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北浜高校の定期演奏会

新体制の初の演奏会

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「と言うわけで、、定期演奏会の曲決めなんだけど、、どうしようか?」

「え?2人で決めるんですか?」

季節は全国大会が終わり、12月。
今年も残りわずか。
なんだけど、、、。

杉山先輩が雨宮に話してきた。
毎年北浜は三月の中旬に毎年定期演奏会を行なっている。
卒業式が終わって入試も終わって学生達は春休みにはいる。
場所は北浜高校の体育館を使って演奏をする。

「いや、、まだみんなには話してないけどね。準備は早くやるに越したことはないからね。」

「そうですね。」

「雨宮は今の一年生の中で1番コミュニケーション取れるだろう。だからみんなにさりげなく聞いてみてくれないかな?なるべく今週。」

「は、、はい。わかりました。じゃあ、小林や若菜、梓にも伝えないと、、。」

「たのんだよ。」

「でもそれだったら小林とか若菜の方がいいんじゃないですか?」

「いや、これは雨宮の部活の立場だからお願いできるんだよ。なんか頼みやすいんだよな。」

「う、、それっていいようの使われてるような、、」

「いやいや!違う違う。
小林と若菜とかは演奏レベルは高いんだけどみんなを引っ張ってくるとかワイワイやろうぜっていうタイプではないだろ。
他は、、ちょっと無理だし。」

「あはは、、まぁ消去法で俺ですかね。」

「まぁ雨宮は誰からも部内の人間と仲良くやれてるから意見を聞き出しやすいのは一番たけてると思う。」

「わかりました。やってみます。」

「さすが!未来の部長!」

「部長はやりません、、、。」




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