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夏休み編
※愛を欲する →sid e T
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生暖かい液体が頬を濡らして顎先にまで伝わって流れて行くのが分かる。
それが、正直すごく嬉しいと思えた。
康史が、俺に欲情してくれている事実。
そりゃ女々しいと思えるほどに俺の頭の中は不安でいっぱいだった。
汚くないとは言われたものの、当の本人が汚いと思っていて、拒絶されないか不安で仕方がなかった。
それに、俺は焼き鏝を当てられ痛みに達してしまったことも、もう、からだがおかしくなっちまってることも受け入れられなかった。
自分が受け入れられねぇことを、相手が受け入れてくれるか、不安でたまらなくて…………。
早く不安を払拭したくて、仕方がなかった。
「トールが可愛い顔すっから我慢できなかった……後ろ向いて……二本目入れて中で開いて……オレに見せてくれよ」
指示されたようにシーツを擦りながら体を反転させて、尻を相手へと向けて脚を開き、ゆっくりと二本目の指を押し込んでいく。
胎内に埋まって圧迫するのも構わず、ゆっくりと指の股を開いて孔を横に拡げていく。
覗き込んでくる康史の顔はみえなくとも、体の火照りはとうてい収まらない。
「……ッ……ッふっ、ヤス………っ、ハッ、ハァ、ハァ……ッ」
すっかり中に喰らう快感の歓びを憶えてしまった身体は、刺激を求めてじくじくと熱に疼き、康史の指の動きを求めてわななく。
他の男の痕をつけて、浅ましい姿を晒した俺を、それでも構わないと言った康史の器のでかさになんでもしてやろうと思う。
拡げた孔の隙間にふっふうと煽るように康史は呼気を吹きいれると、腰をびくんびくんと震わせ、たまらないように左右に揺する。
「……ヤス、息、っつう、う……ンンンっつは、ああ」
孔の中に空気が溜まり、堪えようにも開き切った穴はおさえることもできず、ぶっぷっと空気が漏れ出る音に羞恥が増し全身を震わせる。
康史はベッドヘッドに置いてあるペンライトを手に取り、カチっとスイッチを入れて中を覗き込む。
羞恥に全身を朱色に肌が染まっていくのがわかる。
つぷっとライトを指の隙間に差し込む。
「い……ッ…や……………っヤス……ッ、…………ぐ…………っあ、出……ち、ま、うッ」
身体を震わせて水っぽい体液を吹き散らす俺を、ライトを引き抜き康史はそっと俺を抱き寄せた。
「……中見られて我慢できなかったの?すっげえ、欲しがってるって顔だね。…………オレもトールが、欲しいよ」
康史が耳元で囁く欲しいという言葉に全身が震えた。
求められているという感覚に、俺は背後から抱きしめてくる相手の腕の暖かさに息を深く吐き出して万感の思いを伝える。
肉欲だけじゃない。
すべての意味で、俺はコイツが欲しいのだとおもう。
全部とらえて、埋め尽くされたい。
「俺も…………っ、ヤスが……ほしい……」
身体を反転させて、腰を浮かせるとゆっくりと跨り自分で拡げながら、康史の股間で勃起したモノを腰を落としてゆっくほら呑み込んでいく。
康史の顔が、俺を見つめる目が熱っぽく、中の体温を味わおうと腰を揺らす度に内部の熱も上昇していく。
ぐいと脚を康史の腰に回して、腰を自分から激しく揺さぶって、首筋にがぶりと深々と噛み付く。
康史の眉がキック寄せられ、ぐっと回している腕に力が入り、ガクガクと突き上げるように揺する動きが激しくなっていく。
「……ンっ……っつううう、アッアアアアーッあ、アアッーーっうう」
突き上げる動きと、俺が深く腰を沈ませる動きがリンクして何度も追い詰められ背筋を反らす。
もっと深く繋がって、どろどろにとけちまいたい。
このまま、全部蕩けて一緒になっちまいたい。
「トール、トール……っつ、ンンーー、イクッ」
別の誰かに抱かれても、こんな気持ちにはならなかった。
不快で気分の悪さしか残らなかった。
胎内へ植え付けられる、熱の塊を呑み込みながら再確認する。
