200 / 353
三学期編
そこに愛があるならば→side T
しおりを挟む
誠士が夕飯時を食って帰った後、なんとなく空気が重くて気まずい雰囲気になってしまった。
俺は気をそらすためにソファーへと移ってタバコを吸ってぼんやりとテレビを見ていた。
誠士が、夏休みのことを話したと言っていたから、それを康史のことだからひきずっているのかもしれない。
まあ、気にしてたのもあるし、俺も言いにくくて話を逸らしてしまって、そのままにしちまったので仕方がない。
「トール、あのさ、誠士から聞いた。オレ、最初はトールのこと、無理矢理……だっ……たって……」
康史は、さっそく俺の前にコーラを置いて、つまみのポテチをテーブルの真ん中に置くと、俺の隣に腰をおろす。
今更、そんなこと言われてもなあ。
すっかり済んだ話で蒸し返すもんでもないだろうが、康史にとっては重要なことだろう。
どう返したらいいんだろうな。
「…………ま、殴られてスタンガンやクスリも使われたし、無理矢理だったかもしれねーけどよ。まあ、そんで、イヤなら今ここにいねーんだから、こまけえ話、気にしてんじゃねぇよ」
タバコを灰皿に押し付けて、康史の肩を抱き寄せる。
「細かくなんかねえよ…………」
まだ記憶がねーから、色々不安になっちまってるんだろうな。
どんな風に付き合ったかなんて、ホントにロマンティックなもんなんかカケラもなんもない。
でも、俺がココにいる、それ以外の理由なんかないだろ。
「それとさ、トール、オレたちどんなセックスしてたんだ?こないだも、あんなに無理させたのにもっともっとって思っちまうんだ」
こてんと頭を俺の胸元に押し付けてくる仕草が、不安気で可愛くて仕方ない。
今までされたことに比べたら、あんなの無理に入らないのだが、誠士にも言われたように、俺たちの普通はもはや普通じゃないかもしれない。
「ヤスの好きなようにしていいんだぜ。まあ、動けるようには加減はしてくれっとありがてーけどさ。頑丈だから、大体のことは問題ねーよ」
「昨日の我慢できないって顔のトールは、すっごく可愛かったな。あーゆうのたまんなくなっちゃうな」
へらりと笑う康史の顔は、俺を好きだとこころから言っていて安心する。
柔らかい茶色の髪を指先ですいて、俺は目を伏せる。
そういや、康史はハメ撮りとかを結構してたような気がする。
意識がある時は消せって言えたけど、頭ぶっとんでて、消せって言えない時も結構あったし。
俺は、視線を康史の携帯に向ける。
「あ、オレらがどんな風にしてたか、多分あん中に残ってんじゃないか。パスワードとかはわかんねーけど」
康史は無造作に携帯を手にすると、タンタンとタップして、弄りまわしはじめる。
しばらく画面をいじりまわしてじっと画面を見ていたが、俺を欲情したような目で見上げてくる。
「ん?なんだよ」
「こんなことしても、本当にいいの?」
画面を覗きこむと、目隠しされてM字開脚でバイブとプジーぶっさされて顔射後のひどく朦朧としきった俺の画像が映っている。
結構きれいに撮れてるなとか感心して眺めていると、携帯をテーブルに置いて康史は俺の上に跨ってくる。
「こんなにされてるの見せられたら、たまらないよ。ヤッたのが自分かもしれないけど、記憶がないから、嫉妬でおかしくなりそうだ」
俺は気をそらすためにソファーへと移ってタバコを吸ってぼんやりとテレビを見ていた。
誠士が、夏休みのことを話したと言っていたから、それを康史のことだからひきずっているのかもしれない。
まあ、気にしてたのもあるし、俺も言いにくくて話を逸らしてしまって、そのままにしちまったので仕方がない。
「トール、あのさ、誠士から聞いた。オレ、最初はトールのこと、無理矢理……だっ……たって……」
康史は、さっそく俺の前にコーラを置いて、つまみのポテチをテーブルの真ん中に置くと、俺の隣に腰をおろす。
今更、そんなこと言われてもなあ。
すっかり済んだ話で蒸し返すもんでもないだろうが、康史にとっては重要なことだろう。
どう返したらいいんだろうな。
「…………ま、殴られてスタンガンやクスリも使われたし、無理矢理だったかもしれねーけどよ。まあ、そんで、イヤなら今ここにいねーんだから、こまけえ話、気にしてんじゃねぇよ」
タバコを灰皿に押し付けて、康史の肩を抱き寄せる。
「細かくなんかねえよ…………」
まだ記憶がねーから、色々不安になっちまってるんだろうな。
どんな風に付き合ったかなんて、ホントにロマンティックなもんなんかカケラもなんもない。
でも、俺がココにいる、それ以外の理由なんかないだろ。
「それとさ、トール、オレたちどんなセックスしてたんだ?こないだも、あんなに無理させたのにもっともっとって思っちまうんだ」
こてんと頭を俺の胸元に押し付けてくる仕草が、不安気で可愛くて仕方ない。
今までされたことに比べたら、あんなの無理に入らないのだが、誠士にも言われたように、俺たちの普通はもはや普通じゃないかもしれない。
「ヤスの好きなようにしていいんだぜ。まあ、動けるようには加減はしてくれっとありがてーけどさ。頑丈だから、大体のことは問題ねーよ」
「昨日の我慢できないって顔のトールは、すっごく可愛かったな。あーゆうのたまんなくなっちゃうな」
へらりと笑う康史の顔は、俺を好きだとこころから言っていて安心する。
柔らかい茶色の髪を指先ですいて、俺は目を伏せる。
そういや、康史はハメ撮りとかを結構してたような気がする。
意識がある時は消せって言えたけど、頭ぶっとんでて、消せって言えない時も結構あったし。
俺は、視線を康史の携帯に向ける。
「あ、オレらがどんな風にしてたか、多分あん中に残ってんじゃないか。パスワードとかはわかんねーけど」
康史は無造作に携帯を手にすると、タンタンとタップして、弄りまわしはじめる。
しばらく画面をいじりまわしてじっと画面を見ていたが、俺を欲情したような目で見上げてくる。
「ん?なんだよ」
「こんなことしても、本当にいいの?」
画面を覗きこむと、目隠しされてM字開脚でバイブとプジーぶっさされて顔射後のひどく朦朧としきった俺の画像が映っている。
結構きれいに撮れてるなとか感心して眺めていると、携帯をテーブルに置いて康史は俺の上に跨ってくる。
「こんなにされてるの見せられたら、たまらないよ。ヤッたのが自分かもしれないけど、記憶がないから、嫉妬でおかしくなりそうだ」
0
お気に入りに追加
358
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる