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第十四楽章 2度目の中日吹

改善の余地

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「よくない。」

「だよなぁ。」

小林と雨宮は自販機の前で飲み物を飲みながら話していた。

「一年生はやっぱり経験者と初心者で意識の違いが出てるかな。まぁまだ入部してまだ時間が経ってないし、。」

「特別扱いは良くないよ。
いつまでも初心者は良くない。」

「まぁそれもわかるんだけどな。俺たちが全力でフォローしないと。」

「うんそうだね。」

「あ、先輩教えてもらいたいところがあるんですけど。」

「ん?」

すると雨宮と小林の前に立っていたのは小林と同じフルートの石田愛。

「うん。どうした?」

「指わかんなくて教えてもらってもいいですか?」

「うん。わかったよ愛くんどれ?」

なんだよ小林。
初心者に対しても全力で教えてんじゃん。

「あのー、、お二人って仲良いんですね。
知らなかったです。」

「え?」

「そうかな?別に普通だと思うけど。」

「そうだよー、愛くん。俺と小林は仲良いってほどじゃない。俺達は友人じゃないから。」

「はぁ、、、。」

「あー気にしないで愛くん。
雨宮先輩はいつも変だから気にしないで。
向こう行こうねー。」

「、、は、、はい。」

「うんなんだか軽く流されてるんだけど、、。」

小林のやつなんか先輩感出てきたな。
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