あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第十五楽章 進化

じゃあ一緒に勉強する？

「なぁー雨宮！勉強教えてくれ！」

「あ？どこだよ。」

「全部！！」

「諦めろ。」

「うわぁーーーん！！！」

竹下が泣きついてきた。
なんでいつもこうなるかね。

「あ、、終わった、、。」

「死ぬな！大海！！絶望するなぁーー！！」

絢辻が叫ぶ。
大海は真っ白になってる。

「雨宮先輩はそっちじゃないんですね。
バカだと思ってました。」

「常田。お前殺されたいのか。」

ちなみに吹奏楽部は頭がいいイメージがある。
強豪校とかは特に。
文武両道でテストがダメだった部員は部活禁止という学校もある。
まぁうちはそんなことないんだけど。

でもこの有様だ。
うちの部は全員が両極端なんだよ。

三年生は日明先輩と時田先輩と谷川先輩。
二年は大海と竹下と優実。
一年は福美。

この7人か、、、。

「あー！もうしょうがない。
三年は三年で見るからあんたらは同期をサポートすること。
雨宮！赤点1人でも出したらタダじゃおかないから！」

「なんで自分なんですか？
いつも成績真ん中なんですけど、、、。」

なんか任されたんだけど。

「誰か見てくれ！頼む。」

福美は助けを求める。

「じゃあ私が見ます。
あとは雪乃と、柚木と貝原！4人で見ます。」

「頼んだ井口さん。」

杉山先輩は井口に任せた。

さて今回もどうなることやら。