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第十一楽章 目指した先には
37人の演奏④
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「ありがとね。今日は頑張ろう。」
「もちろんです!だけど金ですから。
とったらありがとう言ってください!」
「そうだね、、、うん。」
早乙女先輩と陣内先輩が喋ってる。
そうだ目指すは金賞だ。
「私、ここに来てよかった。」
「そうだな。でも若菜、今から始まるぞ。」
「これからだよね。」
すると若菜が雨宮の隣にやってきた。
「私も、雨宮に言いたいことがあって。」
「え?」
な、なんだ。昨日のことか?
それとも、、。
「ありがとね。」
「え?」
「私最初は不安だった。北浜でやっていけるか。初めての日本だったし。
まぁ朝花ちゃんと一緒だったからよかったけど。でもクラスで話しかけてくれたのが洸でよかった。」
「、、、なんだよ照れくさいな。」
「あ、照れてる?」
「うるさい。」
若菜は意地悪そうな顔を雨宮にする。
たく、やめろよ。
「あの4月の屋上。
さくらのうたのアルトサックスの若菜の音を聞いたとき思ったんだ。」
「え?」
「あの音になりたいって。」
「、、、!」
「ここで北浜高校吹奏楽部の1人として全国で最高の音を響かせたい。
それが俺の中で決まったんだ。
俺の音はまだまだ未完成。
だけどみんなとだったら最高の音を作り出せる。自分たちしか響かせることができる最高の演奏。」
「あの音か。じゃあ恥ずかしくないように演奏しなきゃね。洸の憧れてる音の私が!」
「なんかその言い方やだな」
そして前の団体の演奏が終わり拍手が聞こえてきた。
さぁいよいよだ。
「北浜高校さん出番です。」
「よし、行こう!!」
中畑先輩はみんなに呼びかける。
北浜高校は舞台袖から明るいスポットライトに照らされた舞台に歩き出した。
「もちろんです!だけど金ですから。
とったらありがとう言ってください!」
「そうだね、、、うん。」
早乙女先輩と陣内先輩が喋ってる。
そうだ目指すは金賞だ。
「私、ここに来てよかった。」
「そうだな。でも若菜、今から始まるぞ。」
「これからだよね。」
すると若菜が雨宮の隣にやってきた。
「私も、雨宮に言いたいことがあって。」
「え?」
な、なんだ。昨日のことか?
それとも、、。
「ありがとね。」
「え?」
「私最初は不安だった。北浜でやっていけるか。初めての日本だったし。
まぁ朝花ちゃんと一緒だったからよかったけど。でもクラスで話しかけてくれたのが洸でよかった。」
「、、、なんだよ照れくさいな。」
「あ、照れてる?」
「うるさい。」
若菜は意地悪そうな顔を雨宮にする。
たく、やめろよ。
「あの4月の屋上。
さくらのうたのアルトサックスの若菜の音を聞いたとき思ったんだ。」
「え?」
「あの音になりたいって。」
「、、、!」
「ここで北浜高校吹奏楽部の1人として全国で最高の音を響かせたい。
それが俺の中で決まったんだ。
俺の音はまだまだ未完成。
だけどみんなとだったら最高の音を作り出せる。自分たちしか響かせることができる最高の演奏。」
「あの音か。じゃあ恥ずかしくないように演奏しなきゃね。洸の憧れてる音の私が!」
「なんかその言い方やだな」
そして前の団体の演奏が終わり拍手が聞こえてきた。
さぁいよいよだ。
「北浜高校さん出番です。」
「よし、行こう!!」
中畑先輩はみんなに呼びかける。
北浜高校は舞台袖から明るいスポットライトに照らされた舞台に歩き出した。
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