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三章 エイヴィの翼 前編(入学編)

142、実戦と地図 5(彼女達の気合と発散)

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「ナニコレ! 最高に冒険じゃん!! 嬢ちゃんいつ行く? 私が連れてってやるよ!」

 休息日の昼下がり。

 魔法、兼護身術の自主練場である池の畔にて、ふらりと立ち寄ったティーチが目を輝かせる。

「えぇ………」

(姐さんの実力は嬉しいけど、人目が多いと変な事できないし。………いや、姐さんなら問題ないのかな。本業反社会組織だし)

「なんだ? 歓迎されてないみたいだね」

 考え込むアルベラに、ティーチは意地悪な笑顔を浮かべた。

 池に向かい水の操作の練習をしていたアルベラの後ろ、木に背を預け座っていたエリーは地図を眺めていた。その背後から突然現れた彼女ティーチは、エリーに『何それ? 宝の地図?!』と詰め寄ったのだ。

 熱烈な視線を一切拒みもせず、エリーは快くその地図を彼女へと手渡した。

「んー? どれどれ。この辺りの地形でこの距離………馬車だと十日は掛かるか。地面行くとして、トカゲか鳥使って行っても六~七日。いいねぇ、冒険だねぇ」

 ニシシシシ、と笑い、ティーチは顎を撫でる。

「うーん? 空の騎獣借りて障害物無しでいければ四日かな? 元が取れなきゃ借りたくないとこだけど、全員分借りたらこの地図と同じくらいの値段掛かっちゃうんだよな………相乗りで半分にするか? 運悪くクラウドビーバが巣を作ってなきゃだけどな。まあ魔獣狩りなら大好きな奴がウチ等の中にいるし問題ないか………」

(日数については八郎やエリーと同じような見解か。にしても姐さん盛り上がってるな。なんでファミリーなんてやってんだろ。冒険者で十分そうなのに)

「お! そういやここで貸し出ししてたじゃん! まだあの店残ってるか確認しておくか! じゃあここまでは馬で、ここから空にすれば浮くなぁ。いやまて。平原ならアイツで十分だから、直線の飛行はあれ、ここからこれ………うんうん。1日三万前後の鳥をフルで借りるよりは十分安く収まるな。適材適所で時間も少しは削れる―――よし!」

 ティーチは腰に付けたバッグから、紙とペンを取り出しさらさらと書き出す。

「はい、嬢ちゃん。私が行くとしたらこんな感じのスケジュール。ピリ坊の故郷までで片道六日。赤丸近くの町までは五日ってとこだ。けど、この町からこの丸までの時間や道程は行ってみないと分からないな。この地図じゃ『木が沢山』って情報しかない」

「わあ、凄い。結構具体的」

 メモには何日目にどこの宿を使い、何日目にどこの宿のどの騎獣を借りるかまで書かれていた。自分のパーティーで行くとして、何頭借りて幾らかかるかの大まかな値段も書いてあった。

「で? 嬢ちゃんはこれ、いつ行く予定だったんだ?」

「………エメジュ、一の月に。学園は三カ月ごとに一月の休みを挟むから。入学までは準備に集中したいし、流石にこの時期に十日の外出は出来そうにないの」

「なるほどね。一か月の休暇か………。じゃあさ、嬢ちゃん………嬢ちゃん?」





 アルベラは地面に視線を向け、深く考え込んでいた。

 始めの頃は、誰にも言わず、ガルカの翼かコントンで、サクッと行けないものかと考えていた。その反面、家族に言うべきでは、という考えも捨てきれなかった。

 往復十日は掛かってしまう遠出だ。今まで三日以上の外出はしたことが無い。正直に頼んだとして、果たしてあの父が許してくれるだろうか。

 嘘を付いて学園に居る事にする手もあるが、その場合留守の間にどこかから嘘がばれるとも限らない。

 自室にカギをかけて、ずっと籠っていたと言い張ろうか。

 そんな考えも浮かんだが、「なら父へ頼んで駄目だったときにその手を使えばいいのでは」という思いも浮かぶ。

 嘘を付くにもつかないにしろ、万が一自分に何かあった時のためにも、自分の行き先を両親に知らせる手段も必要だ。

(無断の場合、行き先の宿に手紙を預けて、自分が一日以上帰ってこなかった時にその手紙を送ってもらうとして………)

