77 / 100
焦燥
焦燥③
しおりを挟む
体を反らせたせいか、まるで「もっと苛めて……」とでもねだるように、楠ノ瀬のたわわな胸が突き出された。
遠慮なく、指の腹で転がしたり摘んだりしていると、薄く開かれた楠ノ瀬の口から漏れ出る息がどんどん熱を帯びてくる。
それと同時に彼女が放つ甘い香りもますます強くなって、俺の鼻孔を刺激した。
甘い匂いに誘われるがまま、俺は舌で彼女の白い肌をなぞる。鎖骨の窪みに舌を沿わせると、肩がぴくっと上がった。
指先で乳首をいじりながら、敏感になってそこに向かって舌を這わしていく。
「ぁ……はやく、来て…………」
普段の楠ノ瀬なら絶対に言わないであろう台詞に、俺の体の芯も熱くなる。
思わず強く吸うと、白い肌にくっきりと赤い痕が残った。
胸元にうずめていた顔を上げて、ちらりと様子を伺うと、楠ノ瀬は熱に浮かされたような、とろんとした眼差しで俺を見ていた。
目が合った瞬間、ぼっと火がつくように、楠ノ瀬の頬が赤く染まった。
「やだ……はずかしぃ」
楠ノ瀬が両手で顔を覆って呻いた。
――かわいい。
俺はぱくっと、薄い紅色に色づいた胸の蕾を口に含んだ。
「ひゃあぁ……ぁん……っ」
いきなりの刺激に、楠ノ瀬がひときわ高い声を上げる。
「んん……ぁ……あぁ……」
舌の先でつんつん、と突いたり、時には強く吸い上げたり……思うままに弄っていると、そこはぷっくりと膨らんで、ますます色を帯びていく。
「はぁ……あぁぁ…………んっ」
反対の胸にも齧りついて、同じように舌先で転がす。俺の唾液に塗れたもう一方の胸はてらてらと滑っていた。掌で包み込んで強く揉みしだく。
「やぁ……あ……っ…………もぅ」
もう耐えられないといった風に、楠ノ瀬が倒れ込んだ。畳の上にはらりと髪の毛が広がる。
俺は胸から口を離すと、横たわった楠ノ瀬に覆い被さるようにして、再び唇を合わせた。俺の頭を抱え込むように、楠ノ瀬が腕を回す。
固くなった股間が楠ノ瀬の太腿に当たっている。きっと彼女も気づいているだろう。
「んん……」
楠ノ瀬がほとんど脱げかけた襦袢を乱しながら、脚をもじもじと擦り合わせた。
俺は襦袢の裾を割って、滑らかで弾力のある内腿に手を這わせた。脚の付け根に向かって、ゆっくりと撫でまわす。
「あぁ……下は、だめ……神様も憑いていない、のに……」
「ダメじゃ、ないだろ……」
譫言のような楠ノ瀬の小さな声を、俺は無視した。
下着も身につけていない、襦袢の奥に指を伸ばす。すでに熱く湿ったそこを人差し指で撫で上げると、
「あぁぁぁ……ん……っ」
楠ノ瀬のぬめぬめと紅い唇から、糸を引くような喘ぎ声が漏れた。
遠慮なく、指の腹で転がしたり摘んだりしていると、薄く開かれた楠ノ瀬の口から漏れ出る息がどんどん熱を帯びてくる。
それと同時に彼女が放つ甘い香りもますます強くなって、俺の鼻孔を刺激した。
甘い匂いに誘われるがまま、俺は舌で彼女の白い肌をなぞる。鎖骨の窪みに舌を沿わせると、肩がぴくっと上がった。
指先で乳首をいじりながら、敏感になってそこに向かって舌を這わしていく。
「ぁ……はやく、来て…………」
普段の楠ノ瀬なら絶対に言わないであろう台詞に、俺の体の芯も熱くなる。
思わず強く吸うと、白い肌にくっきりと赤い痕が残った。
胸元にうずめていた顔を上げて、ちらりと様子を伺うと、楠ノ瀬は熱に浮かされたような、とろんとした眼差しで俺を見ていた。
目が合った瞬間、ぼっと火がつくように、楠ノ瀬の頬が赤く染まった。
「やだ……はずかしぃ」
楠ノ瀬が両手で顔を覆って呻いた。
――かわいい。
俺はぱくっと、薄い紅色に色づいた胸の蕾を口に含んだ。
「ひゃあぁ……ぁん……っ」
いきなりの刺激に、楠ノ瀬がひときわ高い声を上げる。
「んん……ぁ……あぁ……」
舌の先でつんつん、と突いたり、時には強く吸い上げたり……思うままに弄っていると、そこはぷっくりと膨らんで、ますます色を帯びていく。
「はぁ……あぁぁ…………んっ」
反対の胸にも齧りついて、同じように舌先で転がす。俺の唾液に塗れたもう一方の胸はてらてらと滑っていた。掌で包み込んで強く揉みしだく。
「やぁ……あ……っ…………もぅ」
もう耐えられないといった風に、楠ノ瀬が倒れ込んだ。畳の上にはらりと髪の毛が広がる。
俺は胸から口を離すと、横たわった楠ノ瀬に覆い被さるようにして、再び唇を合わせた。俺の頭を抱え込むように、楠ノ瀬が腕を回す。
固くなった股間が楠ノ瀬の太腿に当たっている。きっと彼女も気づいているだろう。
「んん……」
楠ノ瀬がほとんど脱げかけた襦袢を乱しながら、脚をもじもじと擦り合わせた。
俺は襦袢の裾を割って、滑らかで弾力のある内腿に手を這わせた。脚の付け根に向かって、ゆっくりと撫でまわす。
「あぁ……下は、だめ……神様も憑いていない、のに……」
「ダメじゃ、ないだろ……」
譫言のような楠ノ瀬の小さな声を、俺は無視した。
下着も身につけていない、襦袢の奥に指を伸ばす。すでに熱く湿ったそこを人差し指で撫で上げると、
「あぁぁぁ……ん……っ」
楠ノ瀬のぬめぬめと紅い唇から、糸を引くような喘ぎ声が漏れた。
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる