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第十一楽章 目指した先には
いつもとは違った風景
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「いやぁにしてもリード忘れなくてよかったぁ~。まじで最後焦った。」
前日の夜に若菜と色々あり迎えた大会の朝。
少し朝に挨拶した程度だが
若菜はどう思ってるのか、前日のこと。
もしかしてなんとも思ってない?
いやいや、今は大会集中だ!
現在、北浜は楽器を積み込み終わり、運んでもらいバスに全員で移動している。
雨宮は窓際で外を眺めながらぼーとしていた。
部員全員はゆっくりしている人。
喋ってる人。寝てる人。
それぞれ時間を過ごしていた。
すると時田先輩の話し声が後ろの席から聞こえてきた。
「本当にやめてよ。最後の最後まで忘れ物って最悪だよ。」
市ノ瀬先輩が怒ってる。
朝、時田先輩はリードがないことに気づき
部員全員で急いで探したのだが3分くらいしたらポケットから見つかったのだ。
「そうだそうだ。」
「アホ。」
「バカ!」
「ハゲ!」
「ハゲって誰が言った?」
あいからわずいつもと場所は違うのに
バスの中はいつもの北浜高校だ。
「あ、名古屋城。」
「ん?お、本当だ。」
隣に座ってた小林が窓から見つけた。
雨宮も反応する。
「行ったことある?」と雨宮は質問する。
「うん。といっても前に家族旅行で通っただけだけど。」
「誰の城なんだっけ?」
「家康。徳川家康。」
「おぉ。詳しいな。」
「別にこれくらい普通だと思うけど。」
「う、歴史苦手だし。」
「昔の人は偉大だよ。
よく建てたよね。」
「そうだな。」
「家康は天下人。
その時を辛抱強く待って天下をとってすぐ亡くなっちゃうんだよね。」
「そうなんだ。」
「練習は辛い。けど楽しい時間はあっという間。この楽しい時間のためにたくさん辛抱してきたよね俺たち。」
「、、。そうだな!」
「あぁ。早く吹きたい。
けど終わってほしくないなぁ。」
この時間が永遠に続けばいいのにな。
前日の夜に若菜と色々あり迎えた大会の朝。
少し朝に挨拶した程度だが
若菜はどう思ってるのか、前日のこと。
もしかしてなんとも思ってない?
いやいや、今は大会集中だ!
現在、北浜は楽器を積み込み終わり、運んでもらいバスに全員で移動している。
雨宮は窓際で外を眺めながらぼーとしていた。
部員全員はゆっくりしている人。
喋ってる人。寝てる人。
それぞれ時間を過ごしていた。
すると時田先輩の話し声が後ろの席から聞こえてきた。
「本当にやめてよ。最後の最後まで忘れ物って最悪だよ。」
市ノ瀬先輩が怒ってる。
朝、時田先輩はリードがないことに気づき
部員全員で急いで探したのだが3分くらいしたらポケットから見つかったのだ。
「そうだそうだ。」
「アホ。」
「バカ!」
「ハゲ!」
「ハゲって誰が言った?」
あいからわずいつもと場所は違うのに
バスの中はいつもの北浜高校だ。
「あ、名古屋城。」
「ん?お、本当だ。」
隣に座ってた小林が窓から見つけた。
雨宮も反応する。
「行ったことある?」と雨宮は質問する。
「うん。といっても前に家族旅行で通っただけだけど。」
「誰の城なんだっけ?」
「家康。徳川家康。」
「おぉ。詳しいな。」
「別にこれくらい普通だと思うけど。」
「う、歴史苦手だし。」
「昔の人は偉大だよ。
よく建てたよね。」
「そうだな。」
「家康は天下人。
その時を辛抱強く待って天下をとってすぐ亡くなっちゃうんだよね。」
「そうなんだ。」
「練習は辛い。けど楽しい時間はあっという間。この楽しい時間のためにたくさん辛抱してきたよね俺たち。」
「、、。そうだな!」
「あぁ。早く吹きたい。
けど終わってほしくないなぁ。」
この時間が永遠に続けばいいのにな。
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