43 / 572
第三楽章 新生北浜高校吹奏楽部
どっちにしようか。
しおりを挟む
大海は雨宮と分かれてサックスパートの先輩たちと練習していた。
サックスのメンバーは4人いた。
アルトサックスが若菜、テナーサックスが部長の中畑先輩、そしてバリトンサックスが大海ともう1人の先輩、2年生の時田誠也先輩だった。
楽器室に入りバリトンサックスが二つほど置いてあり中畑部長と時田先輩が一つずつ取り出す。
「大崎さんは自分の楽器を使うとして、大海くんはうちのいる楽器使っていいからね。どっち使う?」
「どっちがいいですかね?」と大海が質問する。
すると同じ楽器の時田先輩が
「左が少し前のやつ。少し年季は入ってるかな。右が最近あたらしく楽器室に保管されたやつ。どちらか吹いてみて吹きやすい方でいいと思うけどな。」
「わかりました。じゃあ吹いてみようかな。」と大海はドキドキしながら楽器を持つ。
すると時田先輩は一つの木の薄片を大海に差し出す。
「リード。これ使いなよ。」
「これなんですか?」と大海は質問する。
「リード。木管楽器はこれを使うんだ。唇の振動をこのリードに伝えて楽器に流れて音が出るんだ。これがないと吹けないんだよ。」
すると時田先輩は大海が持っていたバリトンサックスの唇をつけるところを慣れた手つきでリードを装着した。
「とりあえずこれで吹いてみて。」
「ありがとうございます。」
大海は少し音を出してみて指を動かしてみた。手にずっしりとした感覚。
少し楽器を吹いてる自分に少し嬉しくなった。
「これにします!」
どうやら即決したらしい。
「わかった。じゃあそれにしよう。」
時田先輩が安心したように返事をした。
すると若菜が
「それでいいの?」と質問する。
すると大海は
「なんかビビッと来たんだよね。」
と返事をした。
どうやら彼の中で左の年季の入ったバリトンサックスがしっくり来たようだ。
サックスのメンバーは4人いた。
アルトサックスが若菜、テナーサックスが部長の中畑先輩、そしてバリトンサックスが大海ともう1人の先輩、2年生の時田誠也先輩だった。
楽器室に入りバリトンサックスが二つほど置いてあり中畑部長と時田先輩が一つずつ取り出す。
「大崎さんは自分の楽器を使うとして、大海くんはうちのいる楽器使っていいからね。どっち使う?」
「どっちがいいですかね?」と大海が質問する。
すると同じ楽器の時田先輩が
「左が少し前のやつ。少し年季は入ってるかな。右が最近あたらしく楽器室に保管されたやつ。どちらか吹いてみて吹きやすい方でいいと思うけどな。」
「わかりました。じゃあ吹いてみようかな。」と大海はドキドキしながら楽器を持つ。
すると時田先輩は一つの木の薄片を大海に差し出す。
「リード。これ使いなよ。」
「これなんですか?」と大海は質問する。
「リード。木管楽器はこれを使うんだ。唇の振動をこのリードに伝えて楽器に流れて音が出るんだ。これがないと吹けないんだよ。」
すると時田先輩は大海が持っていたバリトンサックスの唇をつけるところを慣れた手つきでリードを装着した。
「とりあえずこれで吹いてみて。」
「ありがとうございます。」
大海は少し音を出してみて指を動かしてみた。手にずっしりとした感覚。
少し楽器を吹いてる自分に少し嬉しくなった。
「これにします!」
どうやら即決したらしい。
「わかった。じゃあそれにしよう。」
時田先輩が安心したように返事をした。
すると若菜が
「それでいいの?」と質問する。
すると大海は
「なんかビビッと来たんだよね。」
と返事をした。
どうやら彼の中で左の年季の入ったバリトンサックスがしっくり来たようだ。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる