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第三楽章 新生北浜高校吹奏楽部
担当楽器は何だろうか。④
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「よし!じゃあ木管は5名!」
10人中5人は木管か。まぁこんなもんか。
「まずフルートから。小林くん。」
「はい。」と小林は返事をする。
まぁここは順当だろ。
あの藤浜中でフルートをやってたんだ。当然だろう。しかもフルートはソロも多いし目立つ。
「次、クラリネット百瀬梓。」
「はい。」よしっ。と小さくガッツポーズをした。よほど嬉しかったんだろう。
「バスクラリネット。伊藤愛斗。」
「はい。」返事する。初心者の伊藤はバスクラリネットになったらしい。
すると伊藤は隣の小林の耳元にこそこそ聞こえないように話をする。
すると小林はバスクラリネットの方を指差し伊藤は指を刺した方向を見た。がっかりしたように雨宮は見えたが見て見ぬふりをした。
まぁ最初の楽器選びはこんな感じだ。
「サックスは2人。アルトサックスは大崎若菜。バリトンサックスは松山大海。」
「はい。」2人そろえて返事をする。
「やったぜぇ!サックスだよ。」
と大海。
「よかったな。」雨宮は嬉しそうな大海に返事をする。第一希望が通ったみたいだ。
バリトンサックスは先輩もいるし初心者の
大海は安心だろう。
「アルトサックスで良かったな。大崎。」
「当然でしょ。私以外誰がやるの?」
「すごい自信だな。分けて欲しいわ。」
こいつの自信はどこから来るのか。天才なのか度胸があるのか。
「じゃあ次、金管から行こう。トランペットは金子英介。」
「はい。」と金子は返事する。
これであと4人。
「トロンボーンは川口優実。川口さんにはユーフォニアムもたまにやってもらうかもしれないからそのつもりで。」
「はい!わかりました。」
掛け持ちか。まぁトロンボーンとユーフォニアムはありだな。C菅だし。ただ管とレバーが違うだけか。
「そして最後はホルン。雨宮洸。」
「はい!」と大きく返事をする。
まぁ他の楽器もありだけど。でもほっと一安心だ。
「よし!ホルン確保!」と篠宮先輩が。
そんなに嬉しかったのか。
「パーカッションは2人。大崎朝花と絢辻明!」
「はい!」と
元気な声と小さい声が混じり合う。
朝花は少し安心したようで、綾辻はガッツポーズしていた。
「昨日見た感じで選ばせてもらったかな。もちろんあってなかったら変更するし変えなかったりする。でもどんな楽器でも案外やると好きになるよ。じゃあ一年生に少しテストを受けてもらおうかな。」
「テストですか?」と
若菜が栗本先生に返事する。
「そう!テストをちょっとしようかな。
みんなはカラオケって好き?」
「えっ?」一年生がみんな驚く。
入部から2日目、初めて声が揃ったような気がした。
10人中5人は木管か。まぁこんなもんか。
「まずフルートから。小林くん。」
「はい。」と小林は返事をする。
まぁここは順当だろ。
あの藤浜中でフルートをやってたんだ。当然だろう。しかもフルートはソロも多いし目立つ。
「次、クラリネット百瀬梓。」
「はい。」よしっ。と小さくガッツポーズをした。よほど嬉しかったんだろう。
「バスクラリネット。伊藤愛斗。」
「はい。」返事する。初心者の伊藤はバスクラリネットになったらしい。
すると伊藤は隣の小林の耳元にこそこそ聞こえないように話をする。
すると小林はバスクラリネットの方を指差し伊藤は指を刺した方向を見た。がっかりしたように雨宮は見えたが見て見ぬふりをした。
まぁ最初の楽器選びはこんな感じだ。
「サックスは2人。アルトサックスは大崎若菜。バリトンサックスは松山大海。」
「はい。」2人そろえて返事をする。
「やったぜぇ!サックスだよ。」
と大海。
「よかったな。」雨宮は嬉しそうな大海に返事をする。第一希望が通ったみたいだ。
バリトンサックスは先輩もいるし初心者の
大海は安心だろう。
「アルトサックスで良かったな。大崎。」
「当然でしょ。私以外誰がやるの?」
「すごい自信だな。分けて欲しいわ。」
こいつの自信はどこから来るのか。天才なのか度胸があるのか。
「じゃあ次、金管から行こう。トランペットは金子英介。」
「はい。」と金子は返事する。
これであと4人。
「トロンボーンは川口優実。川口さんにはユーフォニアムもたまにやってもらうかもしれないからそのつもりで。」
「はい!わかりました。」
掛け持ちか。まぁトロンボーンとユーフォニアムはありだな。C菅だし。ただ管とレバーが違うだけか。
「そして最後はホルン。雨宮洸。」
「はい!」と大きく返事をする。
まぁ他の楽器もありだけど。でもほっと一安心だ。
「よし!ホルン確保!」と篠宮先輩が。
そんなに嬉しかったのか。
「パーカッションは2人。大崎朝花と絢辻明!」
「はい!」と
元気な声と小さい声が混じり合う。
朝花は少し安心したようで、綾辻はガッツポーズしていた。
「昨日見た感じで選ばせてもらったかな。もちろんあってなかったら変更するし変えなかったりする。でもどんな楽器でも案外やると好きになるよ。じゃあ一年生に少しテストを受けてもらおうかな。」
「テストですか?」と
若菜が栗本先生に返事する。
「そう!テストをちょっとしようかな。
みんなはカラオケって好き?」
「えっ?」一年生がみんな驚く。
入部から2日目、初めて声が揃ったような気がした。
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