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一章 10歳になって

31、バイヤーとの接触 3(彼女は捕食者)

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(こ、これは………………クラブ…………!!!)

 会場に着いたアルベラは言葉を失う。

 ただの木だとはとても思えない防音効果を発揮している扉。この中に広がるファンタジーとはかけ離れた、人間の欲深さを様々と見せつけるような光景。

 暗闇、照明、若者、音楽、酒、煙草。

(世界観どうなってるんでしょうねえ?!)

 壁際を少し歩き進めると、先導する高い背中がピタリと止まった。

「すみません、ちょっとお手洗いに行ってきます」

 前を歩いていた青いドレス、青い前下がりボブの髪、青い爪で青い口紅の女が声を投げ掛けてくる。エリーだ。

 「どうします?」という付け足しはエリーなりの気遣いだろう。

 このままここにいて、この光景を眺めていたいか。一人が不安ならトイレまでついてくるか。

 この格好なら絡まれづらい、とエリー一押しの衣装を身に纏っていたアルベラは、彼女の見立てを信じこの場に居ることを選ぶ。

 自分の足元を指差し、「ここにいる」とジェスチャーする。

 こうやって入り口の見える場所に居れば、自分達のように場違いな人間を見つけられるかもしれない。自分達のように変装している可能性もあるのでそのままの外見を信じていいとも限らないが。念のためだ。

 エリーは一瞬考える素振りを見せたが、「すぐ戻りますね」と男女で扉の別れたお手洗いへと向かった。

 アルベラはその背をジーっと見つめ、エリーが真っ直ぐ女子トイレへ入っていくのを見届ける。

(だよね)

 何分かりきったことを、と直ぐに視線を外す。

 演奏者達を眺め、その曲に身を揺らす者達を眺め、席について酒や話に興じる者達を眺める。

(もっとこじんまりとしたところでぎゅうぎゅう詰めにされるかと思った)

 会場に来る前、歩きながらエリーと軽く確認をしあっていた。その際自分の想像していた会合が全く異なっていたことを知った。

(広範囲な集会。時間と場所をずらしながら数組ずつ。数人同士での小規模な話し合い。………ただし同じ部屋に全員が集まるとは言ってない、か。同じ会場で同じ時間に、客人同士は顔を合わせず個別の案内。ひとまとめにならない辺り、悪だくみしてる自覚のある奴らって厄介だなぁ)

 国の免疫機関に目を付けられている可能性の事もちゃんと考慮しているということか?

 それとも客人の事も疑っての対策だろうか。

(私たちみたいに薬より売人側に興味ある人間っているだろうし。敵対する人間が客装って接触を図ったりっていうのもお決まりだもんね。ばらけさせれば客人同士のぶつかり合いも防げるし、もし薬側を捕まえに来た何かが来ても、その客の対応をした売人一人の犠牲で済むし)

 売人側の気の使いように感心する。

 そこへ、扉が開き、新な客が入ってきた。

 ラフな格好の成人男性がゾロゾロと五人。一見20代前半の若い男が3人。3~40代の男二人が先導している。

 仕事帰りのサラリーマンが上司と部下で訪れた一幕にも捉えられるが、酒や音楽を興じに来たようには見えない。

 人を探してるのか、アルベラとは反対側の壁際をたどり部屋の奥へと向かっている。

 それを視線で追うのに夢中になり、一人の酔っぱらいの大きな図体に気づけなかった。

 この密度だ。背の高いものほど自分の存在には気づきづらいと、アルベラはこの場に立ち入った瞬間から危惧していたはずだった。だが―――

 どんっ

「ああん?! なんで婆が来んなとこに居んだよ!」

 突然の衝撃に声を上げそうになるが抑える。

 視界が大きく削がれ、壁にぶつかる。男の喚く声に、自分に何が起きたのか理解した。

(もう…………)

 「なんであんな気を付けてたのに」「あの人たち見失った」「この酔っ払いどうしよう」「この人窓全開?! どうしよう気まずい!!」と同時に沸き上がる幾つかの不満に、アルベラは悔し気に言葉を飲み込んで溜め息を尽く。

 へたに声を出せば老婆の姿をした子供だとばれかねない。だがこのまま男に喚かれても、最悪この場から追い出されかねない。

 彼は一体、自分が老婆であることの何が不満なのか。

 ぶつかったことはお互い様だが、興奮しだした人間にそんなことを説いても無駄か。そんなことで納得してくれるなら、そもそもこういう絡まれかたはしなかっただろうし………。

 ダンッ!!!

