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五章
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エレベーターで地下二階に降りる。白い金属の扉の鍵を指紋認証で開け、コントロール・ルームに入った。壁一面に立ち並ぶモニターの前に座っていた十数名の社員が一斉に立ちあがる。
「みんな、ご苦労様。バドリ、ちょっといいかな?」
その中の一人をヘンリーが呼ぶ。
「紹介するよ。彼はヨシノ・トヅキ、アスカの弟だ」
バドリと呼ばれた青年は、にっこりと白い歯をみせて微笑み、吉野と握手を交わす。褐色の肌に短い髪、すらりと痩せた彼を、ヘンリーは米国支部技術主任だと紹介した。主任といっても、彼の服装はチェックのシャツにジーンズで吉野と大した差はない。ラフな服装は気さくな笑顔と相まって、彼を人の良さそうな素朴な好青年に見せている。
『よろしく。あんた、インド系? 俺、ヒンディーとベンガルならそこそこ喋れるよ』と、吉野は、流暢なヒンディー語で話しかけた。
ただでさえ大きな目を一層見開いて歓声を上げ、バドリは嬉しそうに早口のベンガル語で捲したてる。
『うちのプログラマーが、カルカッタの出身なんだ』
吉野も嬉しそうにそれに応えた。
「バドリ、」
「すみません」
ヘンリーの声に、はっ、と我に返ったバドリ・シンは申し訳なさそうに目を伏せた。
「彼が、プログラムに少し修正を加えたいそうだよ」
たいして気を悪くした様子もなく、ヘンリーは柔らかな口調で要件を告げた。
一瞬にして口許を引きしめ、バドリはすっと黒曜石のような静かな艶のある瞳にかすかな敵意をのせて、吉野に眼を向けた。そこには、現在世界の最先端をいくコズモス、米国支部技術主任としての自信と自負が見てとれる。
「店舗の映像、3D酔いする。焦点が微妙に合っていないよ」
穏やかな吉野の口調にもかかわらず、バドリの瞳に険が走る。吉野はぐるりと機材を見回して、先ほどまでバドリが腰かけていた席の前に進むと、眼前に並べられたモニターに視線を走らせた。
「勝手にいじくっていいの?」
吉野の言葉は無視して、バドリはヘンリーを見据える。
「焦点は合っています」
「合いすぎているんだよ」
「勝手に侵入される前に、リファクタリングできるように画面を開いてやってくれる?」
ヘンリーはこれから始まる余興を期待して楽しそうに微笑み、吉野の方に顎をしゃくる。
広いコントロール・ルームのそこかしこで、各々モニターの前に座っているプログラマーやエンジニア達は、素知らぬ顔をして、けれどその背中に緊張を漂わせながら、耳をそばだてて事の成り行きを見守っている。
バドリは露骨に顔をしかめて自分の椅子に座ると、目の前のモニターの一画面を切り替えた。
「あんたの腕が悪い訳じゃないんだ。気を悪くするなよ」
吉野はいつものインド訛りの英語でバドリに話しかけながら、身を屈めてキーボードを叩き始める。
「TSで3D映像を作る時は、クリアーな画像にしちゃ駄目なんだ。TSのガラスは多重構造なんだよ。重ねてある奥行き画面の解像度を落として焦点を少しずつぼかしていくんだ」
説明しながら、吉野は頭上のモニターに映る一階、二階のフロア映像に目を走らせる。南国の明るい太陽に晒されているようなくっきりとした空間が、徐々に、英国の透明な優しい空気に包まれていくように、その色彩を自然な色調に変化させていく。あちこちから、声にならない声と溜息が漏れ聞こえた。
「おい、ヘンリー、あんた欲張りすぎだよ! こんなに画像を重ねたら、どうやったって目が疲れちまうぞ! 人間の脳は、あんたが思っているほど馬鹿じゃないんだ」
吉野は眉を寄せると吐き捨てるように言い、数多くの画面の中の一枚を選び拡大する。
「やっぱりネクストの使用感が一番のネックだよ。だいたいあんた、商品売る気あんの? こんなごちゃごちゃの内装にして」
くるりと背後のヘンリーを振り返った。いつの間にか吉野の後ろに築かれていた人垣が、飛びあがるように場所を開ける。その間をヘンリーはクスクスと笑いながら歩み寄った。
「手厳しいね、きみは。その批判精神もジェームズ仕込みかい?」
吉野は不愉快そうに眉根を寄せる。
「あいつは禿鷹連中とは違う。判っている癖にカマかけんなよ」
吉野はまたモニターに向き直ると、マイクのスイッチを入れ、一階フロアにいるアレンを呼んだ。
「アレン、ネクストを手に取って。――どれでもいいから」
そして、傍らに立つヘンリーに目をやった。
ごくり、と唾を呑みこむ音すら聞きとれるほど静まり返ったフロアに、カチャカチャとキーを叩く軽い音だけが途切れることなく繰り返されている。吉野を囲む面々は、じっとその手元と、画面に写しだされるプログラム言語を目で追っている。中腰のまま黙ってキーボードを叩いていた吉野は身体を起こし、おもむろに背後に立つヘンリーを振り返った。
「これでどう?」
皆、弾かれたように頭上の画面を見あげ、そのまま釘づけになっていた。
TSネクストを持つアレンの背後の映像が全て消えている。
等間隔に置かれた展示用の柱台と、青紫の柔らかな色を湛えた磨りガラスの壁面に囲まれたフロアが広がっている。
呆気に取られているアレンと、その横にいる、意味が判らずキョトンとしたままの店長のサリー・フィールドを眺め、ヘンリーを含め吉野を囲む面々は、おお、と驚愕の声をあげた。
だがそれ以外の画面には、依然として同じ石造りの壁面に囲まれたフロアが映されている。一同は揃って、冷めやらぬ興奮を感じつつも、頭上の映像をポカンと見あげていたのだ。
「お見事――。サリーには、変化が見えていないんだね? どうなっているの?」
ヘンリーが感嘆して呟いた。
「この画面は、アレンの視覚に映っている風景だよ。ネクストを手に取って視点を合わせたら、ネクストの映像画面にしか焦点が合わないようにしたんだ。モニターは展示用のネクスト三十個、それぞれに切り替えられるように設定しておいた。ネクストから手を放すか、視線をネクストの画面から外したら、一分で周辺の映像画面に焦点が戻るようにしたよ。――映像酔いは今後の課題だな。ヘンリー、お遊びはイベントだけにしとけよ。ぶっ倒れるヤツが出てきたら、すぐに控訴もんだぞ」
画面を睨みつけていた吉野は、喋りながらヘンリーを振り返り、思いきり顔をしかめる。
「だいたい何なんだよ、この風景。まるで英国の遺跡じゃないか? 未来志向のTSに合わないだろ?」
「僕の個人的な趣味かな。きみのその古風な名前と同じだよ」
怪訝そうに眉を寄せる吉野にヘンリーは瞳を輝かせて、「きみの名前の意味は? て何度、訊かれたことがあるかい? 僕も同じさ。訊かれる度に、『ここは、ウイスタンで僕とアスカが初めて出会った、思い出の場所です』って、答えるのさ」と誇らしげに微笑みかける。
飛鳥に初めて会ったのはエリオットのカフェだろうが、と言いたかったが止めた。
店内をカフェ風にされるよりは、こっちの方がまだマシに思えた……。たしかに誰だって無味乾燥な店よりも、そこに何らかの物語を見いだせる風景の方がいいに決まっている――。
吉野は諦めたように肩をすくめ、小さく息を吐く。
「バドリ、あんたの作品を勝手にいじくってごめんな。あんた、いい腕をしているよ。サ――あいつ以外に、飛鳥のガラスをここまで使いこなせる奴がいるなんて思ってもみなかったよ。なぁ、俺のプログラムを解析して雛形を作ってくれるか?」
自分にかけられたその称賛に、バドリはじっくりと吉野を見つめ、いきなりガバッと抱きついてきた。
「――――」
周囲からパラパラと拍手が起こる。ヘンリーもにっこりと微笑んで手を叩いている。同僚の一人が、無言のまま吉野にすがりついて肩を震わせているバドリの背中を、そっと撫でて落ち着かせ、吉野から引き離した。
「彼、さっきから何か言っている」
また別の誰かがマイクの横のスイッチに触り、画面の中のアレンに声をかける。
「ヨシノ、僕はいつまでこうしていればいいの?」
モニター画面の中で、アレンが、困ったように首をかしげていた。
「凄いな、あの子――」
紙コップに入った紅茶を渡しながら、プログラマーのひとりが吐息を漏らした。
「ヨシノ・トヅキなんて、アスカ・トヅキの弟で、ポスターのモデルをしている子どもだとしか認識していなかったよ」
また別の同僚が深く溜息を吐く。
「これがCOOの言う、日本の『杜月』の実力か――」
「あまりにも実力差がありすぎると、怒りも、妬む気すらも、起きないんだな……」
バドリはその瞳に喜色を湛え、甘いミルクティーをゆっくりと飲み下している。傷つけられたはずの矜持も、同僚の目の前で踏みにじられたプライドも、目の当たりにした奇跡の前には、取るに足らぬことに思えるのだ。
神が贈り物を授けた者、そんな人間が、この世に確かにいることが、こんなにも嬉しいなんて――。
頭上のモニター画面に、誰からともなく、再び視線を向けていた。
画面の中にいる吉野は、膨れっ面のアレンに必死に謝り機嫌を取っている。やっと許してもらえたのか、無邪気に笑っている。そんなどこにでもいそうな、子どもらしい子どもにしか見えなかった。
「みんな、ご苦労様。バドリ、ちょっといいかな?」
その中の一人をヘンリーが呼ぶ。
「紹介するよ。彼はヨシノ・トヅキ、アスカの弟だ」
バドリと呼ばれた青年は、にっこりと白い歯をみせて微笑み、吉野と握手を交わす。褐色の肌に短い髪、すらりと痩せた彼を、ヘンリーは米国支部技術主任だと紹介した。主任といっても、彼の服装はチェックのシャツにジーンズで吉野と大した差はない。ラフな服装は気さくな笑顔と相まって、彼を人の良さそうな素朴な好青年に見せている。
『よろしく。あんた、インド系? 俺、ヒンディーとベンガルならそこそこ喋れるよ』と、吉野は、流暢なヒンディー語で話しかけた。
ただでさえ大きな目を一層見開いて歓声を上げ、バドリは嬉しそうに早口のベンガル語で捲したてる。
『うちのプログラマーが、カルカッタの出身なんだ』
吉野も嬉しそうにそれに応えた。
「バドリ、」
「すみません」
ヘンリーの声に、はっ、と我に返ったバドリ・シンは申し訳なさそうに目を伏せた。
「彼が、プログラムに少し修正を加えたいそうだよ」
たいして気を悪くした様子もなく、ヘンリーは柔らかな口調で要件を告げた。
一瞬にして口許を引きしめ、バドリはすっと黒曜石のような静かな艶のある瞳にかすかな敵意をのせて、吉野に眼を向けた。そこには、現在世界の最先端をいくコズモス、米国支部技術主任としての自信と自負が見てとれる。
「店舗の映像、3D酔いする。焦点が微妙に合っていないよ」
穏やかな吉野の口調にもかかわらず、バドリの瞳に険が走る。吉野はぐるりと機材を見回して、先ほどまでバドリが腰かけていた席の前に進むと、眼前に並べられたモニターに視線を走らせた。
「勝手にいじくっていいの?」
吉野の言葉は無視して、バドリはヘンリーを見据える。
「焦点は合っています」
「合いすぎているんだよ」
「勝手に侵入される前に、リファクタリングできるように画面を開いてやってくれる?」
ヘンリーはこれから始まる余興を期待して楽しそうに微笑み、吉野の方に顎をしゃくる。
広いコントロール・ルームのそこかしこで、各々モニターの前に座っているプログラマーやエンジニア達は、素知らぬ顔をして、けれどその背中に緊張を漂わせながら、耳をそばだてて事の成り行きを見守っている。
バドリは露骨に顔をしかめて自分の椅子に座ると、目の前のモニターの一画面を切り替えた。
「あんたの腕が悪い訳じゃないんだ。気を悪くするなよ」
吉野はいつものインド訛りの英語でバドリに話しかけながら、身を屈めてキーボードを叩き始める。
「TSで3D映像を作る時は、クリアーな画像にしちゃ駄目なんだ。TSのガラスは多重構造なんだよ。重ねてある奥行き画面の解像度を落として焦点を少しずつぼかしていくんだ」
説明しながら、吉野は頭上のモニターに映る一階、二階のフロア映像に目を走らせる。南国の明るい太陽に晒されているようなくっきりとした空間が、徐々に、英国の透明な優しい空気に包まれていくように、その色彩を自然な色調に変化させていく。あちこちから、声にならない声と溜息が漏れ聞こえた。
「おい、ヘンリー、あんた欲張りすぎだよ! こんなに画像を重ねたら、どうやったって目が疲れちまうぞ! 人間の脳は、あんたが思っているほど馬鹿じゃないんだ」
吉野は眉を寄せると吐き捨てるように言い、数多くの画面の中の一枚を選び拡大する。
「やっぱりネクストの使用感が一番のネックだよ。だいたいあんた、商品売る気あんの? こんなごちゃごちゃの内装にして」
くるりと背後のヘンリーを振り返った。いつの間にか吉野の後ろに築かれていた人垣が、飛びあがるように場所を開ける。その間をヘンリーはクスクスと笑いながら歩み寄った。
「手厳しいね、きみは。その批判精神もジェームズ仕込みかい?」
吉野は不愉快そうに眉根を寄せる。
「あいつは禿鷹連中とは違う。判っている癖にカマかけんなよ」
吉野はまたモニターに向き直ると、マイクのスイッチを入れ、一階フロアにいるアレンを呼んだ。
「アレン、ネクストを手に取って。――どれでもいいから」
そして、傍らに立つヘンリーに目をやった。
ごくり、と唾を呑みこむ音すら聞きとれるほど静まり返ったフロアに、カチャカチャとキーを叩く軽い音だけが途切れることなく繰り返されている。吉野を囲む面々は、じっとその手元と、画面に写しだされるプログラム言語を目で追っている。中腰のまま黙ってキーボードを叩いていた吉野は身体を起こし、おもむろに背後に立つヘンリーを振り返った。
