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第四章 三人目のハル・ウェルディス
襲撃
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その音が酷く耳障りに感じたのは、何かの予感だったのかも知れない。
短い休息を取ったのみで、馬車はなおも走り続けていた。
覗き窓から差し込む光は短くなり、春先の陽気が感じられる。正午が近いようだ。最前、ジハードからもう間もなくグスタフ領に入ると聞いたところだった。
窓の外の田園風景はのどかだが、昼食時ということもあってか、人の姿はまったく見当たらなかった。――そこに、低く響く地鳴りのような異音が近づいてきていた。
馬車の周囲では三十騎以上の騎馬が併走している。最初は彼らの蹄の音かと思ったが、それにしては妙に遠くから聞こえる気がした。
言葉では上手く説明できないまま、胸騒ぎのような感覚に従って、シェイドは覗き窓から身を乗り出して外を見た。
「如何なさいました?」
すぐ脇を併走していたフラウが用向きを尋ねに馬を寄せたが、シェイドはそれには答えず後方に目を凝らした。
背の高い草が伸びる荒れ地の中を、一塊の影が進んでいる。見晴らしの良い街道ではなく、足場の悪い草原をわざわざ疾走する一団がいるのだ。
「陛下!!」
シェイドの視線の先を追ったフラウが切迫した声で馬車の奥のジハードを呼んだ。
血相を変えて窓際に駆け寄ったジハードと入れ違いに、シェイドは馬車の座席に戻った。
――もしかして、あれは武装した軍隊だろうか。
はっきりとは見えなかったが、日の光を浴びてチカチカと光っていたのは、剣や甲冑かもしれない。その一団が、足音や砂煙の立ちにくい草原の中を追いすがってくる。旗印も上げず、鬨の声も上げず、密やかに。
「馬車を全速で駆けさせろ! フラウ、お前は俺の馬に乗り換えて、この指輪を持ってグスタフの砦へ先行しろ。領兵を連れて即座に折り返してこい!」
「はい!」
ジハードが己の身分を表す指輪をフラウに託すのが見えた。ついで、馬車の揺れが激しさを増す。御者が必死の声を上げて馬に鞭をくれる音がシェイドの耳に入った。
座っていてさえ床に放り投げられそうな揺れの中で、ジハードは窓の扉を下ろすと、手早く上着を脱いで腰に剣帯を巻き直し、革の手袋を嵌めた。馬車を取り囲む騎馬隊からも、殺気立った号令が聞こえる。
「山賊……でしょうか」
シェイドの問いかけに、ジハードは苦い表情で眉を寄せた。
山賊かと問いかけてみたものの、シェイドにもあの一団が寄せ集めの賊の類いであるという印象は持たなかった。
小石が散らばるこの旧街道よりもさらに足場の悪い草原を一斉に駆けてくるのだ。しかも、人数は馬車を守る騎馬隊の倍はいるように思えた。――訓練の行き届いた軍隊、というのが第一印象だ。
それが、この人の往来もほとんどない旧街道を追いすがってくる。
暗殺、という言葉が脳裏に浮かんで、シェイドは服の裾を握りしめた。
ジハードが父王の命を奪って玉座を得たように、今度はジハードの命を奪って国の実権を手にしようという者が居たとしても不思議ではない。
ジハードに後継がいない以上、ウェルディス王家に準ずる家格の大貴族ならば王権を引き継ぐのも自然だ。たとえば、ヴァルダンやナジャウのような――。
シェイドはジハードの袖を捕らえた。
「今すぐ騎乗して、砦へお向かいください」
地鳴りのような馬蹄の音はますます大きくなっていた。
隠す必要がなくなったために、軍勢は馬の足を取られる草原を出て街道の上に乗ったらしい。追いつかれるのは時間の問題だ。
この街道は道が悪い。御者がどれほど馬を急かしても、朝から走り続けの馬が牽く馬車にこれ以上の速力は望めまい。騎馬ならば、護衛の兵と道を塞ぐ馬車で時間を稼ぐ間に、砦まで駆け抜けることができるかもしれなかった。
「お前も馬に乗れるか」
窓の外の気配を探りながら、ジハードが問うた。
シェイドはまっすぐにその目を見返した。
「はい。すぐ後をついて参ります」
――偽りだった。
王宮から一歩も外に出たことのなかったシェイドが、馬に乗れるはずはない。二人乗りでは馬の足が鈍る。
シェイドはジハードを一人で行かせるつもりだった。
だが置いて行けと言ったところで、存外情の深いところがあるこの国王はきっと迷うだろう。逡巡するその時間が惜しい。
だから、シェイドはまっすぐに目を見て答えた。
「必ず後ろをついて行きます」
国王が馬車を降りたら、彼が脱ぎ捨てた上着を被ろう。後方の一団からは、馬車を降りたのが何者かを見分けるのは難しいはずだ。馬車に残ったのが国王の方だと思わせることができれば、少しの間でも時間が稼げる。
「シェイド……」
ジハードの黒い瞳がシェイドを見つめ返し……やがて苦渋を浮かべて伏せられた。
剣の柄に添えられていた手が離れ、シェイドを抱きしめる。
絞り出すような声がその口から漏れた。
「……俺は、お前を置いては行かない」
「陛下!」
もどかしさにシェイドは叫んだ。
「……お前がそんなふうに俺をまっすぐに見る時は、死を覚悟した時だ。そうだろう?」
そう問いかけられて、シェイドは言葉を詰まらせる。
偽りだと悟られないために目を逸らさなかったのに、その視線が真実を暴露してしまったのだ。
「お前を一人置いては行かない。そんなことをすれば、その時点で俺は死んだも同然だ」
感傷的ともいえるジハードの言葉に、シェイドは激しい苛立ちを感じて詰った。
「貴方は……御身を何だと思っておいでですか!」
世の中には替えの利く人間とそうでない人間がいる。
今ここでジハードが倒れれば、いったい誰がこの国を建て直していくというのか。
何者を犠牲にしてでもジハードは生きて王都に戻らねばならない。奥侍従が百人死んだとしても、王たるジハード一人の命には到底代えがたいのだ。
だが――。
「俺は愚かしい一人の男だ。己の伴侶と国とを天秤にかける、救いようのない馬鹿者だ」
縋るようにしがみついてくる異母弟を、シェイドはどうしても突き離せなかった。
もしもシェイドにサラトリア並みの体格があれば、ジハードを突き飛ばして馬に乗せることができたかもしれない。あるいは馬を駆ることができれば、後を護衛に託して逃げることも可能だっただろう。もっと世慣れていたならば、ジハードが納得するだけの弁舌を振るえたのかもしれない。
だが、今は抱きしめる腕を振りほどくだけの力もないのだ。
無力だ、とシェイドは己の力のなさを歯噛みした。
いくら命を捨てる覚悟があっても、それだけでは何の役にも立ちはしない。何かを守りたいと願うならば、為せるだけの知恵や力が必要だ。
自分がそれを持たないことが悔しかった。
怒涛のような蹄の音は、すぐ背後まで迫っていた。馬を急かせる掛け声と、風を唸らせて飛んでくる矢の音が聞こえる。馬車のすぐ外では、後ろから矢を射かけられた護衛兵と馬の悲鳴が聞こえた。
もう、馬で離脱するには遅い。
「…………ッ!」
不意に馬車が大きく跳ね上がったかと思うと、斜めに傾きながら進み始めた。御者がやられたのか、街道の上を逸れて脇の草むらの中を進んでいるようだ。剣戟の音と叫び声が激しくなった。
制御するものを失った馬車は、やがて馬の足が鈍るにつれて停止した。
その頃には、激しかった戦いの音もすっかり止んでしまっていた。考えたくはないが、おそらく護衛は全滅してしまったのだろう。息を荒げた騎馬集団が馬車の周りを取り囲む気配があった。
傾いた馬車の中で、ジハードが剣の柄に手をやった。
だが馬車の中は足場が悪いうえに、狭い空間で長剣を振り回しても、外から矢を射かけられればどうしようもない。
息詰まるような緊張の中、覗き窓を塞いでいた扉板が外から割られた。
僅かにできた隙間から、誰かが中を覗き込むのが見える。
ジハードがその隙間を抜身の剣で貫こうとするより早く、顔は離れていった。賊が馬車の中を覗いて、中に乗っているのが何者かを確かめたのだ。
指笛が一つ鳴り、御者台に誰かが乗り込む気配がした。掛け声とともに馬が足を踏み出し、草原の坂を力強く上っていく。馬の嘶きさえ上がらず粛々と進む騎馬集団の中心を、馬車はゆっくりと進み始めた。
――戦神ウェルディの末裔たる国王が、逆賊に捕らえられた瞬間だった。
短い休息を取ったのみで、馬車はなおも走り続けていた。
覗き窓から差し込む光は短くなり、春先の陽気が感じられる。正午が近いようだ。最前、ジハードからもう間もなくグスタフ領に入ると聞いたところだった。
窓の外の田園風景はのどかだが、昼食時ということもあってか、人の姿はまったく見当たらなかった。――そこに、低く響く地鳴りのような異音が近づいてきていた。
馬車の周囲では三十騎以上の騎馬が併走している。最初は彼らの蹄の音かと思ったが、それにしては妙に遠くから聞こえる気がした。
言葉では上手く説明できないまま、胸騒ぎのような感覚に従って、シェイドは覗き窓から身を乗り出して外を見た。
「如何なさいました?」
すぐ脇を併走していたフラウが用向きを尋ねに馬を寄せたが、シェイドはそれには答えず後方に目を凝らした。
背の高い草が伸びる荒れ地の中を、一塊の影が進んでいる。見晴らしの良い街道ではなく、足場の悪い草原をわざわざ疾走する一団がいるのだ。
「陛下!!」
シェイドの視線の先を追ったフラウが切迫した声で馬車の奥のジハードを呼んだ。
血相を変えて窓際に駆け寄ったジハードと入れ違いに、シェイドは馬車の座席に戻った。
――もしかして、あれは武装した軍隊だろうか。
はっきりとは見えなかったが、日の光を浴びてチカチカと光っていたのは、剣や甲冑かもしれない。その一団が、足音や砂煙の立ちにくい草原の中を追いすがってくる。旗印も上げず、鬨の声も上げず、密やかに。
「馬車を全速で駆けさせろ! フラウ、お前は俺の馬に乗り換えて、この指輪を持ってグスタフの砦へ先行しろ。領兵を連れて即座に折り返してこい!」
「はい!」
ジハードが己の身分を表す指輪をフラウに託すのが見えた。ついで、馬車の揺れが激しさを増す。御者が必死の声を上げて馬に鞭をくれる音がシェイドの耳に入った。
座っていてさえ床に放り投げられそうな揺れの中で、ジハードは窓の扉を下ろすと、手早く上着を脱いで腰に剣帯を巻き直し、革の手袋を嵌めた。馬車を取り囲む騎馬隊からも、殺気立った号令が聞こえる。
「山賊……でしょうか」
シェイドの問いかけに、ジハードは苦い表情で眉を寄せた。
山賊かと問いかけてみたものの、シェイドにもあの一団が寄せ集めの賊の類いであるという印象は持たなかった。
小石が散らばるこの旧街道よりもさらに足場の悪い草原を一斉に駆けてくるのだ。しかも、人数は馬車を守る騎馬隊の倍はいるように思えた。――訓練の行き届いた軍隊、というのが第一印象だ。
それが、この人の往来もほとんどない旧街道を追いすがってくる。
暗殺、という言葉が脳裏に浮かんで、シェイドは服の裾を握りしめた。
ジハードが父王の命を奪って玉座を得たように、今度はジハードの命を奪って国の実権を手にしようという者が居たとしても不思議ではない。
ジハードに後継がいない以上、ウェルディス王家に準ずる家格の大貴族ならば王権を引き継ぐのも自然だ。たとえば、ヴァルダンやナジャウのような――。
シェイドはジハードの袖を捕らえた。
「今すぐ騎乗して、砦へお向かいください」
地鳴りのような馬蹄の音はますます大きくなっていた。
隠す必要がなくなったために、軍勢は馬の足を取られる草原を出て街道の上に乗ったらしい。追いつかれるのは時間の問題だ。
この街道は道が悪い。御者がどれほど馬を急かしても、朝から走り続けの馬が牽く馬車にこれ以上の速力は望めまい。騎馬ならば、護衛の兵と道を塞ぐ馬車で時間を稼ぐ間に、砦まで駆け抜けることができるかもしれなかった。
「お前も馬に乗れるか」
窓の外の気配を探りながら、ジハードが問うた。
シェイドはまっすぐにその目を見返した。
「はい。すぐ後をついて参ります」
――偽りだった。
王宮から一歩も外に出たことのなかったシェイドが、馬に乗れるはずはない。二人乗りでは馬の足が鈍る。
シェイドはジハードを一人で行かせるつもりだった。
だが置いて行けと言ったところで、存外情の深いところがあるこの国王はきっと迷うだろう。逡巡するその時間が惜しい。
だから、シェイドはまっすぐに目を見て答えた。
「必ず後ろをついて行きます」
国王が馬車を降りたら、彼が脱ぎ捨てた上着を被ろう。後方の一団からは、馬車を降りたのが何者かを見分けるのは難しいはずだ。馬車に残ったのが国王の方だと思わせることができれば、少しの間でも時間が稼げる。
「シェイド……」
ジハードの黒い瞳がシェイドを見つめ返し……やがて苦渋を浮かべて伏せられた。
剣の柄に添えられていた手が離れ、シェイドを抱きしめる。
絞り出すような声がその口から漏れた。
「……俺は、お前を置いては行かない」
「陛下!」
もどかしさにシェイドは叫んだ。
「……お前がそんなふうに俺をまっすぐに見る時は、死を覚悟した時だ。そうだろう?」
そう問いかけられて、シェイドは言葉を詰まらせる。
偽りだと悟られないために目を逸らさなかったのに、その視線が真実を暴露してしまったのだ。
「お前を一人置いては行かない。そんなことをすれば、その時点で俺は死んだも同然だ」
感傷的ともいえるジハードの言葉に、シェイドは激しい苛立ちを感じて詰った。
「貴方は……御身を何だと思っておいでですか!」
世の中には替えの利く人間とそうでない人間がいる。
今ここでジハードが倒れれば、いったい誰がこの国を建て直していくというのか。
何者を犠牲にしてでもジハードは生きて王都に戻らねばならない。奥侍従が百人死んだとしても、王たるジハード一人の命には到底代えがたいのだ。
だが――。
「俺は愚かしい一人の男だ。己の伴侶と国とを天秤にかける、救いようのない馬鹿者だ」
縋るようにしがみついてくる異母弟を、シェイドはどうしても突き離せなかった。
もしもシェイドにサラトリア並みの体格があれば、ジハードを突き飛ばして馬に乗せることができたかもしれない。あるいは馬を駆ることができれば、後を護衛に託して逃げることも可能だっただろう。もっと世慣れていたならば、ジハードが納得するだけの弁舌を振るえたのかもしれない。
だが、今は抱きしめる腕を振りほどくだけの力もないのだ。
無力だ、とシェイドは己の力のなさを歯噛みした。
いくら命を捨てる覚悟があっても、それだけでは何の役にも立ちはしない。何かを守りたいと願うならば、為せるだけの知恵や力が必要だ。
自分がそれを持たないことが悔しかった。
怒涛のような蹄の音は、すぐ背後まで迫っていた。馬を急かせる掛け声と、風を唸らせて飛んでくる矢の音が聞こえる。馬車のすぐ外では、後ろから矢を射かけられた護衛兵と馬の悲鳴が聞こえた。
もう、馬で離脱するには遅い。
「…………ッ!」
不意に馬車が大きく跳ね上がったかと思うと、斜めに傾きながら進み始めた。御者がやられたのか、街道の上を逸れて脇の草むらの中を進んでいるようだ。剣戟の音と叫び声が激しくなった。
制御するものを失った馬車は、やがて馬の足が鈍るにつれて停止した。
その頃には、激しかった戦いの音もすっかり止んでしまっていた。考えたくはないが、おそらく護衛は全滅してしまったのだろう。息を荒げた騎馬集団が馬車の周りを取り囲む気配があった。
傾いた馬車の中で、ジハードが剣の柄に手をやった。
だが馬車の中は足場が悪いうえに、狭い空間で長剣を振り回しても、外から矢を射かけられればどうしようもない。
息詰まるような緊張の中、覗き窓を塞いでいた扉板が外から割られた。
僅かにできた隙間から、誰かが中を覗き込むのが見える。
ジハードがその隙間を抜身の剣で貫こうとするより早く、顔は離れていった。賊が馬車の中を覗いて、中に乗っているのが何者かを確かめたのだ。
指笛が一つ鳴り、御者台に誰かが乗り込む気配がした。掛け声とともに馬が足を踏み出し、草原の坂を力強く上っていく。馬の嘶きさえ上がらず粛々と進む騎馬集団の中心を、馬車はゆっくりと進み始めた。
――戦神ウェルディの末裔たる国王が、逆賊に捕らえられた瞬間だった。
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