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六章
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「昨日のスイスフラン急騰びっくりしたよ」
そこかしこのテーブルからは、そんな声ばかりが聞こえてくる。広い車道を挟んで湖に面したオープンテラスのカフェは、地元の人間よりも観光客の方が多いのかも知れない。飛鳥も便乗して、遅れて向かいの席に座った吉野に世間話のように話を切りだした。
「ああ、そうだな」
だが吉野は他人事のような反応だ。静かに目を伏せてコーヒーを口に運んでいる。
「お前、何かした?」
「何かって?」
「仕掛けた?」
「馬鹿だな、飛鳥。為替は株とは動いている金額が違う。個人がちょっとやそっと売買したくらいで、影響を与えたりできる訳がないだろ」
吉野は呆れたように飛鳥を見遣った。
それもそうか、と飛鳥も納得したように息を漏らす。そんなに簡単にできるものなら、吉野だってとっくに為替操作しているはずだ。『杜月』のような海外輸出の占める割合の高い製造業にとっては、為替レートは時に死活問題にまでなるのだから。
飛鳥はいつもよりもずっと張り詰めた面持ちで吉野を眺めやる。こんな世間話でお茶を濁すためにわざわざ忙しい時間を割いて、弟と逢っているのではないのだ。
言わなければ。話さなければいけない。父に約束した通りに――。
と内心で急き立てる思いを、どう言葉にのせるか戸惑いながら。
「吉野、八百屋の加藤さんを覚えてる?」
「覚えてるよ」
俺が忘れる訳がないだろう? とでも言いたげに、吉野は当然のように飛鳥を見つめた。
「どうしてお店を閉めて引越ししてしまったのかを、」
「知ってるよ。俺のせいだろ? 加藤さんだけじゃない。うちと同じような自転車操業で、借金抱えて困っていた商店街の爺ちゃん婆ちゃん、町工場のおっちゃん連中、俺が手を貸してやったばかりに、自分で株や為替に手を出して、失敗して破産して夜逃げしたり、すっかり遊び癖がついてまともに働かなくなったり、死んだ人だっているんだろ? 知っているよ、飛鳥。みんな、俺のこと恨んでいるんだろ? だから親父は、俺を留学させたんだろ?」
まさか知っていたなんて――。
淡々と答える吉野を見ていることが辛すぎて、飛鳥は唇を震わせて視線を伏せ、テーブルの上のコーヒーカップを代わりにじっと睨みつけた。
「――お前のせいじゃない」
絞りだすように否定することが、今の飛鳥にできる精一杯だった。
「金には魔力があるからね。自分で必死になって稼いだ訳じゃない金にはさ、人を堕落させる魔力があるんだ。今なら判るよ。恨まれても仕方がないと思ってる。親父や飛鳥が、金を右から左に動かすだけで増やしていく金融って奴を嫌う理由も、ちゃんと判るよ」
そう言って睫毛を伏せる吉野を、飛鳥は堪らなく痛々しく感じてぐっと奥歯を噛みしめる。
「お前のせいじゃないのに。お前が数字に強いからって、金融を教えて利用しようとした奴らがおかしいんだ。初めは、お前のおかげで助かったって言っていた街の人たちだって、結局はお前を頼るばかりで、自分で何もしようとしなくなって――」
「言うなよ、飛鳥。俺たちだって、たくさん助けてもらったじゃないか」
吉野はクイッと右頬を引き上げ、光を浴びキラキラと光る湖の、ずっと先に霞むアルプスの山並みに視線を移して、穏やかに、懐かしそうに目を細めた。
「加藤さん家の野菜、旨かったな。契約農家からの直送だったもんな。煮物は、加藤さん家のが一番旨かった。――斉藤のおばちゃんは、パンを焼くのが趣味で、天然酵母を育てるところから始めて、いつも俺が通る時間に焼き上げて渡してくれてた。俺のせいで、家族がバラバラになっちまったけどな。おっちゃん、なんであんないい奥さんがいるのに、ちょっと金ができたくらいで浮気したりしたんだろうな……」
ため息をついて、吉野はちょっと顔を傾げた。
「みんな、俺のせいだ」
「誰もお前のことを恨んだりしてないよ! お前は小学生で、周りの大人が、」
「いいんだ、飛鳥。俺、ちゃんと判ってるよ」
他人をあてにして自分で考えようとしない連中は、どんなにいい人だって、ちょっとした変化にすら耐えられないほど弱いのだ。どうしていいか判らないのだ。なぜって、考えるってことを知らないから。
「もう、あんな真似はしない」
ふわりとした吉野の醸し出す空気に、飛鳥は胸が締めつけられるようだった。
吉野は悪くないのに。周りの大人がただただ、吉野を利用していただけなのに。なんだって吉野がこんな顔をしなきゃいけないんだ! と、心の内では叫び罵りたい想いでいっぱいなのに、それを本当にぶつけたい相手はここにはいないのだから。
「なぁ飛鳥、ウイスタンに留学していたとき、俺のこと心配した?」
唐突に話題を変えた吉野に、飛鳥はきょとんと口を開ける。
「そりゃ、ね」
「日本は平和だっただろ?」
祖父が亡くなり、特許や会社の権利を自分に移したことで、敵の注意を自分ひとりに向けることができていたからだ。自分に嫌がらせがある度に、これで吉野は大丈夫だ、と飛鳥はひとりごちて安心していた。あとは、父さんが交渉を上手く乗り切ってくれさえすれば良い。飛鳥はそう思うことで、なんだって耐えられた。そうやって耐えてきたのだ。
「祖父ちゃんは死ぬ前に、ジェームズ・テーラーと賭けをしたんだ」
え? と目を瞠った飛鳥を見て、吉野は唇を歪める。
「やっぱ、知らなかったんだな。テーラーを始めとするクォンツ連中にさ、俺に手をだすな、って。そして勝った。やっぱ、祖父ちゃんだよ。あのジェームズ・テーラーに勝つんだもんな!」
吉野は可笑しそうにくつくつ笑っている。飛鳥は訳が解らないまま、ほとんど無意識に訊ね返した。
「賭けって?」
「ポーカー。でも、俺が自分の意思で金融の世界に戻るまで、て条件付きだ。俺の意思を尊重してくれたんだよ。そのせいでさ、あいつら余計に祖父ちゃんに固執しだしたんだ。祖父ちゃんはさ、本物の天才だからな。それまでは祖父ちゃんも、バレないように逃げ回っていたのにな。俺のためだよ。祖父ちゃんに比べれば、俺なんか取るに足りないただのガキなんだぞって見せつけたんだ。――祖父ちゃんはさ、自分の命と道連れに『杜月』を潰すつもりだったんだ。こうなってしまったからには、『杜月』の柵からだけでも、俺たちを解き放ちたかったんだよ」
そこまで話すと、顔を歪める飛鳥を前にして、吉野は唐突に声を立てて楽しそうに笑いだした。
「それがまさか、ソールスベリーなんて無茶苦茶な奴が現れるなんて、いくら祖父ちゃんだって予想できなかったんだよ!」
呆気に取られている飛鳥に、吉野は顔を近づけ声を落とした。
「あいつが俺たちの運命を力ずくで捻じ曲げたんだ」
黙り込んだ飛鳥に、吉野は笑を含んだ鳶色の瞳を輝かせて続けた。
「もちろん、いい方にな。祖父ちゃんの愛した『杜月』は今や世界的な企業で、一流企業と並んでスイスの学園都市で研究開発を行っている。ここで飛鳥はなんの心配もせずに研究に打ち込んでる。な、そう思わないか? 賽は投げられるまで判らないって」
そして、あいつは逃げることしか知らなかった俺に、闘い方を教えてくれたんだよ。
と、飛鳥には言うわけにはいかないその一言を、吉野は胸の奥底に呑みこんだ。
「なぁ、飛鳥、ヘンリーが俺たちを救ってくれたように、俺はアレンを、あの家から救いだしてやりたかったんだ。だから金融の世界に戻ったんだ。解ってくれよ。もう絶対に、昔みたいな馬鹿な真似はしないからさ」
「吉野……」
「大切な友達なんだ」
もっとずっと昔の、幼い頃と同じように甘えた声でねだる吉野に、飛鳥は抗うことなどできるはずもなく――。嬉しそうに微笑み返すしかない。
「本当に、大切に思っているんだね」
「当然だろ」