「これでどう?」
皆、弾かれたように頭上の画面を見あげ、そのまま釘づけになっていた。
TSネクストを持つアレンの背後の映像が全て消えている。
等間隔に置かれた展示用の柱台と、青紫の柔らかな色を湛えた磨りガラスの壁面に囲まれたフロアが広がっている。
呆気に取られているアレンと、その横にいる、意味が判らずキョトンとしたままの店長のサリー・フィールドを眺め、ヘンリーを含め吉野を囲む面々は、おお、と驚愕の声をあげた。
だがそれ以外の画面には、依然として同じ石造りの壁面に囲まれたフロアが映されている。一同は揃って、冷めやらぬ興奮を感じつつも、頭上の映像をポカンと見あげていたのだ。
「お見事――。サリーには、変化が見えていないんだね? どうなっているの?」
ヘンリーが感嘆して呟いた。
「この画面は、アレンの視覚に映っている風景だよ。ネクストを手に取って視点を合わせたら、ネクストの映像画面にしか焦点が合わないようにしたんだ。モニターは展示用のネクスト三十個、それぞれに切り替えられるように設定しておいた。ネクストから手を放すか、視線をネクストの画面から外したら、一分で周辺の映像画面に焦点が戻るようにしたよ。――映像酔いは今後の課題だな。ヘンリー、お遊びはイベントだけにしとけよ。ぶっ倒れるヤツが出てきたら、すぐに控訴もんだぞ」
画面を睨みつけていた吉野は、喋りながらヘンリーを振り返り、思いきり顔をしかめる。
「だいたい何なんだよ、この風景。まるで英国の遺跡じゃないか? 未来志向のTSに合わないだろ?」
「僕の個人的な趣味かな。きみのその古風な名前と同じだよ」
怪訝そうに眉を寄せる吉野にヘンリーは瞳を輝かせて、「きみの名前の意味は? て何度、訊かれたことがあるかい? 僕も同じさ。訊かれる度に、『ここは、ウイスタンで僕とアスカが初めて出会った、思い出の場所です』って、答えるのさ」と誇らしげに微笑みかける。
飛鳥に初めて会ったのはエリオットのカフェだろうが、と言いたかったが止めた。
店内をカフェ風にされるよりは、こっちの方がまだマシに思えた……。たしかに誰だって無味乾燥な店よりも、そこに何らかの物語を見いだせる風景の方がいいに決まっている――。
吉野は諦めたように肩をすくめ、小さく息を吐く。
「バドリ、あんたの作品を勝手にいじくってごめんな。あんた、いい腕をしているよ。サ――あいつ以外に、飛鳥のガラスをここまで使いこなせる奴がいるなんて思ってもみなかったよ。なぁ、俺のプログラムを解析して雛形を作ってくれるか?」
自分にかけられたその称賛に、バドリはじっくりと吉野を見つめ、いきなりガバッと抱きついてきた。
「――――」
周囲からパラパラと拍手が起こる。ヘンリーもにっこりと微笑んで手を叩いている。同僚の一人が、無言のまま吉野にすがりついて肩を震わせているバドリの背中を、そっと撫でて落ち着かせ、吉野から引き離した。
「彼、さっきから何か言っている」
また別の誰かがマイクの横のスイッチに触り、画面の中のアレンに声をかける。
「ヨシノ、僕はいつまでこうしていればいいの?」
モニター画面の中で、アレンが、困ったように首をかしげていた。
「凄いな、あの子――」
紙コップに入った紅茶を渡しながら、プログラマーのひとりが吐息を漏らした。
「ヨシノ・トヅキなんて、アスカ・トヅキの弟で、ポスターのモデルをしている子どもだとしか認識していなかったよ」
また別の同僚が深く溜息を吐く。
「これがCOOの言う、日本の『杜月』の実力か――」
「あまりにも実力差がありすぎると、怒りも、妬む気すらも、起きないんだな……」
バドリはその瞳に喜色を湛え、甘いミルクティーをゆっくりと飲み下している。傷つけられたはずの矜持も、同僚の目の前で踏みにじられたプライドも、目の当たりにした奇跡の前には、取るに足らぬことに思えるのだ。
神が贈り物を授けた者、そんな人間が、この世に確かにいることが、こんなにも嬉しいなんて――。
頭上のモニター画面に、誰からともなく、再び視線を向けていた。
画面の中にいる吉野は、膨れっ面のアレンに必死に謝り機嫌を取っている。やっと許してもらえたのか、無邪気に笑っている。そんなどこにでもいそうな、子どもらしい子どもにしか見えなかった。
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