「――――――っが?!」

 今しがた起きたばかりの問題は、本格的に悩む時間も与えられず速やかに片付く。

 アルベラは突然起き、突然片付いたその一部始終に目を白黒させる。

(は、………いや。えーと………………………何?!)

 目の前には頭を壁に押し付けられ気を失った男がいた。そしてその頭を後ろから鷲掴みにし、壁に押し当てたのは青コーデに身を包んだエリーだ。

 アルベラはその剣幕に冷や汗をかく。

 男の後頭部を豪快に掴む彼女が怒っていたのが分かった。いや、分かりやすく怒っているのが分かった。

 感情的にというよりパフォーマンス的な怒り。「私たちに構うな。構ったら容赦しないぞ」という人払い的な意図を感じた。

 目に鋭い光を宿らせながらとても冷静なエリーの様子に、仲間のはずのアルベラも矛先を向けられたかのように冷や汗をかく。

 男はすぐに意識を取り戻したようで、頭だけピン止めされた虫のようにわたわたと手足を動かし始めていた。

(エ、エリーさぁん………)

 アルベラは「もういいよね?」と彼女の袖を引くと、青い唇が弧を描き頷く。

 ひとまずは広い心の老人を演じてこちらが頭を下げておいた。

 青年は酔いも醒めた様子で去っていった。最後まで自分を大きく見せようという態度を保った努力は流石だろう。

 謝りたくない相手に頭を下げるのは苦なものだが、あんな情けない姿を見せて頂けたのだ。安いものかもしれない。

 今の青年の姿が、アルベラの記憶の中いつぞやの光景と重なる。

 地下牢の凄惨な事件現場。

(エリーさん冷静だし、今はああはならなそ。私の頭に血がのぼって無茶言ってもちゃんと却下してくれそうなくらいだし。ほんと頼もしいなー)

 注目は集めてしまったが、これで絡まれることはないだろう。そうであって欲しい。

 「さ、行きましょうか」とまた先導し始めるエリーから離れないよう、アルベラは人との接触に注視しながら先を行く。





「お久しぶり~。これありがとう♡」

 という言葉を目的の青年に告げ、エリーは空の小瓶を彼に渡した。

 青年は一瞬「えっ」という顔をするが、その後驚いたように「あ! あんたか!」と何やら納得した声を上げた。

 カウンター席で酒を飲んでいた彼は、「そっちの席が空いてるから」と上を示す。よく見るとカウンター席の横に細い階段があり、ロフトのような空間があった。暗くてよく見えなかったが、この部屋はちょっとした二階建てのようになっていたらしい。

 下にも個室。上にも個室。個室といっても上の席はダンスフロアが見渡せるようになっているので全面壁で覆われてはいない。

 天井は低いが、なかなかシャレた作りになっていたためアルベラは少し感心していた。

「いや~、全然違う化粧なんだもん。誰だか分からなかったよ」

 美女を前にしてご機嫌に話す彼は、どうやらエリーに今回の件を教えた売人らしい。先ほどの小瓶が招待の証しという所か。

 二人のやり取りを見ていると、エリーは何度か彼と接触し、ある程度仲良くなっていたようだ。

「でね、アレの件なんだけど」

「ああ。ちゃんと準備は出来てるぜ。ほら、これ」

 そう言うと、青年は足元から箱を取り出しドサリとテーブルの上に置いた。

(………)

 アルベラは黙ってそのやり取りを見守る。

「今あるだけってな。他の客の分もあるからとりあえず俺が準備できたのはそんなもん」

「ひーふみー………。あら~、思ってたより少ないのね」

「まあな。これでも安定して量産できるようになった所らしくて、今までに比べたら揃ってる方なんだけど。これ、金額ね」

 そう言うと青年はエリーに紙を渡す。

(………?)

 アルベラは黙って見守る。

「へぇ~。金額は少し上がったのねぇ。何かあったの?」

「俺も適当に声かけられて売ってるだけの口であんまり中の事知らないんだけどさ。あー。コレ、今から言うの、今日来た人にちゃんと話す様にって上から言われてるセールストークね」

 そういうと、もう喋り慣れたように青年はスラスラと言葉を紡ぎ始める。

「この度の薬剤は以前の物の完成品となっております。魔力強化においては以前の1.5倍の効果が確証されておりますが、それに伴い依存性も上がっておりますのでご注意ください。この薬の原材料となります素材の特性により、魔力効果と依存性は比例して高まってしまう次第ですのでご周知願います。痛みへの耐性、攻撃性などの効果も質が上がっておりますゆえ………自分で飲むもよし、人に飲ませるもよし。可愛いペットに飲ませるもよし。皆さまそれぞれの使い方で楽しんでいただければ幸いです。………こちらが気に入ってもらえてるようでしたら、是非私わたくし共が今開発中の薬へのご支援もいただけると喜ばしい限りです。以上、代表ダン・ツーより」

 言い終わると青年はすっと立ち上がり、エリーとアルベラへ向け演技がかったお辞儀をして見せた。

「って、いうね」

 座り直した青年は元の調子に戻る。

「開発中の薬どうのっていうのは、人によっていうか言わないか見定めてくれって言われてるんだけど………カルアちゃんには特別ね。実際今日沢山買ってもらったわけだし。信用できるお客さんってことで」

「あらあら。ありがとう。そういってもらえると私の主人も喜ぶわぁ」

 と、エリーはいつの間にかお金の入った袋を取りだしていた。それをがシャリとテーブルの上に置き「じゃあ、コレさっきの金額ね。確認して頂戴」と微笑む

(………???!!!)

 アルベラは黙って見ていたが、事前にない流れに混乱する。

 自分は薬を欲しがってるふりをして話を聞ければいいと思っていただけだ。実際に買おうとなんて思ってないし、そもそそも金がないのでその手は取れないでいた。

 なのに目の前のオカマは今夜、買う事前提でいたようにしっかりお金まで準備していた。

 その金は一体だれのものなのか。

 まさかこんな、個人の都合でしかない話のため、ポケットマネーを準備してきたとでもいうのだろうか? だとしたらそんな貯蓄があったことにも驚きだ。

(どういう事? その薬そんなに買ってどうするの? お金は? 私あとで返さないといけなかったりする? 請求されない?)

「おお~。凄いねカルアちゃん。ご主人様、まいどあり! しっかり受け取りました!」

 青年は満足げに金銭の入った袋を膝の上に下げる。

 アルベラがエリーの主人という話は二人の打合せ通りだが、それ以外の大筋が聞いていた流れと違う。

 実際頭が重いこともあり、アルベラは老人っぽくのろのろと頷いて見せた。

「で、ティムおにーさん。さっきの開発中の薬っていうのは?」

 これは事前の打ち合わせと同じ。エリーは聞き出せるだけ聞き出すつもりだ。

 そして青年は乗り出す美女の胸元に釘付けになりながらペラペラしゃべる。

 若さとは時に愚かなり。本能とは悲しいものだ。

「それが、魔力を抑える薬だって。飲んだ相手に一定時間魔法を使えなくするとか。それは今5分くらいの効果しかないらしいよ。できたのも偶然で、まだ作り方模索中。で、もう一個。そっちは飲んだ相手を忠実な僕しもべにする薬、みたいな?」

「あらあら。ずいぶんと物騒な品ぞろえね」

「ま、どっちもまともにできてないみたいだけど。僕薬しもべぐすりなんて、偶然出来たのが30秒の効果だっていうんだから全然みたいだよ」

「そうなのねぇ。面白そうなクスリなのに残念」

 エリーは視線を下の階の演奏者たちへ向け、その壁の個室と、ロフト席へと走らせる。

「いま、私たちと同じようにお買い物してる人たちがこの中に居るのよね。全然知らない人たちが同時に同じことしてるなんて、面白いわぁ。今日売ってる人たちっていうのは、皆適当に雇われるんでしょ? 誰も薬作ってるとことか、それのリーダーとかは見たことないの? ダン・ツーとかさっき言ってたわねぇ」

 その話題になったとたん、青年は滑りの良かった口を閉じ、辺りをチラチラ見まわし始めた。

「ごめんね、カルアちゃん。作ってる人たちのそういう系の話はNGなんだわ。噂程度に聞いた話も流すなって。………ばれたら報酬引かれちゃうんだわー」

「えー。ひどいのねぇ。こんなに夢中にさせといて」

 エリーは青年へ顔を寄せ囁く。

「これだけ近くで話せば大丈夫じゃない? 隣りにだって聞こえないわよ」

 確かに、青年とエリーの今の距離での小声なら、同じ席に座るアルベラにもやっと聞こえるか聞こえないかというぐらいだった。

「ねぇ、ティム。ワタシ、この薬作ってる人にすぅごーーーーーい興味あるの。何か知ってたら、教えてくれない?」

「………カ、カルアちゃん………まいったなぁ、ほんとダメなんだって。あいつらどこでどう聞いてるか分からないし」

「あらぁ、私別に、その人たちに悪いことするわけじゃないのよ? 応援してるし、感謝もしてる。実際こんなに買ってるんだもの。そこは信じて貰えてるんでしょ?」

「いや、そうなんだけどさぁ、」

 しどろもどろな青年の言葉に、エリーはゆっくり顔を離すと、彼の前で首を傾げてニコリと笑ってみせた。

 何の笑みかと、青年もアルベラも様子を見るように静止する。

 呆けている二人の間、エリーの片手だけが滑るように動きだした。

 青年の顎を捉え、問答無用でそれをひきよせ、自身の顔を近づける。

「へ? ………ま、じ――――――――ん、んん!?」

 青年の困惑の声が漏れる。

(ふぁ!!!????)

 アルベラは目の前の光景に硬直する。

 とっさの事過ぎて心の準備が出来着ていなかった。決して多いとは言えない前世の男性経験だが、それらの行為も事細かに覚えているはずの少女が白い布の下、顔を真っ赤に染め上げる。

(エェエェェェェエエエェェェエリーさん?!)

 唖然とする青年の唇に、むしゃぶりつくエリー。

 ぴちゃぴちゃと、じゅるじゅると、水気のある音が個室に響く。

 わざとらしく、ねちっこく。挑発するような貪り。

 青年の体は圧されて後退していくが、エリーはそれを追って更に身を乗り出す。殆ど体はテーブルの上だ。なので彼女は今、テーブルの上に腰かけ始めた。

 ダンスフロア用のカラフルな照明が二人の姿を反対側から照らし出す。アルベラの前に、逆光となり光で縁取られた二人のシルエットが浮かぶ。

(な、なんだろう、この感じ………どこかで見た様な)

 エロいんだけど、そうではない。

 息継ぎがうまく出来ないのか、青年の呼吸が苦し気に乱れている。

 アルベラは押されながらもどこかうっとりとしていて、それでいて夢中になっている様子の青年と、そんな彼を上から覆いかぶさるようにじっと見つめ、冷静に観察し計算しているようなエリーとを眺めながら記憶の中のデジャブの元を探す。

 もっとこう、………未知的な、宇宙的な、エイリアン的な………グロ動画的なものを見ているような………。

 「そうか!」とアルベラの頭に二文字の漢字が浮かび上がる。

 これは――――――――――捕食!!!!

(……………………………………………………こ、ここここ、怖いいいい)

 アルベラは自身の体を両手で抱きか抱え、カタカタと震える。

(違う! 私の知ってるハニートラップとかキスとかと違う! 今見てるのは蜘蛛が獲物の体液吸ってゆっくりじっくり殺してるような奴!!! 子供にトラウマ植え付けるやつ!!!!!)

「………………………っは、」

 ようやく解放された青年は「どさり」と椅子の背に身を沈める。離れる瞬間、青年とエリーの間に唾液の糸が光った。

 椅子の背に体をゆだねる青年の顔は満足げで、燃え尽きたように瞳に光は無い。まるで魂を抜かれた抜け殻だ。その口元は青い口紅が広範囲でべっとりと塗りたくられている。

 突然のどぎついサービスに、彼の脳内は真っ白になっていることだろう。

 エリーは「やってやったぜ」とでもいうように口を笑みの形に歪め、手の甲で拭った。美しく、邪悪な笑顔。

 彼女は猫のようにしなやかにテーブルの上から身を乗り出すと、彼の耳元に口を寄せ、とどめとばかりにくすぐるような声でこう言った。



「ねえ、ティム。お願い………知ってる事全部オシエテ?」
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