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二章 水底に沈む玉

95、玉の行方 2(神父の不安と恐ろしい何か)

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 ***





 玉の所在についての手掛かりをつかめないまま、アルベラは大滝への旅行の三日間を終えようとしていた。

 行きと同じ道をたどり、見覚えがあるような無いような景色を眺める。少し首をねじれば、後方に魔族の集落を覆う大岩が見えた。ドラゴンの巣ほどではないがそれなりに立派な滝が二つ。青い空の下、岩肌の左右に白い線を作っているのが見える。

(無駄ではなかった………はず)

 玉の所在以外なら、それなりに得た物はあった。と、アルベラは感じていた。

 一つは、玉が管理している人間にとって、どういった存在なのかを聞けた。

 もう一つは、一般的に危険視されている魔族がどういったものか、実物を見ることが出来た、という事だ。





 移動で終わった一日目は大したことは起きず、宿で寝て終わった。特筆すべき点と言えば、エリーが外出先であったこともあり、すっぴんではなかったという事くらいだろうか。

 若干、レアなエリーのすっぴんが見れるのかと、期待していたアルベラはがっかりした。

 二日目は護衛を連れて滝へ行き、近くの別の街へ行った。

 ガルカとコントンの話だと、そこの教会に玉の管理をしている者がいるという事だった。半分疑いつつもアルベラが訪れてみると、その情報は正しいもので、管理をしている神父と話すことが出来た。穏やかそうな顔つきの、中年の男性だ。時間は限られている。だからアルベラは、初めから宝玉の存在を知っている体で会話を始めた。もちろん護衛は部屋の外に待機させ、アルベラとの密談になれたエリーが魔術具を使い音漏れを防ぐ魔術を施す。これで外の二人にも会話が聞こえることがない。

 アルベラがこうして町の小さな教会を訪れている間、コントンには周辺で球探しを、ガルカは炎雷の魔徒の元へ向かわせていた。

 神父は突然のアルベラの話に、初めは表情を変えずに耳を傾けていた。だが、話が進むにつれ、その表情はこわばっていった。そして最後は、アルベラとの話を切り上げ、急ぎ足でシスターを数人連れ、玉を確認しに滝へと向かっていったのだった。

 そこに至るまでの、二人の会話の内容はこうだった。





「初めまして、神父様。アルベラと申します。近くに宝玉があるのをご存じですね。あなたはそこの管理者だと伺いました」

 神父は少しの間の後に「ええ、いかにも。代々この教会の者があの玉を管理しております」と穏やかに答えた。

「ですが、あの玉の存在はここ以外では出さないよう、お願いしてもよろしいでしょうか、お嬢さん」

「はい。約束します。なので神父様も、私がこの話をしに来たことは秘密にしていただけますか。変なことに首を突っ込んだことが父に知れたらどやされますので」

 ゆったりとほほ笑み、神父は頷く。

「それで、お嬢さんはどちらでその話を?」

「魔族です」

 一瞬口を小さく開き、何かを言おうとした相手の様子を無視してアルベラは続ける。

「最近、父は魔族を奴隷にできるかを試みているんです。もちろん、ちゃんと安全面を確認できたうえでの実践のようなんですが。それで、その魔族が最近、知り合いの魔族から相談を受けたと話していたんです」

