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82 海の幸を取りに

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「ラーメン美ッ味い!!!」
「唐揚げがいい味出てる!」
「パスタ久々に食った!!!やっぱり美味い!!!」
「美味そうだな…じゃんけん勝てたらなぁ…」
「腹が!腹がとてつもなく鳴ってる!」

もちろん料理は好評で、多めに作ってあった料理が一瞬でなくなった。そして次の日

「さて、今日は海の幸のルート確保をします。部隊編成はこっちで決めてしまったので、これで行きます」

部隊は米軍で構成していて、もしもの戦闘のため、慣れている兵士を入れた。暁たちは早速ハンヴィーと大型トラックで海に向かった

「”ボス、2時の方向に港見えました”」
「”わかった。引き続き警戒を強めよ”」

舗装されてないガタガタ道を進んで海に向かった

「ここがこの世界の海か…あっちの世界の海とは比べ物にならないぐらい綺麗だな。汚染がない海はこうも綺麗とは…」

兵士もこの海の綺麗さに圧倒されて口が開いていた

「あんたら、何者だい!」

住民の老婆一人が暁に話しかけてきた

「我々はクラスト王国の防衛を担っている者です。私は日本国航空自衛隊特殊部隊の暁神楽と申します。こちらは同行してもらったアメリカ合衆国海軍です。我々はここの海の幸を定期的に取引させてもらえないかと交渉しに来ました」
「私はここの長みたいなもんだ。交渉はそれだけかい?」
「わがままを申しますと、少し離れたところに我々の基地を置きたいと思っています」
「メリットはなんだい?」
「もし荒事、海賊、魔物などが現れた場合にその治安維持をいたします」
「…。武力はどれぐらいだい?」
「大型魔物が来ても早くに対処可能です」

老婆は考え込むと二つ条件を出してきた

「二つの条件をクリアできたらいいさ。一つは近辺に潜んでいるクラーケンを殺してほしい。二つは海賊の被害が拡大してね…それを潰してほしい。もう何人も死んでいる…悲しいことだ」
「わかりました。では契約書にサインしていただいた後に部隊を編成次第作戦実行に移ります」

契約書にサインを貰った後、無線で艦と陸上部隊を呼んだ。数時間すると呼び出した全部隊が集合した。その間に暁たちは仮設テントや弾薬類、ヘリなどを交換した
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