺がひとり生きてようが、生きてまいが、あんまり変わらないだろ」
「でもあなたが存在したおかげで、あの小さな女の子が救われたじゃないですか」
「あの子、助かったのか?」
「はい。あなたのおかげで、軽くひざをすりむいただけで済みました」
「そっか……。まあ、良かったな」
まあというか、本当に良かった。
必死に駆け出そうとしてたお母さんらしき人もいたし。
あの子が助かったことで、喜んでる人が少なくともひとりはいる。
いや、きっとたくさんいるだろう。
本当に良かった。
「笑うんですね」
リンナが俺の顔を見つめて言う。
確かに今の俺は、あの少女が助かったことへの安堵から、柔らかな笑顔を浮かべていた。
「あんなに自分には冷たいこと言うけれど、そんな温かな微笑みを浮かべられてるじゃないですか」
「一応、人間だからな。血は通ってる」
「はあ……。全く掴みどころのない人です。でも今回のあなたの行動、それにこれまでの人生を考えて……」
「異世界に転生させて差し上げます」
「ちょっと! 私のセリフ取らないでくださいよ! それもいっちばーん大切なとこ!」
俺が先読みして口にすると、リンナはぬいぐるみをぎゅっと抱きしめぷんすか怒った。
ごめん。マジで怖くない。
むしろかわいいまである。
「と・に・か・く! 私があなたを異世界に転生させてあげます。私の司る力に応じたスキルも、ちゃんと授けてあげますからね」
「その司る力って何なの?」
剣とか盾とか弓矢みたいな武器系かな。
あるいは炎とか氷みたいな属性系。
異世界転生で授かる能力の候補なんて、星の数ほどある。
その中で彼女が与えられる力は……
「ぬいぐるみです」
「何だ。外れか」
「ちょおぉぉぉい!!!! 失礼な! ほんとにほんとに何ていうか……失礼なぁぁぁ!!!!!」
ぴょこぴょこ跳ねながら憤慨するリンナ。
はい、かわいい。
正直、ぬいぐるみ拾いに行った子を助けて、目覚めたらぬいぐるみ持った女の子いるし、何となく関連性で嫌な予感はしてたんだけども。
「ふーんだ! 私が与える【ぬいぐるみテイム】はすごいんですからねっ! クマさんだって、リスさんだって、ウサギさんだって呼びだせるんですから!」
「わーすごーい」
「棒読みぃ!!! あーもうあなたと話してると調子狂います! さっさと異世界に行ってください!」
「偉い言われようだな」
「あなたが悪いです!」
リンナは俺に近づくと、激しいツッコミからは一転して、そっと持っていたぬいぐるみを俺に押し当てた。
ぽかぽかと温かな感覚が、全身に行き渡っていく。
適温のお風呂にじっくり浸かっているような、そんな心地よい感覚だ。
「はい、これであなたは異世界に行ったら【ぬいぐるみテイム】が使えるようになりました。」
「ん。さんきゅ」
「あんまりありがたそうじゃないですね……。まあいいです。そのままそこに立っててください」
リンナは俺をぐるりと囲むように、地面へ円を描いた。
「ちなみにばぶばぶ赤ちゃん転生コースと、見た目年齢そのままもはや実質転移コースのどちらがよろしいですか?」
「コース名がクセだな。じゃあ……そのままで」
「分かりました。では」
俺の返答に頷き、リンナが何かぼそっと呟くと、円の内側が徐々に発光し始める。
「さあ、異世界です。第二の人生、あんまり卑屈にならずに楽しんでください」
「ご忠告どうも」
「……まあ、あなたなら大丈夫だと思いますが。何だかんだで優しくて行動力のある人なので」
「ん? 何か言ったか?」
「いいえ! 何でもありません!」
リンナはぷいっとそっぽを向く。
ぼそぼそ言ってたのは分かったけど、マジで何言ってるか分からなかったな。
どんどん光が強くなっていく。
もうじき、眩しくて目を開けていられなくなるだろう。
異世界転生か……まさかこんなことになるとはな。
転生特典スキルは【ぬいぐるみテイム】。
うん、これはあまり当てにしないでおこう。
「リンナ」
「何ですか? まだ何か失礼なこと言うつもりですか?」
「ありがとな」
「……べっ、別にっ! 私は自分の仕事をしただけですからっ!?」
ツンデレのテンプレみたいなセリフを聞きながら、俺は光に飲まれて意識を失った。
道路の真ん中に落っこちたぬいぐるみ。
それを拾いに行こうとする幼稚園児くらいの女の子。
そこに突っ込んでくる明らかにスピード違反のスポーツカー。
平凡な高校生の俺――布川健斗は後先考えずに駆け出すと、ちょうどぬいぐるみを拾った女の子をソフトに突き飛ばした。
多少すりむいたりはするかもだけど、スポーツカーに吹き飛ばされるよりはましだよな! 許してくれ!
そんなことを考えたのも束の間。
えげつないブレーキ音を響かせながら、スポーツカーが俺へと突っ込んでくる。
まったくもって減速が足りない。
激しい衝撃が襲い、俺の体が宙に舞う。
そして地面へと叩きつけられ、意識が真っ暗になった。
※ ※ ※ ※
「ぬぁ~」
気の抜けた声を上げながら目を覚ます。
いやいや。何で俺、意識復活させられてるだよ。
あんな事故、普通は即死もんでしょ。
「あの~」
幼く小さな声に体を起こして見れば、俺がいるのは路上でも病院でもなく真っ白な空間。
そして声の正体は、少し年季の入ったクマのぬいぐるみを抱えた女の子。
見慣れない空間で、女の子と2人。その直前には交通事故。
少しばかり異世界ものの知識があった俺は、すぐさま状況を理解した。
「なるほど。死んだかぁ」
「はじめまして、健斗さん。私はリンナといいま……って、ずいぶん飲み込みが早いですね!? そしてあっさりしてますね!?」
「逆にあの状況から生還できたら、俺は自分が人間かどうか疑わなきゃいけなくなる」
俺の返答に、目の前の女の子はため息をついて頭を抱えた。
何だろう。思ったことを言ってるだけなんだけどな。
「もう少し……死んでしまったことへの悲しみとかないんですか?」
「う~ん、まあ悲しむ人もいなしな。身寄りないし。俺がひとり生きてようが、生きてまいが、あんまり変わらないだろ」
「でもあなたが存在したおかげで、あの小さな女の子が救われたじゃないですか」
「あの子、助かったのか?」
「はい。あなたのおかげで、軽くひざをすりむいただけで済みました」
「そっか……。まあ、良かったな」
まあというか、本当に良かった。
必死に駆け出そうとしてたお母さんらしき人もいたし。
あの子が助かったことで、喜んでる人が少なくともひとりはいる。
いや、きっとたくさんいるだろう。
本当に良かった。
「笑うんですね」
リンナが俺の顔を見つめて言う。
確かに今の俺は、あの少女が助かったことへの安堵から、柔らかな笑顔を浮かべていた。
「あんなに自分には冷たいこと言うけれど、そんな温かな微笑みを浮かべられてるじゃないですか」
「一応、人間だからな。血は通ってる」
「はあ……。全く掴みどころのない人です。でも今回のあなたの行動、それにこれまでの人生を考えて……」
「異世界に転生させて差し上げます」
「ちょっと! 私のセリフ取らないでくださいよ! それもいっちばーん大切なとこ!」
俺が先読みして口にすると、リンナはぬいぐるみをぎゅっと抱きしめぷんすか怒った。
ごめん。マジで怖くない。
むしろかわいいまである。
「と・に・か・く! 私があなたを異世界に転生させてあげます。私の司る力に応じたスキルも、ちゃんと授けてあげますからね」
「その司る力って何なの?」
剣とか盾とか弓矢みたいな武器系かな。
あるいは炎とか氷みたいな属性系。
異世界転生で授かる能力の候補なんて、星の数ほどある。
その中で彼女が与えられる力は……
「ぬいぐるみです」
「何だ。外れか」
「ちょおぉぉぉい!!!! 失礼な! ほんとにほんとに何ていうか……失礼なぁぁぁ!!!!!」
ぴょこぴょこ跳ねながら憤慨するリンナ。
はい、かわいい。
正直、ぬいぐるみ拾いに行った子を助けて、目覚めたらぬいぐるみ持った女の子いるし、何となく関連性で嫌な予感はしてたんだけども。
「ふーんだ! 私が与える【ぬいぐるみテイム】はすごいんですからねっ! クマさんだって、リスさんだって、ウサギさんだって呼びだせるんですから!」
「わーすごーい」
「棒読みぃ!!! あーもうあなたと話してると調子狂います! さっさと異世界に行ってください!」
「偉い言われようだな」
「あなたが悪いです!」
リンナは俺に近づくと、激しいツッコミからは一転して、そっと持っていたぬいぐるみを俺に押し当てた。
ぽかぽかと温かな感覚が、全身に行き渡っていく。
適温のお風呂にじっくり浸かっているような、そんな心地よい感覚だ。
「はい、これであなたは異世界に行ったら【ぬいぐるみテイム】が使えるようになりました。」
「ん。さんきゅ」
「あんまりありがたそうじゃないですね……。まあいいです。そのままそこに立っててください」
リンナは俺をぐるりと囲むように、地面へ円を描いた。
「ちなみにばぶばぶ赤ちゃん転生コースと、見た目年齢そのままもはや実質転移コースのどちらがよろしいですか?」
「コース名がクセだな。じゃあ……そのままで」
「分かりました。では」
俺の返答に頷き、リンナが何かぼそっと呟くと、円の内側が徐々に発光し始める。
「さあ、異世界です。第二の人生、あんまり卑屈にならずに楽しんでください」
「ご忠告どうも」
「……まあ、あなたなら大丈夫だと思いますが。何だかんだで優しくて行動力のある人なので」
「ん? 何か言ったか?」
「いいえ! 何でもありません!」
リンナはぷいっとそっぽを向く。
ぼそぼそ言ってたのは分かったけど、マジで何言ってるか分からなかったな。
どんどん光が強くなっていく。
もうじき、眩しくて目を開けていられなくなるだろう。
異世界転生か……まさかこんなことになるとはな。
転生特典スキルは【ぬいぐるみテイム】。
うん、これはあまり当てにしないでおこう。
「リンナ」
「何ですか? まだ何か失礼なこと言うつもりですか?」
「ありがとな」
「……べっ、別にっ! 私は自分の仕事をしただけですからっ!?」
ツンデレのテンプレみたいなセリフを聞きながら、俺は光に飲まれて意識を失った。
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