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34 手配

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「う~ん…あ、暑い…」

布団の中を見てみると、ルビーとサファイアが暁に抱きつきながら寝ていた

「いつものことだが、どうして入って来るのか…」

暁は二人の頭を撫でると、手をどけて朝食の用意をする。しているうちに、子どもたちや二人も起きてきた

「さぁ、召し上がれ!」

今日の朝食はフレンチトーストだ。だが、昨日のうちから漬けておいたから良く染み込んでいるはずだ

「「「「美味しい!////」」」」

みんなが皆口々に美味しいと言っていた。食べ終わって後片付けを終えると、暁は質問をした

「みんな、家に帰りたくないか?私は帰りたい人には帰宅ルートをあげられる。帰りたい人は手を上げてほしい」

すると、男子が全員手を上げた

33人中9人の男子全員が手を上げたか。残り全員女子だが、なぜ男子だけが帰るんだろう…まぁ、後でこっそり聞いてみるか

「わかった、では少し待っててほしい。その間にゲームでもしてて待っててね」

リバージと将棋、飲み物やお菓子などを出して子どもたちには待っててもらった。そして、暁はお城へ向かった

「・・・というわけでオリステラ、子供たちを家へ帰してあげたいから手配をしてあげてほしいんです」
「なるほど…わかりました。後でそちらに馬車を用意して向かわせます。それと、あのダンジョンの事も良くわかりました。でも、これからは勝手な行動は慎んでください?」
「わかりました。それでは失礼します」
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