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崩れ去った日常
1 受理されない届出
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「副団長、そろそろ退団を………」
もうこれで、今年何度目だろうか。
退団届を手に、ライオネル副団長に直角90度のお辞儀をかました。
「却下」
「何故です!
戦闘訓練にも出ていない予備団員ですよ?
騎士はおろか、兵士にもなれるかどうか。
そんな団員をいつまで置いておくつもりですか」
この抗議だって何度したことか。
誰が聞いたって、僕が正しい。
不運にも騎士団長の息子と乳母兄弟になってしまったせいで、剣術の訓練を幼少期から行ってきた。
けれど、僕の剣術は一向に上達せず、槍、弓、銃に至るまで才能がなかった。
もはや戦闘スキルゼロと言っていい。
とにかく、僕は武術においてセンスがなかった。
指南役の先生達は、呆れるどころかムキになって上達させようとする始末である。
情けないと落ち込むところではあるが、ここまでくると諦めがつく。
生まれは貴族だが、男爵家の子供は、成人すれば嫡男以外平民と変わらない。
嫡男を補佐するために、家に残る者もいれば、子爵家に婿入りし、貴族の籍に入る者もいる。
あとは、商家に婿入り、自分で商いを始めるとか。
体力に自信があれば、国の衛兵や上流貴族の騎士団を目指す………が、僕には無理だと分かった。
無難に、商家に弟子入りしようと考えていた16歳の春。
事件が起きた。
2つ上で、アーネル王国第一騎士団に入団が決まった乳母兄弟が、勝手に推薦状と本人書類を作り、騎士団に送りつけたのだ。
そして成人まで2年を残した僕に、入団許可通知が届いた。
両親も寝耳に水だったらしく、我が家はパニックに陥った。
個人の騎士団でなく、王立の騎士団となれば、将来有望どころか、将来を約束されたと言っても過言ではない。
そんな素晴らしい夢のチケットが、しょぼい男爵家の末っ子に届いたのだ。
本来であれば、家族総出で祝われるだろうが、僕の訓練成果を知る彼等には、呪いのチケットに見えたようだ。
程なくして、上機嫌で僕を訪ねた乳母兄弟を問い詰め、家族全員で絶句した。
自分の入団が決まったからと、戦闘センス皆無の知り合いを道連れにするバカが何処にいる。
しかも何で通った。
入団試験はどうした。
騎士団長の息子だからって、そんな傲慢が許されると思うなよ!
まあ、コネ入団を許可したのは、その騎士団長らしいけどねっ!
入団から2年。
僕の才能が開花することはなく、退団を申し出た。
すると、何故か焦った上官が副団長を連れて来て、退団を拒否された。
何度も話し合いの末、予備団員として所属することで落ち着いたわけだ。
───が、予備だから家に帰ると言うと、またもや副団長に阻止された。
宿舎を離れることが許されず、かと言って訓練にも出ない僕に与えられた仕事は、食堂の調理係。
「許可できないものは、できない。いい加減諦めたらどうだ」
「料理長をはじめ、プロの料理人も、見習いも十分います。素人の自分が辞めても問題ありません」
「その料理長からは、君を次期料理長にと報告を受けたが?」
何だって?
第一騎士団関係者全員、頭がおかしい。
調理場に立って、4年。基礎からスタートした一般人なんですが。
料理人でもない素人を次期料理長にするなんて、団員への嫌がらせだよ。
「料理長の冗談に決まってるじゃないですか。
副団長ともあろう方が、何を仰るんです」
「他の料理人も賛同しているそうだ」
「何で!?」
皆んな、自分の店を持ちたいからって、僕に押し付ける気だな!
「さあ。話は済んだな。仕事場に戻れ」
「いえ、全然済んでません。
とにかく! 辞めさせて下さい!」
「却下」
「鬼! 分からずや!」
「………君は、身の程を弁えているように見えて、実は全く弁えていないタイプの人間だな」
そりゃこんなに、却下され続けたら上下関係もクソもないわっ。
むしろ礼儀知らずを理由に退団させろ!