この気持ちは…ホンモノだと。
「……あい……して……る」
そして、俺はこいつからの、愛だけがほしいのだと感じていた。
それが、正直すごく嬉しいと思えた。
康史が、俺に欲情してくれている事実。
そりゃ女々しいと思えるほどに俺の頭の中は不安でいっぱいだった。
汚くないとは言われたものの、当の本人が汚いと思っていて、拒絶されないか不安で仕方がなかった。
それに、俺は焼き鏝を当てられ痛みに達してしまったことも、もう、からだがおかしくなっちまってることも受け入れられなかった。
自分が受け入れられねぇことを、相手が受け入れてくれるか、不安でたまらなくて…………。
早く不安を払拭したくて、仕方がなかった。
「トールが可愛い顔すっから我慢できなかった……後ろ向いて……二本目入れて中で開いて……オレに見せてくれよ」
指示されたようにシーツを擦りながら体を反転させて、尻を相手へと向けて脚を開き、ゆっくりと二本目の指を押し込んでいく。
胎内に埋まって圧迫するのも構わず、ゆっくりと指の股を開いて孔を横に拡げていく。
覗き込んでくる康史の顔はみえなくとも、体の火照りはとうてい収まらない。
「……ッ……ッふっ、ヤス………っ、ハッ、ハァ、ハァ……ッ」
すっかり中に喰らう快感の歓びを憶えてしまった身体は、刺激を求めてじくじくと熱に疼き、康史の指の動きを求めてわななく。
他の男の痕をつけて、浅ましい姿を晒した俺を、それでも構わないと言った康史の器のでかさになんでもしてやろうと思う。
拡げた孔の隙間にふっふうと煽るように康史は呼気を吹きいれると、腰をびくんびくんと震わせ、たまらないように左右に揺する。
「……ヤス、息、っつう、う……ンンンっつは、ああ」
孔の中に空気が溜まり、堪えようにも開き切った穴はおさえることもできず、ぶっぷっと空気が漏れ出る音に羞恥が増し全身を震わせる。
康史はベッドヘッドに置いてあるペンライトを手に取り、カチっとスイッチを入れて中を覗き込む。
羞恥に全身を朱色に肌が染まっていくのがわかる。
つぷっとライトを指の隙間に差し込む。
「い……ッ…や……………っヤス……ッ、…………ぐ…………っあ、出……ち、ま、うッ」
身体を震わせて水っぽい体液を吹き散らす俺を、ライトを引き抜き康史はそっと俺を抱き寄せた。
「……中見られて我慢できなかったの?すっげえ、欲しがってるって顔だね。…………オレもトールが、欲しいよ」
康史が耳元で囁く欲しいという言葉に全身が震えた。
求められているという感覚に、俺は背後から抱きしめてくる相手の腕の暖かさに息を深く吐き出して万感の思いを伝える。
肉欲だけじゃない。
すべての意味で、俺はコイツが欲しいのだとおもう。
全部とらえて、埋め尽くされたい。
「俺も…………っ、ヤスが……ほしい……」
身体を反転させて、腰を浮かせるとゆっくりと跨り自分で拡げながら、康史の股間で勃起したモノを腰を落としてゆっくほら呑み込んでいく。
康史の顔が、俺を見つめる目が熱っぽく、中の体温を味わおうと腰を揺らす度に内部の熱も上昇していく。
ぐいと脚を康史の腰に回して、腰を自分から激しく揺さぶって、首筋にがぶりと深々と噛み付く。
康史の眉がキック寄せられ、ぐっと回している腕に力が入り、ガクガクと突き上げるように揺する動きが激しくなっていく。
「……ンっ……っつううう、アッアアアアーッあ、アアッーーっうう」
突き上げる動きと、俺が深く腰を沈ませる動きがリンクして何度も追い詰められ背筋を反らす。
もっと深く繋がって、どろどろにとけちまいたい。
このまま、全部蕩けて一緒になっちまいたい。
「トール、トール……っつ、ンンーー、イクッ」
別の誰かに抱かれても、こんな気持ちにはならなかった。
不快で気分の悪さしか残らなかった。
胎内へ植え付けられる、熱の塊を呑み込みながら再確認する。
この気持ちは…ホンモノだと。
「……あい……して……る」
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