あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第五楽章 北浜高校のリベンジの夏

番外編 レディースサイド

「ちゃんと買ってくるかな｡」と絢辻明｡

「どうかな～男子だしね。」と百瀬梓｡

じゃんけんで勝った女子たちは涼しい家の中でゆっくり休憩していた。

「朝花こんな暑い中、外に出たら朝花溶けちゃうよ｡」
朝花は暑さに弱いようだ｡

「朝花ちゃんはインドアだもんね。
若菜が夏休みお世話するからね。」

若菜は朝花の頭を撫でる｡

「二人とも仲良いよね。いいな双子って｡」

それをみていた絢辻が二人を羨ましそうに言った。

「明ちゃん兄弟いるの？」と若菜が聞く｡

「お兄ちゃんがいるかな。でも年も離れててもう社会人で東京にいるから随分あってないかな。」

「そうなんだ｡梓ちゃんと優ちゃんは？」

若菜は二人にも聞く｡

「私は大学生のお姉ちゃんと中学2年の弟｡
弟は生意気だけどね。3人仲良いよ。」

優実は3人兄弟の真ん中だそうだ｡

「私は兄がいるよ。」

梓は若菜に返事する。

「みんな仲良いんだね。みんな仲良い？」

「全然｡毎日喧嘩ばっかり｡うるさいよ。」と
優実は話す｡

「特に喋んないかな｡まぁでも見たい映画とかあったら一緒に行くくらいかな｡」
と梓は話す｡
しかし優美が驚く。

「えーーー。考えられない｡梓ちゃん仲良いね。私、弟と映画とか絶対無理｡」

「そう？」

「あははは｡」と若菜と朝花は笑う。

ガールズトークで盛り上がる。

「ねぇねぇ。また女子でどこかあそびにいかない？」

すると優美が四人に提案する。

「いいねぇ。行こう行こう。」と絢辻が。

「その前にテスト乗り越えないとね。」
と朝花が釘を刺す｡

「それ言わないでよ、、、」

すると玄関から音がする。

「ただいまー｡買ってきたよ。」
と雨宮の声がする。

「はーーい。」　女子全員で返事する。


またお互い仲良くなれたような気がした。