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第十五楽章 進化

ちゃんと演奏をしろ

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「で?お手上げ状態でここにきたってことか?
栗本!」

「、、、、。」

「ふざけるなぁ!!
お前の生徒だろうが!!自分でなんとかしろ!!」

「くば!!」

「栗本先生!!」

栗本先生は村上先生に投げ飛ばされた。
てかこの人、おじいちゃんだろ?
どんだけ力あるんだよ。

「ひ!!すみません!!」

「いや、、誰も別に投げたりしないよ。
こいつだから投げ飛ばしたくなるんだ。」

「くそ、、、」

栗本先生、、痛そうだ。

「まず、、お前さん。なんでここにきた?」

こ、、怖い、、。
なんだこれ?怯えながら雨宮は答えた。

「え、、あ、、えーと、、。
強くなるために!きました!」

「お、!
ふ、、誰かさんにそっくりだな。」

「え?」

「そうか、、こいつがあいつの、、、。
まぁいいか。名前は?」

「あ、雨宮洸です!高校2年生でホルンを吹いてます。」

「ふーん。そうか。
いいかぁお前さん、、。
ホルンは裏打ちや裏メロが多いよな。」

「え?まぁそうですけど。」

「たまにメロディーをやるときもあるよな。
だけどな楽器に裏方も目立たないもメロディーが多いとか関係ないんだよ。
楽器の一つ一つが全員主役なんだよ。」

主役、、、。
一体どう言うこと?
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