 もちろん作り話だ。だが、相談をした魔族をコントンとすり替えればそれなりに事実でもある。

「魔族が、魔族に相談………?」

「妙な話ですよね。けどそこは置いといていただけますか? ここからが重要なんです。多分神父様にとっては特に」

「は、はあ………」

「神父様は、その玉を魔族側も管理していた事ご存じですか?」

「………いいえ」

「では、最後にあの玉を確認したのはいつでしょう?」

「先月ですね。年に三回見に行っております」

「その時、玉はあったんですね?」

 神父は目を見開く。

「………それは、一体どういう意味です?」

「玉が盗まれました。………あ、えーと、らしいです」

「魔族にですか?!」

「違います。魔族はあの玉には触れられないんです。我が家の奴隷が言うに、ですが。あれは人間しか触れられないのだと」

「お嬢さん、それは魔族が言ったんですね。魔族の言葉は信用すべきではない」

「そうかもしれません。けど犯人が何であれ、玉が盗まれたのは事実なんです。あそこを管理している魔族が、今大慌てしているそうですよ」

「………それは………そんな」

 神父は呆然とした様子で腰を上げた。

「そんな。まさか………人が………? ………く認、しなければ………………」

 面会中であるのも忘れてしまったように、直ぐにでも外出しようとしている彼をアルベラは呼び止める。

「神父様」

 神父は「はっ」と顔を上げる。

「ああ、すみません、お嬢さん。今日はここまでにしていただいてもよろしいでしょうか? 玉の確認に、行きたいのです。今のお話を聞いたら、どうしてもそうせずには、いられなくなってしまって………。夕方には戻ると思いますので、よろしければ改めて時間を作らせていただきたいのですが」

「いいえ、改めてお時間を作っていただくつもりはありません。今ここで、もう一つ二つだけ良いでしょうか?」

「どうぞ。手短になってしまうのですが………せっかちで申し訳ない」

「その玉は何か、この土地にとって貴重なものなんでしょうか? 何を管理しているんですか?」

「すみません。私もよくは知らないのです。きっと先代である私の父も、更にその前の先々代も。皆、聞いているのは『人が触れるな』と言われた事だけなのです。だからただ、私たちは、あそこにあれがちゃんとあるかを確認しているにすぎません」

「『触れるな』とは誰に?」

「神です。声を聴いたのは私の四つ前の代の者です。二百年近く前の話になります。彼は夢の中で神に言われたそうです。『大きな滝の下、美しい緑の玉、触れるな、触れさせるな』と。そして彼は神の言っていた玉を滝つぼから見つけ、滝の裏に隠したそうです。教会の者たち総出で、玉に触れないよう細心の注意を払いながら人の目から隠し、岩穴を作り、祠を納め、そこに玉を仕舞ったのです」

(そうか。あの祠はこの教会の人達が作ったものなのか)

 魔族と人、どちらが拵こしらえたのか疑問に思っていたが、一つ謎が解けた。

「玉を仕舞う際も、色々あったのだと言い伝えられております。シスターの気が触れたとか、玉を独り占めしようとしたものが出たりと。………こっそり破壊しようとした者もいたとか。ですがその者の行為であの玉が壊れることはありませんでした。傷ひとつつかなかったそうですよ」

 「………え゛」とアルベラは小さく漏らす。

(壊せないの? 壊そうとした奴貧弱だったの?) 

「あれは人の心を乱す物なのだと、伝えられた話から私はそう感じております」

「は? はい」

 一瞬気を散らせてしまっていたアルベラは、神父の視線に気づき姿勢を改める。真摯な瞳が真っすぐにアルベラに向けられていた。

「ですからお嬢さん、あの玉に興味を抱いたりなどは、決してしないでください」

「はい。大丈夫です。私はただ我が家の奴隷から聞いた話を、神父様にお伝えに来ただけですので」

「感謝いたします。………では、私はこれで」

 そういって彼は部屋を出ていった。

 自分の言葉をすんなりと信じてくれたのは幸いだった。自然と安心から溜息が漏れた。





(———『興味』か)

 興味ではない。義務なのだ。

 自分はあの玉を手に入れる。それか破壊する。

 今できるのなら今。できなかった場合は高等学園時、王子の所有しているものを奪って。

(王子から物を盗る。できるのかな………。あと少しで手に入りそうなんだもの。王族様から泥棒せずに済むなら、今手に入れてやるんだから)

 アルベラは帰りの馬車の中、手のひらの上にスーを乗せ、その腹を撫でていた。スーはアルベラの指に噛みつく真似をしたり、翼を大きく広げてみたりして遊んでいる。

 神父との話が済んでからは、本当にただの観光のようだった。町の中を出歩いた。滝の周辺も、あてもなくぶらぶら歩いた。ついでに魔族の里のある大岩の周辺も歩いてみた。もちろん町の外は馬に乗ってだ。護衛達はその岩の中に魔族が暮らしているなど想像もしていない様子で辺りを見渡していた。

