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一章 10歳になって

17、 王子様の誕生日 1(彼は用心棒 そして彼は騎士長)

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「ということで、オノディの一の月、五日の二十三時からという事です。どうします?」

 お昼のお茶の時間、アルベラは昨晩エリーが得てきた話を聞き頭を抱えていた。

「見事に王子様の誕生日パーティーとかぶっちゃってますねぇ」

 エリーの話では数か月後、薬をばらまいている者たちが「大きな」―――というよりも、聞いた所によると「広範囲な」集会を開くという。それもこれも、薬の製作方法が安定し、まとまった数を作れるようになったおかげだそうだ。

 ちなみに薬の効果は変わらず魔力増幅だけでなく、そこに凶暴化や薬への依存もついたままだ。もはや人間兵器を作るための薬でしかない。

 もうあの薬の自身での服用は望み薄である。

 それでも「ここまで来たのだし折角だから」という気持ちが先行して、アルベラの頭には「この集会を諦める」という選択肢は無かった。

 集会は時間と場所をずらしながら数組ずつを案内するとの事。

 薬を作ってる組織側としては沢山の客を一気に相手にする大きな集会らしいが、買い手側からしたら数人同士での小規模な話し合いみたいになる様だ。

 念のためにとエリーが参加を希望しておいてくれたのだが、それが先ほどの日程である。

「日時をずらせないか聞いたんですが、日にちはずらせないとの事で。時間だけでも一番パーティーとかぶらなそうなところを選んだんですけどねぇ……どうします?」

(家柄的に城からの招待を断るのはな……。病欠して父と母にだけ行ってもらう? あのお父様とお母様を騙せる……? 自信ないなぁ……)

 アルベラはテーブルに突っ伏して考える。

(そうか……こういう時用に自分そっくりの影武者でもいたら便利ね……。そんな都合いい人、今すぐ準備できないっての……)

「ううううううう……いっそ誕生日会の日程をずらさせるとかぁ……」

「無理でしょうねぇ。ふふふ」

「もう! 分かってるわよ!」

 アルベラはテーブルの上、頭をごろごろと左右に揺らす。

 何とか王都のパーティーを抜け出し、ストーレムの町へ戻ってこれない物かとアルベラは思考する。そんな彼女に、午後の授業の時間が近づいていた。

(仕方ない。とりあえずこの件については一旦切り上げよう……)

 今日はさっそくダンスをするらしい。

 まずは普段の格好でもよいという事なので、アルベラはスッキリしない気分のまま、エリーに先導されダンス練習用の部屋へと向かう。





 ダンスの練習はまず手の位置から始まった。その後ステップを軽く教わり、あとはずっとそのステップの繰り返しだ。

 基本中の基本の動きを繰り返しながら、アルベラの頭の中は三か月後の集会についてでいっぱいになっていた。

「先生、」

 脚を動かしながらアルベラは口を開く。

「何でしょう、アルベラ様」

「先生は王都に行ったことありますか?」

「ええ、もちろんです。この町は隣ですし、間の道も平地で行き来しやすいですから」

「早くてどれくらい時間がかかるものなんでしょう」

「そうですねぇ。ストーレムの西門から王都の東門までなら……馬車なら四頭引きの通常ペースで二時間前後です。私は馬車でしか行ったことが無いので他は大雑把な計算になってしまうのですが……――馬車を引かずに早い馬や騎獣なら一時間。フライなら更に半分で三十分でしょうか」

(フライ……――え、フライ? なんて?)

 時速で言えば先生の言う通常の馬車は自転車と同じくらいだろう。

 そしてこの世界でいう「早い馬」や「騎獣」は種類にもよるが自動車と同じくらいの速さで走れる。それらの半分というと……

(よく分からないけどすっごい早い? 自動車の倍の速さって事でしょ?)

「あの、先生。今の最後の『フライ』? とは。それは騎獣でしょうか?」

「ああ、アルベラ様はまだフライは見たことないのですね」

「はい。馬と牛と鳥と、たまにトカゲかドランゴンのような物は見ます。けどどれもそんな名前ではなかったと思うのですが」

「はい。街中でよく見る鳥は『ケッテン』ですから。あとトカゲのようなのは、人を運ぶもので『ゾーク』。荷引きは『ギードラゴン』です。『フライ』は一応騎獣ですね。因みに虫です」

(虫!!?)

「街中を飛ぶことはありませんし、アルベラ様が見た事ないのは当然かもしれませんね」

「せ、先生……虫が馬車を引くんですか?」

「はい。あ、けどアレは車というより鞍ですね。フライ専用の座席でして、馬車とはだいぶ形が異なります。手軽に乗れる騎獣の中ですと、断トツの速さですよ」

「そんな便利な生き物がいたんですね。……その『虫』? だと、通常二時間の道が三十分で着くんですか?」

「ええ。けどフライのは御者を含め三人までしか乗れません。あと、乗り心地的に人を選びますね。昔は貴族が乗るものではないと言われていたほどです」

「じゃあ主に平民が使っていたんですか?」

「ええ。最近は貴族でも物好きな方が乗るそうです。あとは兵士や下っぱの騎士の方なんかは昔から愛用していますね。ですが戦闘には向きませんので、急ぎの使いの時などに使用するそうです」

「へー。あの、ちなみに鳥とトカゲはその虫より遅いんですか?」

「ええ、平地であればですが。フライは平地限定の騎獣なので、岩場や山道となると必然的にトカゲや鳥、その地に生息する生き物にのった方が速いです」

「そうなんですね。勉強になりました、ありがとうございます」

「お役に立てたならなによりです」

 ダンスの先生は嬉しそうに微笑み、練習は向き合ってのステップの練習へと移る。

 アルベラの心の中は突然舞い込んできた有益な情報に、満足感で満たされていた。

(『フライ』……使える)

 ダンスの練習はちゃんと受けつつ、アルベラはまだ見ぬ「フライ」に期待を寄せた。





 その日の夕食を終えると、アルベラはエリーと作戦会議に取り掛かった。

 アルベラが今回自室へ呼んだのはエリーともう一人。この屋敷の使用人の少女だった。

「あ、あのぉ~……。お嬢様、これは一体……?」

 エリーと同室の使用人、ニーニャ・ブラーデンはおびえた様子でアルベラとエリーを見上げる。

 体の前に手を組み、きょろきょろと視線を行き来させる様はまるで小動物だ。ちなみにアルベラは彼女を見る度リスを連想していた。

 ピンクがかった柔らかいベージュ色の髪はふんわりと二つに結われ、彼女の視線が動くたびにふさふさと揺れていた。茶色の瞳は中央に向かうほど光彩がピンク味を帯びていく。

 アルベラと同じ身長の彼女は、この屋敷で一番若いメイドだ。

 アルベラは彼女を座らせると、数年前に聞いた彼女の自己紹介内容を思い出しつつ本人に確認していく。

 途中「いったいこれが何の場なのか」と、ブラーデンは耐えきれなくなって尋ねた。

「あ、ああああの! こ、こここれって何かの面接ですか? わ、わたし、答えを間違えたら……く、くくく、クビにされたりとか……」

 彼女は悲痛な声を絞り出す。対してアルベラは何ともないと悠々と返した。

「大丈夫大丈夫。クビになんてしないわよ。ただあなたと仲良くなってみたいなって思っただけ。使用人の中で年も一番近いし」

「は、はぁ……。け、けどお嬢様とは今まであまり関わりが無かったのに、何で急に……」

「実は前から気になってたの。文句ある?」

「な、ないでひゅ!」

「単に声をかけるタイミングがなかったのよ」

「は、はい……」

「ブラーデン、もしかして私が会って早々『どんくさい』って言ったの気にしてる? 大丈夫。あなたの働きを見てたらもう『どんくさい』なんて思わなくなった。貴女は頑張り屋さんよ。とても素直で健気で感心したわ」

「お、お嬢様……?」

 ブラーデンは大きな目を潤ませてこの家の生意気なお嬢様を見つめる。自分をバカにしているとばかり思っていたお嬢様が、実は自分を認めてくれていたのだと知り彼女はほんの少し嬉しく思う。

 だが、ブラーデンははっと思い出しこう切り出した。

「けど、あのぉ……――お、お嬢様に関わるとルミアさんのようになる、との……お、お話も……」

「は? ルミア?」

 無事転職活動も済み、彼女は既にこの屋敷を発っていた。

 新しい職場でハッピーであろう彼女の名前がなぜ今出てくるのか。アルベラは説明を求めブラーデンを見つめる。

「ル、ルミアさんは、お嬢様に弱味を握られ、精神的に追い詰められたのではと……少し前から使用人の間で噂になって…………おります」

(なるほどー。――うん、その通り。正解)

 実際の精神面がどうかはしらないが、人攫いの件以来息苦しそうだったのは確かだ。

 アルベラはニコニコと微笑み「心当たりはある」と素直に返した。

 ブラーデンは「あるんですか!?」と驚き目に涙を浮かべて怖がる。

「あるけど、彼女の場合自業自得なの」

「自業、自得……?」

「ええ。詳しくは言えないけどね、それなりの問題をしでかしたの。私はそれをお父様とお母様に隠してあげてるだけ。彼女が握られた弱みって言うのはそれよ。自分の大きな失敗を、いつ私がバラすかって怯えてたわけ。……ね? 自業自得でしょ?」

(あらあらこの子ったら、お口がじょーず)

 エリーは楽しそうな笑みを浮かべたまま、アルベラとブラーデンの視界の隅で話を聞いていた。

 そしてブラーデンが悩んでいる今、音もなく動きだす。

 そっとブラーデンの横に並ぶと、エリーは彼女の頭をよしよしと撫でた。

「ね? ニーニャ。怖くない怖くない」

「ヒィィィ!!!」

 「ヒィ?」とアルベラは疑問符を浮かべる。

 ブラーデンはといえば息を止めて硬直していた。

 ライオンが子ウサギに毛づくろいをしているかのような絵面だ。

 なぜこんなにブラーデンはエリーに怯えているのだろう。アルベラはただただ不思議だった。

(ブラーデンとはうまくやってるって、エリー言ってたよね……?)

 「お前、これはどいう事だ」とアルベラが疑いの目を剥ければ、エリーは満面の笑みだ。

「大丈夫ですよ、お嬢様。ニーニャはとても口が固いので」

 「ね~?」と視線を合わすエリーへ、「は、はひ! 誰にも言いません!!」とブラーデンの意味深な言葉が返された。

 アルベラは呆れて目を据わらせる。

(まあ……いいや。今はこの力関係に便乗させてもらおう)





 ブラーデンへの質問が全て終わると、アルベラは三か月後の例の日に、彼女へとあるお願いをしてみた。

 それに対するブラーデンの答えは「NO」だ。

(まあ予想してた通り……。よし、エリー。舞踏会から薬の集会へ行くために、何としてもブラーデンの首を縦に振らせるからね)

 アルベラの視線をうけ、エリーも視線と笑顔で「了解しました♡」と返す。

「あぁぁぁ、あのぉ、すみません。本当にすみませんんんんん!!」

 ブラーデンはわたわたと申し訳なさを前面に出しながら謝る。

 ヘドバンの勢いで頭を上げ下げする彼女へ、アルベラはやんわりと微笑んで見せた。

「分かった。今日は突然呼びつけて悪かったわね。いろいろ答えてくれてありがとう。疲れたでしょう、部屋でゆっくり休んでちょうだい」

 そのあっさり加減に、ブラーデンは「へ?」と気の抜けた声を漏らす。

「と、いう事だし、行きましょうニーニャ。ではお嬢様、お疲れさまでした。おやすみなさい」

 エリーは会釈し、ブラーデンの襟首をつかむ。ニーニャはまた「へ?」と零している、そのままエリーに連れられアルベラの部屋を出ていった。

 一人になり静まり返った部屋。アルベラは二人の出ていった扉を見て黒い笑みを浮かべていた。

(大丈夫。まだまだ時間はあるんだもの)

 今日の収穫に満足し、アルベラが「さあ、寝るか!」とベッドに向かおうとした時、ドアの向こうからはつらつとした青年の声が聞こえた。

『姉さん! やっぱこちらに居たんですね! もぉー、ワンゲーム終わっちゃいましたよ。次のゲームは当然参加しますよね?』

(姉さん? ゲーム?)

 アルベラはベッドに体を向けたまま扉を見る。

 声の主は多分、当番制で来ている警備の兵士だろう。

 エリー曰、使用人達は基本それぞれの務めが終われば自由なので、終業後に警備者達を交え気分転換程度に酒を飲んだり軽食を摘まんだりして交流しているそうだ。もちろんある程度の節度は守りつつ。

『あらぁ。わざわざ迎えに来てくれたのね、ありがとう。ニーニャも行くわね?』

 と言うのはエリーの声だ。それに続いて『は、はひ!?』とニーニャの驚きの声も聞こえる。

『みんな待ってるんで早く来てください!』

 そして遠ざかっていく三人の足音――。

「……この屋敷でも『姉さん』って呼ばれてるんだ」

 アルベラは苦笑を浮かべると天蓋に向き直りぐっと体を伸ばした。





 ***





 その翌日から、アルベラとエリーのブラーデンへのお願い攻撃が始まった。

 ブラーデンは初めのうちは必死に断っていたものの、お嬢様とエリーの約二ヶ月にわたる「お願い」と、同室で二人きりになった際のエリーからの猛アタックもあり根負けする事となった。

 ブラーデンが折れてからは、アルベラは王子様の誕生祭までの期間を普通に勉強したり、ダンスを練習したり、フライの乗り方のレクチャーをエリーから受けたり、筋トレしたりして過ごしたのだった。



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