吉野は目を細め、鼻の頭に皺を寄せて、くしゃりと無邪気な笑みを見せて言った。
――そう、必要不可欠な、大切な、奴なんだ、と。
そこかしこのテーブルからは、そんな声ばかりが聞こえてくる。広い車道を挟んで湖に面したオープンテラスのカフェは、地元の人間よりも観光客の方が多いのかも知れない。飛鳥も便乗して、遅れて向かいの席に座った吉野に世間話のように話を切りだした。
「ああ、そうだな」
だが吉野は他人事のような反応だ。静かに目を伏せてコーヒーを口に運んでいる。
「お前、何かした?」
「何かって?」
「仕掛けた?」
「馬鹿だな、飛鳥。為替は株とは動いている金額が違う。個人がちょっとやそっと売買したくらいで、影響を与えたりできる訳がないだろ」
吉野は呆れたように飛鳥を見遣った。
それもそうか、と飛鳥も納得したように息を漏らす。そんなに簡単にできるものなら、吉野だってとっくに為替操作しているはずだ。『杜月』のような海外輸出の占める割合の高い製造業にとっては、為替レートは時に死活問題にまでなるのだから。
飛鳥はいつもよりもずっと張り詰めた面持ちで吉野を眺めやる。こんな世間話でお茶を濁すためにわざわざ忙しい時間を割いて、弟と逢っているのではないのだ。
言わなければ。話さなければいけない。父に約束した通りに――。
と内心で急き立てる思いを、どう言葉にのせるか戸惑いながら。
「吉野、八百屋の加藤さんを覚えてる?」
「覚えてるよ」
俺が忘れる訳がないだろう? とでも言いたげに、吉野は当然のように飛鳥を見つめた。
「どうしてお店を閉めて引越ししてしまったのかを、」
「知ってるよ。俺のせいだろ? 加藤さんだけじゃない。うちと同じような自転車操業で、借金抱えて困っていた商店街の爺ちゃん婆ちゃん、町工場のおっちゃん連中、俺が手を貸してやったばかりに、自分で株や為替に手を出して、失敗して破産して夜逃げしたり、すっかり遊び癖がついてまともに働かなくなったり、死んだ人だっているんだろ? 知っているよ、飛鳥。みんな、俺のこと恨んでいるんだろ? だから親父は、俺を留学させたんだろ?」
まさか知っていたなんて――。
淡々と答える吉野を見ていることが辛すぎて、飛鳥は唇を震わせて視線を伏せ、テーブルの上のコーヒーカップを代わりにじっと睨みつけた。
「――お前のせいじゃない」
絞りだすように否定することが、今の飛鳥にできる精一杯だった。
「金には魔力があるからね。自分で必死になって稼いだ訳じゃない金にはさ、人を堕落させる魔力があるんだ。今なら判るよ。恨まれても仕方がないと思ってる。親父や飛鳥が、金を右から左に動かすだけで増やしていく金融って奴を嫌う理由も、ちゃんと判るよ」
そう言って睫毛を伏せる吉野を、飛鳥は堪らなく痛々しく感じてぐっと奥歯を噛みしめる。
「お前のせいじゃないのに。お前が数字に強いからって、金融を教えて利用しようとした奴らがおかしいんだ。初めは、お前のおかげで助かったって言っていた街の人たちだって、結局はお前を頼るばかりで、自分で何もしようとしなくなって――」
「言うなよ、飛鳥。俺たちだって、たくさん助けてもらったじゃないか」
吉野はクイッと右頬を引き上げ、光を浴びキラキラと光る湖の、ずっと先に霞むアルプスの山並みに視線を移して、穏やかに、懐かしそうに目を細めた。
「加藤さん家の野菜、旨かったな。契約農家からの直送だったもんな。煮物は、加藤さん家のが一番旨かった。――斉藤のおばちゃんは、パンを焼くのが趣味で、天然酵母を育てるところから始めて、いつも俺が通る時間に焼き上げて渡してくれてた。俺のせいで、家族がバラバラになっちまったけどな。おっちゃん、なんであんないい奥さんがいるのに、ちょっと金ができたくらいで浮気したりしたんだろうな……」
ため息をついて、吉野はちょっと顔を傾げた。
「みんな、俺のせいだ」
「誰もお前のことを恨んだりしてないよ! お前は小学生で、周りの大人が、」
「いいんだ、飛鳥。俺、ちゃんと判ってるよ」
他人をあてにして自分で考えようとしない連中は、どんなにいい人だって、ちょっとした変化にすら耐えられないほど弱いのだ。どうしていいか判らないのだ。なぜって、考えるってことを知らないから。
「もう、あんな真似はしない」
ふわりとした吉野の醸し出す空気に、飛鳥は胸が締めつけられるようだった。
吉野は悪くないのに。周りの大人がただただ、吉野を利用していただけなのに。なんだって吉野がこんな顔をしなきゃいけないんだ! と、心の内では叫び罵りたい想いでいっぱいなのに、それを本当にぶつけたい相手はここにはいないのだから。
「なぁ飛鳥、ウイスタンに留学していたとき、俺のこと心配した?」
唐突に話題を変えた吉野に、飛鳥はきょとんと口を開ける。
「そりゃ、ね」
「日本は平和だっただろ?」
祖父が亡くなり、特許や会社の権利を自分に移したことで、敵の注意を自分ひとりに向けることができていたからだ。自分に嫌がらせがある度に、これで吉野は大丈夫だ、と飛鳥はひとりごちて安心していた。あとは、父さんが交渉を上手く乗り切ってくれさえすれば良い。飛鳥はそう思うことで、なんだって耐えられた。そうやって耐えてきたのだ。
「祖父ちゃんは死ぬ前に、ジェームズ・テーラーと賭けをしたんだ」
え? と目を瞠った飛鳥を見て、吉野は唇を歪める。
「やっぱ、知らなかったんだな。テーラーを始めとするクォンツ連中にさ、俺に手をだすな、って。そして勝った。やっぱ、祖父ちゃんだよ。あのジェームズ・テーラーに勝つんだもんな!」
吉野は可笑しそうにくつくつ笑っている。飛鳥は訳が解らないまま、ほとんど無意識に訊ね返した。
「賭けって?」
「ポーカー。でも、俺が自分の意思で金融の世界に戻るまで、て条件付きだ。俺の意思を尊重してくれたんだよ。そのせいでさ、あいつら余計に祖父ちゃんに固執しだしたんだ。祖父ちゃんはさ、本物の天才だからな。それまでは祖父ちゃんも、バレないように逃げ回っていたのにな。俺のためだよ。祖父ちゃんに比べれば、俺なんか取るに足りないただのガキなんだぞって見せつけたんだ。――祖父ちゃんはさ、自分の命と道連れに『杜月』を潰すつもりだったんだ。こうなってしまったからには、『杜月』の柵からだけでも、俺たちを解き放ちたかったんだよ」
そこまで話すと、顔を歪める飛鳥を前にして、吉野は唐突に声を立てて楽しそうに笑いだした。
「それがまさか、ソールスベリーなんて無茶苦茶な奴が現れるなんて、いくら祖父ちゃんだって予想できなかったんだよ!」
呆気に取られている飛鳥に、吉野は顔を近づけ声を落とした。
「あいつが俺たちの運命を力ずくで捻じ曲げたんだ」
黙り込んだ飛鳥に、吉野は笑を含んだ鳶色の瞳を輝かせて続けた。
「もちろん、いい方にな。祖父ちゃんの愛した『杜月』は今や世界的な企業で、一流企業と並んでスイスの学園都市で研究開発を行っている。ここで飛鳥はなんの心配もせずに研究に打ち込んでる。な、そう思わないか? 賽は投げられるまで判らないって」
そして、あいつは逃げることしか知らなかった俺に、闘い方を教えてくれたんだよ。
と、飛鳥には言うわけにはいかないその一言を、吉野は胸の奥底に呑みこんだ。
「なぁ、飛鳥、ヘンリーが俺たちを救ってくれたように、俺はアレンを、あの家から救いだしてやりたかったんだ。だから金融の世界に戻ったんだ。解ってくれよ。もう絶対に、昔みたいな馬鹿な真似はしないからさ」
「吉野……」
「大切な友達なんだ」
もっとずっと昔の、幼い頃と同じように甘えた声でねだる吉野に、飛鳥は抗うことなどできるはずもなく――。嬉しそうに微笑み返すしかない。
「本当に、大切に思っているんだね」
「当然だろ」
吉野は目を細め、鼻の頭に皺を寄せて、くしゃりと無邪気な笑みを見せて言った。
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