435 / 739
七章
2
しおりを挟む
「手短に頼むよ。これからニューヨークなんだ」
アポイントなしで唐突に訪れた客に、ヘンリーは優雅に微笑みつつも軽く眉尻をあげている。
本社最上階の執務室の窓の外は、相変わらず重苦しい灰色の空が広がっている。昨日は雲を破って晴れ間を覗かせていたのに、ほんの束の間のことだったか。しんしんと雪が降りしきるこんな空模様で、飛行機は飛ぶのだろうか――、と目前の客人よりも、その後の予定の方がよほど気にかかっているヘンリーの耳に、開口一番、予期せぬ名前が飛び込んできた。
「アスカの弟――、お前、いったいあの小僧にどういう教育をしているんだ?」
ロレンツォは、冷淡なヘンリーの対応はいつものことと受け流して、勧められるのも待たずにどっかりと応接セットの定位置に腰をおろしている。
「どういう意味だい?」
「あの二枚舌小僧! あいつ、本当に飛鳥の弟なのか!」
「何を今さら。似ているだろ? 目元なんかそっくりじゃないか。そんなことより、彼が何かしたの?」
おもむろに立ち上がり、ヘンリーは薄らと笑みを刷いてロレンツォの向かいのソファーへと移動する。
「あの小僧が、狙撃を命令したのはベンジャミン・フェイラー、それに、その手先のルノーだと言った」
「違うのかい?」
「もう一人いた。そいつが偽装テロの首謀者だ」
「誰?」
苛立たしさを隠そうともせず、前置きもなく語られたこの内容では、ヘンリーもさすがに笑みを消さざるを得ない。わずかに眉根を寄せて、探るような視線をロレンツォに向ける。
「アブド・H・アル=マルズーク」
「マシュリク国国防大臣――」
意外でもあり、納得のいくものでもある聞き覚えのある名前に、ヘンリーは、くっくっ、と肩を震わせて笑いだす。予想通りのその反応に、ロレンツォはしかめっ面で文句をぶちまけた。
「あの小僧、知っていてわざと言わなかったんだ!」
ヘンリーは瞼を伏せ一頻り笑うと、自分に向かって投げだされた彼の感情的な不満にはまうで取り合うこともなく、じっと黙り込んで思索に耽る。そしてロレンツォの方も、ヘンリーが何と返してくるのかを黙って待っている。
やがて、ヘンリーの華やかな空の瞳がロレンツォに向けられた。
「嘘はついていないのだろう?」
「そこが曲者だってことだ!」
息を吐くように、静かに軽やかに発せられた問いに、ロレンツォは更に腹だたしげに応えた。
「でもなぜ彼が? 偽装テロの邪魔をしたからかい?」
「あのテロは、中東との緊張を煽って原油価格を引き上げるための仕掛けに過ぎない。成功しようがしまいが、緊張が高まればそれでいい。あいつが狙われた理由は別だ」
ロレンツォはもったいぶって、大仰に片手を振り回す。
「あの小僧、マルセイユ・マフィアに、アブド・H・アル=マルズークの依頼を蹴るように手を廻したんだ」
「……なんとも、顔の広い子だね」
吉野がマルセイユ・マフィアに繋ぎをとっていたことは、ヘンリーも知っている。だがその内容にまでは届かなかったのだ。
この場で知らされたことの真相には、さすがのヘンリーも二の句が告げない。まったく、飛鳥は彼にどういう教育を施してきたのだ? と彼の方が訊きたいくらいだ。
「依頼って、麻薬ルート、それとも暗殺?」
「暗殺だ。サウード・M・アル=マルズークのな。まだあるぞ。――聴きたいか?」
ロレンツォはここにきて呆れたように肩をすくめ、ふぅっとため息を吐いた。だがヘンリーの返事を待たずして、ふん、と歪な笑みを浮かべると早口で喋り始める。
「あの小僧、おまけにグレンツ社の通信網にウイルスをばら撒いてやがるんだ。実害がないから、社のトップ間で対処への意見が分かれているんだ。恐らくグレンツ社の通信網を使用しているなら、専用回線であっても機密情報はだだ漏れのはずだってのに。彼らの悠長さにも開いた口がふさがらない」
