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第三楽章 新生北浜高校吹奏楽部
担当楽器はなんだろうか。③
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先輩たちも一年生も集まり、皆が席につく。
吹奏楽部の部室は音楽の授業で使われることなく、音楽室は雨宮のクラスがある本校舎の三階に位置する。
ここは吹奏楽部専用の部室であり木管楽器から金管楽器、ドラム、ティンパニーなど吹奏楽部の使用する道具だけが置かれている。
「よし!じゃあ全員揃ったのかな?」
と中畑先輩が譜面代のところに座り点呼を取る。
その隣に副部長の原田先輩と篠宮先輩が座る。
アンバランスな3人だが堂々と前を向いている。
「金管揃ってるよ。」と金管部長の有村先輩が返事する。
「パーカスも木管もいるね。」とクラリネットの中山先輩と有村先輩に続いて返事する。
「よしじゃあ全員起立。今から部活を始めます。」中畑さんの号令がかかる。
「よろしくお願いします。」と全員で返事をする。雨宮も大きな声で返事をする。
「席について!今日は待ちに待った楽器発表なんだけど栗本先生が着いたら発表するって言ってたからどうしようかな、。」と中畑先輩が呟いていると。
扉がガラガラと開き栗本先生が入ってきた。「ごめんごめん。お待たせ。今年のコンクールの譜面を一年生の分もまとめて印刷してきたから」
「すみません。先生ありがとうございます。いいよいいよ。さぁはじめようか。号令はいいから。」とすぐさま栗本先生は譜面台のところに着き中畑先輩の隣に座った。
栗本先生が着き篠宮先輩が
「じゃあ私書記やるね。」と中畑先輩に伝える。
こくりと頷き中畑先輩は前を向いた。
「えーとじゃあ楽器を昨日ある程度拭いてもらって僕なりに決めさせてもらったかな。誰から行く?」とニヤッと笑い一年生の方を見た。先輩たちがニヤニヤしている。
絶対何か仕組まれてるだろと雨宮は疑う。
「昨日の順番でいいんじゃない?」と雨宮の隣の大海は一年生に全員に言う。
「へーどうする?」と絢辻が。
「えー緊張する。」と女子が。
「はははっ。3年間その楽器なんだからな。そりゃもう運命の相手みたいなもんでしょ。」とトロンボーンを持ってる早乙女先輩が言う。
「まぁじゃあ埒があかないしな。発表するよ。木管楽器から行こう。」
栗本先生が読み上げる。
まぁ3年間やると決めたんだ。どんな結果でも構わないぞと雨宮は身構えた。
吹奏楽部の部室は音楽の授業で使われることなく、音楽室は雨宮のクラスがある本校舎の三階に位置する。
ここは吹奏楽部専用の部室であり木管楽器から金管楽器、ドラム、ティンパニーなど吹奏楽部の使用する道具だけが置かれている。
「よし!じゃあ全員揃ったのかな?」
と中畑先輩が譜面代のところに座り点呼を取る。
その隣に副部長の原田先輩と篠宮先輩が座る。
アンバランスな3人だが堂々と前を向いている。
「金管揃ってるよ。」と金管部長の有村先輩が返事する。
「パーカスも木管もいるね。」とクラリネットの中山先輩と有村先輩に続いて返事する。
「よしじゃあ全員起立。今から部活を始めます。」中畑さんの号令がかかる。
「よろしくお願いします。」と全員で返事をする。雨宮も大きな声で返事をする。
「席について!今日は待ちに待った楽器発表なんだけど栗本先生が着いたら発表するって言ってたからどうしようかな、。」と中畑先輩が呟いていると。
扉がガラガラと開き栗本先生が入ってきた。「ごめんごめん。お待たせ。今年のコンクールの譜面を一年生の分もまとめて印刷してきたから」
「すみません。先生ありがとうございます。いいよいいよ。さぁはじめようか。号令はいいから。」とすぐさま栗本先生は譜面台のところに着き中畑先輩の隣に座った。
栗本先生が着き篠宮先輩が
「じゃあ私書記やるね。」と中畑先輩に伝える。
こくりと頷き中畑先輩は前を向いた。
「えーとじゃあ楽器を昨日ある程度拭いてもらって僕なりに決めさせてもらったかな。誰から行く?」とニヤッと笑い一年生の方を見た。先輩たちがニヤニヤしている。
絶対何か仕組まれてるだろと雨宮は疑う。
「昨日の順番でいいんじゃない?」と雨宮の隣の大海は一年生に全員に言う。
「へーどうする?」と絢辻が。
「えー緊張する。」と女子が。
「はははっ。3年間その楽器なんだからな。そりゃもう運命の相手みたいなもんでしょ。」とトロンボーンを持ってる早乙女先輩が言う。
「まぁじゃあ埒があかないしな。発表するよ。木管楽器から行こう。」
栗本先生が読み上げる。
まぁ3年間やると決めたんだ。どんな結果でも構わないぞと雨宮は身構えた。
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