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第二楽章 久しぶり吹奏楽部
指揮者の先生
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「さてと、一年生の皆さん。こんにちは!」
体格の良いがっしりとした先生が一年生を見て挨拶をする。
「北浜高校吹奏楽部の指揮者、演奏指導してる栗本と言います。よろしく!」
「よろしくお願いします!」と一年生が返事をする。まだバラバラで返事も揃ってなく個人個人が自分のペースで返事をする。
先輩たちは声を揃えて返事をするが。
「で、なんで二年生と三年生も返事するんだよ。普通、一年生だけだろ。」
「いやぁなんとなく?」
と二年生と三年生の男子の先輩たちが返事する。多分盛り上げてくれてるのだろうか。
「まぁいいや。軽く自己紹介を。北浜高校の吹奏楽部を今年で六年目かな。見させてもらってます。演奏はチューバを吹いてます。静岡のオーケストラに所属してて、様々な学校で演奏指導させてもらってます!
趣味はアウトドアとかバーベキューとか。あとスポーツ観戦も好きなんでよろしく!」
栗本先生は明るくてフレンドリーな先生のようだ。
すると部室の扉がガラガラっと音を立てて2人の先生が入ってくる。1人は60代くらいのおじいちゃん先生。もう1人は40代半ばくらいの先生だろうか。女教師が入ってきた。
まぁ年齢は聞くと失礼なくらいわかってるので雨宮は聞かないが。
「栗本先生!もう始めてる?」
「はい。あっ。せっかくなんで2人とも自己紹介を!」
「おっ!そうだった。一年生のみんなは会った人もいるかもしれないけど一応。数学の担当してる川村です!学生の時はトロンボーンやってました。僕は音楽指導できないけどみんなのことをサポートしてくから。朝礼の時、校歌の指揮や栗本先生不在の時はなるべく私が出るようにするから。」
どうやらサポートの先生のようだ。中学の時は外部の先生ではなく教師の先生が指揮を振って演奏指導していたので雨宮にとっては新鮮な気持ちだった。
「じゃあ!次!田中先生!面白いの頼むよ。」
「ちょっと無茶振りやめてくれません!
もう。川村先生ったら。副顧問の田中です。部費とかの管理してます。よろしくお願いします。私も昔ケラリネットやってました。この学校に勤めて10年かな。川村先生は20年になります。よろしくお願いします。」
パチパチと大きく拍手する。
「やべぇ部費とかあるだったな。忘れてた。また月々の支払いが始まる。」雨宮はぼそっとつぶやく。
栗本先生は
「川村先生!田中先生ありがとうございます!じゃあ早速、楽器説明を三年生と2年生にしてもらって楽器決めていこうかな。部長!頼んだよ。」
「わかりました。じゃあみんな席ついて!」
楽器説明から楽器決め。
どれにしようか何にしようか。
雨宮の本命は決まっているがさてどうなるか。
体格の良いがっしりとした先生が一年生を見て挨拶をする。
「北浜高校吹奏楽部の指揮者、演奏指導してる栗本と言います。よろしく!」
「よろしくお願いします!」と一年生が返事をする。まだバラバラで返事も揃ってなく個人個人が自分のペースで返事をする。
先輩たちは声を揃えて返事をするが。
「で、なんで二年生と三年生も返事するんだよ。普通、一年生だけだろ。」
「いやぁなんとなく?」
と二年生と三年生の男子の先輩たちが返事する。多分盛り上げてくれてるのだろうか。
「まぁいいや。軽く自己紹介を。北浜高校の吹奏楽部を今年で六年目かな。見させてもらってます。演奏はチューバを吹いてます。静岡のオーケストラに所属してて、様々な学校で演奏指導させてもらってます!
趣味はアウトドアとかバーベキューとか。あとスポーツ観戦も好きなんでよろしく!」
栗本先生は明るくてフレンドリーな先生のようだ。
すると部室の扉がガラガラっと音を立てて2人の先生が入ってくる。1人は60代くらいのおじいちゃん先生。もう1人は40代半ばくらいの先生だろうか。女教師が入ってきた。
まぁ年齢は聞くと失礼なくらいわかってるので雨宮は聞かないが。
「栗本先生!もう始めてる?」
「はい。あっ。せっかくなんで2人とも自己紹介を!」
「おっ!そうだった。一年生のみんなは会った人もいるかもしれないけど一応。数学の担当してる川村です!学生の時はトロンボーンやってました。僕は音楽指導できないけどみんなのことをサポートしてくから。朝礼の時、校歌の指揮や栗本先生不在の時はなるべく私が出るようにするから。」
どうやらサポートの先生のようだ。中学の時は外部の先生ではなく教師の先生が指揮を振って演奏指導していたので雨宮にとっては新鮮な気持ちだった。
「じゃあ!次!田中先生!面白いの頼むよ。」
「ちょっと無茶振りやめてくれません!
もう。川村先生ったら。副顧問の田中です。部費とかの管理してます。よろしくお願いします。私も昔ケラリネットやってました。この学校に勤めて10年かな。川村先生は20年になります。よろしくお願いします。」
パチパチと大きく拍手する。
「やべぇ部費とかあるだったな。忘れてた。また月々の支払いが始まる。」雨宮はぼそっとつぶやく。
栗本先生は
「川村先生!田中先生ありがとうございます!じゃあ早速、楽器説明を三年生と2年生にしてもらって楽器決めていこうかな。部長!頼んだよ。」
「わかりました。じゃあみんな席ついて!」
楽器説明から楽器決め。
どれにしようか何にしようか。
雨宮の本命は決まっているがさてどうなるか。
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