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第一楽章 始まりの日
部活動入部届②
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別校舎にある吹奏部の部室がある2階を目指し階段前にある人物がいた。
「同じクラスの小林じゃないか?」
「あっ本当だ。」
「大海。よくわかるな。」
「俺、クラスメイトの顔はすぐ覚えられるんだ。だから社会人になっても苦労はしないと思う。」
「嫌なスキルだな。」
小林はそのまま階段を登る。
俺たちに気付いてないのか。一人で部室に入っていく。
洸と大海も二人でそのまま追いかける。
部室に入ると数名の生徒がそれぞれ楽器のところで体験ブース的な感じでやっていた。
もう3日前だからだろうか。コンタート前に比べると人は少なくなっていた。
小林はもうすでにフルートのブースに行っており2人は扉前でどこにいくか悩み中だった。
「おっ!新入生!来たね。あれ君、確か。」
見たことない先輩だった。
背は高くドラムスティックを二本持っていた。パーカッションの先輩だろうか。
「どうも。」
「今日、どうする?といっても経験者だもんな。そうだ一緒に曲でも吹く?」
これでは前と変わらない。
「すみません。俺今日は話を聞きにきたんです。」
「ん?そうなの?」
「目標を聞きにきたんです。北浜は吹奏楽のコンクールでもそこまで強くないですよね。去年は県大会でダメ金でしたけど。」
すると近くを通りかかったチューバを持った先輩が話しかけてきた。
「原田。誰こいつ?」
「大丈夫。斉藤気にしないで。」
負けずに洸は言い返す。
「すみません。俺、部活本気でやりたいんです。ホルン好きなんです。」
斉藤と原田は顔を見合わせる。すると二人は笑い出す。
「はははっそんなことか。もちろん俺らは真剣だよ。」
すると部室にいた部員の先輩たちが注目する。
「とりあえず座りなよ。この子の面倒は私が見るよ。」
するとホルンを持った女性の先輩がこっちにくる。篠宮先輩だと洸はすぐにわかった。
「もう来ないんじゃないかと思った。」
「すみません。」
「同じクラスの小林じゃないか?」
「あっ本当だ。」
「大海。よくわかるな。」
「俺、クラスメイトの顔はすぐ覚えられるんだ。だから社会人になっても苦労はしないと思う。」
「嫌なスキルだな。」
小林はそのまま階段を登る。
俺たちに気付いてないのか。一人で部室に入っていく。
洸と大海も二人でそのまま追いかける。
部室に入ると数名の生徒がそれぞれ楽器のところで体験ブース的な感じでやっていた。
もう3日前だからだろうか。コンタート前に比べると人は少なくなっていた。
小林はもうすでにフルートのブースに行っており2人は扉前でどこにいくか悩み中だった。
「おっ!新入生!来たね。あれ君、確か。」
見たことない先輩だった。
背は高くドラムスティックを二本持っていた。パーカッションの先輩だろうか。
「どうも。」
「今日、どうする?といっても経験者だもんな。そうだ一緒に曲でも吹く?」
これでは前と変わらない。
「すみません。俺今日は話を聞きにきたんです。」
「ん?そうなの?」
「目標を聞きにきたんです。北浜は吹奏楽のコンクールでもそこまで強くないですよね。去年は県大会でダメ金でしたけど。」
すると近くを通りかかったチューバを持った先輩が話しかけてきた。
「原田。誰こいつ?」
「大丈夫。斉藤気にしないで。」
負けずに洸は言い返す。
「すみません。俺、部活本気でやりたいんです。ホルン好きなんです。」
斉藤と原田は顔を見合わせる。すると二人は笑い出す。
「はははっそんなことか。もちろん俺らは真剣だよ。」
すると部室にいた部員の先輩たちが注目する。
「とりあえず座りなよ。この子の面倒は私が見るよ。」
するとホルンを持った女性の先輩がこっちにくる。篠宮先輩だと洸はすぐにわかった。
「もう来ないんじゃないかと思った。」
「すみません。」
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