「それはまた、――彼らしいね」
漆黒の艶やかな瞳を不快そうに曇らせているロレンツォに、ヘンリーは半ば諦め顔で眉をあげてみせた。
「それくらいはやっているだろう、と予測はしていたよ。あの子の把握している情報量、まさしくコンピューター並だからね」
「解っていてなぜ野放しに?」
「どうしろと? 監禁して鎖に繋いでおけとでも? できるわけがないだろ。あの子はマシュリク国の財務アドバイザーだよ。彼の作ったウイルスにしても、手の打ちようがないんだ。今のハードではどうしようもない。あれに太刀打ちできるレベルのうちで開発している新型は、まだまだコスト的に一般市販できる水準じゃないしね」
「とんでもない野郎だな……」
大仰に目を丸めたロレンツォに同調するように、ヘンリーも吐息を漏らす。
「まったく、アスカの弟だけあってね。おまけにあのジェームズ・テイラーが、手塩にかけて育てた子でもある。金勘定では、きみのところもタジタジだろう?」
「南米か――」
ロレンツォは納得したように頷き、嘆息する。
「昨夜、さっそく仕掛けてきたぞ。原油先物が大暴落だ。今もまだ下げ止まらない。アラブ勢も、南米も、今頃泡食っているに違いない」
「それに、フェイラーもだろ?」
二人は互いに眼を見交わした。どちらからともなく苦笑いが溢れる。
「しかし、アブド殿下とはね。彼も厄介な相手を敵に回してくれたね。確か、今ロンドンに滞在中のはずだよ。僕にもアル=マルズーク家のニューイヤーパーティーの招待状がきているんだ」
「出席するのか?」
「自分の会社のパーティーにね。面倒だけど――。これこそ立体映像でも置いて、適当に相槌でも打たせておきたいよ」
冗談には聞こえないヘンリーのボヤキに、ロレンツォは声をたてて笑った。
「お前ならそのくらい平気でやるじゃないか。フェレンツェでも危うく騙されるところだった」
「フェレンツェ?」
「作らせただろ、お前の弟の立体映像を。指輪の儀式にでてきたのが映像だって気づいたときには、俺だって冷や汗ものだったぞ」
「…………」
寝耳に水の話だ。ヘンリーは無表情のまま瞳に力を込めた。
「指輪は、誰が持っているんだい?」
「お前の弟だ。後でちゃんと渡したぞ。さすがに映像にはめることはできないからな」
ロレンツォは愉快そうに笑い、大袈裟に大きな掌を振りまわした。いつもの如く。
ヘンリーは、そんな目の前に座る男を、冷笑を浮かべて見つめていた。
アレンは、スペアとしての条件を満たしていないのだ。この契約は不成立だ。吉野は、ルベリーニ一族すら使い捨てようとしている――。
欧州ルベリーニが宗主と『王』の交代を要請したところで、アレン・フェイラーは契約不成立を盾に『王』になることを断ることができる。フェレンツェでの契約は、あくまで立体映像との仮契約にすぎないのだから。だが、このからくりに気づいていない彼らは、アレンを全力で守るはず――。
――ロレンツォに首輪をつけてやった。
実態のない契約に、ロレンツォは気づいている。いったい吉野は、どういうつもりなのか。
ヘンリーの意識は完全に、ロレンツォから逸れていた。
だが、そんな彼の心情には一切かまわず、新年の予定、一族のパーティーへの誘い、と、ロレンツォのお喋りは延々と続いている。
ヘンリーは聞き流してはいるものの、さすがにうんざりして、少し黙っていてくれないか、と口を開きかけたとき、ドアが軽くノックされガチャリと開いた。
「時間だ。飛行機は予定通り飛ぶそうだよ。ヘンリー、準備して」
ヘンリーはこれで歓談は終わりだとばかりに、ロレンツォへ優雅に手の甲を差しだした。
