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第十四楽章 2度目の中日吹
コンクール曲
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「今年の中日吹では課題曲IV、クローバーグラウンド。自由曲はアリシアと湖の龍。
全日吹も同じ曲で行きます。」
「はい!!」
こうして課題曲と自由曲が決まった。
配られた楽譜を見ると難易度は高い。
ホルンの譜面は去年の星の旅より連符やメロディーは多い気がする。
「うぅ、、まじでむずそうっすね。」
トロンボーンの1年生、福美が譜面を見ながら嘆いている。まぁ無理もない。初心者だもんな。
現在、中音パートで譜面を確認しようということで陣内先輩が雨宮に声をかけてくれた。
そして陣内先輩、優実と1年生の福美と新井花音と斉藤雪乃。
ホルンのパートの1年生の風見未来、生田凌斗と
雨宮が教室に集まって話をしている。
にしても8人かぁ。
人数多くなったなぁ。
少し嬉しいような気もするがしなくもないが。
「確かに~なるほどね。」
すると優実はメロディーを吹く。
一回試しに吹いてみたかったのだろう。
「おぉ!!優実先輩!凄いです!」
トロンボーン一年生たちと生田は先輩の技術を見て感動したのか拍手している。
「いやーそれほどでも。」
こいつすぐ調子に乗る。
「私は雨宮先輩に教えてもらおっかなぁ~。」
風見は首を少し傾けて上目遣いでこっちをじっと見る。
「え、、うーん、、まぁ頑張ろう。」
「ちぇー、、」
「あまっちはこういうの苦手だからなぁ。」
やんわり断り風見はちょっと残念そうにそっぽを向く。
いかんいかん。ペースに飲まれるな自分。
「とりあえずパート分けどうしましょうか?」
「そうだね、、じゃあ1st吹くよ。」
「じゃあ私は3rdで生田くんが2ndでどうですかね?」
「え?2nd?」
「うん。1stは1番。2ndは高い音が少なく下の音が多いから吹きやすいかも。
3rdは1stと同じ動き。いわゆる補佐。
だから生田くんは下の音がある方が吹きやすいと思うけど?」
「そうなんだ。じゃあ2ndの譜面吹きます!」
「うん。俺もサポートするからわかんないところじゃんじゃん聞いてね。」
「はい!」
「、、、へー、、メンバーに入る気なんだね、、、。」
「え?」
「じゃあやりましょうか!
頑張りましょう!」
風見は笑顔で雨宮の方を見る。
なんか小さな声でつぶやいていた気がするが気のせいだろう。
「じゃあトロンボーンチームは優実ちゃんと
新井ちゃんと雪乃ちゃんは譜面見て練習してて。
私は福美くん見るから。」
「わかりました!」
新井と雪乃は返事する。
「ありがとうございます先輩!」
福美は嬉しそうだ。
1stの譜面。
俺もオーディションもあるし気合い入れないと。
3人でコンクール出れるといいなぁ。
全日吹も同じ曲で行きます。」
「はい!!」
こうして課題曲と自由曲が決まった。
配られた楽譜を見ると難易度は高い。
ホルンの譜面は去年の星の旅より連符やメロディーは多い気がする。
「うぅ、、まじでむずそうっすね。」
トロンボーンの1年生、福美が譜面を見ながら嘆いている。まぁ無理もない。初心者だもんな。
現在、中音パートで譜面を確認しようということで陣内先輩が雨宮に声をかけてくれた。
そして陣内先輩、優実と1年生の福美と新井花音と斉藤雪乃。
ホルンのパートの1年生の風見未来、生田凌斗と
雨宮が教室に集まって話をしている。
にしても8人かぁ。
人数多くなったなぁ。
少し嬉しいような気もするがしなくもないが。
「確かに~なるほどね。」
すると優実はメロディーを吹く。
一回試しに吹いてみたかったのだろう。
「おぉ!!優実先輩!凄いです!」
トロンボーン一年生たちと生田は先輩の技術を見て感動したのか拍手している。
「いやーそれほどでも。」
こいつすぐ調子に乗る。
「私は雨宮先輩に教えてもらおっかなぁ~。」
風見は首を少し傾けて上目遣いでこっちをじっと見る。
「え、、うーん、、まぁ頑張ろう。」
「ちぇー、、」
「あまっちはこういうの苦手だからなぁ。」
やんわり断り風見はちょっと残念そうにそっぽを向く。
いかんいかん。ペースに飲まれるな自分。
「とりあえずパート分けどうしましょうか?」
「そうだね、、じゃあ1st吹くよ。」
「じゃあ私は3rdで生田くんが2ndでどうですかね?」
「え?2nd?」
「うん。1stは1番。2ndは高い音が少なく下の音が多いから吹きやすいかも。
3rdは1stと同じ動き。いわゆる補佐。
だから生田くんは下の音がある方が吹きやすいと思うけど?」
「そうなんだ。じゃあ2ndの譜面吹きます!」
「うん。俺もサポートするからわかんないところじゃんじゃん聞いてね。」
「はい!」
「、、、へー、、メンバーに入る気なんだね、、、。」
「え?」
「じゃあやりましょうか!
頑張りましょう!」
風見は笑顔で雨宮の方を見る。
なんか小さな声でつぶやいていた気がするが気のせいだろう。
「じゃあトロンボーンチームは優実ちゃんと
新井ちゃんと雪乃ちゃんは譜面見て練習してて。
私は福美くん見るから。」
「わかりました!」
新井と雪乃は返事する。
「ありがとうございます先輩!」
福美は嬉しそうだ。
1stの譜面。
俺もオーディションもあるし気合い入れないと。
3人でコンクール出れるといいなぁ。
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