 この考えをなぞるのも、ピリと別れてから何度目か。





「おーい、嬢ちゃん、嬢ちゃん? ………嬢ちゃーん………………」

 アルベラの顔の前で手を振っていたティーチ。彼女は首を傾げ手を止めると「すうっ」と深く息を吸い込んだ。

「わあああああああ!!!!!」

「―――?!!!!」

 驚きのあまりあふれ出た魔力が、「ぶわり」とアルベラの髪や服を逆立たせる。放心して見開かれた目は、瞳が魔力に輝き、すぐに収まった。

「ふう。スッキリ」

「………ね、え、さん、………私の耳が………」

「はいはい。考えおしまーい。嬢ちゃんがボケっとしてる間に、エリー姐さんと私が話を決めてやった」

「は? ………は?」

「悩むなら堂々と正当法で行きましょう」と、エリーがほほ笑む。

「嬢ちゃんは御父上に話すか、無断で行くかで悩んでたんだろ? で、父に話せばきっと護衛が付く。『しかも十日以上となれば二~三十人の騎士様に囲まれてぞろぞろと大所帯で行く羽目になりそう。邪魔ったらしいたりゃありゃしない』って」

「よくそこまで」

 アルベラは呆れと感心の混ざった声を漏らす。

「で、なら護衛を嬢ちゃんから提示しなよ。私たちのパーティーを雇うんだ。エリーの姐さんに加え、ガルカの坊主も一緒なら御父上も安心だろう? どうだい?」

「ああ、なるほど。悪くないわね」

「ああん?! 『悪くない』とはなんだ! 『最高です!』だろうが生意気な~!」

 わしゃわしゃと髪の毛を搔き乱されながら、アルベラは自身の言葉を訂正して必死に謝る。

 そしてティーチの目論見通り、宝の地図の行き先へは彼女らのパーティーを雇う方向で話が決まった。





 ***





 地図にある地への旅路をたまに思い出しつつ、中等学問の最終仕上げをしつつ、アルベラの時間はあっという間に過ぎて行った。

 毎年恒例の、ラツィラスの誕生祭。高等学園入学への試験、手続き、生活用品の準備。ラツィラスの婚約者候補への参加挨拶。

 諸々が整い、気が付けば、入学まであとひと月と迫っていた。





「あなたも一緒に行って良いって。良かった」

 アルベラは、ベッドに大の字になり、キャノピー(ベッドにつけられた装飾的な庇ひさし)を見上げた。

 そこにはカラスくらいの大きさの、青いコウモリがぶら下がっていた。

 アルベラが十歳の頃から飼っている、水コウモリの「スー」だ。

 「彼女」はキョトンとした円らな瞳をアルベラに向けると、「なに?」と言いたげに首を傾げる。

 ベッドの横には、アルベラの頭の高さより少し高めの高さに調節した、T字型のポールが立てられている。アルベラがそれをカツカツと叩くと、何度目かに「そんなにしつこくされたら仕方ない」という様子で、スーがそちらに飛び移る。

 彼女がそこにぶら下がると、アルベラの目線の高さと丁度同じぐらいの高さになった。

 アルベラはスーの背中に両手を回し、背中から掬い上げるようにしてその毛を堪能する。

(大きくなったなー。初めは小魚みたいだったのに)

「学園生活。何かあったら、あなたもお願いね」

 背中を撫でられながら、スーは首を傾ぎ口を開いた。

『あなたもお願いね』

 スーの口から出てきたのは、今先ほどのアルベラの声だ。

 水コウモリの特性、特技ともいうべきか。野性下では、彼等は生活の中で手に入れた音を、吐き出し、威嚇したり攻撃に使用したりする。自身の鳴き声、超音波での威嚇、攻撃も可能だが、自身より強い魔獣や動物の鳴き声を得ることで、それらを身を守ることに使用するようだ。保管した音は消耗品で、使えてせいぜい二~三回。そのまま出したり、体の中で混ぜて特殊な音を作り出したり。個体の個性によって、音の吐き出し方は様々だ。

 スーの場合、伝達用にと、そのまま音を吐き出せるように躾けてきたこともあり、ちょっとした生活の中ではこうして今しがたの音を吐き出すことが多い。

 五年の躾のかいもあり、スーの音の保管は大分上達していた。

『ストレス発散のために、好きなように音を吐き出させて、狩りもさせてあげてね』

(キリエのアドバイス通り、出来るだけ週一で屋敷の敷地内にある池で狩りさせてきたけど………学園では大丈夫かな)

 アルベラはスーのお腹をつついて、その体を軽く揺らして遊ぶ。

 スーが迷惑そうに身じろぎをするので、「ごめんごめん」と苦笑し、解放してやることにした。

 大の字になり、ベッドの天井を見上げる。

(殺生、拷問、………か。結局、今のところ、そんなの全然する機会無かったな。楽しみにしてたのは本当。けど、そういう状況になっていないことに、安心している自分もいる。………なんだかな)