「ええ、ええ、ほぼ平民の下っ端に、こんな態度取られてるんですよ?
クビにしたらどうですか」
「却下」
「何でなんですか、マゾなんですか」
「おい、予備団員から団員に戻すぞ」
「キイィッ」
なんつー脅し方するんだ、この人は。
「ディオン・ドルツ。戻りなさい」
「………せめて休暇を下さい」
「却下」
「だったら退団を。自分の代わりどころか、もっと優秀な人材が、そこらかしこに転がってます」
「馬鹿を言うな。君が辞めたら、誰が問題児のお守りをするんだ」
くうっ。僕には、休暇さえ許されないのか。
問題児のお守りったって、最近は大人しいし、後輩にも慕われていると評判だ。
彼だって成長しているんだから、僕がいなくても立派にやっていけるはずだ。
「アシルにお守りは、不要です。
彼は1人でも問題なく責務を果たしています」
「………だ、そうだが、どうなんだ?」
「へ?」
突然、副団長が書類から顔を上げたと思ったら、いつの間に人が?
視線につられて振り向くと、乳母兄弟がいた。
「約束を破る気か、ディオン」
「アシル。お前、いつからそこに」
「うるさい。約束はどうした。約束は」
うわ。久々に機嫌が悪いところを見た。
副団長の問いにも答えず、僕に向かってガンを飛ばしている。
コイツは身長が高いから、いちいち見上げなきゃならない。
騎士団のエースらしく、ガタイもいいし、オーラがある。
おまけに顔もいい。
つまり、睨まれるとすごく恐い。美形の睨みって、凶器だよ、ほんと。
「それとこれとは、別というか。
人には向き不向きがあるだろ?」
「あ?」
「人間にはですね、得手不得手というものがあるんです。
だから、僕────いひゃい、いひゃい、はらせ」
「ああ? ふざけたこと抜かしてんのは、この口か?」
痛い。頬をつねるな、暴力人間め。
握力強いんだから、加減しろよ。この野郎。
「ディオ~ン。約束したよな、俺達はずっと一緒だって。
まさか嘘ついたのか?」
「やくしょくらって、しょくはまへとは、いっへない」
「あ? 聞こえねー」
だから、手を離せよ。痛いんだってば。
うう、涙出そう。ジンジンする。
「いひゃい、はなへよ」
「………ディオン、俺から離れるつもりか」
「いった、マジで痛い。最悪。
あー、ヒリヒリジンジンするー」
「ディオン」
さっきまで僕を睨みつけてたくせに、何だよその瞳は。
捨て犬みたいな面しやがって。
「別に、職場まで一緒にする必要はないだろ」
「ダメだ。それだと一緒にならない。
俺の目の届く範囲にいろ」
お前は、僕の親か。
コイツの過保護っぷりは、年々酷くなるばかりだ。
「あのなあ、一緒っていうのは、こう……絆的なものであって。物理的に一緒ってのは、違うだろ」
「それは、ディオンの勝手な考えであって、俺の約束とは違う」
「いや、一般的な思考だ。むしろ正解だ。普通に考えて、この解釈しかない」
この俺様理論は、何処からきた。
そして、何故お前の認識が100%通ると思っているんだ。
「副団長、とりあえずディオンは連れて帰ります。あ、その紙切れは、処分しといて下さい」
「はいはい」
「ちょっ、待った、副団長燃やさないで。僕の退団届」
「お邪魔しましたー」
「さっさと戻れ」
「待って、ねぇ、それ届だから! 退団願いじゃないから。普通、届は辞めること決定って意味ですぅー」
────バタン
ああっ、閉まっちゃった。
首をホールドされた状態で、ズルズルと長い廊下を引き摺られていく。
また僕の退団日が遠のいてしまった。
もうこれで、今年何度目だろうか。
退団届を手に、ライオネル副団長に直角90度のお辞儀をかました。
「却下」
「何故です!
戦闘訓練にも出ていない予備団員ですよ?
騎士はおろか、兵士にもなれるかどうか。
そんな団員をいつまで置いておくつもりですか」
この抗議だって何度したことか。
誰が聞いたって、僕が正しい。
不運にも騎士団長の息子と乳母兄弟になってしまったせいで、剣術の訓練を幼少期から行ってきた。
けれど、僕の剣術は一向に上達せず、槍、弓、銃に至るまで才能がなかった。
もはや戦闘スキルゼロと言っていい。
とにかく、僕は武術においてセンスがなかった。
指南役の先生達は、呆れるどころかムキになって上達させようとする始末である。
情けないと落ち込むところではあるが、ここまでくると諦めがつく。
生まれは貴族だが、男爵家の子供は、成人すれば嫡男以外平民と変わらない。
嫡男を補佐するために、家に残る者もいれば、子爵家に婿入りし、貴族の籍に入る者もいる。
あとは、商家に婿入り、自分で商いを始めるとか。
体力に自信があれば、国の衛兵や上流貴族の騎士団を目指す………が、僕には無理だと分かった。
無難に、商家に弟子入りしようと考えていた16歳の春。
事件が起きた。
2つ上で、アーネル王国第一騎士団に入団が決まった乳母兄弟が、勝手に推薦状と本人書類を作り、騎士団に送りつけたのだ。
そして成人まで2年を残した僕に、入団許可通知が届いた。
両親も寝耳に水だったらしく、我が家はパニックに陥った。
個人の騎士団でなく、王立の騎士団となれば、将来有望どころか、将来を約束されたと言っても過言ではない。
そんな素晴らしい夢のチケットが、しょぼい男爵家の末っ子に届いたのだ。
本来であれば、家族総出で祝われるだろうが、僕の訓練成果を知る彼等には、呪いのチケットに見えたようだ。
程なくして、上機嫌で僕を訪ねた乳母兄弟を問い詰め、家族全員で絶句した。
自分の入団が決まったからと、戦闘センス皆無の知り合いを道連れにするバカが何処にいる。
しかも何で通った。
入団試験はどうした。
騎士団長の息子だからって、そんな傲慢が許されると思うなよ!
まあ、コネ入団を許可したのは、その騎士団長らしいけどねっ!
入団から2年。
僕の才能が開花することはなく、退団を申し出た。
すると、何故か焦った上官が副団長を連れて来て、退団を拒否された。
何度も話し合いの末、予備団員として所属することで落ち着いたわけだ。
───が、予備だから家に帰ると言うと、またもや副団長に阻止された。
宿舎を離れることが許されず、かと言って訓練にも出ない僕に与えられた仕事は、食堂の調理係。
「許可できないものは、できない。いい加減諦めたらどうだ」
「料理長をはじめ、プロの料理人も、見習いも十分います。素人の自分が辞めても問題ありません」
「その料理長からは、君を次期料理長にと報告を受けたが?」
何だって?
第一騎士団関係者全員、頭がおかしい。
調理場に立って、4年。基礎からスタートした一般人なんですが。
料理人でもない素人を次期料理長にするなんて、団員への嫌がらせだよ。
「料理長の冗談に決まってるじゃないですか。
副団長ともあろう方が、何を仰るんです」
「他の料理人も賛同しているそうだ」
「何で!?」
皆んな、自分の店を持ちたいからって、僕に押し付ける気だな!
「さあ。話は済んだな。仕事場に戻れ」
「いえ、全然済んでません。
とにかく! 辞めさせて下さい!」
「却下」
「鬼! 分からずや!」
「………君は、身の程を弁えているように見えて、実は全く弁えていないタイプの人間だな」
そりゃこんなに、却下され続けたら上下関係もクソもないわっ。
むしろ礼儀知らずを理由に退団させろ!
