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第十一楽章 目指した先には
入学してしばらく経った頃⑦
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「なぁ、原田。」
「ん?なんだよ野俣?」
「勝負だ!」
「臨むところだ!」
原田と野俣。
吹奏楽部一年生でパーカッションになった。
「今日も勝負だ。」
「よーいどん!」
もちろんゲームセンターのリズムゲームで。
リズムに合わせて太鼓を叩いて得点を競うゲームだ。
最近の曲やオーケストラ曲やゲーム音楽など幅広い曲が収録されているため一緒に遊んだりするにはもってこいのゲームだ。
「あーあ!!」
「よし!!」
「スコアは、、、あーくそ!!引き分けか。」
「やるなぁ野俣。この曲俺得意なのに。」
「ははは原田氏もまだまだですなぁ。
なぁ早くドラムやらしてくれるといいなぁ。俺やりたいんだけど。」
「それは仕方ないだろ。まだ基礎ばっかりだな。」
「早くドラム練習させてくれないかなぁ。」
「はははまだ無理だろ?」と原田は笑う。
野俣と原田は同じクラス。
なぜこの2人が仲良くなったのかというのはあるきっかけがある。
あれは入学して次の日の昼休みだったよな。
原田はいつも通りスマホでリズムゲームをしていた。
「よし、フルコン。」
「何してんの?」
「え?あ、えーと。」
「あそこの席の野俣。」
「あぁ。野俣くんか。ど、どうしたの?」
話しかけられた。だいたい後ろの席や隣の席のクラスメイトとは喋ったのだがまだなれない。
「あ、、いやぁこれはそのゲーム?」
「ゲーム?」
しまった、興味ないか。
「、、実はその、、」
「へぇー、俺もそれやってるぜ!」
「え?まじ?」
「おうフレンドコード交換しようぜ。」
「え、あ、うん。これいいよね。たくさん曲入ってるしキャラもいいやつ多いし。」
「おうおう!最近のアップデート情報見た?熱いよな?」
「あ、わかるぜ!それ!他にも、、、
あれ俺ら初めて喋ったよな?」
「あ、、。」と野俣。
「あ、、。」と原田。
そんなこんなで2人で仲良くなって喋るようになって今に至る。
そしてある日のこと。
原田と野俣は屋上にいた。
「なぁ、、原田?」
「ん?」
「部活どうする?」
「うーん。まぁゲームできなくなるのやだなぁ。」
「たしかに。ははは!」
「ねぇ!君たち!」
「はい?」
原田と野俣は隣同士で座って画面に夢中。
突如2人の会話に入ってきた人がいた。
2人はその方向を見る。
「僕らですか?」
「うん。僕は木村。ねぇ?それよりもっと面白いやつやらない?」
「え?」と2人は驚いた。
そうこのときに幸運なのか不幸なのかこの人に会ったのが全ての始まり。
そして2人は強制的に捕まり連行され
北浜高校吹奏楽部に毎日通うことになる。
「やっぱり俺あの人のこと好きになれんわ。」
原田はつぶやく。
「同じく。」
そして野俣はため息をつく。
「ん?なんだよ野俣?」
「勝負だ!」
「臨むところだ!」
原田と野俣。
吹奏楽部一年生でパーカッションになった。
「今日も勝負だ。」
「よーいどん!」
もちろんゲームセンターのリズムゲームで。
リズムに合わせて太鼓を叩いて得点を競うゲームだ。
最近の曲やオーケストラ曲やゲーム音楽など幅広い曲が収録されているため一緒に遊んだりするにはもってこいのゲームだ。
「あーあ!!」
「よし!!」
「スコアは、、、あーくそ!!引き分けか。」
「やるなぁ野俣。この曲俺得意なのに。」
「ははは原田氏もまだまだですなぁ。
なぁ早くドラムやらしてくれるといいなぁ。俺やりたいんだけど。」
「それは仕方ないだろ。まだ基礎ばっかりだな。」
「早くドラム練習させてくれないかなぁ。」
「はははまだ無理だろ?」と原田は笑う。
野俣と原田は同じクラス。
なぜこの2人が仲良くなったのかというのはあるきっかけがある。
あれは入学して次の日の昼休みだったよな。
原田はいつも通りスマホでリズムゲームをしていた。
「よし、フルコン。」
「何してんの?」
「え?あ、えーと。」
「あそこの席の野俣。」
「あぁ。野俣くんか。ど、どうしたの?」
話しかけられた。だいたい後ろの席や隣の席のクラスメイトとは喋ったのだがまだなれない。
「あ、、いやぁこれはそのゲーム?」
「ゲーム?」
しまった、興味ないか。
「、、実はその、、」
「へぇー、俺もそれやってるぜ!」
「え?まじ?」
「おうフレンドコード交換しようぜ。」
「え、あ、うん。これいいよね。たくさん曲入ってるしキャラもいいやつ多いし。」
「おうおう!最近のアップデート情報見た?熱いよな?」
「あ、わかるぜ!それ!他にも、、、
あれ俺ら初めて喋ったよな?」
「あ、、。」と野俣。
「あ、、。」と原田。
そんなこんなで2人で仲良くなって喋るようになって今に至る。
そしてある日のこと。
原田と野俣は屋上にいた。
「なぁ、、原田?」
「ん?」
「部活どうする?」
「うーん。まぁゲームできなくなるのやだなぁ。」
「たしかに。ははは!」
「ねぇ!君たち!」
「はい?」
原田と野俣は隣同士で座って画面に夢中。
突如2人の会話に入ってきた人がいた。
2人はその方向を見る。
「僕らですか?」
「うん。僕は木村。ねぇ?それよりもっと面白いやつやらない?」
「え?」と2人は驚いた。
そうこのときに幸運なのか不幸なのかこの人に会ったのが全ての始まり。
そして2人は強制的に捕まり連行され
北浜高校吹奏楽部に毎日通うことになる。
「やっぱり俺あの人のこと好きになれんわ。」
原田はつぶやく。
「同じく。」
そして野俣はため息をつく。
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