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第十四楽章 2度目の中日吹

もう一回!

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「はい。今のところもう一回!」

「はい!」

ひたすらに合わせる。
これしかない。

「違います。
ここはフォルテ!音大きく!
もう一回!」

「はい!」

音の強弱しっかり。
特に大変そうなのは初心者の一年生たち。
隣の生田を見る。
必死に食らいついてる。

「第三楽章!全員、自分の音に責任をもちなさい!ソロの受け渡し大事に!」

「はい!」

「もう一回!」

「はい!」

栗本先生の練習が終わる頃にはみんな、、、。

「あー、、疲れたぁ。」

大海が椅子にもたれかかってる。

「俺も、、今回は流石に。
今回の演奏の自由曲難しい。」

今年の曲は去年の星の旅と同じ、、。
いやむしろそれ以上に難易度が上がってる。
ホルンの譜面から読み取れる。

「先輩だからじゃないですかぁ?
雨宮先輩上手ですからこの曲にされたんじゃないですか?」

「いやぁどうかな、、。」

「えへへ、、。」

「おーいホルンいちゃつくな。」

「松山先輩、私たち付き合ってませんよ~。
今はまだ。」

「雨宮殺す。」

「違うって!」

風見はニヤニヤしている。
全くいっつも揶揄ってくるんだから。

「雨宮くんも疲れたね。お疲れ!」

「あ、睦月先輩。お疲れ様です。」

「今回はレベル上がってるよね。
俺も頑張らないと。」

「先輩もソロありますもんね。」

「いやぁどうかな?市ノ瀬じゃないかな?
でもだめだだめだ!弱気になってちゃいけないね。ソロ狙う!」

「はい!」

「風見さんも雨宮くんから1st奪えるように頑張ってね。」

「はい!」

「なんでこういうときは返事早いんだよ。」

「先輩~。ここわからないんですけど。」

すると一年生トランペットの松原栄介が睦月先輩に声をかけてきた。

「お、じゃあお疲れ!」

「お疲れ様です。」

睦月先輩は松原栄介と行ってしまった。

「さてと私も、、。」

「先輩!見てもらってもいいですか?」

生田が聞いてきた。

「うん。3人もう一回やろうか!
気になってるところ合わせたい。」

「はい!」

「わかりました!」

3人は席座る。

「、、、、もう一回!」

雨宮は栗本先生のモノマネする

「ぷ、、、くくく、、似てますね!」

「似てます!」

どうやら2人に受けたみたいだ。












































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