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意志薄弱
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二人から後押しされたこともあり、なんだか胸が落ち着つかないまま、家に帰るとシャワーを浴びる。
普段洗わないようなとこも、綺麗に洗ったし、ローションも先にアナルの中に入れておいた。
食べるって、マジに食うって意味じゃあないよな。まさかのカニバリズムは勘弁してほしい。
少しだけ不安になりながらも、まだ髪がかわかないうちにスエットを羽織る。
なんかそわそわして落ち着かないんだが、将兵たちが、変なこというせいかもしれない。
ピンコンとインターホンの音がして、俺は慌てて立ち上がり玄関のドアを開いた。
「よ、ぉ?」
ドアの隙間から普段着の富田君が見えて、俺の心臓の動悸が三倍跳ね上がる。
意識してるのとしていないのは、気持ちに雲泥の差がある。
ドアを開き、コート姿の富田君を中にいれると、彼はまだ濡れている俺の髪を見上げて溜息を吐いた。
「ホントに洗ってたのかよ…………。真壁って、ホントに頭の配線ズレてるよな」
玄関を閉めると、富田君は俺の肩を軽く掴む。
「オマエが食べたいって言うから、すぐ食えるようにしといただけだよ」
「オレは脅迫してんだぞ、わかってるのか?」
「わかってる……」
まあ、よくわからないけど、近くに寄られて富田君の匂いを嗅いで既にちんこもギンギンに勃起してる。
「くそッ……煽ってんじゃねえよ。も、部屋いくぞ」
靴を脱ぐと富田君は俺を振り切るようにさっさと部屋へと上がっていく。
俺の方が身体は富田君に夢中になっちまってるんだけど、二人が言ってたように、身体で落とすとかできるんか、な。
富田君の背中を追うように俺は部屋へと入った。
「真壁、全部自分で脱げよ」
部屋に入るやいなや、富田君は俺に命令した。
ベッドに入って脱がされるのかと思ったが、スエットの下はどうせ脱ぐしと思ってノーパンである。
頷いてスエットを脱ぐが、視線を感じるだけで、意識してしまっているのか股間は腹につくほど勃起してしまって、期待してると思われても仕方がないほどになっている。
「おいおい、アンタさあ…………風呂でどこまで洗ってたんだよ。もうやる前からビンビンじゃねえか…………。をら、こっちにこいよ」
ベッドサイドに腰を下ろしてこっちにこいとマットを叩くのに、俺は自分だけ裸なのが急に恥ずかしく思えて、少し俯きながらゆっくりと座る。
富田君は俺の腰に腕を回して抱き寄せるので、もうその気なんだなと思って身体を寄せて告げた。
「……中洗ったりとか……もう準備したから、だから、あのさ、すぐ突っ込んでいいぞ」
なんだか期待して自分からねだっているようで、やけに恥ずかしくなって顔まで熱くなる。後ろを洗う時に刺激もしていたので、身体も熱をもってしまっている。
「……余計な世話だよ。オレが、アンタをいじるのが楽しいんだから、そこまでしなくていい」
指先が肌を辿るようにつつつっと這いあがっていき、俺の呼吸はあがっていく。胸の鼓動が激しくなってくるのは、恋に落ちているからなのだろうか。
身体から熱が溢れて、唇から漏れる息もいつもより熱をもっている。
「ちっと腰を浮かせてよ。まだ何もしてねぇのに、身体熱いし顔もだらしねえな。もしかして期待してたのか?」
マットから腰を浮かせると、ぐいと尻を引き寄せられ尻たぶを横に拡げられた。
「オマエがすぐヤりてえ、っていうから…………」
普段洗わないようなとこも、綺麗に洗ったし、ローションも先にアナルの中に入れておいた。
食べるって、マジに食うって意味じゃあないよな。まさかのカニバリズムは勘弁してほしい。
少しだけ不安になりながらも、まだ髪がかわかないうちにスエットを羽織る。
なんかそわそわして落ち着かないんだが、将兵たちが、変なこというせいかもしれない。
ピンコンとインターホンの音がして、俺は慌てて立ち上がり玄関のドアを開いた。
「よ、ぉ?」
ドアの隙間から普段着の富田君が見えて、俺の心臓の動悸が三倍跳ね上がる。
意識してるのとしていないのは、気持ちに雲泥の差がある。
ドアを開き、コート姿の富田君を中にいれると、彼はまだ濡れている俺の髪を見上げて溜息を吐いた。
「ホントに洗ってたのかよ…………。真壁って、ホントに頭の配線ズレてるよな」
玄関を閉めると、富田君は俺の肩を軽く掴む。
「オマエが食べたいって言うから、すぐ食えるようにしといただけだよ」
「オレは脅迫してんだぞ、わかってるのか?」
「わかってる……」
まあ、よくわからないけど、近くに寄られて富田君の匂いを嗅いで既にちんこもギンギンに勃起してる。
「くそッ……煽ってんじゃねえよ。も、部屋いくぞ」
靴を脱ぐと富田君は俺を振り切るようにさっさと部屋へと上がっていく。
俺の方が身体は富田君に夢中になっちまってるんだけど、二人が言ってたように、身体で落とすとかできるんか、な。
富田君の背中を追うように俺は部屋へと入った。
「真壁、全部自分で脱げよ」
部屋に入るやいなや、富田君は俺に命令した。
ベッドに入って脱がされるのかと思ったが、スエットの下はどうせ脱ぐしと思ってノーパンである。
頷いてスエットを脱ぐが、視線を感じるだけで、意識してしまっているのか股間は腹につくほど勃起してしまって、期待してると思われても仕方がないほどになっている。
「おいおい、アンタさあ…………風呂でどこまで洗ってたんだよ。もうやる前からビンビンじゃねえか…………。をら、こっちにこいよ」
ベッドサイドに腰を下ろしてこっちにこいとマットを叩くのに、俺は自分だけ裸なのが急に恥ずかしく思えて、少し俯きながらゆっくりと座る。
富田君は俺の腰に腕を回して抱き寄せるので、もうその気なんだなと思って身体を寄せて告げた。
「……中洗ったりとか……もう準備したから、だから、あのさ、すぐ突っ込んでいいぞ」
なんだか期待して自分からねだっているようで、やけに恥ずかしくなって顔まで熱くなる。後ろを洗う時に刺激もしていたので、身体も熱をもってしまっている。
「……余計な世話だよ。オレが、アンタをいじるのが楽しいんだから、そこまでしなくていい」
指先が肌を辿るようにつつつっと這いあがっていき、俺の呼吸はあがっていく。胸の鼓動が激しくなってくるのは、恋に落ちているからなのだろうか。
身体から熱が溢れて、唇から漏れる息もいつもより熱をもっている。
「ちっと腰を浮かせてよ。まだ何もしてねぇのに、身体熱いし顔もだらしねえな。もしかして期待してたのか?」
マットから腰を浮かせると、ぐいと尻を引き寄せられ尻たぶを横に拡げられた。
「オマエがすぐヤりてえ、っていうから…………」
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