 「あの魔族」と出会ったのはその時だった。今回の旅行で、アルベラがそこそこの収穫と思えた二つ目の出来事。

 だまし討ちを狙っていたようで、木陰から、一番後ろを少し離れて歩くアベルを狙って飛び出してきたのだ。狙った不意打ちに、即座に反応したアベルへ、「チッ! 気づいてやがったな!」と発したのがまともな言葉だったかもしれない。後は全て、戦闘中に幼稚な暴言を放ってばかりだった。

 襲ってきたのはガルカのいう「アクタ」という類の魔族だろう。一般的に、最近の人の世で認識されている魔族だ。獣のような思考。狡賢く、人を陥れていたぶるのが好き。狡猾で信用ならない種族。見ために違いがないので確証はないが、何となく、噂に聞く気性の荒さがそう思わせた。

 外見は二本足のマッチョな牛だった。こいつも人に化けるのだろうか。とアルベラは疑問に思った。

 遭遇した際、言葉は発してはいたが、稚拙な暴言ばかりのアレを見ると、ガルカが随分賢く思えた。アクタの中にももちろん性格の個人差はあるのだろうし、今回はそういう個体だったのかもしれないが…………。あの牛は随分と血や肉に飢えている牛だった。

 何となくだが人間のチンピラと大して変わらないようにも感じた。

(皆が警戒する魔族イコール、人間のチンピラ強化版ってことでいいかな。あれを見たらウチのガルカが随分まともに思えちゃう………うーん、だめだ。こんなことであの奴隷の評価を上げてやるわけにはいかない)

 前にアート・フォルゴートと食事をした際、彼が「百年辺り前から魔族の気性が変わった」と言っていたのを思い出す。彼が見てきた文献の中には、時代や僅かな地域など、共存していた記録もあったようだ。そしてここ最近は、彼の見聞きする範囲で、気性の荒い類の魔族は減少傾向にあるらしい。

(また百年くらい前か………。………百年。歴史的に言えば全然浅いよね)

 アルベラは「ふう」と息をつき、まだ正午前の青々とした木々を適当に眺める。いつの間にか馬車は、小さな草原を抜け林道に入っていた。

 馬車の横にはガルカが。後方には変わらずアベルが付いていることだろう。 

 そういえば、魔族が出てきた際のゴウリウスとアベルは少し嬉しそうに見えた。

(きっとお嬢様の散歩に退屈してたのね)

 二人の武器さばきと魔術は、それなりに見応えがあった。自分には全く真似できそうもない動きに、パフォーマンスの類を見ているような感覚が大きかったかもしれない。

 魔族退治の様を、特等席で見れるのだ。「貴重な機会かも!」と、アルベラは、訓練を受けている者たちの身のこなしを一秒も見逃さないように気を張っていた。が、アベルが槍で魔族の両眼を貫いたあたりで気分が悪くなってしまった。………もちろん最後まで見たが。

 ちなみに最後は、魔族の首が落ち、それでも動く体が横に真っ二つに斬られて終わった。一頭の牛と同じサイズ感の生き物の断面が、標本のように崩れる事無く綺麗にあるべき場所に納まっていた。あれもきっと彼らの技術だからこそ成せた技なのだろう。

 「うげ」と呟きつつも、顔色を少々悪くしつつも、まじまじとその様子を観察するアルベラにゴウリウスは「嬢ちゃんいい根性してるな」と苦笑していた。

 今思い返せば、この人生も、この前の人生も。人の様な生き物の殺生を見るのは初めてだった。

 特に今の生では、悪戯好きで高慢盛りな幼少時代があったとは言え、小動物の死も目にしたことが無かった。虫が怖ければ使用人に命じ処理させ、ネズミやトカゲも同様だった。

 ペットを欲しいと思った事はあったが、偶然飼うに至っていなかったに過ぎない。

 この人生、自分は気づけば生き物の死からはかなり遠くにいたように思う。

(箱入りお嬢様が突然あんなもの目にしたら、気分が悪くなって当然………なのかな。前世じゃある程度のエログロもホラーも、漫画やら映画やらで免疫がついてた筈なんだけど。作り物だったからかな)

 眺めていたはずの外の景色も、手の中のスーの事も忘れ、いつの間にか記憶の中の魔族の亡骸を眺めていた。

(………うげ)