アポイントなしで唐突に訪れた客に、ヘンリーは優雅に微笑みつつも軽く眉尻をあげている。
本社最上階の執務室の窓の外は、相変わらず重苦しい灰色の空が広がっている。昨日は雲を破って晴れ間を覗かせていたのに、ほんの束の間のことだったか。しんしんと雪が降りしきるこんな空模様で、飛行機は飛ぶのだろうか――、と目前の客人よりも、その後の予定の方がよほど気にかかっているヘンリーの耳に、開口一番、予期せぬ名前が飛び込んできた。
「アスカの弟――、お前、いったいあの小僧にどういう教育をしているんだ?」
ロレンツォは、冷淡なヘンリーの対応はいつものことと受け流して、勧められるのも待たずにどっかりと応接セットの定位置に腰をおろしている。
「どういう意味だい?」
「あの二枚舌小僧! あいつ、本当に飛鳥の弟なのか!」
「何を今さら。似ているだろ? 目元なんかそっくりじゃないか。そんなことより、彼が何かしたの?」
おもむろに立ち上がり、ヘンリーは薄らと笑みを刷いてロレンツォの向かいのソファーへと移動する。
「あの小僧が、狙撃を命令したのはベンジャミン・フェイラー、それに、その手先のルノーだと言った」
「違うのかい?」
「もう一人いた。そいつが偽装テロの首謀者だ」
「誰?」
苛立たしさを隠そうともせず、前置きもなく語られたこの内容では、ヘンリーもさすがに笑みを消さざるを得ない。わずかに眉根を寄せて、探るような視線をロレンツォに向ける。
「アブド・H・アル=マルズーク」
「マシュリク国国防大臣――」
意外でもあり、納得のいくものでもある聞き覚えのある名前に、ヘンリーは、くっくっ、と肩を震わせて笑いだす。予想通りのその反応に、ロレンツォはしかめっ面で文句をぶちまけた。
「あの小僧、知っていてわざと言わなかったんだ!」
ヘンリーは瞼を伏せ一頻り笑うと、自分に向かって投げだされた彼の感情的な不満にはまうで取り合うこともなく、じっと黙り込んで思索に耽る。そしてロレンツォの方も、ヘンリーが何と返してくるのかを黙って待っている。
やがて、ヘンリーの華やかな空の瞳がロレンツォに向けられた。
「嘘はついていないのだろう?」
「そこが曲者だってことだ!」
息を吐くように、静かに軽やかに発せられた問いに、ロレンツォは更に腹だたしげに応えた。
「でもなぜ彼が? 偽装テロの邪魔をしたからかい?」
「あのテロは、中東との緊張を煽って原油価格を引き上げるための仕掛けに過ぎない。成功しようがしまいが、緊張が高まればそれでいい。あいつが狙われた理由は別だ」
ロレンツォはもったいぶって、大仰に片手を振り回す。
「あの小僧、マルセイユ・マフィアに、アブド・H・アル=マルズークの依頼を蹴るように手を廻したんだ」
「……なんとも、顔の広い子だね」
吉野がマルセイユ・マフィアに繋ぎをとっていたことは、ヘンリーも知っている。だがその内容にまでは届かなかったのだ。
この場で知らされたことの真相には、さすがのヘンリーも二の句が告げない。まったく、飛鳥は彼にどういう教育を施してきたのだ? と彼の方が訊きたいくらいだ。
「依頼って、麻薬ルート、それとも暗殺?」
「暗殺だ。サウード・M・アル=マルズークのな。まだあるぞ。――聴きたいか?」
ロレンツォはここにきて呆れたように肩をすくめ、ふぅっとため息を吐いた。だがヘンリーの返事を待たずして、ふん、と歪な笑みを浮かべると早口で喋り始める。
「あの小僧、おまけにグレンツ社の通信網にウイルスをばら撒いてやがるんだ。実害がないから、社のトップ間で対処への意見が分かれているんだ。恐らくグレンツ社の通信網を使用しているなら、専用回線であっても機密情報はだだ漏れのはずだってのに。彼らの悠長さにも開いた口がふさがらない」
