俺たちの××

怜悧(サトシ)

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冬休み編

※支配される →side T

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床の上で康史に激しく突っ込まれて、体がミシミシと痛む。 

そんなにやわにはできてねえけども、手を伸ばして脱がされたズボンからタバコの箱を取り出そうとすると、ぐっとその腕を強くて康史に掴まれた。

「ちょ……タバコ……吸わせろよ」

「まだ……終わってないからね。タバコはまだだよ」
掠れた声で息を吹き込みながら囁かれ、絶倫だなあと思わず呆れて吐息を見返すと、ずるっと胎内から康史の萎えたちんこが引き抜かれる。

「ンッ……っう、んっッ」

思わず眉を寄せて低く呻き、内股がぽっかり寂しくなるのに身を震わせる。

康史のモノがまだ欲しいと、俺の強欲な体は震えている。
終わってないって康史がいうのは、多分そういうことだ。
俺がどろどろに溶け切るまで、康史は終わらせないつもりらしい。

「……ココでこれ以上は………体いてえよ…………ベッドいくぞ」

痛む腰を漸くあげて、掴まれていた腕を握り返すと、康史の腕を引いて大股で寝室へと向かう。
いつも脳みそ蕩けるくらいにメロメロになってから、やっと開放される。
そうでないと、俺の体も満足しなくなっている。

康史に言われなくても、多分、俺は思った以上に康史に心も体も依存している。

「トール、いま、オレのこと欲しいとか思ってる?」

寝室に入ると背後からぐっと抱き寄せられ、ペニスのさきっぽのピアスをくりくりと撫でられながら耳元で囁いてくる。
首筋からずくんと腰まで甘く砕けるように痺れが走る。

「………欲しくねえなら………しねえし、誘わねえよ」

くちくちと音をたてて、それだけの刺激に俺は先っぽからカウパーを滴らせる。
抑えなんか既に利くはずもない。
俺の欲望はすべて康史に支配されている。
ぬちっと生暖かい舌先を耳元に押し込まれると、膝がガクガクと震えて堪らなく体が熱くなってくる。
視界がぼやけ唇が自然に開き、熱を冷ます空気を欲しがるように息を吐く。

「ん。本当だね、凄い欲しいって顔になった……エロイ顔」

もう片方の掌で俺の尻を揉みながら、ひとさし指をぬくっと差し込んでくる。
ぐいっと横に開かれ、とろとろと先ほど注がれた康史のザーメンが漏れて、内股を伝って降りていく。
排泄をしているような感覚に、かあっと身を熱くして、浅いところしか弄らない康史の指に焦れて腰を揺らす。
ひらきっぱの唇から、だらだらと唾液が顎を伝っていく。
浅ましいくらいに欲情に体もこころも支配される。

「……ヤス……ヤス…っ、なあ…………もっと……っ」

「だあめ……狂うくらい欲しがってくれなきゃ」

全身が支配されていく。
狂うほど、欲しくて仕方がないのに。
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