あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

北浜高校のクリスマス

姉妹

「う、、寒。」

雨宮は冷蔵庫に飲み物を取りに来た。
しかし暖房がついてるリビングより少し冷える。

「あ、飲み物持てる？私も持つよ。
あ、ついでにお菓子も。」

「お、ありがとう。」

若菜がペットボトルを持つ。
そしてついでにお菓子も持つ。

「ねぇ、、洸。」

「ん？」

「洸っていつもこんな感じなの？」

「あ？あー家だとこんな感じかな。
そんなに俺面白いのかな？」

「え？あはは、、自覚ないの？」

「う、、ほっとけ。」

「でもなんか羨ましい。
葉月ちゃんいいよね。妹ってなんか羨ましい。」

「若菜も朝花がいるじゃん。」

「うーん確かにそうなんだけど双子とはまた違うような気がするんだよな。
でも姉妹って何考えてるかわかるって言うか、、。」

「まぁわかるかも。」

「あと葉月ちゃんすごいよね。
私たちのこともなんとなくわかるんだよね。普段あんなだけど。」

「、、あはは。まぁもう少し俺らしっかりしたほうがいいかもしれないけどな。」

「そうだね。でもみんなバラバラな個性だけどそれを繋ぎ止めてるのが吹部っていうコミュニティで。上手く洸が私たちをフォローしてくれて成り立ってると思う。」

「え？なんだよ急に。」

「いまさっきそう思ったの！
いいじゃん別に、、あ、もしかして照れてる？」

「ば、、ばか！別に照れてないわ。」

「あー照れてる？」

「うるさい。早く戻るぞ！」

「はーい！」