 アルベラは頭を振り一旦その思考を振り払う。

 顔を上げれば、エリーと目が合った。

「エリー」

「はい」

「玉、探すから」

「でしょうね」

 右斜め前に座るエリーは苦笑を浮かべていた。

「神父様が言ってたけど、もし見つけても触らないように気を付けてね」

「ええ。それはお嬢様も。けどどうするんです? そんな玉手に入れて。使い道も分からない上、触れもしないんじゃ手に入れてもどうしようもないのでは?」

「………そうなのよねぇ」

 しかも壊せないかもしれない。

 アルベラはへそ天でウトウトしているスーを眺め考える。柔らかい色味の青い毛が、外から入る光に透明に輝く。それが綺麗だと感じるくらいで、具体的な策は何も思い浮かばなかった。情報が足らなすぎる。

 大きなため息が漏れた。

「そうなんだよなぁ………」

 玉には触れられない。壊せもられない………かもしれない。自分が手に入れたとして、出来ることと言えば、きっとあの教会のように、人目から隠す事くらいだ。

(あれ盗んだ人、素手で持ってったのかな。今頃どうなってるんだろう。………神め。忠告するならもっと分かりやすく伝えればいいものを)

「ああー! もぉーーー!」

 アルベラは自分の手の平で、クプクプと小さないびきをかき始めているスーの腹を、かなり繊細な力遣いで起こさないように優しく撫でつける。可愛らしい寝顔を見せる青いコウモリは、やや迷惑そうに身動みじろぎ、眠り続けた。





 ***





 昼食の後、教会裏の小さな屋敷から、青い空を見上げ、神父は息をつく。見上げたのはあの滝のある方角だ。

(もうあの子はとっくに発っているか)

 昨日訪れた、貴族の少女。随分大人びた、しっかりした子だった。あの年の頃にしてはやけに自立したような立ち居振る舞い。貴族の子というのはああいうものだったろうか、と今までの自分の出会いを疑ってしまう。

 落ち着いて話したいから、教会ではなく是非ともこの別棟でとの希望で、昨日はここの小さな一室で話を聞くに至った。

「………どうしたものかな」

 神父は呟く。

 どうするもこうするも、失ってしまった物は探すか、狸寝入りをするしかないわけだが―――。

 昨日、あの子の忠告で玉を確認しに行けば、言われた通りそこは蛻もぬけの殻だった。玉だけでなく、あの番犬もいなくなっていたのだ。誰かが一度、無理やり封じたような形跡はあった。だが、それは『何か』によって破壊されていた。

 ここらの地域の教会製の札が幾つかあったが、その中に一枚、特に強力なものが混ざっていた。王都の教会、清めの聖女の作った札だ。

 あれは、そんじょそこらの魔族や魔獣が破れるような代物ではない。

 人が破ったならインクは金のままのはずだが、それは黒くくすんでいた。つまりは魔族、または魔獣が破ったという事だ。

(コントンが消えただけでなく、あの札を破れるだけの力がある何かの存在まで………。あそこに残っていた品を置いたのは人間なんだろうが………あれを破ったのは一体。………あの子の知り合い。いや、あの子の言っていた奴隷とやらの知り合い、だろうか。そうであってくれればいいのだが)

 玉の行方だけではない。新たな脅威を知ってしまい気が気でない。

 自分にできることと言えば、窃盗の報告を役所に提出することくらいだ。教会に置いていたものが盗まれたことにして、その特徴をかきあげる。緑の、つるつるに磨かれた真円の玉。特徴と言えばそれくらいだ。これで実物が見つかるとは到底思えないが、思い当たる出来ることがこれくらいなら、やっておかなければ落ち着かない。

 時間が掛かるだろうが、物探しか追跡の魔法、または魔術に長けている人物を探し依頼もするつもりだ。

 果たして見つかるだろうか。

 無意識にため息が漏れる。

 どうか、あの玉を人が触れていませんように。いなくなったコントンが、人に害を与えていませんように。あの札を破った恐ろしい『何か』が、人の敵ではありませんように。

(神よ………)

 神父はどうしようもない不安を胸に、午後の務めをすべく、教会へと脚を進める。





 ***



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