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番外編 雨宮の忙しい一日
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こうして明日を本番に控え曲練習は最後の合わせに入っていた。
「うーん、、もう少し、、出だしがあってないかな。」
小林が指摘をする。
「そうかぁ。横で聞いてるとあってる気がするけど。
前で聞いてるとあってない?」
絢辻が聞く。
「うーん、金管と木管で温度差があるんだよね。
特にクラリネット縦を揃えて。」
「はい!」
「ここってタイミングで合わせる。そのときに息を吸ってはいて楽器に到達するタイミング。
もう一回!」
「はい!」
「さん、はい!」
少し早いアップテンポで始まる。
リズム良い感じで曲をスタートさせる。
しかし、、。
「はい。やっぱりあってない。
うーん、、。」
若菜は一旦曲を中断する。
あってない、、出だし。
あ、もしかして。
「あのさ長谷川さんと宮澤さん。
最初だけ2人でやってもらってもいいかな。」
「え?、わかりました。」
「はい、、わかりました。」
「じゃあ俺がカウント出すよ。
さん、はい!」
雨宮はカウントを出す。
すると2人は半拍ずれて入ってしまっている。
そしてそのあとはテンポ通りになった。
すると雨宮はあることに気がついた。
「なるほど、、体でテンポをとってないのか。」
「あ、なるほど!」
杉山先輩は驚いた。
「体で、、ですか?」
宮澤は首を傾げる。
雨宮は気づいたことをそのまま伝える。
「うん。2人ともノーモーションで入ってるね。
ブレスを吸うタイミングは合ってるけど体で行ってないんだよ。例えば今やってるコンクールの曲あるよね。」
「はい。」
「ソロを吹いてる人たちを見てて気づくことない?フルートの小林の演奏とか。」
「うーん、、、。」
「あ、栗本先生と目を見て合わせてる。
そして体を揺らしてる。」
「そう!つまり入るタイミングで体も上下に揺らすと入りやすくなるよ。
やってみようか。」
「はい!」と長谷川と宮澤は元気よく返事をする。
そのあと2人の演奏はよくなり全体的によくなっていった。
気づけてよかった。
「うーん、、もう少し、、出だしがあってないかな。」
小林が指摘をする。
「そうかぁ。横で聞いてるとあってる気がするけど。
前で聞いてるとあってない?」
絢辻が聞く。
「うーん、金管と木管で温度差があるんだよね。
特にクラリネット縦を揃えて。」
「はい!」
「ここってタイミングで合わせる。そのときに息を吸ってはいて楽器に到達するタイミング。
もう一回!」
「はい!」
「さん、はい!」
少し早いアップテンポで始まる。
リズム良い感じで曲をスタートさせる。
しかし、、。
「はい。やっぱりあってない。
うーん、、。」
若菜は一旦曲を中断する。
あってない、、出だし。
あ、もしかして。
「あのさ長谷川さんと宮澤さん。
最初だけ2人でやってもらってもいいかな。」
「え?、わかりました。」
「はい、、わかりました。」
「じゃあ俺がカウント出すよ。
さん、はい!」
雨宮はカウントを出す。
すると2人は半拍ずれて入ってしまっている。
そしてそのあとはテンポ通りになった。
すると雨宮はあることに気がついた。
「なるほど、、体でテンポをとってないのか。」
「あ、なるほど!」
杉山先輩は驚いた。
「体で、、ですか?」
宮澤は首を傾げる。
雨宮は気づいたことをそのまま伝える。
「うん。2人ともノーモーションで入ってるね。
ブレスを吸うタイミングは合ってるけど体で行ってないんだよ。例えば今やってるコンクールの曲あるよね。」
「はい。」
「ソロを吹いてる人たちを見てて気づくことない?フルートの小林の演奏とか。」
「うーん、、、。」
「あ、栗本先生と目を見て合わせてる。
そして体を揺らしてる。」
「そう!つまり入るタイミングで体も上下に揺らすと入りやすくなるよ。
やってみようか。」
「はい!」と長谷川と宮澤は元気よく返事をする。
そのあと2人の演奏はよくなり全体的によくなっていった。
気づけてよかった。
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