俺たちの××

怜悧(サトシ)

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夏休み編

※淫らな戯れ →side Y

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振り切るように断ると、東流はそうだなーと呟き上体を起こした。
ちろっと唇を舐めてオレを見返しらおもむろに股間へと手を伸ばし、勃起しているオレのペニスをスエットの上から撫で回す。

「…………ヤス、俺がいま、欲しいんだ……。今までこんな風に思ったことはなかった。.......こんな恥ずかしいことは黙ったまま別れようと思ってた。だけど、傍にいるならちゃんと言う.......身体が疼いて仕方がない。抱いて欲しい」
東流は欲情に満ちた表情でオレを見返す。
一体奴らに何をされたのだという怒りもあったが、辛そうに訴える東流にオレは唾を喉を鳴らして飲み込んだ。
「.......骨折してて動けないなら俺が動くからヤろうぜ。オマエがどうしたら興奮するか、教えろよ」
むんずと掴んだスエットを有無を言わせず東流は引きおろして、いつものようにニヤリと笑う。
相変わらずの傍若無人さに、オレは内心ほっとしつつ東流の熱を孕んだ目線にごくりと息をのむ。
前かがみになって、先端に唇をちゅっとくっつけてゆっくりと唇に挟みながら呑み込んでいく様子に煽られ、東流の頭を押さえつけ喉奥深くへと押し込んでいった。
「……ハァ……っん、トール……これしゃぶりながら、脚開いて自分のちんこしごいて」
告げた要求に、東流は腰を浮かせて右手で自分の竿を握り、ぐちゅぐちゅと音をたてて上下に腰を揺さぶっていく。
真新しい絆創膏の下にある、己のものである証を思い、そっとその尻の傷を撫であげた。
「――ッンンン――ッううう――っ」
痛みにビクンビクンと体を震わせ、手にしていたペニスが弾けて白い粘液で手元が汚れる。
「トール、いま、イッたの?痛さでイクなんて……すごいヤラシイよね……。乳首に光ってるのはピアス?.......本当はそれもオレが開けたかったけど、明日新しいピアス買ってつけるよ。東流はオレのモノだからね」
ビクビクと達しているのもかまわず、乳首に光る金属を指先でいじり追い詰めていくと、ペニスを銜えていた唇の動きが緩慢になっていく。
知らない傷痕やら、腹筋につけられたケロイドの黒い無残な痕が見えて、東流がオレに身体を隠したかった理由もわかった。
なのに、オレときたらもっと虐めて溺れさせたいという欲求が突き上げてくる。
残酷な欲望に突き動かされ乳首をピアスごとひっぱった。
「………ッ――アっつううう……っヒッいいッ」
堪えきれず唇からペニスを溢して、悲鳴のような声を漏らしながら、ビシャッビシャッとペニスから水っぽい体液を噴き散らした。
唇も半開きで、痛みからくる快感にすっかり溺れている東流の姿にごくりと息を飲んだ。
「乳首、すごく感じやすくなったんだね、もうぐちゃぐちゃじゃない。濡れた指、後ろに手を回していっぽん挿し込んで?切れたりしてない?」
緩慢な動作でゆっくりと幾分躊躇いを含みながらも、言われたように腰を浮かせて腕を伸ばして尻たぶの隙間の穴へと人差し指を含ませていく。
縄で縛らなくとも、体を拘束しなくとも、自分の言葉に素直に身を任せる相手に、たまらない愛しさを感じていた。

「………ンン…あ……ヤス……っ、……ッすげ……はずい……」
「ちゃんと見てるし、興奮してるぜ。ゆっくり、まわして入れたり出したりして」
挿し込んだ指を円を描くようにぐるりと肉壁を撫でて、抜き差しを繰り返していく。
グチッグチっと音が響き、内側がひくひくと指にまとわりついて熱を求めてくるのがわかる。
動きに合わせて、指先で乳首とピアスを同時にこね回して刺激をあたえて追い上げる。
たまらないとばかりに腰をくねらせて快感を求めるいやらしさに、視線を奪われる。指が深々と刺さり先走りがとろとろとベッドのシーツに滴り落ちていく。

「トール、すげえいやらしい音だよ、前立腺どこにあるかわかる?……すげえエロイ顔してる……やべっ、、、ッ」

ビシャッと東流が視線を向けたのを見計らって、オレは自分のペニスを手にして、精を東流の顔へと放っていた。
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