「ええ、ええ、ほぼ平民の下っ端に、こんな態度取られてるんですよ?
クビにしたらどうですか」
「却下」
「何でなんですか、マゾなんですか」
「おい、予備団員から団員に戻すぞ」
「キイィッ」
なんつー脅し方するんだ、この人は。
「ディオン・ドルツ。戻りなさい」
「………せめて休暇を下さい」
「却下」
「だったら退団を。自分の代わりどころか、もっと優秀な人材が、そこらかしこに転がってます」
「馬鹿を言うな。君が辞めたら、誰が問題児のお守りをするんだ」
くうっ。僕には、休暇さえ許されないのか。
問題児のお守りったって、最近は大人しいし、後輩にも慕われていると評判だ。
彼だって成長しているんだから、僕がいなくても立派にやっていけるはずだ。
「アシルにお守りは、不要です。
彼は1人でも問題なく責務を果たしています」
「………だ、そうだが、どうなんだ?」
「へ?」
突然、副団長が書類から顔を上げたと思ったら、いつの間に人が?
視線につられて振り向くと、乳母兄弟がいた。
「約束を破る気か、ディオン」
「アシル。お前、いつからそこに」
「うるさい。約束はどうした。約束は」
うわ。久々に機嫌が悪いところを見た。
副団長の問いにも答えず、僕に向かってガンを飛ばしている。
コイツは身長が高いから、いちいち見上げなきゃならない。
騎士団のエースらしく、ガタイもいいし、オーラがある。
おまけに顔もいい。
つまり、睨まれるとすごく恐い。美形の睨みって、凶器だよ、ほんと。
「それとこれとは、別というか。
人には向き不向きがあるだろ?」
「あ?」
「人間にはですね、得手不得手というものがあるんです。
だから、僕────いひゃい、いひゃい、はらせ」
「ああ? ふざけたこと抜かしてんのは、この口か?」
痛い。頬をつねるな、暴力人間め。
握力強いんだから、加減しろよ。この野郎。
「ディオ~ン。約束したよな、俺達はずっと一緒だって。
まさか嘘ついたのか?」
「やくしょくらって、しょくはまへとは、いっへない」
「あ? 聞こえねー」
だから、手を離せよ。痛いんだってば。
うう、涙出そう。ジンジンする。
「いひゃい、はなへよ」
「………ディオン、俺から離れるつもりか」
「いった、マジで痛い。最悪。
あー、ヒリヒリジンジンするー」
「ディオン」
さっきまで僕を睨みつけてたくせに、何だよその瞳は。
捨て犬みたいな面しやがって。
「別に、職場まで一緒にする必要はないだろ」
「ダメだ。それだと一緒にならない。
俺の目の届く範囲にいろ」
お前は、僕の親か。
コイツの過保護っぷりは、年々酷くなるばかりだ。
「あのなあ、一緒っていうのは、こう……絆的なものであって。物理的に一緒ってのは、違うだろ」
「それは、ディオンの勝手な考えであって、俺の約束とは違う」
「いや、一般的な思考だ。むしろ正解だ。普通に考えて、この解釈しかない」
この俺様理論は、何処からきた。
そして、何故お前の認識が100%通ると思っているんだ。
「副団長、とりあえずディオンは連れて帰ります。あ、その紙切れは、処分しといて下さい」
「はいはい」
「ちょっ、待った、副団長燃やさないで。僕の退団届」
「お邪魔しましたー」
「さっさと戻れ」
「待って、ねぇ、それ届だから! 退団願いじゃないから。普通、届は辞めること決定って意味ですぅー」
────バタン
ああっ、閉まっちゃった。
首をホールドされた状態で、ズルズルと長い廊下を引き摺られていく。
また僕の退団日が遠のいてしまった。
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