211 / 353
三学期編
※バレンタインデー →sideT
しおりを挟む
ヤベェ……クラクラしてんぜ………ッ。
視界がふわついて狭くなってっし、歩くたびに中に入っていふもんかわ奥に当たって出せないツラさに、建物の壁に腕をつく。
いま、…………襲われたらやべぇな……。
5分の距離が、まるで永遠みたく遠く感じる。
「トール、歩けるか?………タクシーよぶ?」
足元がガクガクして、俺は必死で康史の肩をつかんで歩く。
「へき…………だ、な、なんとか、な」
股間は熱くてぎゅうぎゅうに革に締め付けられ、弱音を吐きたくなるが、ここで行き倒れるわけにはいかない。半ば意地だ。
荒い呼吸をついて歩くと、康史は俺の顔を覗き込み、
「トール、外してく?」
気を使うようなことを言ってるが、多分俺がふらふらしてるのに康史は興奮してんのが、顔つきでわかる。
「もうちっとだろ、ッは、く……ッ」
頭を軽くあげて大きく息を吐き出して歩こうとすると、康史は俺の腕を軽く引く。
「怒ってねーの?あんなことしたってのに」
ちょっと不安そうな康史の顔にぶつかる。
過去系で言うけど、現在進行形であんなことされてるような気もするが、まあ、こまけーことは別にいい。
「ッハァ、つか、こんなことでイチイチ怒らねーよ、うら、早くホテルいくぞ、…………がまん、できねーっての」
イチイチ怒ってたら、色々いままでのも怒ってないとすまねーし、今更な話だ。やっぱり記憶失くしてるからか、どこか俺の反応をうかがっている。
「ホントがまんできないって顔、たまんないんだけど」
俺の言葉にちょっと不安をぬぐって、康史は俺の腕を引いて少し早めに歩き始める。
「ちょ、ッハァ、ハエェッて、まて、ッて」
早くと言ったのは俺の方だが、いかんせん身体の方が追いつかない。
駆け込むようにホテルのロビーに連れ込まれ、俺は下半身がおかしくなりそうで、そのままホテルの壁に寄りかかり、ぜいぜいと胸を上下させる。
「チェックインしてくるから」
ぐるりと見回すと、どうやらラブホではなくシティホテルのようだ。
ヤスはカウンターで何やら話してから、ガードキーを持ってこっちに戻ってくる。
「ッ、ハァッ、も、や、べぇ、って、…………ッァ、ハァ、イキそ、……ッ」
腕を引く康史の手の平が、少し湿っぽくなっている。
エレベーターに引き込まれて、ぐっと腰を抱かれるとたまらず俺は康史にしがみついてカライキを繰り返してしまう。
外ではないという安心感だけで、ストッパーが外れてしまったようで、ビキビキのちんこを締められたまま、何度も達してしまう。
「トール、すごい、エロエロな顔」
興奮した表情で、ぐったりしている俺の腰を抱いて、部屋へ連れ込む。
「ッ、ァ、あ、ッて、……ッは、…………イッて、んだ、てッ」
「なんでこんなに許してくれんだよ。もっともっとってオレ調子に乗っちゃうぜ」
ベッドへと腕を引いて座らせられると、康史は少し困ったような顔をして俺を見つめる。
「ッ、な、オマエのシてェ、こと、くらい、ぜんぶかなえてやっから」
だから、俺は腕を伸ばす。
そんな不安な顔しなくていい。
ぜんぶ、俺に見せろ。ぜんぶ俺に、くれ。
視界がふわついて狭くなってっし、歩くたびに中に入っていふもんかわ奥に当たって出せないツラさに、建物の壁に腕をつく。
いま、…………襲われたらやべぇな……。
5分の距離が、まるで永遠みたく遠く感じる。
「トール、歩けるか?………タクシーよぶ?」
足元がガクガクして、俺は必死で康史の肩をつかんで歩く。
「へき…………だ、な、なんとか、な」
股間は熱くてぎゅうぎゅうに革に締め付けられ、弱音を吐きたくなるが、ここで行き倒れるわけにはいかない。半ば意地だ。
荒い呼吸をついて歩くと、康史は俺の顔を覗き込み、
「トール、外してく?」
気を使うようなことを言ってるが、多分俺がふらふらしてるのに康史は興奮してんのが、顔つきでわかる。
「もうちっとだろ、ッは、く……ッ」
頭を軽くあげて大きく息を吐き出して歩こうとすると、康史は俺の腕を軽く引く。
「怒ってねーの?あんなことしたってのに」
ちょっと不安そうな康史の顔にぶつかる。
過去系で言うけど、現在進行形であんなことされてるような気もするが、まあ、こまけーことは別にいい。
「ッハァ、つか、こんなことでイチイチ怒らねーよ、うら、早くホテルいくぞ、…………がまん、できねーっての」
イチイチ怒ってたら、色々いままでのも怒ってないとすまねーし、今更な話だ。やっぱり記憶失くしてるからか、どこか俺の反応をうかがっている。
「ホントがまんできないって顔、たまんないんだけど」
俺の言葉にちょっと不安をぬぐって、康史は俺の腕を引いて少し早めに歩き始める。
「ちょ、ッハァ、ハエェッて、まて、ッて」
早くと言ったのは俺の方だが、いかんせん身体の方が追いつかない。
駆け込むようにホテルのロビーに連れ込まれ、俺は下半身がおかしくなりそうで、そのままホテルの壁に寄りかかり、ぜいぜいと胸を上下させる。
「チェックインしてくるから」
ぐるりと見回すと、どうやらラブホではなくシティホテルのようだ。
ヤスはカウンターで何やら話してから、ガードキーを持ってこっちに戻ってくる。
「ッ、ハァッ、も、や、べぇ、って、…………ッァ、ハァ、イキそ、……ッ」
腕を引く康史の手の平が、少し湿っぽくなっている。
エレベーターに引き込まれて、ぐっと腰を抱かれるとたまらず俺は康史にしがみついてカライキを繰り返してしまう。
外ではないという安心感だけで、ストッパーが外れてしまったようで、ビキビキのちんこを締められたまま、何度も達してしまう。
「トール、すごい、エロエロな顔」
興奮した表情で、ぐったりしている俺の腰を抱いて、部屋へ連れ込む。
「ッ、ァ、あ、ッて、……ッは、…………イッて、んだ、てッ」
「なんでこんなに許してくれんだよ。もっともっとってオレ調子に乗っちゃうぜ」
ベッドへと腕を引いて座らせられると、康史は少し困ったような顔をして俺を見つめる。
「ッ、な、オマエのシてェ、こと、くらい、ぜんぶかなえてやっから」
だから、俺は腕を伸ばす。
そんな不安な顔しなくていい。
ぜんぶ、俺に見せろ。ぜんぶ俺に、くれ。
0
お気に入りに追加
358
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる