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84 クラーケン討伐開始

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ミサイルを護衛艦が発射してクラーケンに着弾すると、16式による一斉射撃が開始された。それと同時に普通科と米兵による弾幕射撃も開始された

「”KKKKKGGGGOOOOOOO!!!!!”」
「こりゃ…相当イラついてるな。ルビーとサファイアを連れてこなくて良かったな」
「”こちら朝山、指示を待つ”」
「”こちら暁、徹甲弾にて頭部に主砲発射。撃ち続けろ”」

何十発もの砲弾やミサイルで瀕死のクラーケンに、追い打ちで護衛艦の主砲から徹甲弾が発射される。徹甲弾はクラーケンの肉をエグリ取り、頭が吹っ飛んだ

「”こちらニンジャ、AKオクレ”」 
「”こちらAK、ニンジャオクレ”」
「”目標生物の動きは無し、断面に宝石のような物が露出、以上報告終わり、オクレ”」
「”了解、全部隊に通達、状況終了、速やかに火器を落として待機、オーバー”」

全車両が戦闘態勢を解き、待機した

「さて…次は海賊の討伐だがそれは侵略をしてきた段階で対処しましょうか」

これは…何ということだい。本当にすぐにクラーケンを倒してしまったではないかい。て事は近くにこ奴らの基地を立てたらここは安全…魔物の心配をしなくてもいいのか…

その夜、村での宴会が開かれた

「やっとだ!やっと漁が安全にできるぞ!」
「愛してるぜ来てくれた兵士たち!」
「にしてもあの兵士たち酒飲まないな…いつでも戦闘態勢だぜ?」

自衛隊と米軍は海上の警備をして警戒態勢を常時していた

「すみませんが村長、海賊の武装などを教えてもらえないでしょうか?」
「っ…。あれは悲惨だった。棒のようなものから音と煙が出て気がついたら隣りにいた若いのが倒れてたんだい…。魔法ではなかった。お前たちが持っているそれと同じ音だった」

それはもしかしなくても銃だ…こんな異世界にまであるとはな

「それは一回鳴ったら時間が空いてまた鳴りましたか?」
「ああ、そうだよ」
「火縄銃…それかフリントロック式かパーカッションロック式だな。どちらにせよ銃は確定だ。”全部隊に告ぐ、海賊は銃を使ってくることがわかった。大砲や魔法なども予想されるため、警戒態勢を厳とせよ”」
「”こちら護衛艦あさひ、了解した”」
「”こちらニンジャ、了解した”」
「”地上部隊了解した!”」
「村長さん、海賊は前にいつ来ましたか?」
「一週間は見てないね。多分こっちが整い始めた時に収穫しに来るよ」

もうすぐで来るということかな…。なんにせよ防衛戦をしなければ…

「”こちらAK、機甲科に告ぐ、砲撃などの攻撃を受けた際にはこちらに報告をしろ。弾はAPを使用。以上、終了”」

※AP弾とは、徹甲弾の略で、弾頭は硬く、装甲を貫くための弾


二徹三徹は大丈夫だとして、問題はどこにいるか、どのように攻めてくるかだ。だが、なぜ銃を持った相手は一旦引いたんだ?そのまま制圧すれば良かったのに…一応確認を入れておくか
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