 それもそうだ。王子といい、ジーンと言い。エリーやニーニャ、八郎、キリエにスカートン。序にミーヴァ。そしてガルカ。

 彼等との関係性は、前世の人々と築いたものとは明らかに違った。余計な疑いや勘繰りあい、比べ合いのない、シンプルで分かりやすい関係。

(素直な………)

「………友情?」

 アルベラは柄にない言葉にぶるりと身震いする。

 ―――もっとも、同い年で、ゲームの主要人物でなく、唯一安心して友人と呼べる友人はスカートンのみなわけだが。

 だが彼女以外にも、自分が彼等に対し、大小なりとも執着を抱いている自覚はあった。

 三十九年の経験が、価値観が、いかに薄弱なものだったかを痛感する一方、今の状況にどこかやり辛さも感じていた。

(………小さい頃程、素直に人を信じられた。ぶつかる勇気も人並みにはあった。成長するにつれて、余計な関係やら摩擦やらを知って面倒になって、真面目に人と向き合わなくなったのは自分だったな)

 友達―――だからなに?

 家族―――だからなに?

 恋人―――だからなに?

(『何それ美味しいの?』ってね。………いつの間にか全部無価値になってたから人を傷つけるっていう行為にも、何も感じなくなってたんだ。………けど、もしも。私にあの禁止事項がなかったとして、もし拷問が必要な巡り合わせになったとして、今の私は、あの子達にそれができるだろうか)

「………」

(………『前』なら………可哀そうと思いつつもやったな。………じゃあ今なら………?)

 今なら、周りの人たちを傷つけてなんとも思わない? 思う? 

 命の掛かったクエストと言われればやる? やらない?

「………」

(………自分の命が掛けられてるんじゃ………そりゃ誰だって………)

 アルベラの口の端が小さく持ち上がる。

「………悩めるようになっただけ、大分まし、か」

 室内はまた静まり返り、「キキキ?」というスーの鳴き声だけが小さく上がった。

(はぁ………うじうじは無し!! これからが本番なんだから!)

 深く息を吸い、同じ位深く吐き出す。

(気合い入れろ、私!)

 息苦しくなった頭の中を発散するように両頬を叩く。

(衝突、殺生、拷問、なければラッキー。あったらその時自分がどうしたいか………それだけ! 私はやりたいようにやる!)

「―――よし!」

『よし!』

「やる時はやる!! まずは卒業!!!」

『やる時はやる!! まずは卒業!!!』

「調子に乗った奴ははっ倒す!!」

『調子に乗った奴ははっ倒す!!』

「弱肉強食!」

『弱肉強食!』

 スーが言葉の意味も分からず繰り返す。彼女スー的には、多分大きな音を吐き出してスッキリしたかっただけだろう。





『欲に頂なし!』

 ―――『欲に頂なし!』

『豪放磊落ごうほうらいらく!』

 ―――『豪放磊落!』

『我が刀で壁を砕く!』

 ―――『砕く!』

『過つは人の性、許すも人の心!』

 ―――『のこころ!』

『心の欲する所に従え!! 矩のりもたまには踰こえたっていいじゃない!!!』

 ―――『いいじゃない!!!』





 お嬢様の部屋の前。エリーとニーニャが、中から聞こえる声に首をひねっていた。

「お、お嬢様、ご乱心ですかね?」

 ニーニャがエリーへと問いかける。

「んんー………、どっちかっていえば、ご機嫌じゃないかしら?」

「言われてみれば、………何かノッてる気も」

「入学前で興奮………緊張してるのかしらね。満足するまでそっとしておきましょうか」

「は、はい………」





『我が心石で何とか!!』

 ―――『何とか!!』





 聞こえてくる内容に興味を持ちつつも、二人はその場を静かに立ち去った。

 その後、ニーニャの部屋に使用人仲間が数人尋ねてきた。

 皆一様に、「お嬢様、ご乱心なの?」という要件だ。

 ニーニャはエリーの言葉をそのまま返し、それを聞いた使用人たちは「そういうお年頃よね。わかった、そっとしておくわ」と理解を示し去っていった。

 翌日。

「お嬢様、これ、私が良く落ち着かない時に飲む紅茶です。緊張して寝られない時おススメですよ」

「お嬢様、こちらニーニャを象った抱き枕です。好きなようにしばき倒してくださいませ」

「お嬢様、こちら友人の『女王様』のお古なんですが………ああ、勿論馬用ではないので乗馬にはご使用ならないようにお願い致します」

 本日三人目。手土産を持って部屋を訪れた使用人はリリネリだった。

 アルベラはその手土産を見てぽかんと口を開く。

「―――………喧嘩売ってる?」
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