162 / 572
第六楽章 北浜高校の夏合宿
10回中1回目
しおりを挟む
自由曲、星の旅。
最後のフィナーレ全員指揮を見る。
栗本先生の高く突き上げた拳に全員の音が
向かい最高潮に達しフィナーレを迎えた。
「はい。」
栗本先生は全員に楽器を下ろさせる。
「まだ全体的に音の取り方が甘い。
フィナーレに向かうんだからもっと最高潮に。」
「はい!」
「中音。もっと音だして、」
「はい!」
「低音はもっと下から支える。
高音はメロディーを吹くときはとにかく目立って。気持ちで負けてますよ。」
「はい!」
「では5分パートごとに話し合ってください。そしたら2回目行きます。」
「はい!」
これが後9回、もつかな。
雨宮は不安しかない。
だけど今日、全体練習をやって気づいた。
みんななんか違う。
「ねぇ、雨宮くんってそんな音してたっけ?」
篠宮先輩は雨宮に聞いてくる?
「え?なんか不味かったですかね?」
「いや、よくなってるよ。
ただ、、、」
「え?」
「周りとあってない。」
「え?」
篠宮先輩に急に話を振られてびっくりしたが
一体どういうことだろうか。
「では今度、フルートのソロは野末から横山に変えていきます。3回目は小林。ローテーションで回していきます。」
「はい!」
フルートの三人はおおきく返事をした。
最後のフィナーレ全員指揮を見る。
栗本先生の高く突き上げた拳に全員の音が
向かい最高潮に達しフィナーレを迎えた。
「はい。」
栗本先生は全員に楽器を下ろさせる。
「まだ全体的に音の取り方が甘い。
フィナーレに向かうんだからもっと最高潮に。」
「はい!」
「中音。もっと音だして、」
「はい!」
「低音はもっと下から支える。
高音はメロディーを吹くときはとにかく目立って。気持ちで負けてますよ。」
「はい!」
「では5分パートごとに話し合ってください。そしたら2回目行きます。」
「はい!」
これが後9回、もつかな。
雨宮は不安しかない。
だけど今日、全体練習をやって気づいた。
みんななんか違う。
「ねぇ、雨宮くんってそんな音してたっけ?」
篠宮先輩は雨宮に聞いてくる?
「え?なんか不味かったですかね?」
「いや、よくなってるよ。
ただ、、、」
「え?」
「周りとあってない。」
「え?」
篠宮先輩に急に話を振られてびっくりしたが
一体どういうことだろうか。
「では今度、フルートのソロは野末から横山に変えていきます。3回目は小林。ローテーションで回していきます。」
「はい!」
フルートの三人はおおきく返事をした。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
痴漢から始まる俺たちの青春ラブコメ (いやっ、始まんな!)
かるびーえーる
青春
『キャー!! この人、とっても痴漢ですっ!!』
人生でこんな台詞をJKに言われたことがある奴はいったいどれだけいるのだろう。
少なくとも前世で余程の悪行を働いていない限りはこんなレアな台詞を言われることはそうそう無いだろう。そしてそんなレアな台詞を宣うレアキャラが平々凡々な俺に付き纏って来るなんてさらにあり得ないレア展開だろう。そんな痴漢常習者の俺が繰り広げるピンクな青春ラブコメである。
『いや、俺は痴漢常習者じゃないし、冤罪だからな!』
これはそんな痴漢認定された俺が繰り広げる悪夢のようなラブコメである。
※小説家になろう様、ノベルアッププラス様でも公開中です。
火花 ~ハラカラ五分の四~
hakusuya
青春
両親を知らず母方祖父と叔父一家に育てられた鮎沢火花は、高校一年生の終わり、父方一族の存在を知らされる。余命が短い父方祖父の後継として離れ離れになっていたきょうだいと共同生活をすることになった火花は、恋焦がれた女子たちとの関係を清算して。生まれ育った地に別れを告げた。(故郷 佐原編)
裕福な子女が通う私立高校に転校し、地味で目立たない男子として学園デビューを果たした火花は、姉妹との関係を公にしないまま未知の学園生活に身を置いた。(御堂藤学園二年生編)
坊主頭の絆:学校を変えた一歩【シリーズ】
S.H.L
青春
高校生のあかりとユイは、学校を襲う謎の病に立ち向かうため、伝説に基づく古い儀式に従い、坊主頭になる決断をします。この一見小さな行動は、学校全体に大きな影響を与え、生徒や教職員の間で新しい絆と理解を生み出します。
物語は、あかりとユイが学校の秘密を解き明かし、新しい伝統を築く過程を追いながら、彼女たちの内面の成長と変革の旅を描きます。彼女たちの行動は、生徒たちにインスピレーションを与え、更には教師にも影響を及ぼし、伝統的な教育コミュニティに新たな風を吹き込みます。
吹奏楽の甲子園
みこと
青春
私は高校生の時、吹奏楽部に所属していました。
担当楽器はトランペット。
そして、その吹奏楽部の最大の目標が。
『吹奏楽コンクール全国大会金賞』
でした。
中学生、高校生の吹奏楽部による吹奏楽コンクールの全国大会は、30年以上同じ会場で開催されていました。
高校球児が甲子園を目指すように、その会場を目指す中高生の姿により、いつしかその会場は「吹奏楽の甲子園」と呼ばれるようになりました。
全国大会は10月の終わりから11月の初め頃に開催されますが、予選は7月から8月に開催されます。
本作は、全国大会を目指す主人公の夏の物語です。
【完結】さよなら、私の愛した世界
東 里胡
青春
十六歳と三ヶ月、それは私・栗原夏月が生きてきた時間。
気づけば私は死んでいて、双子の姉・真柴春陽と共に自分の死の真相を探求することに。
というか私は失くしたスマホを探し出して、とっとと破棄してほしいだけ!
だって乙女のスマホには見られたくないものが入ってる。
それはまるでパンドラの箱のようなものだから――。
最期の夏休み、離ればなれだった姉妹。
娘を一人失い、情緒不安定になった母を支える元家族の織り成す新しいカタチ。
そして親友と好きだった人。
一番大好きで、だけどずっと羨ましかった姉への想い。
絡まった糸を解きながら、後悔をしないように駆け抜けていく最期の夏休み。
笑って泣ける、あたたかい物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる