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第八楽章 東海大会編

本番まで

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「よし着いた。」

北浜高校吹奏楽部はバスから降り
会場の外にいた。

「お、みろよ雨宮。明光ヶ丘だぜ。」

日明先輩が雨宮に話しかけてくる。
指を刺してる方向には誰もが知ってる名門校の姿があった。

「本当だ。名門校って感じですね。」

綺麗な白い服の制服。
肩には学校のエンブレムがついている。

「それに海星女子もいる。
やっぱり東海大会。凄い!」

絢辻も周りを見てワクワクしている様子だ。
絢辻は緊張とは無縁のタイプのようだ。

それに菊川や静名学園やもいる。

「ああああ、、、。ついにきちゃった、、、、、やばいやばいやばいやばい。」

「おい、大海!お前緊張しすぎだろ。」

「は、はぁ?別に緊張してないし!」

「俺も緊張してきた。」

え?時田先輩も。

「ねぇ、洸。自販機どこにあるか知らない?飲み物買ってきたいんだけど。」

「え?なんでこんなときに。」

全員自由すぎるだろ。
もうやめろ。
てかなんか他校の生徒こっち見てるし。

「おい大海やめろ。周りの目が痛い。」

「いい加減落ち着けお前ら!」

中畑先輩に一喝されてしまった。

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