「それはまた、――彼らしいね」
漆黒の艶やかな瞳を不快そうに曇らせているロレンツォに、ヘンリーは半ば諦め顔で眉をあげてみせた。
「それくらいはやっているだろう、と予測はしていたよ。あの子の把握している情報量、まさしくコンピューター並だからね」
「解っていてなぜ野放しに?」
「どうしろと? 監禁して鎖に繋いでおけとでも? できるわけがないだろ。あの子はマシュリク国の財務アドバイザーだよ。彼の作ったウイルスにしても、手の打ちようがないんだ。今のハードではどうしようもない。あれに太刀打ちできるレベルのうちで開発している新型は、まだまだコスト的に一般市販できる水準じゃないしね」
「とんでもない野郎だな……」
大仰に目を丸めたロレンツォに同調するように、ヘンリーも吐息を漏らす。
「まったく、アスカの弟だけあってね。おまけにあのジェームズ・テイラーが、手塩にかけて育てた子でもある。金勘定では、きみのところもタジタジだろう?」
「南米か――」
ロレンツォは納得したように頷き、嘆息する。
「昨夜、さっそく仕掛けてきたぞ。原油先物が大暴落だ。今もまだ下げ止まらない。アラブ勢も、南米も、今頃泡食っているに違いない」
「それに、フェイラーもだろ?」
二人は互いに眼を見交わした。どちらからともなく苦笑いが溢れる。
「しかし、アブド殿下とはね。彼も厄介な相手を敵に回してくれたね。確か、今ロンドンに滞在中のはずだよ。僕にもアル=マルズーク家のニューイヤーパーティーの招待状がきているんだ」
「出席するのか?」
「自分の会社のパーティーにね。面倒だけど――。これこそ立体映像でも置いて、適当に相槌でも打たせておきたいよ」
冗談には聞こえないヘンリーのボヤキに、ロレンツォは声をたてて笑った。
「お前ならそのくらい平気でやるじゃないか。フェレンツェでも危うく騙されるところだった」
「フェレンツェ?」
「作らせただろ、お前の弟の立体映像を。指輪の儀式にでてきたのが映像だって気づいたときには、俺だって冷や汗ものだったぞ」
「…………」
寝耳に水の話だ。ヘンリーは無表情のまま瞳に力を込めた。
「指輪は、誰が持っているんだい?」
「お前の弟だ。後でちゃんと渡したぞ。さすがに映像にはめることはできないからな」
ロレンツォは愉快そうに笑い、大袈裟に大きな掌を振りまわした。いつもの如く。
ヘンリーは、そんな目の前に座る男を、冷笑を浮かべて見つめていた。
アレンは、スペアとしての条件を満たしていないのだ。この契約は不成立だ。吉野は、ルベリーニ一族すら使い捨てようとしている――。
欧州ルベリーニが宗主と『王』の交代を要請したところで、アレン・フェイラーは契約不成立を盾に『王』になることを断ることができる。フェレンツェでの契約は、あくまで立体映像との仮契約にすぎないのだから。だが、このからくりに気づいていない彼らは、アレンを全力で守るはず――。
――ロレンツォに首輪をつけてやった。
実態のない契約に、ロレンツォは気づいている。いったい吉野は、どういうつもりなのか。
ヘンリーの意識は完全に、ロレンツォから逸れていた。
だが、そんな彼の心情には一切かまわず、新年の予定、一族のパーティーへの誘い、と、ロレンツォのお喋りは延々と続いている。
ヘンリーは聞き流してはいるものの、さすがにうんざりして、少し黙っていてくれないか、と口を開きかけたとき、ドアが軽くノックされガチャリと開いた。
「時間だ。飛行機は予定通り飛ぶそうだよ。ヘンリー、準備して」
ヘンリーはこれで歓談は終わりだとばかりに、ロレンツォへ優雅に手の甲を差しだした。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる