炎上ラプソディ 

怜悧(サトシ)

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開いた扉から中に入ってきた男は、シェンより背が高く見たことのある背格好である。
部屋の中をぐるっと見回すと、シェンの肩をぐいと掴んで、唇を耳元に寄せる。

「隣の部屋の壁の穴から、監視されてるぞ」

聞いた声にシェンはビクッとして、顔を覗き込むと見知った統久の顔に息を飲んで声をあげようとすると、口を掌で塞がれる。
「部屋の防音でさほど声は漏れないだろうが」
腰にぐいと腕を絡めてベッドへと誘われながら、シェンは眉を寄せる。
尾行の類の気配は感じなかった。
「ヤツらはプロだからね。気にするな。尾行されるくらいの、仕事を任されたってわけ、かな」
少し嬉しそうな様子で声をひそめたまま聞くと、シェンをベッドサイドに座らせて床に膝をつく。
「ああ、新薬を運ぶ」
ベルトに手をかけた統久にまじかよと唇だけで言葉を刻んで見下ろす。
「成功報酬とまではいかないけどな、何もしないのはかえって怪しまれるだろ」
「アンタこそ、まさかデリヘルで.....」
「デリヘルは、ダチの稼業だよ。偽のIDで籍だけおかせてもらってんの」
ベルトを引っこ抜いてスラックスを下ろすと、まだ兆しのないシェンのペニスのさきっぽを、口に含んでちろちろと舐めあげる。
「経路はクルワダ惑星から、って、ッ、お、いっ、.....く、はなし、きけよッ」
ちゅぱちゅぱと吸い上げる速度が増して思わず、頭を掴んでぐいと引き上げる。
「あ、ああ。聞いてるよ、だいじょぶ.....っ、なあ、シェン.......」
統久はにやと笑うと、唇を寄せてちろりとシェンの唇を舐める。
「カメラうごいて、る。口唇術って、知っているか」
あまり分かるように情報を伝えるなと耳打ちをして、自分のスラックスも降ろすと、ベッドの上にシェンを押し倒して跨り、脚を開いて指を後ろにまわして、ゆるゆると抜き差しをする。
「まだ、まだたりない.....。今回のは阻止はしない、つぶす、なら、その仕事を成功させて、もっとふかいとこ、まで.....はいって」
まるで睦言かのように真意を告げて己の指で中を拡げていく。
「カメラ、ね。大したサービスだよ。オレにもっと深く深く潜り込んでほしいって?」
統久の指にそわせるように中指を奥まで押し込み、子宮口をこりこりと撫でる。
「ッはぁ、ッあああ、ああっ、う、ふか、く、はいって、ああ、ふか...っい...ッああ」
内股へととろとろと愛液が溢れていき、感じているのか雄の部分も腹までたちあがって揺れている。
「中隊長のも大きいよな。オメガって短小って聞いたけど」
「俺はヒートが、おそったから.....しぇン、ッ、んん、ああ、はあッああッ、なかッ、ああ、ッく、そんな.....こすっ、たら」
指に吸い付いてくる感触が堪らなくて、シェンは子宮口をいじめるように指腹で擦り続けて、エロい顔だと囁く。

「もっと擦って欲しいんだろ、オレのおちんぽ入れて気持ち良くしてやるよ、なあ、ちんぽが欲しいっていいなよ」


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